高森男性料理サークルで海の幸勉強会+料理教室

カテゴリー: 料理:買い魚

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 見事に高気圧に覆われて天高く晴れ上がった週末。この日は初めての会場である仙台市高森市民センターでの海の幸勉強会+料理教室でした。いつでもそうですが、初めての会場は緊張感が高まります。調理実習室も勝手がわからず苦労が良いのですが、今回は10年も続いている料理サークルでの出張講師なので逆に皆様に助けられるでしょう。^^



 ここ高森地区は緑が多く、遠く泉ヶ岳も望めます。 
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 広々とした公園や池などもあり、子供が育つにも良い環境です。そういえば、この公園でみんなで焼き芋を焼くイベントが行われていました。そういうのってすごく大切ですね。^^




 いつものように三陸の海の幸復興状況プレゼンから始まりますが、いつもとちょっと雰囲気が違います。。。 
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 そうなんです。こちらの料理サークルは生徒さんが全員男性なんです。10年前に栄養士の佐藤京子先生を中心に60歳代の男性を中心に始めたと聞いていますので、現在の平均年齢は言うまでもありません。^^



 本日のお献立は以下の通りです。レシピはこの記事の最後に掲載しています。

     汁 物  藻塩を使った塩竈汁
  小 鉢  ワカメのピリ辛炒め
  焼き物  海鮮餡掛け豆腐
  御 飯  キラキラ復興(銀鮭若布)めし

 

 皆さん、さすがに手慣れています。
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 詳しい説明も要らず、時々、軌道修正するだけどんどん進んで行きます。




 エビの湯通し加減も心得ております。
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 ただ、刺身用の生ホタテをダシとして惜しみなく使うのは、ちょっとビックリされたようです。^^




 凄い、二刀流でギンザケを刻んでいます。いぶし銀の技ですね。。。会長さんです。^^
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 もちろん皮や骨も無駄にしません。いつもの骨皮煎餅ですが、今回はキッチンペーパーを敷いて、さらに上にも被せて電子レンジにかけましたら、脂も飛び散らず、後が楽でした。




 ちゃんと記録係の方(藤枝さん)もいらして、調理工程と完成した料理を撮影されておりました。
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 藤枝さんのホームページは
こちらです。料理サークルのコーナーにレシピも掲載されています。 




 佐藤京子先生がご飯にギンザケワカメを混ぜ込んで、復興めしを仕上げています。 
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 焼き鮭と違って、生の甘塩ギンザケを混ぜ込み、ご飯の余熱で加熱しますので身がふっくらしているのが特徴です。




 今日の復興めしキラキラバージョン。最後のイクラの盛付です。 
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 復興めしが出来上がれば、全て完成です。速い速い、1時間くらいで全てが出来上がりました。




 本日の4品です。冷めないうちに頂きましょう。 
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 年齢を考えると少しボリュームが有り過ぎかなと心配したのですが、それは慣れたもの、持ち帰り用のジップロックやラップも用意されていました。




 藻塩を使った塩竈汁です。
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 サンマのつみれとマダラが入る潮汁です。




 気仙沼市本吉町のワカメを人参とレンコンと一緒にピリ辛きんぴら風に炒めました。 
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 これご飯にもお酒にも良く合いますので、まとめて作っておくと重宝します。




 ホタテとエビのダシが利いた餡掛け豆腐
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 餡には卵も溶き混んでいます。




 キラキラ復興めし。米2合に対し、ギンザケ2切れ、塩蔵ワカメを30gほど使っています。 
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 これが一番美味しかったと仰る方が何人かいらっしゃいました。




 本日、使った本吉町蔵内の塩蔵ワカメこいわかめ)20袋ほどお持ちしましたが、あっと今に完売致しました。 
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 塩が混ぜ込まれていないこいわかめは120g525円(税込み)です。120gのワカメは水で戻すと、ザルに山盛り一杯になります。お求めはこちらで。http://www.qualityconnect.co.jp/qc-brand/koiwakame/




 初めての高森男性料理サークルでのイベントでしたが、美味いもの好き料理好きは通じるものがありますね。料理の手順も阿吽の呼吸で進んでいきます。こちらの皆様でしたら、殻付きのカキホタテを持ち込んでもすぐに開殻できるようになるでしょう。次回は旬のカキを使った料理をご紹介したいと思います。皆様、お疲れ様でした。



