お節料理リメイクでワインを
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お節料理も三日も続くとさすがに飽きてきますね。そこで、今晩は洋食を食べに出掛けました。。。冗談です。洋食風の料理を作りました。でも、これ全部、残ったお節料理のリメイクなんです。はい、それでは、タネ明かし。(^O^)
お節料理には蒲鉾類や紅白膾など三が日で食べ切れない物も出てきますよね。
それに我が家は私が単身赴任、子供たちも帰り、妻一人になると余り物を食べ続けるのは辛いものがあります。三が日で食べ切れる量を作るのが一番大切ですが、それでも余ってしまった時の対策です。
紅白膾に蒲鉾やハムなどを千切りにして加えます。
それにマヨネーズ、ヨーグルト、クレイジーペッパー等を混ぜ合わせます。
サニーレタスを敷いた深皿に盛り付け、さらに残ったチョロギやイクラも盛り込みました。
なんか豪華なサラダになりましたよ。とても残り物とは思えないでしょ。
続いて、いつも作りすぎてしまうお煮染めです。
里芋を叩いてマッシュにして、人参、筍、鶏肉は微塵切りにします。何を作ろうとしているのかわかりますか?
そうです。里芋ベースのコロッケです。全てに旨味が染みていますので調味が不要です。
里芋は馬鈴薯と異なり、マッシュにするとフワフワネットリ。面白いコロッケになるのです。味の染みた鶏肉も入ってますので味わい的には最強です。玉葱も入れたいところですが、残り物料理がコンセプトなので使いません。
残り物コロッケでもロイヤルコペンハーゲンに盛り付けるとちょっとエレガントでしょ。^^
熱々のうちに食卓運び、頂きましょう。
里芋ベースですから、食感はまるでクリームコロッケ。^^
生クリームやベシャメルのコッテリ濃厚感はありませんが、これはこれで秀逸です。たぶん、欧米人にも通用するでしょう。
今宵は正月気分最後の夜、取っておいたイタリアワインを開栓!!
Eremo delle Fate Beneventano AGLIANICOです。リーズナブルながら一つ上の風味です。濃厚な色をしていますがフルボディではなく、スッキリした甘みと軽やかな酸味が食中酒に最適です。
食べ物を無駄にしない心は日本だけではなく世界に根付いていたはず。あのアメリカだってメイフラワー号で入植してしばらくは食べ物の確保に血の滲む様な苦労があったはず。そのアメリカの変わり果てた大量消費文化を伝授された日本はスーパーや回転寿司、はたまた立食パーティーで毎日大量の食べ物を捨てるようになってしまいました。今の日本で日々の食べ物を有り難がって頂く人はどれ位いるでしょうか。
「もったいない」が世界共通語になりつつあり、和食がユネスコの無形文化遺産に登録された昨今、当の日本人は食べ物に感謝して食べているでしょうか。私たちみちのくの沿岸部の人間は東日本大震災直後に食べ物のなくなる恐怖を味わいました。食べられる物を捨てるなんて考えられません。。。
なんかシリアスになってきましたが、食べ物は全て元を正せばほかの命ある生物の変化形です。感謝して食べなければ命も報われませんよね。