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【塩竈市】イタリアからの客人に塩竃をご案内 ②

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 新年早々のイタリアからのお客様に塩竈の水産関係施設をご案内しております。彼はTommasoさん、養殖や食品衛生の研究者です。彼は無類の魚好き、分類もよくわかっていて、学名がポンポン飛び出てきます。ラテン語はイタリア語の中にも組み入れられていますので、我々が覚えるよりは苦労が少ないのでしょう。今朝は塩釜魚市場の水揚げ風景や仲卸市場の見学から始まります。




 この日は運良くカジキやマグロ類の水揚げや競りを見ることができました。
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 地中海では大西洋マグロの幼魚が乱獲され、それを各国が蓄養して日本に輸出しています。もちろん、イタリア人もマグロを食べますが、日本人の異常なまでのマグロ好きを彼はどう思っているのでしょうか。


 
 続いて、塩釜水産物仲卸市場をご案内します。
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 年末の賑わいも収まって、落ち着いて見物を出来そうです。



 この4枚の写真はTommasoさんが撮影したものです。
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 やはり、マグロの多さには驚いていた様子。途中、が販売されており、ちょっと緊張しました。イタリアは反捕鯨国なのです。でも、彼の方から自分もを食べたことがあると言い出したのでホッとしました。もしかしたら、イタリア人の気遣いかも知れませが。。。


 それでは早速のそのマグロを召し上がって頂きましょう。^^
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 生メバチの骨はだけ(すき身)と釜揚げシラスを買い求めて、マイ海鮮丼コーナーでご飯と味噌汁のセット300円をオーダーします。

 

 それから、たっぷりとメバチとシラスを盛り込んで正月らしく海鮮丼の完成です。さあ、ワシワシ掻き込みましょう。^^
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 これで一人前675円也。メバチはすき身とは言え、脂もほんのり乗って彼もお気に入りでした。マイ海鮮丼コーナーが出来たのはありがたいのですが、青森の古川市場や八戸の魚菜小売市場のように具材を一人分では売ってないので、最低でも二人以上でシェアしないと何種類も乗っけることが出来ないのが残念。やるなら仲卸を上げてとことんやってもらいたいなぁ。



 彼が牡蠣剥きナイフを買いたいと言い出したので、仲卸の隣の奥村刃物商会さんにご案内。
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 ご主人も相変わらずお元気そうで嬉しかったです。イタリア人の突然の訪問で脅かしてしまいすみませんでした。


 
 続きましては、塩竈の名産、揚げ蒲鉾の工場見学です。
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 塩竈・キオッジャ友好協会の会員でもあるマルブン食品さんにお願いしました。



 製造ラインの最終工程で揚がってきた出来立てを試食。
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 文句なしに美味かったです。彼もこれで蒲鉾の真髄を理解出来たでしょう。早くイタリアにもカニかま以外の本物の蒲鉾が普及することを期待しております。



 まだ塩竈巡りは続きますが、ここで区切ります。魚好きのTommasoさんもこの時期の生メバチの凄さや揚げ立て蒲鉾の醍醐味が実感出来たことでしょう。塩竈って凄いでしょう。まだまだ、自慢は続きます。こうようなガイドをしながら、外国人向けの塩竈巡りコースを模索しています。^^ 私の場合、どうしても水産関係の比重が多くなりますが、次では歴史的文化のご紹介となります。

 



塩釜仲卸市場 http://www.nakaoroshi.or.jp/

・所在地   :宮城県塩竈市新浜町1-20-74
・電 話   :022-362-5518(仲卸事務局)
・営業時間  :海鮮丼コーナー 7:30~0:00(土日祝~13:00)
・定休日   :水曜
・駐車場   :あり




マルブン食品株式会社 http://www.marubun-s.com/ecshop/
 
・所在地    :宮城県塩釜市新浜町3-16-15
・電 話    :022-365-3125
・問合せ時間  :08:00~18:00
・問合せ曜日  :平日
・E-mail    :info@marubun-s.com



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2016/01/21(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)
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