(9)水上バスでふるさと村

カテゴリー: 紹介:加工食品・調味料

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 今、私たちは信濃川ウォーターシャトル(水上バス)で遡っています。乗船するまでに一波乱ありましたので、全員、安堵感で気が抜けた状態となっています。^^ 前記事、前々記事でご報告しましたように、新潟食べある記の2日目は、朝から古町の中華のカトウさんに伺い、朝ラーメンを頂きました。さらにその足で白山朝市に歩いて向かったのですが、これがまた、想定外に遠かったのです。万代口のホテルを出て、古町経由で白山ですと4km近くもあったのでした。誤算で皆さんにご迷惑おかけしました。


 


 


 乗船時間が迫ってきていましたので白山からはバスでホテルにトンボ返りし、荷物をまとめると信濃川に向けてまた1Kmほど駆け足です。乗船時間を1分ほど過ぎて桟橋に到着。
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 船の姿はどこにもありません。やっちまったぁ・・・。ところが、乗船時間は9:00だとばかり思い込んでいたのですが、看板の運行ダイヤを見ますと、9:10ではありませんか。ラッキーと言いますか、早とちりと言いますか。みなさま、朝から5Kmも早歩きさせてしまい、申し訳ありませんでした。


 


 ほどなく、ウォーターシャトルがやってきました。宇宙船のようでなかなか格好いい船体です。
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 旅客定員100名のベアトリス号です。これから、信濃川を遡って、新潟ふるさと村まで43分間のクルージングです。

 

 


 松島の観光船と比べると高さがなく、平べったい船です。おっ、キャビンアテンダントさんも乗っているんだ。
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 ちょっと前までのハラハラドキドキがワクワクに変わっています。^^


 
 



 船の高さがないわけは、ご覧のようにいくつものを潜らなくてはならないからです。海に近いので満潮時には水面も上がりますしね。
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 ご存知のように信濃川は日本一長い川で、全長367Kmもあります。源流は長野県川上村、甲武信ヶ岳山麓から流れ出します。長野県内では千曲川と呼ばれ、犀川と合流し、新潟県内に流れ込みます。長岡市を過ぎる辺りから、日本海より10~20Km内陸を海岸と平行に流れ、新潟市内で海に注ぎます。


 この信濃川は相当の暴れ川で、河口に近い越後平野では昔から度重なる氾濫で大きな被害が続いていました。そこで、1922(大正11)年、河口から50km上流の長岡市から大河津分水路(9.1Km)を掘削して日本海に流しました。そのため、分水地点から下流の信濃川は水量が減り、川幅が狭まって新たな土地も造成されています。

 
 さらに、河口から10Kmの平島地区にも1972(昭和47)年に全長1.8Kmの関谷分水路ができ、信濃川は全部で3つの河口を持つ河川となったのです。これらの治水事業により、越後平野は全国有数の米所となり、煎餅や日本酒の生産地としても発展していったのでした。治水により産業が飛躍的に発展した代表的な事例と言えますね。

 


 さて、ウォーターシャトルに戻ります。キャビンは想像以上に豪華でした。
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 ここで朝からの強行軍の疲れを癒します。雨が降っていますが、川沿いの風景がビル街から田園に変わっていく様をボーっと眺めています。

 



 こういうシチュエーションだと、どうしても欲しくなります。^^
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 朝の強歩で失った水分の補給です・・・。と尤もらしい言い訳をしておきます。^^


 


 葦の河原に出来た小さな桟橋に降り、土手を上りますと目の前に新潟ふるさと村が見えてきます。
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 左の建物が歴史資料館やグリーンハウス(温室)のあるアピール館、右の緑の屋根の建物が物産を販売するバザール館です。


 

 
 ここはアピール館とバザール館の手前に位置するエントランスドーム
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 ここから渡り廊下でそれぞれに行けますので、雨でも傘が要りません。

 


 

 まずは、アピール館で新潟の郷土史を勉強します。
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 入るとすぐに子供たちの乗った山車が出迎えてくれました。運よくイベントの日に当たったようです。

 



