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【気仙沼市】第4回K-tour 3/4

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 本吉方面から気仙沼市街地を通り越し、安波山の展望台に立ちました。被災の激しかった南気仙沼方面が一望できます。赤茶色に見える部分が着々と進められている嵩上げによる盛土です。大震災から3年と7カ月が経過しましたが、街が元に戻るのはまだまだ年月が掛かりそうです。



 
 安波山の展望台(日の出のテラス)への登り口には、この地方の龍神伝説にあやかってドラゴンのオブジェが狛犬のように設置されています。
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 たぶん夫婦なんでしょう。赤系と青系に色分けられています。登っていく径の所々に水面に飛び出したような背鰭が見られます。




 さて、本日の夜の部は気仙沼で女子にも人気の唐やさんです。
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 なだ万で修行した吉田親方が作り出す料理はどれも魅了されるものばかりです。




 気仙沼にお越し頂いたお客様にはまずこれを呑んで頂きます。男山の蒼天伝特別純米酒。
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 染め付けの磁器で氷とともに供されます。この辺りにも居酒屋ではなく料理屋なんだと気付かされます。




 突き出し三点盛りと唐や名物の竹筒豆腐
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 竹筒豆腐はまるでクリームのような滑らかさ。特製のたれをかけて頂きます。




 秋刀魚の塩焼きもこうなります。
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 吉田親方のセンスが光りますね。鮮度も抜群で肝臓がころっと固まっています。胆汁の苦味が堪りません。




 一口ちらし寿司とお造り盛り合わせ。
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 メカジキの美味さは気仙沼ならでは。気仙沼に来てメカジキの美味さに開眼した方も大勢いらっしゃいます。




 豪華な蟹サラダ。蟹の身がざっくざく入ってました。
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 ドレッシングにも親方の拘りが感じられます。トビッコは色合いだけではなく、食感にも好感度を与えています。




 気仙沼のもう一つの蔵元、角星の水鳥記特別純米酒。
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 気仙沼の酒蔵は海に近いためか、どちらも魚によく合ったお酒を醸しています。塩竈と似ています。




 走りの牡蠣フライ
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 硬めの粗挽きパン粉がクリーミーな牡蠣と対極をなしますが、口の中で渾然一体となって、味覚のファンタジーを織りなします。。。なんのこっちゃ。(^^;)




 最後に我が儘を言って煮穴子を出して頂きました。
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 これはメニューにはありません。産業まつりで披露する穴子丼用のレトルトパックを温めて頂きました。




 〆は蕎麦と言うことですが、極細で素麺のようです。
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 これからのシーズンは温かい汁蕎麦も有り難く感じますね。




 やはり唐やさんは間違いないですね。本日のお料理は3500円でお願いしていますが、大満足です。気仙沼には人口の割に佳い料理屋さんや居酒屋さんが多いですね。特に魚料理のレベルの高さは水産都市だからでしょう。他県から派遣で来られた皆様も戻るのが辛いと申しております。それはそうですよね。県内から単身赴任でやってきた人間もそうなんですから。^^



 唐や  
 

・所在地   :宮城県気仙沼市上田中1-8-4
・電 話   : 0066-9670-94654(予約専用、通話料無料)
         0226-24-1525(問い合わせ)
・営業時間  :11:15~14:00/17:30~22:30(LO20:30)
・定休日   :月曜
・駐車場   :あり

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2014/10/30(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【気仙沼市】第4回K-tour 美味満載 2/4

カテゴリー: 未分類

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 藤沢町のaimakiさんでエスニック料理を堪能した後は本吉町の方へ引き返し、モーランド・本吉で体を動かし、カロリー消費に努めます。モーランド・本吉はいわゆる体験型観光牧場ですが、子供達が楽しめるような遊具設備や愛玩動物とバーベキューや焼き肉を合わせると家族で一日楽しむことができます。



 国道346号から山道を進みますとホルスタインのお出迎えを受けます。
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 人間に関心があるらしく、立ち止まってみていますとどんどん集まってきます。^^



