(3)新潟の銘酒を都屋で試飲 

カテゴリー: 紹介:加工食品・調味料

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 久保田、麟辛、八海山、緑川、雪中梅、亀の翁、雪の宝山・・・名だたる新潟の銘酒がずらり。これらの特約店である酒屋さんにおおさんが案内して下さいました。期待で胸が膨らみます。日本酒(清酒)の味を左右する要素として、酒米、麹、酵母、水、杜氏がありますが、酒所と言われる地方は古くからこれの条件が揃っていたわけです。宮城も酒所ですが、新潟はこれらに加え、醸造に適した自然環境という要素もあるのです。

 

 新潟
はご存じのように降雪地帯であり、冬は酒蔵も雪で覆われます。これが、安定した低温と湿度を維持することになり、酒の発酵や熟成に好条件となるのです。新潟の酒というと越乃寒梅や上善如水のようなさらりと清冽で淡麗辛口な酒を思い浮かべる方が多いかも知れませんが、実は多様な味わいの酒が揃っているのです。新潟食べある記第3弾はおおさんご推奨の酒屋さんで新潟の酒を勉強します。

 



  

 案内された酒屋さんは新潟市の郊外、中央区親松にあります都屋さんです。5年前(2005年)に築100年以上のを移築してこのような洒落たお店に改装されたそうです。
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 蔵の部分は恒温保蔵室となっており、アーチ状の屋根の部分がお店です。モダンジャパネスクとでも言うのでしょうか、日本の伝統的な建築に現代のデザインを融合させた個性的な店構えです。

 
 

 


 店内を見上げますと、再利用された太い梁が組まれています。
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下の写真の梁には、明治二十?歳四月の文字が読み取れます(画像はクリックで拡大します)。蔵に使われていた材だったのでしょうか。この位置にこれを使うとはなかなかの演出上手ですね。きっと名のある建築家による設計なのでしょう。


 



 

 店内から格子戸を開けて蔵に入れます。入口にはいって蔵っしゃいね・・・新潟の方言でしょうか。
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初代社長、現会長の坂上さんが暖かく迎えてくれました。新潟の酒についてとうとうと語ってくれます。現在は息子さんの重成さんが社長を継いでおります。初代の頃の都屋さんは酒類の他に食品全般を扱う小さなスーパーのようなお店だったそうです。時代は変わり、大型のスーパーやコンビニが全国的に広がると町の酒屋さんから客が離れていきました。

 
 そこで、重成さんは、本物を求めるお客様語らない真っ当な生産者を繋ぐ伝道士になることをコンセプトに、日本酒の持つ魅力と必要性を伝えていくことで社会貢献をしようと心に誓ったそうです。

 



 

 15℃に保たれた蔵の中には呑兵衛垂涎の銘酒がズラリ。。
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もちろん、空調で温度を一定に保っていますので、冬は暖かく、夏はひんやり感じます。この蔵の中のお酒を眺めているだけで、新潟の銘酒を知ることができます。そういえば、都屋さんにはビールやウイスキー、ワインなどは当然ながら、置いてないのですが、若干ですが味醂や醸造酢はありましたね。




  

 蔵から出てきますと、会長さんが試飲の準備をして下さいました。
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 左から爽やかな吟醸香の久須美酒造純米吟醸生貯蔵酒亀の王、吟醸に限りなく近い八海醸造の八海山特別純米原酒、そして、酒蔵見学で偶然発見した大古酒を買い取り都屋ブランドとした古雅の3種類。

 


 


 この琥珀色に輝く大古酒は、もう清酒というより、紹興酒に近い味わいとなっています。
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 日本酒もエイジングにより全く違う飲み物になってしまうのですね。その変化の大きさにびっくり仰天。

 


 


 お店には都屋さんオリジナルの利き猪口がありました。
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八海山の瓢箪ボトルと猪口がセットになったものもありましたので、自分のお土産に購入。^^ これ、呑兵衛の友人へのお土産にも最適ですね。

 





