【秋田味紀行 1/4】
カテゴリー: 外食:丼・オーバーライス
突然、妻が「本場のキリタンポ鍋を食べてみたい」と言い出しました。「仙台にも秋田料理の店あるよ」と返すと、「県立美術館もリニューアルしたし。。。」と。食べ物で釣らなくても最初からそう言えば良いのに。。。確かに、秋田にはしばらく行ってなかったなぁ。車で気軽に行けるのも雪が降る前なのでと即出発しました。^^
家を出発してから3時間あまりで秋田県立美術館に着けました。千秋公園の向かいにあるエリアなかいちに立地します。
この美術館は昨年(2013)の9月に千秋公園の旧美術館からこちらに移転しました。
この美術館は藤田嗣治の作品を展示するのが大きな目的です。
館内の撮影は禁止ですので、美術館のHPからお借りしました。代表作の大壁画「秋田の行事」です。幅20.5m、高さ3.65mの大作で、正面に立つとその迫力に圧倒されます。竿燈や梵天祭り、かまくらや秋田犬など、秋田の祭りや民俗が盛りだくさんに描かれています。
こちらは2階のカフェですが、目の前に水面が広がります。左側の建物が旧美術館です。
この建物の設計は著名な安藤忠雄さんです。彼は現在、東日本大震災復興構想会議の議長代理をされています。
コーヒーカップは漆塗りでした。カップとコースターには美術館のロゴマークが。
大人の休日倶楽部の会員特典で秋田の干菓子「もろこし」が付きました。しかも片方は生もろこしでした。^^
さて、お昼ですが、同じエリアなかいちにある比内地鶏のお店、本家あべやさんを伺います。
比内地鶏の親子丼が有名で、美味しんぼにも紹介されたことがあります。
親子丼には限定10食の極(きわみ)と普通の親子丼があります。
極は12時前に完売でした。温泉卵と煮込んだ鶏肉が盛り込まれるとのことです。
普通の親子丼ですが、美人豆腐といぶりがっこ、地鶏のスープが付きます。
塗の丼が期待感を盛り上げます。木の匙も添えられていますね。きっとトロントロンなんだろうな。^^
ところが、一部白身はまだ固まっていませんが、全体的には火が通り過ぎています。
- つゆだくなのでスプーンはありがたいのですが、肝心の卵がバサついています。ぐるなびでは半熟とろとろ親子丼とも謳っているのに、これは程遠いですね。ただ、肉には焼き目が入れてあり、焼き鳥の香ばしさが加わっているのが個性的で好感触。
こちらは比内地鶏ラーメンのあっさりです。具として生の胸肉が使われているのが特徴です。
むむむ。あっさりし過ぎです。スープにこくが感じられません。
麺は中太の低加水ストレート麺で好きなタイプですが、スープの絡みが弱いだけにあっさりスープでは物足りません。
う~ん、惜しいなぁ。良い材料を使っているだけに、作りがもう少し丁寧だと良いのですが。。。
比内地鶏のあべやさんは秋田を代表するお店だけに正午前には観光客で満席になる人気です。店員さんの対応も丁寧なのですが、おそらく学生のバイトでしょう。厨房も大量生産のために細やかな神経が行き届かなくなっているのかも知れません。もしかすると、限定10食の極との差別化を図っているのでしょうか。いやいや、普通の親子丼だって、火加減一つでフワトロには出来るはずだし、そもそもトロトロ親子丼が看板だったではないですか。。。比内地鶏のためにも秋田のためにも早く修正して欲しいです。
秋田県立美術館 http://common3.pref.akita.lg.jp/art-museum/
・所在地 :秋田市中通1丁目4-2
・電 話 :018-853-8686・018-833-5809
・開館時間 :10:00~18:00
・休館日 :不定休
・観覧料 :一般310円、高校生以下無料
・駐車場 :なかいち駐車場(有料)
本家あべや秋田店 http://r.gnavi.co.jp/t659400/menu4/
・所在地 :秋田県秋田市中通1-4-3
・電 話 :018-825-1180
・営業時間 :11:00~15:00/17:00~23:00(土日祝11:00~23:00)
・定休日 :年中無休
・駐車場 :なかいち駐車場(有料)