 山頂からのパノラマは素晴らしく、広大な牧場が広がります。
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 右下に見えている建物はまきばの学校(農林漁業体験施設)とミルクハート館(ヨーグルトやアイスクリームの製造工場)です。



 こちらは全長123mのローラースライダー。落差は20mもあります。童心に帰って滑っております。正面の建物が食堂のあるべ~ごこハウスです。
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 このローラースライダー、そのまま滑るとズボンが破けるそうです。下のべ~ごこハウスで一枚200円のウレタンマットを借りることが出来ますが、その説明がどこにも書いてなくて困りました。マットは返却しますとヨーグルトかババロアが頂けます。



 スライダーを楽しんだ後はべ~ごこハウスでブルーべーリーアイス
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 ピントがスライダーの方に合ってますね。さすが、牧場のアイスクリーム、実に滑らか。




 車でまきばの学校へ移動して、動物たちと戯れます。
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 ウサギの飼育エリアは扉を開けて中に入り、ウサギに触れることが出来ます。ポニーも人懐っこくてカメラ目線をくれました。山羊は瞳が横一文字で苦手なんですが、子山羊は別です。^^




 K-tourの第2編これだけです。食べ物がアイスクリームだけで恐縮ですが、前記事のエスニック料理で満腹でとてもバーベキューや焼き肉(メニュー)を食べる気にもなりませんでした。それに次の記事のように夜は宴会もありますので。^^ それにしてもこのモーランド・本吉は各種の畜産加工体験やご紹介のように様々な施設がありますので子供が小さい家族連れには最適です。その割にはあまり知られていないので穴場と言うことが出来るでしょう。



モ~ランド・本吉(べ~ごこハウス) http://www.mooland.jp/


所在地   :宮城県気仙沼市本吉町角柄15-4
電 話   :0226-43-2468
営業時間  :9:30~16:00(入場は~17:00)
定休日   :火曜日(
祝祭日の場合翌日休業)
駐車場   :あり

2014/10/27(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【気仙沼市】第4回k-tour 美味満載 1/4

カテゴリー: 外食:その他

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  今回で4回目となりました気仙沼美味探索ツアー(k-tour)。第2回目で好評だったエスニック料理を皮切りに開催する予定です。皆様にはバスで来て頂いて料理とともにシンハービールを楽しんで頂くつもりです。ガイド役の私はもちろんノンアルアッシーなのです。(>_<)




 気仙沼市からちょいと岩手県に入った藤沢町に超一級のエスニック料理店があります。その名は“aimaki(あいまき)”。。。
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あいまき”とは愛を撒くという意味です。本当ですってば、高橋シェフに聞いたんだもん。^^



 ロッジ風の店内は天井が高い。明るい陽射しも差し込みます。
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 子供連れでもくつろげるように様々な配慮がされています。




 さて、まずはシンハーで乾杯です。
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 一人だけ水ですが、気にしないで下さい。




 これはトントロのエスニック風炒め物。
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 様々なスパイスの香りが鼻腔に広がります。




 お馴染みのサテー。ビールに合います。
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 ピーナッツベースのサテーソースに漬け込んだ肉が実に柔か。




 青パパイヤのサラダ、ソムタム
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 タイやラオスでの定番サラダですね。程好い辛さが後を引きます。




 はい、ベトナム料理の定番、ゴイクンですね。
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 スィートチリソースで頂きました。




 少し小腹も減ったのでカオマンガイです。
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 マレーシアやタイなどでお馴染みの鶏のスープで炊いたご飯ですね。海南鶏飯とも呼ばれています。ご飯は勿論、長粒種ですよ。




 ここで、フォーも行っておきます。
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 米の麺は爽やかですね。卓上のナンプラーやチリビネガーで調味しながら食べ進みます。




 続いてはタイの小麦麺系ラーメン、カオソーイです。
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 濃厚なエスニックカレーのようなスープです。ココナッツミルクの甘さが利いています。




 〆はいま世界で最も人気のマッサマンカリー。マッサンではありません。
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 タイとアラブの食文化の融合とも言われるマッサマンカリー。イスラムの影響もあり、チキンで作られます。やや甘めですが、実に奥深い味です。カシューナッツもよいアクセントですね。