  おもいろいろ買おうと思ったのですが、これからの行動を考えると躊躇します。宅配という手もあるのですが、送料を考えるとあまりお得感がありません。
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 会長さん曰く、清酒は一升瓶で仲間と組んでまとめ買いするのが一番得と通販用パンフレットを下さいました。帰宅後、新潟で飲んだ酒を思い出しながら、注文することもできます。六升もまとまれば、送料は一升200円程度で済みますよ。

 

 

 新潟で町の酒屋さんから地酒の伝道士として起死回生した都屋さん。現社長の坂上重成さんの並々ならぬ日本酒探求にはただただ圧倒されました。その重成さんのお父上、会長さんは仕事柄、高い吟醸酒も飲まれるのですが、日頃は一升2000円以下のお酒を飲んでおられるとか。新潟はこのような低価格の品にも美味しいお酒があるそうです。酒米の精製度合も普通酒でも吟醸並みの55%なんてのがあるそうです。しかも、冒頭のように米、水、気候が酒造りにぴったりなので、どれも美味しくできるのでしょう。新潟県民は他県のお酒を飲む必要がないそうで県内の酒だけで幸せな人生が送れるそうですよ。羨ましいですよね。




 地酒の都屋

  

所在地:新潟県新潟市中央区親松2-3  
電 話:025-285-0761 
営業時間:8:00~19:00(日、祝10:00~17:00) 
定休日:無休(盆、正月除く) 
駐車場:4台






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2009/06/03(水) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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おお

URL | [ 編集 ] 2010/07/17(土) 15:03:08

こんにちわ。
この日二代目の若旦那は不在。ご対応いただいたのは初代の社長さんでした。

ワタシとしてはちょろりさんの反応が気になるところです。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/07/17(土) 15:09:43

  おおさん 。こんにちは。

 先日はお疲れさんでした。
 そうですか、記事を書きつつも少し時代が
合わないなと思っていました。すぐに会長として
訂正いたします。

 そうですね、ちょりさんの口に合わなかったのでしょうか・・・。

ちょろり

URL | [ 編集 ] 2010/07/17(土) 16:12:26

おおさん、サエモンさんこんばんは。
その節は有難うございました。(風車さんも)

6~7月は少し忙しくて、じっくりと家飲みできる日がなかなか取れませんでした。

八海山は20年くらい前から偶に飲んできましたが、
最近さらに美味しくなったと思う銘柄の一つです。

先日ようやくこの特純を味わわせて頂きました。
サエモンさんの仰るように純吟並みのキレがあり、
しかも純米の旨みもたっぷり感じられます。
飲み飽きしない美味い食中酒でした。
刺身、冷奴でイケてました。

古酒のほうは何と食べ合わせようか考えながら、飲む機会を伺っております。
飲んだらご報告しますね。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/07/17(土) 17:16:58

 ちょろりさん 感想を督促したようで申しわけ
ありませんでした。でも、嬉しい評価で安心しました。

 大古酒は味よりレアさを楽しむものだと思います。
日本酒好きの人が集まった時に話題として活躍
するのではないでしょう。参考までに味わいは紹興酒です。
果たして、マリアージュには何が選ばれるのでしょう。
楽しみです。^^

kazu

URL | [ 編集 ] 2010/07/18(日) 14:44:01

すごいですね。長野・大町の酒の博物館(まだ)あるのかな?)顔負けの、
品ぞろい。第三のビールなんて買いに行けませんね。
大古酒初めて知りました。紹興酒似とは、甘味があるということかな。
色的にはアイスワインのよう。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/07/19(月) 07:54:14

  kazuさん コメントありがとうございます。

 そうなんです。ここに行けば新潟の美味い酒が
短時間で把握できます。こだわり親子が気に入った
美味い酒しか置いてませんので。

 本当に日本酒とごく僅かな味醂やお酢しか置いて
いません。コンセプトのとおり、日本酒ファンと日本酒を
知りたい人のためのお店なんです。

 大古酒はほとんど甘みを感じませんでした。確かに
色はアイスワインでも甘味はさらりとしています。
この辺の表現はちょろりさんのコメントを待ちましょう。^^











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