 北に長い新潟県は上越、中越、下越、佐渡の4地域に区分されます。
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当然ながら京都近い方から上越後ですね。天気予報もこの区分で解説されますが、他県の人間には新潟市のある北部が上越と勘違いしてしまいそうですね。それと、間違いやすいのは、上越新幹線上越を通過しないのになぜ上越新幹線なのでしょう。実は並行して走る上越線と同じく、上州(上野国)と越後を結ぶ線という意味なんです。


 


 

 明治から昭和の時代の雪国の暮らしぶりが再現されています。
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 大正時代の街並みを再現した通路もありました。ふるさとシアターもあり、新潟の四季が鑑賞できるのですが、時間がなく断念しました。

 

 

 アピール館から眺めたふるさと庭園です。信濃川が日本海にそそぐイメージで造られたそうです。
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 写真ではわかりませんが、新潟特産の錦鯉も泳いでいました。後方には新潟の農家をモチーフにした体験館や展示館が見えます。


 
 


 

 一方、こちらはお向かいのバザール館です。新潟の美味い物がぎっしりです。
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 自然と鮮魚コーナーに足が向いてしまいます。ズワイガニが歓迎してくれます。


 

 

 昨晩も頂いた本場の南蛮海老(甘えび)です。
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 それにしても安いですね。冷凍ではなく、地元佐渡の生鮮物でこのお値段です。買っていきたいところですが、まだまだ道中は長いのです。

 

 
 

 貝類も豊富ですね。宮城では獲れないサザエがごろごろ並べられている光景は旅を感じさせます。
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 一番手前は以前の記事でも触れましたコタマガイですね。


 


 これを見て下さい。正しい名称はコタマガイですが、こちらでは平アサリと呼ぶようです。
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あれ、ちょっと待って、これ宮城県産となってますね。宮城じゃほとんど食べないコタマガイがこちらでは平アサリとして、売られているのです。食文化の違いを感じさせられますね。

 




 

 一方こちらは、本当のアサリ。愛知県産ですが、本アサリと書いてあります。
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 アサリに敢えて本を付けるところから、新潟ではアサリの形をした食用二枚貝をアサリで括っているようです。白山朝市では、ウチムラサキが大アサリとなっていましたし。

 


 


 ちなみに、ムラサキイガイ(ムール)もホタテガイもカツオも宮城県産でした。ご愛顧ありがとうございます。^^
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現在は国内でも産地表示がJAS法で義務化されていますので、陸送物は出どころがわかっちゃうんですね。ちょっと、淋しさも感じますけどね。観光市場が有名な寺泊でも近年、客の増加とニーズの多様化に伴って県外産が大部分を占めるようになったと聞きます。消費者も種類が少なくても地元の水産物だけで満足するようにならないと、旅先で買ってきた物が自分の県の産物だったりする事態も起こります。


 



 鮮魚コーナーから土産物コーナーへ移ります。
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 新潟と言いますと、やはり米菓がお土産の横綱格でしょうね。


 




 柿の種の本場だけに、様々な種類が並んでいます。
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 これもお土産にいくつか買い込みました。新潟土産につきましては最後の記事でまとめてご紹介する予定です。

 



 新潟の果物の代表は西洋ナシのル レクチエ(Le Lectier)なんですって。
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 生産量ではラフランスに及びませんが、斑点のないきれいな果皮や甘い香りがセールスポイントとのこと。出荷時期は11~12月なので、この時期はお菓子などの加工品がお土産に良さそうです。

 



 ル レクチエのサイダーを見つけました。これを頂きながら一休みしましょう。
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近年、様々なご当地サイダーが売り出されています。ル レクチエの栽培はほぼ新潟に限定されますので、正真正銘のご当地サイダーですね。容量の割には高め(250ml、221円)ですが、新潟でしか飲めませんので、1本行っておきましょう。西洋ナシ特有の甘い香りが鼻に抜けます。


 

  
 
 


 さてさて、新潟食べある記の2日目も朝からハードな展開となっています。新潟ふるさと村でもよく歩きました。この後もまだまだ課題があります。最後まで頑張ってこなしていきましょう。新潟ふるさと村を買い物しながらじっくり見て回るには少なくとも2時間は要するでしょう。今回は利用しませんでしたが、バザール館の2階はレストラン街となっており、へぎそばやたれカツ丼などの郷土料理やラーメンも味わえますよ。
 

