【新潟県胎内市 6/7】イザベラ・バードの足跡を辿って
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2泊3日の庄内下越の旅も最終日、本日は宮城に帰るだけなので、一般道を使ってゆっくり走ります。その前に新潟ふるさと村を覗いていくことにしました。ふるさと村には新潟の歴史や文化を紹介するアピール館と新潟の物産や工芸品を販売するバザール館があります。上の写真はアピール館脇のふるさと庭園の池です。さすが新潟、立派な錦鯉が口を開けて押し寄せます。^^
アピール館はバザール館より30分早く開館しますので、その間に見学。
新潟の自然風土、歴史や文化の展示を見て回ります。
バザール館には新潟の美味しもの達が勢揃い。
新潟といえば、笹団子に柿の種や煎餅類、そして何と言っても地酒ですね。ここで、麒麟山の一升瓶を買い求めました。
さて、新潟からは日本海東北自動車道を北上して荒川胎内インターで降り、胎内川を遡ります。このルートは46歳のイザベラバードが明治11年に歩いたコースなのです。
以前から気になっていたのですが、胎内ってどういう謂われで名付けられたのだろう。調べてみてもアイヌ語だとか渇水期には伏流水となって河口付近で水が再び現れるので胎内を流れる意味とかハッキリしません。別名が荒川というのは、かつてはかなり氾濫したのでしょうね。
昨日と打って変わって快適な天気。途中、関川村の道の駅で休憩です。隣に日帰り温泉もあって、非常に混雑しています。
知らない土地の物産を物色するのは実に楽しいですね。必ず新しい発見がありますし。
猫ちぐら。。。。知らんかったぁ。猫の寝床のことらしいです。
制作実演しておりましたので、見入ってしまいました。かつて冬の間の貴重な収入源だったのでしょうか。
大きな鮎がフォークダンスをしています。^^
型が揃っているので養殖なんでしょう。でも、卵巣も大きくなりはじめ、子持ち鮎のシーズンですね。
ちょっと気になったのがこの揚げ餅。
一見、五平餅のようですが、これは揚げてから甘味噌を塗してあります。油が甘辛味を上手い具合に和らげています。
さて、イザベラバードの足跡を辿ってみたかったのですが、胎内川はそのほとんどがダム湖となっており、かつての道も湖底に沈んだのでしょう。それでも源流に近いところで旧道らしき山道を見付けました。
46歳のイザベラバードは通訳兼従者として雇った伊藤鶴吉と共に梅雨でぬかるむこの山道を辿ったのでしょう。彼女は「日本奥地紀行」にこの峠越えが難航したと記しています。
峠を越えて置賜の盆地に降り立つと、そこには整備された田畑に様々な野菜や果樹が栽培され、痛く感銘したそうです。
そして彼女はこの地を東洋のアルカディア(桃源郷)と絶賛しています。日光より北の農村部でこのような評価を得たところは他になかったように記憶しています。峠越えが辛く、感極まったのかも知れません。
東洋のアルカディアでも遂に雨雲に捕まりました。見る見る辺りが暗くなっていきます。さて、このあとも一般道を使って白石に抜ける予定です。山道での豪雨は勘弁してほしいなぁ。あっ、ポツポツ降り始めました。先を急ぎましょう。この三日間は必ずどこかで豪雨に見舞われました。それもかなり局所的で境界がハッキリしており、厚い雨雲から外れると急に晴れたりするのです。このような降り方は南米や沖縄でしか経験したことがなかったのですが、今後、温暖化に伴い、みちのくでもこのようなスコールが当たり前になるのでしょうか。
新潟ふるさと村
・所在地 :新潟県新潟市西区山田2307
・電 話 :アピール館025-230-3030、バザール館025-230-3000
・営業時間 :アピール館9:00~17:00、バザール館9:30~17:30
・定休日 :年中無休
・駐車場 :あり
道の駅・関川(桂の関)
・所在地 : 新潟県岩船郡関川村上関1252-1(国道113号)
・電 話 :0254-64-0252
・営業時間 :売店 9:00~17:00
・定休日 :売店 第3水曜
・駐車場 :あり 普通車280台