 いやぁ~、ツアー初っ端からよく食べました。もちろん4人でシェアしております。シェアしながら食べますと、いろいろ楽しめて良いですね。ワイワイ、美味いの、辛いの言いながらみんなの心も繋がれます。本来ランチタイムにはこのような単品料理はないのですが、高橋シェフに無理を言って作って頂きました。本来は事前に電話でこのような食事をランチタイムにしたい旨を伝えておくべきでしょう。毎度ながら、すっかり、満喫させて頂きました。




 和sian-cafe aimaki (ワジアンカフェ・アイマキ)


所在地   :岩手県一関市藤沢町大籠切通9-2
電 話   :0191-62-2340
営業時間  :11:00~21:00(ランチ ~14:00)
定休日   :水曜日
駐車場   :あり


2014/10/23(木) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

新蕎麦用の蕎麦つゆを調製

カテゴリー: 料理:麺類

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 新蕎麦の季節がやって参りました。今年から蕎麦打ちを勉強し直しておりますが、蕎麦に必要不可欠なものが蕎麦つゆです。蕎麦粉から蕎麦を打つ以上、蕎麦つゆも市販のものではなく、蕎麦屋さんに近いもので味わいたいものです。ただ、蕎麦つゆを本格的に作るのは、手間より時間と費用が結構掛かります。




 蕎麦つゆの調製工程は大きく二つに分かれます。まず最初は返しの調製です。
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 返しとは醤油と味醂や糖類を調合して熟成させたものです。使います糖類は人様々ですが、スッキリした甘さの方が後味が良いので、私はきび糖を主体にグラニュー糖で補います。醤油は丸大豆を使ったもので味醂は本味醂を用意します。




 最初に味醂のアルコール分を煮切ります。
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 沸騰しましたら火を点けてが消えたら完了です。この仕事はいかにも日本料理をやっているという感覚に浸れますね。もっとも。フランス料理にもフランベという仕事がありますが。。。^^




 煮切った味醂に糖類を加えて煮溶かします。
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 大変焦げやすい仕事なので火加減に注意が必要です。




 糖類が溶けましたら、それに醤油を加えます。
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 加熱しない作り方もあるのですが(生返し)、このような温めて調合する方法を本返しと呼びます。沸騰させないように注意して馴染ませます。




 以前は煮沸滅菌したガラス瓶で保存していましたが、扱いが面倒なので、アルコール(35度)で滅菌したペットボトルに収容しています。
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 大型のペットボトルで耐熱性のものが手に入らないので、熱いつゆは入れられません。本返しも鍋で蓋をして人肌になってから収容しています。これを冷暗所で最低10日間寝かせます。




 さて、本返しが熟成しましたら、蕎麦つゆ作りの第2の工程に入ります。それはだしです。
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 蕎麦を引き立てるつゆにするにはだしも吟味する必要がありますが、これもこれでなくてはならないという物はなく、人により、地方により様々なだしが用いられます。一般的には、鰹節などの魚系のだしに昆布や椎茸などを合わせるのが主流のようです。私はあまり鰹節の燻煙臭の強いだしは好みではないので、鰹節の厚削りの分量を減らして、それにはあご(トビウオ)の焼き干しと煮干を補います。




 昆布、乾椎茸、あご、頭と内臓を取った煮干しは一晩水に浸けて置きます。
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 本返しだし類との混合比率が1:3なので、水の分量は蒸発分も計算して決めています。それに鰹節のだしも加わりますし。




 厚削り節は水から煮出していきます。
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  蒸発して半量になることを計算しておきます。




 一晩浸けた昆布などの鍋を加熱して沸騰寸前で昆布だけ引き揚げます。
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 残りの乾物はそのまま弱火で煮詰めています。 それぞれが半量程になりましたら、布で漉します。厚削り節の方も同様です。




 2種類のだしが出来上がりました。
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 節臭の香り立つ鰹だしと旨味が凝縮した混合だしです。この二つのだしも合わせるのです。ラーメンで言うWスープですね。次は本返しとだしの調合です。