 

 

 

 


ウォーターシャトル http://www.watershuttle.co.jp/



運行ダイヤ・料金・乗り場等につきましてはHPでご確認ください。
 

 

 

新潟ふるさと村http://furusatomura.pref.niigata.jp/



所在地:新潟県新潟市西区山田2307 
電 話:025-230-3000・3030 
営業時間:9:00~18:00(季節により変化ありHP要確認) 
定休日:無休 
駐車場:あり 入館無料






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2009/06/09(火) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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kazu

URL | [ 編集 ] 2010/08/08(日) 00:35:56

産地表示ね~
小田原に行った時、アジの開きが「今時分は、日本海産の方がいいよ~」
と店の人が正直に言っていたことを、思い出しました。
逆に、南房総で「とれたてを天日干ししたものだよ」と言われて購入し、
痩せた身に裏切られたこともあります。オランダ産の方が身厚でした。しっかり目利きせねば・・・
ところで、並んでいたカニ、紅ズワイガニでは?
以前、寺泊で、夏、「今時、カニ大丈夫なの?」と聞いたら、
「深海から上がるんだから、大丈夫だよ」との言葉に、妙に納得しちゃったこともあります。ん?

ガイド役ごくろうさまです。これだけ歩かされたら、苦情も出たのでは?
札幌で、同行したクライアントに「近いですから」と言われ、
ホテルまで30分近く歩かされたことがあります。
得意先だけに文句言うわけにいかないし・・・

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/08(日) 07:42:05

kazuさん お暑うございます。

 本日もこちらは32℃になる見込みです。
以前、東京に住んでいた頃より暑く感じます。

 ズワイかどうかは、全然、気にしませんでした。
この時期ですと、すべてボイル冷凍なので、色での
判別は難しいですね。ただ、腹面まで赤いので
たぶん、ベニでしょうね。回りの商品の価格帯から
しても本ズワイは置かないでしょう。

 朝からの苦行、、、皆さん優しい方々で決して
文句を言わないし、黙々と歩かれましたよ。それ
だけに辛かったです。^^

愛酒る会

URL | [ 編集 ] 2010/08/08(日) 11:03:18

サエモンさん、おはようございます。
新潟満喫(キツイ?)ですね。^^

歴史的な裏づけと食文化の考察は、いつも感心させられます。

カツ丼、酒風呂、お土産も楽しみです

そういえば、昨日が立秋ですから、今日から

残暑お見舞い申し上げます


サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/08(日) 13:17:59

  愛酒る会さん お暑うございます。

 そうですか。この猛暑も残暑なんですね。
それにしても今年は凄すぎます。日本だけじゃ
なくて世界中で異常事態になってますね。
なんとか、秋まで熱中症にならないよう無事に
過ごしましょう。

 新潟レポート、記憶が薄れる前に早く書かねば
と思いつつも暑さで頭がぼぉーとして筆(キータッチ?)
が進みません。^^ 何とか、今月中には書き終えたいと
思っているんですけど・・・。
 

おお

URL | [ 編集 ] 2010/08/08(日) 20:29:56

ウオーターシャトルって、新潟の数少ない観光スポットを回るにゃすこぶる便利。
でも、地元の人はまず使ったことないんですよね。
飲みものサービス付きとは知りませんでした。
肝心のCAさんの写真がないですね?

ふるさと村は新潟県の物産を一軒で見てもらうには最適と思いご案内しました。
ただし2階のレストラン街はあくまで団体客向け。
少人数でしたら街中で食べた方が無難です。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/08(日) 21:40:29

  おおさん こんばんは。

 そちらも暑いですか?まったく、東北が熱帯に
なってしまったようです。熱中症が怖くて釣りにも
行けません。

 ウォーターシャトルのドリンクは有料でした。
水分補給にちょっとね。^^

 ふるさと村、良かったですよ。短時間で新潟の
物産が見て回れて、大変勉強になりましたし、多くの
発見もありました。

 2階には予約制の団体客専用食堂のほかにも
一般向けがあると思ってました。時間があれば、
街中探訪がベストですよね。











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