父の日に秘蔵酒十四代
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先週末、所用で東京に行ってきました。倅の下宿に転がり込んだのですが、仕事が相当忙しく夜遅くにしか帰ってこないそうです。そんではと、付近を散策することに。東京でも、練馬区や杉並区にはまだまだ緑が多く、このような大きな池も点在します。この池は富士見池といいまして、練馬区立武蔵関公園の中にあります。私がかつて住んでいた家からも近く、子供の頃は、よく自転車で釣りに来たものです(現在は釣り禁止です)。
井の頭公園や石神井公園の池と同じく、武蔵野台地の湧水が水源でしたが、いまはどうでしょう。
ボートで遊べるのも他の池と同じですね。昔から救命胴衣なしに漕いでますが、考えてみると危険ですね。
池を一回りしていますと、望遠レンズを付けたカメラの林が出来ていました・・・・。
たぶん野鳥を狙っているのでしょうけど、みんな一点に集中しています。伺ってみますと、カワセミがいるらしいのです。東京都区内でカワセミが見られるのですから、立派なものです。その気になれば自然は残せるのですね。
さて、近くのスーパーで適当なつまみを買って戻り、一人でちびりちびり。眠くなったのでそろそろ寝るかと思った矢先、倅が帰ってきました。すぐに届いていた宅急便の箱をガサガサ開け、取り出したのがこれでした。
秘蔵酒十四代。父の日のプレゼントだそうです。そんなものは、今まで一度ももらったことがありませんでした。給料をもらえる身分になったので、ちょっと奮発したらしいのです。
十四代は謂わずと知れた山形県村山市の高木酒造の銘酒です。十四代には様々な種類がありますが、こんなのがあるのを知りませんでした。
山形の知人に頼んで取り寄せたのだそうでそうです。一体、どんな味がするのだろう。
コルク栓の日本酒なんて初めて見ました。
愛山という酒米を40%まで精製して醸造した大吟醸。しかも、低温で1年以上保存した古酒とのことです。
いい加減酔っていたのですが、せっかくだから二人で味見することに。
お土産に持ってきたマグロの剥き身と笹蒲鉾をあてにします。
なんと、すごい酒です。吟醸香がほんわりとなにかに包まれたように柔らかで、角が全くない滑らかさを極めたお酒です。
以前、日本酒の古酒を飲んだ時はひねた臭いがあまり好みじゃなかったのですが、このような古酒であれば、完全にストライクゾーンです。
倅は久々の宮城の味覚に満足したようで、マグロの剥き身2人前をぺろりと平らげてしまいました。
やはり、東京では美味しい魚に飢えていたようで、早くも宮城の魚が恋しいそうです。そりゃそうだよね。離乳食の頃から釣り立ての魚で育ったんだから。^^
予期せぬ父の日のプレゼント、しかも東京で山形の地酒とは、倅もなかなかやりますね。奮発したと言っていたので、帰ってきてから調べてみましたら、さらに仰天。予想していた価格の軽く倍以上もするではありませんか。あちゃー、素面の時にじっくり味わって飲むんだったなぁ。すいすい飲んでしまいましたよ。それにしても、泣けるくらい美味しいお酒でした(;;)。今度の上京には新鮮な魚をいっぱい持っていってあげましょう。

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