 【参考レシピ 4人分】

  ◆ 藻塩を使った塩竈汁       

     材料:マダラ切り身・・・・2切れ

        サンマ・・・・・・・2尾

        豆腐・・・・・・・・半丁
        長葱・・・・・・・・1本半
        生姜・・・・・・・・一欠片
        溶き卵・・・・・・・半個分

        藻塩(大さじ1)、味噌(大さじ1)、片栗粉(大さじ半分)、ダシ昆布、ダシパック、日本酒(大さじ2)、七味唐辛子、乾燥フノリ、柚子皮

   (作り方)

     【サンマのすり身を作る】

   長葱半本は微塵切り、生姜は擂りおろしておく。

   サンマは3枚におろし、肋骨を剥き採り、皮を剥ぐ。

  ②を包丁で粘りが出るまで叩き、①と味噌、溶き卵、片栗粉を加え、
よく練り合わせる。

【汁を作る】

  水1リットルにダシ昆布とダシパックを入れて沸かす。

  昆布とダシパックを取り出し、藻塩と酒を入れて味を調整する。

  サンマのすり身を濡らしたスプーンですくって入れる。

  一口大に切ったタラと豆腐を入れて、再度、味の調整をする。

  最後に斜め切りの長葱を放して火を止める。

  戻したフノリを乗せ、七味唐辛子をかけて頂く。好みで吸い口に柚子皮を盛る。

 
  
◆ ワカメのピリ辛炒め

     材料:塩蔵ワカメ・・・・40g
        蓮根・・・・・・・6cm

        人参・・・・・・・6cm
        胡麻油・・・・・・大さじ1
        麺つゆ・・・・・・大さじ1

        一味唐辛子、煎り白胡麻、醤油少々

   (作り方)

   塩蔵ワカメは水で戻して水気を切り、3cmに切っておく。

   蓮根と人参は厚さ2mmの銀杏切りにしておく。

   熱したフライパンで、最初、蓮根と人参を炒め、しんなりしたらワカメを加えてさらに炒める。

   麺つゆを回し掛け、炒りつける。味が薄い時は醤油を足す。

    一味唐辛子を振りかけ好みの辛さに仕上げる。

   小鉢に盛って、煎り胡麻を振る。


  ◆ 海鮮餡かけ豆腐
    
        材 料

        絹ごし豆腐        半丁

       ダシパック        1P

       ホタテ貝柱        4個

       乾燥フノリ       半カップ

       冷凍無頭エビ(小)    4尾

       オクラ(アスパラガス)    4本

       片栗粉         大さじ2

       溶き卵          1個

       醤油           適量
       麺つゆ          適量
       青葱小口切り      大さじ2 

      

  (作り方)

   3カップのお湯でダシを取り、そこへホタテガイを入れてよくほぐす。エビは殻付きのまま入れて、熱が通ったらすぐに引き上げ殻を剥いて、切っておく。

  フノリは水で戻し砂を取る。オクラは5mm厚に切っておく。

  ①を麺つゆと醤油で調味し、豆腐を弱火で味が付くまで炊き、一旦そのまま冷ます。

  再度、温め、豆腐を崩れないように引き揚げ、食器に盛る。

  ④のダシの味を調整し、オクラ、フノリ、エビの順に加える。

  水溶き片栗粉でとろみを付け、餡を回しながら溶き卵を箸を使って垂らす。

餡を豆腐にかけて、青葱を散らす。


 ◆ キラキラ復興めし(銀鮭若布めし) 

 

材料:米・・・・・・・・・・・2合
     塩銀鮭・・・・・・・・2切れ

      塩蔵ワカメ・・・・・・25g
      イクラ醤油漬け・・・・大さじ4

      藻塩・・・・・・・・・・適量

      ダシ昆布・・・・・・名刺大1枚

 

 (作り方)

   米をよく研ぎ、ダシ昆布を入れて炊き上げる。

   銀鮭の皮と骨を取り除いて、微塵切りにする。 皮と骨はとっておく。

   塩蔵ワカメはさっと水に浸し、まだ、塩味があるうちに水気を切って
 微塵切りにする

   飯が炊き上がったら、②をさっと混ぜて蒸らす。

   ご飯が蒸れたら、③を混ぜ込み、塩味が薄い場合は藻塩で調整する。

2013/11/28(木) 05:00 | trackback(0) | comment(3)

