待望の筍が届きました
カテゴリー: 料理:山菜・筍・茸
お付き合いさせて頂いている農家の方が、毎年、この季節に掘り立ての筍を届けて下さいます。竹林を持って持ってらっしゃって、5月は毎朝、竹林のパトロールだそうです。立派な筍で感激です。早速、米糠を買ってきましょう。
まだ、付着している泥が湿っています。
根元に並んだいぼいぼ条の小さな根が可愛く見えます。人によっては気味が悪いそうですが。いずれにしろこの部分は硬いので食べません。
根元の硬い部分と先端を切り落とし、縦に皮ごと切れ目を入れて、7~8枚ほど皮を剥いてから米糠汁または米の研ぎ汁で茹でていきます。
茹で時間は多のこのサイズによりますが、このくらいの大きさなら沸騰してから30分くらいでしょう。根元に菜箸がスッと入れば十分です。その後、冷めるまで放置して下さい。ところで、使っている鍋は米糠汁でも絶対噴きこぼれない山本鍋。麺を茹でる時にも張り付いて見ていなくても良いので作業がはかどります。
茹で汁の中で冷ました筍はまず、刺身で頂きます。
筍の部分部分で異なる食感を楽しみます。アク(えぐみ)も完全に取れてしまいますと市販の水煮筍になってしまします。多少、野趣を感じるくらいに残すのがコツですね。山葵と醤油で頂きます。
これは姫皮の梅肉和え。姫皮の柔らかいところを千切りにします。
梅干しに味醂を加えて叩き、ペースト状にして和えています。これも酒の肴にピッタリですね。
続いて木の芽焼きです。今が盛りの山椒の若葉をふんだんに使っています。
山椒の葉の微塵切りを醤油、日本酒、味醂を合わせた調味液に混ぜ込み、これを付けながら焼きました。
これも毎年楽しみになりました。庄内の郷土料理、孟宗汁です。
いわゆる、筍の粕汁なのですが、味噌と酒粕を半々に調合しました。厚揚げと生椎茸も加えて具沢山の汁になり、ご飯のおかずにもなりますね。
乙味なのが、この筍の粕味噌漬け。酒の前菜に最適です。
酒粕と味噌を同量に味醂少々を混ぜ合わせた床に2日ほど漬け込みました。あまり塩辛くならないようにして、粕味噌を付けたまま供します。これが、驚くほど酒に合います。筍の料理のマイベスト5に入りますね。
筍料理は3日ほど続きましたが、筍は一度に何品も食べるものではありませんね。少なからず、えぐみは感じますし、また、えぐみが全く感じないのでは旬の筍を食べている気もしません。えぐみの正体はシュウ酸ですから石持の気がある人は特に要注意です。何事もほどほどにでしょうか。と言いつつも3日食べ続けているのですから困ったものです。幸いまだ体内から石は検出されないので安心していますが、着々と結晶化しているのかもしれません。よし、ビールをたくさん飲んで洗い流そう。^^


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