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みやぎ水産の日 海の幸料理教室 2017.1 【鱈】
カテゴリー: 料理:買い魚

ちょっと壮絶な画像ですが、山形から青森にかけての日本海側北部の皆様にはピーンとくることでしょう。1月のみやぎ水産の日料理教室では東北地方の冬のソウルフード、鱈(タラ)を使った料理をご紹介しました。雄のマダラを1尾購入して、その全てを食べ尽します。^^
本日のお献立は次の3品です。

いつものように、汁物、主菜、ご飯(麺)の3品を作り、夕食としても食べて頂こうという趣旨です。
その前にタラについてのお勉強です。




通常、店頭に並ぶタラはマダラとスケトウダラの2種類があります。その用途の違いや生態、産地や漁獲量などについて解説致しました。
まず、東北地方でマダラと言えば、味噌粕ベースのアラ汁です。山形ではどんがら汁、青森ではじゃっぱ汁などと呼ばれます。

山形県の酒田では毎年1月に寒鱈まつりが開催され、この汁が振舞われます。アラや内臓を取り合わせたどんがら汁セットも販売されます。
昆布だしでアラの部分を先に煮立て、煮えにくい野菜から加えていきます。



味噌と酒粕を溶き入れてから、最後に白子と腑(肝臓)をさっと煮て完成です。
日本海側であれば、乾した岩海苔を乗せるのですが、手に入らなかったので、バラに乾した養殖ノリで代用です。

酒粕も入っていますのでこの季節に最適です。クリーミーな白子やこってり濃厚な肝も入って豪華な汁でもあります。
さて、身の方でも2品作りますが、これらの作り方は別の記事で詳解します。

5.5Kgの雄のマダラですので身の方もたっぷり。
こちらはマダラの切り身を低温でポシェし、薬膳ソースをかけたさっぱり主菜です。


新物の生若布をさっと湯がいて添えました。これも薬膳ソースによく合います。
一方こちらは、マダラの白身とスケトウダラのタラコを使った鱈のいとこパスタです。

種類が違うので、親子パスタとは言えません。^^ なお、このパスタは一切茹でておりません。これの作り方も別の記事で詳しくお伝えします。
さ、タラで作った三品を味わいましょう。


マダラは良質な白身なので、和洋中どんな料理にも向きますね。
水産の日海の幸の料理教室、毎月、その月のお薦めの旬の魚を使った料理を作ります。1年通いますと相当の魚料理を体験することになりますし、調理技術も身に付きます。
毎月第3水曜日の18:00~20:00にメルパルク仙台で開催しています。いつからでも参加することが出来ますが、最少でも3ヶ月単位となります。お問い合わせは下記にまで電話でお願い致します。
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2017/01/26(木) 05:00 | trackback(0) |
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