 本返しと二つのだしと合わせて70℃位まで加熱します。これも沸騰させてはなりませぬ。
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 その後、ゆっくり冷まして行きます。小分けして冷ますより、この方がゆっくり冷めていくことになります。




 これも本返しと同様にアルコール滅菌したペットボトルに冷めてから収容しました。 tuyu2014-15.jpg
 これを冷蔵庫で、最低10日間寝かせてから使い始めます。都合、20日間に及ぶ蕎麦つゆ作りの山場を越しました。後は時間が味わいを醸してくれるでしょう。




 来月初頭にはよそ様に蕎麦を食べさせる事態になってます。まだまだ、安定的に打てる状況にはないのですが、練習の中間報告ということで許して頂きたいと思います。これで、皆様、蕎麦を嫌いにならないと宜しいのですが。。。(-.-)

2014/10/20(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【加美町】手打ちそば宗右衛門

カテゴリー: 外食:蕎麦

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新蕎麦
の季節がやって来ました。今は北海道産の新蕎麦キタワセソバが出回っていますが、11月に入れば、本州の新蕎麦粉が手に入ります。目の前に広がる一面のソバ畑。白い花が終わって葉も枯れて、ソバ特有の赤い茎が目立ちます。それにしてもソバの実もこぼれ始めています。収穫を急がないと台風の風で飛び散ってしまいそうです。




 こぼれ落ちたソバの実を拾い集めてみました。
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 三角形のソバの実は鬼皮(外皮)を割ると中から白い蕎麦粉(胚乳)が出てきます。この中心部分の真っ白い粉が花粉とか御膳粉と言われ、更科蕎麦を打つ時に使われます。




 今日は薬莱山麓の蕎麦屋さんを訪ねます。
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 稲刈りもすっかり終わって、山里の秋が深まっていきます。




 薬師の湯の少し手前にあります手打ちそばの宗右衛門さん。
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 砦のような門が大きな和の暖簾。外観の雰囲気作りにもこだわっている様子。最近、リニューアルしたようですね。Web上で紹介されているお店とは外観が異なります。




 室内は田舎の大広間をモダンにした感じ。
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 テーブルは全部で4卓に、窓際に円形の二人用の席もありました。




 床の間に置いてあった宮城・仙台のそば処紹介サイトのカードと宗右衛門さんの名刺です。
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 宮城・仙台のそば処紹介サイトは県内174軒のそば処が麺の太さや地域で絞り込めるので大変便利です。



 
 献立はもりそば、鴨そば、水そばだけで潔し。
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 天ぷらもやっていません。蕎麦好きでないとちょっと戸惑うかも知れません。数量限定ですが、更科そばもありました。



 
 もりそばをお願いしました。
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 蕎麦の量は比較的多い方でしょう。
 



 きくらげは甘酢に漬けてあるようです。
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 薬味に山わさび(ホースラディッシュ)を使っているのが個性的ですね。



  
 蕎麦は中太ですが、幅にバラつきがなく切れています。
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 少し星が見えていますね。




 固めの蕎麦で噛み応えがあります。
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 つゆは鰹節と昆布を感じます。少し濃い目に調味されていました。



   
  一番客だったためか蕎麦湯は透明でした。
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 蕎麦湯を別に調製してはいないようです。




 宮城・仙台のそば処紹介サイトによりますと、店主の阿部さんは、蕎麦打ち20年の経験があるそうですが、還暦を迎えた平成12年に開店したそうです。多趣味でバイタリティーに溢れた方でした。お客が来てから蕎麦を打つと紹介されていましたが、耳を澄ませても蕎麦打ちの音は聞こえませんでした。離れた所に蕎麦打ち部屋があるのかも知れません。暑い日ならみずそばも試してみたいですね。




手打ちそば宗右衛門


・所在地   :宮城県加美郡加美町字鹿原坂下16-3
・電  話   :0229-67-5085
・営業時間  :11:00~売り切れ終了
・定休日   :木、金曜
・駐車場   :あり

2014/10/16(木) 05:00 | trackback(0) | comment(2)