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大名マークさんから磯自慢の大吟醸が手に入ったので呑みに来いとのお誘いが掛かりました。有り難く馳せ参じ、明るく使い勝手の良いキッチンに久々に立たせて頂きました。本日は前菜、お凌ぎ、蒸し物、〆の麺類の4品を作ります。今ちょうど、前菜の4点盛りが出来上がったところです。
前菜はサーモンの紅葉漬け、白子の胡椒焼き、人参と大豆の白和え、ほうれん草と食用菊の柚香浸しの4点です。




紅葉漬けにはイクラを入れたかったのですが、今年は秋鮭が不漁で品薄気味。筋子(マスコ)をバラして使っています。
以前、サンマの一本海苔巻き(こちら)を紹介しましたが、これは肴として食べやすい柳葉魚の海苔巻きです。


ゆけちゅうさんにもお手伝い頂き、せっせと巻き込んでいきます。
左が私、右がゆけちゅうさんの盛り付けです。


ゆけちゅうさんの方がスッキリしていて秀逸ですね。
こちらはホスト家の大名マーク夫人がご用意されたオードブル。



マグロの生ハム巻きが斬新ですね。右下のネギトロのセビッチェも最高。南米を思い出させます。
お酒も各自持ち寄りでこんなに。いつもこんなに呑めるかと思うのですが、空かなかった時はありません。


そして厳かに宴は始まります。
意表を突かれたビーフシチュー。

ホスト家恐るべし。何が登場するかわからない楽しみがあります。
私はここで牡蠣の蒸し物。仕上げに熱した香味油を回しかけます。


牡蠣を蒸し煮した際に出たエキスは熱燗と混ぜて牡蠣酒にします。これも乙な味です。左は江戸期の芋酒を再現しました。
さて、ここで珍味の盛り合わせです。ホスト家が金沢で買ってらした贅沢な品々。





鯖のへしこ、河豚の卵巣のへしこ、アワビの煮貝、これに宮城の珍味、蒸しホヤを盛り込みました。河豚の卵巣は猛毒ですが、糠に長期間、漬け込むことで解毒されるのです。これに到達するまでに多くの犠牲もあったのでしょうね。
この肴で真打ちが登場します。磯自慢の大吟醸です。

実に素晴らしい香りです。酔いつつある舌がシャキッとしました。
誰かがローストビーフを食べたいと我が儘を言うと「あるよ。」と出てくる凄さ。

冷凍庫にちゃんとあるところが素晴らしい。山葵やグレービーおろしで頂きます。
いよいよ最後の〆に取り掛かります。オリジナルのホヤの焼きうどんです。

稲庭饂飩を三陸オーシャンさんのホヤ醤油(開発中)と蒸しボヤで炒め合わせます。芹は茎の部分は炒め合わせ、葉の細々は針海苔とともに天盛りしました。ホヤ醤油、実に深い味わいです。早く商品化して頂きたいですね。
いつもいつも大人数のゲストをお招き頂き、ホスト家には頭が下がります。昼前から飲み始めてもすぐに夕方になってしまいます。それくらい話題も尽きず、笑いも絶えません。お互いに尊敬できる方々との宴は色々な意味で自分の栄養になります。また、よろしくお願い致します。
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2016/12/28(水) 05:00 | trackback(0) |
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