(18)寝酒にこっそりマッコリ・・・コンビニで買える酒肴
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シリーズ韓国食聞録も終わりに近づいてます。どん欲に外食を続け来ましたが、毎晩、酒盛りだったわけではありません。夕食後に部屋で洗濯をしたり、入手した情報の整理なども行っています。そんな日ぐらいは休肝日にすれば良いものの、飲兵衛の性で一段落すると、ホテル近くのコンビニへと酒肴の調達に行ってしまうのです。^^
ところで、この写真の真ん中に写っているペットボトルは17茶というお茶です。日本が十六茶(アサヒ飲料)なら、それの上を行く17だという対抗意識が露骨に見えていて、大変、微笑ましく感じました。^^ 因みにお値段は日本とほぼ同じく約150円。右のマッコルリ缶はたったの80円でした。
寝酒の買い出しも兼ねて、少し夜のソウルを歩いています。ここはソウルでも若者に人気の明洞(ミョンドン)です。
耳を澄ましていると、必ず、日本語が聞こえてきます。日本語の看板も所々に見えますよ。
この光景なんか、東京の新大久保ではないかと思ってしまいますよね。^^
完全に日本人観光客をターゲットとした経営をされています。韓流スターブーム以来、日本のマダム達がここ明洞でどれだけお金を使ったことでしょう。
日本人に人気の焼肉店やジョン(卵の付け焼き=韓式ピカタ)の専門店もあります。
看板の色使いが日本より少しビビッドな印象を受けますね。
路地には韓流スター関連グッズを販売する露店がありまして、これまた日本の女性が群がっておりました。
情けないことに、韓流スターと言ってもヨン様とチェ・ホンマン選手くらいしかわかりません。
さてさて、今晩の酒肴は、こんな物を仕入れてきました。
お酒はペットボトルのマッコルリ720mlです。コンビニで普通に売ってます。韓国にもファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップ等があり、商品構成やシステムが日本とあまり変わりがありませんので、安心して買い物が出来ます。
つまみは味付きの韓国海苔とコルベンイの缶詰です。
このマッコルリは真っ白で微炭酸、実に爽やかで飲みやすい。あまりドロッとしておらず、ほんのりとした甘さで後を引きます。度数も8度くらいですからボトル空けても大丈夫。^^ 胡麻油の香り高い味付き韓国海苔は日本でもすっかり有名になりましたが、このように酒の肴にさっと食べられるので便利です。
ところで、コルベンイとは日本で言うツメタガイのことです。サーフィンをやるような砂浜で見られる肉食性の巻き貝ですね(参考記事)。
日本ではあまり食用にされていませんが、韓国では料理に使ったり、このような缶詰に加工されます。食感はいわゆるツブと同じですが、味付けは日本のアカガイ(実はサルボウ)の缶詰のような甘塩っぱい醤油味です。辛味は加えておりません。
ちなみに左がソウルで一番メジャーなマッコルリ、長壽です。右はやや茶色がかったマッコルリ。
どちらも微炭酸を感じます。日本で売っているマッコルリのボトルやカートンはこのような炭酸を感じません。長期保存用に加熱して発酵を止めたのでしょうか。それだったら、韓国だって同じことですよね。サラッとして微炭酸が爽やかなマッコルリは日本では飲めないのでしょうか。
実は韓国ではマッコルリはメジャーではありません。日頃、韓国の方が飲んでいるのはソジュ(焼酎)です。
日本でも有名なチャミスルなどの加工焼酎ですね。容量360ml、度数は19.5度でそのまま飲めます。と言いますか、韓国では基本的に焼酎を薄めて飲む習慣がないようです。25度では現代の人間には強すぎるので、近年、19.5度に下げた焼酎が人気のようです。このチャミスルはなにか焼酎だけの味ではないなと思って、帰国してからやまやさんで日本語表記のあるチャミスルを買ってきました。やはり、甘味料などが添加されており、日本ではリキュール類となってしまうのですね。
韓国で一番人気のメクチュ(ビール)は、このハイト。
軽くて、スムーズです。アシアナのスッチーさんもご推奨でした。酒豪の多い韓国では、ビールでは酔えないので、ウイスキーなどの度数の高い酒と合わせて飲むそうです。^^
これはソウルのホテルから眺めた夜景。と言っても目の前のマンションしか写りません。^^
韓国はマンション、アパート文化の国。マイホーム=一戸建ての日本とは違います。郊外にも高層マンションが林立している光景を随所で見かけました。ところで、写真のビルの谷間にポチッと写っているのが、南山山頂のソウルタワーです。八木山のテレビ塔みたいですね。
一仕事終えて、風呂上がりに呑むマッコルリやソジュは旅の疲れを癒してくれます。テレビを見ながら、眠気が襲ってくるのを待つのです。ところで、韓国のテレビも実にチャンネル数が多く、選局に悩みます。日本の状況はNHKが入りますのでニュースは毎晩チェックしていました。FTVという一日中、釣り番組だけを流している局もあり、これはずいぶん楽しめましたね。磯釣りは日本の近代的なスタイルがそっくり輸入されているようで、音声を消すと日本の釣り番組にしか見えませんでした。韓国らしかった釣りはフナ釣りでした。ヘラブナではなくマブナ釣りで何本かの竿を並べて、昼夜問わず待ち続けるのです。韓国には日本の鯛焼きそっくりのフナ焼きという物もあり、フナへの愛着は日本以上と感じました。

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