採り立て枝豆を堪能する(塩茹で編)
カテゴリー: 料理:野菜・果物
週末の昼下がり、庭の草むしりをしたら、所さんじゃないけどかなりグロッキー。シャワーを浴びて麦茶を飲んで寝っ転がっていた時に釣りの師匠である7爺様から「今、家にいるか?」とのメールが入りました。この暑いさなか蔵王での仕事帰りにちょっと寄るとのことでした。そうしたら、まあ、なんということでしょう。美味しそうな枝豆が2束も。今朝、蔵王で収穫されたばかりの枝豆だそうです。根には寄生している窒素固定バクテリアの根瘤が見えますね。これがあるから豆は痩せた土地でも育つのです。本当にありがとうございました。m(..)m
よく見ますと、毛の1本1本もしっかりしています。さすが、鮮度の良い豆は違いますね。
さっそくもいで、鮮度の良い内に茹で上げてしまいましょう。それにしてもすごい、洗面器2杯分もの枝豆になりました。塩茹でだけでなく、ずんだにも使えそうです。
まず、塩茹でにしてビールのあてにする分は、豆が3個入った形の良いふっくらした鞘を選び、その両端をハサミで切り落としておきます。
これは茹で湯の塩分が豆に染みやすいのと鞘から豆が出しやすいからです。それに見た目もきれいですしね。
どんな前処理をしても茹で方がいい加減では枝豆の真価は発揮されません。
好みにもよりますが、茹で湯の塩分は大体3.5~4%、1リットルに塩が35~40gです。茹で時間も重要で鞘の色、豆の硬さを勘案し、沸騰した湯に投入してから、3分45秒~4分15秒以内で茹で上げます。鮮やかな緑になりましたら、箸で摘まみ出して豆の硬さを確認します。余熱も計算して少し硬めに感じるくらいでよいのです。
茹で上がったら、直ちにザルに揚げ、団扇で扇いで熱を取ります。
この時、冷水に放したら、鞘の中にまで水が入り、塩気が抜けてしまいます。冷却を怠ると鞘の鮮やかな緑がどんどん鈍くなってしまします。
さて、冷凍庫で冷やしたグラスにビールを注ぎ、枝豆で乾杯です。
と言っても、呑むのは私だけなんです。からっきし下戸な細君は麦茶で枝豆を食べています。塩なしのお湯で茹でて、茹で上がりに塩を振ることもありますが、これでは鞘に付いた塩気を舐めながら枝豆を食べていることになり、塩味の付いた豆の美味さはわかりません。
茹で上がりのまだ温かい枝豆も美味しいのですが、冷めて塩味が豆全体に馴染んだ方が数段上のように思えます。
手間をかけて茹でた枝豆は格別です。それもありますが、やはり畑から直行で届いた鮮度抜群の枝豆であることが一番ですね。
塩茹でした枝豆は食べ始めると止まらないのが欠点です。あるだけ食べてしまいそうなので、袋に小分けして冷蔵庫で保存します。これで数日は楽しめそうです。7爺様には暑い中、抜き立ての枝豆をお届け下さいましてありがとうございました。なお、最初に選別した残りの豆はずんだ餅や料理に使ってみたいと思います。記事が長くなりますので次の記事でご報告いたします。 ← ランキングに登録中です。クリックでご声援お願い致します。
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