水浸しパスタの検証

カテゴリー: 料理:麺類

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 10月9日のNHKためしてガッテンで「うまっ!次世代パスタ」という番組が放送されたことを後から知りました。なんでも茹で時間が1分になる裏技らしいのですが、恐らくそれは食感や食味を犠牲にしている流行の時短料理だろうと気にも留めませんでした。


 最近になってパスタ通の友人が「あの技は使える。」と言ったものですから、それでは検証してみようという気になりました。ためしてガッテンのアーカイブから「あの技」を探し出し、通常の茹で方と比較試験してみました。「あの技」とはパスタを予め水に浸しておくというものです。浸漬時間は1.4mmの太さなら1時間、1.7mmで1時間30分、1.9mmで2時間が目安だそうです。




 今日は私一人のランチなので、150gのパスタを半分にして、片方を水に浸けます。
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 1.4mmなので浸漬時間は1時間にします。パスタ100gに対して水は300ml、冷凍バッグに入れて室温で処理しました。




 その間にソースを用意します。 
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 本日は違いがわかりやすいように、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノとラグー系にも合うか試したかったので、白モツのボロネーゼ風の2種類を用意しました。




 1時間後。パスタが変なことになってます。白っぽくなってヘナヘナしてます。
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 なんか周りも少しべとついて気持ち悪い。そもそも、乾燥パスタは多めの塩を加えたタップリのお湯で一気に茹で上げるものですよね。こんなことしたら麺の腰が抜けてしまうのではないでしょうか。




 不安をとりあえず置いておいて、通常のパスタを指示通りの時間で茹で上げます。
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 これには2%ほどの塩を加えています。塩の力も麺の腰に影響しますからね。




 一方、こちらは水浸しのパスタ。なんとお湯に入れた瞬間、透明感が戻ってきました。こりゃ、まるで手品だな。^^
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 塩は加えていません。お湯も通常より少なめです。でも、茹で上がりは普段のパスタと全く変わりません。ただ、パスタは他の乾麺類と違って塩を練り込んでいないので、塩なしで茹でて腰は出るのだろうか。。。不安その2。




 左は水浸しパスタアーリオ・~ボロネーゼ。右が通常茹でのパスタ。
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 これでは全く差がないように見えますね。




 アーリオ・~同士を子細に見比べますと、心持ち上の水浸しの方が表面がベタついているような気がします。
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 ところが食べてみると、ほとんど差がない。水浸し単独で出されたら何も気付かずに食べ終わってしまうでしょう。気のせいかも知れませんが、水浸しの方がほんの少しフレスカ(生)に近いような気もしますが、誤差範囲でしょうね。




 これは良いことを覚えました。翌日、妻の広島土産で牡蠣のパスタを作ってみました。
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 この日は二人分250gを水浸し法で試します。




 牡蠣のオリーブオイル漬けのパスタです。同じく広島土産のレモスコを垂らしながら頂きます。
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 このパスタ、かなりいけますね。小粒の牡蠣でも美味しく出来そうです。初めから自分で作る場合は、牡蠣を甘めの味付けでハーブやスパイスと煮て、大蒜の薄き切りと鷹の爪の輪切りとともにオリーブオイルに漬け込んでおきましょう。このオイルで玉葱を炒めてから、パスタと牡蠣を和えます。




 いやいや、今回は目から鱗が3枚は落ちました。^^ 非常識なパスタの茹で方でこんなに美味しくと言うか、変わらずに頂けるのですからビックリ仰天です。水で戻したパスタは冷蔵庫なら3日間、水気をとって冷凍バッグに入れれば、冷凍庫で1カ月は保存可能だそうです。じぇじぇじぇ!!


 これって、もしかしたらプロの裏技?それの内部告発だろうか?^^ パスタ専門店ではあり得ないでしょうが、街の食堂やファミレスなんかでは十分通用すると思われます。こんなこと、今まで知らなかったことが恥ずかしいような気もしました。それは兎も角、この茹で方は燃料の節約にも繋がりますし、パスタが災害時の非常食としても適しているということも再認識されました。これ、乾麺のウドンや蕎麦ではできないのですよ。

2013/11/25(月) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

【南三陸町】おおもり食堂のホルモン丼

カテゴリー: 外食:丼・オーバーライス

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 南三陸町の防災庁舎跡、様々な議論がなされましたが、町は撤去の方針を打ち出しました。でも、ここで犠牲になれた職員の遺族の中には、これを震災遺構として残した方が良いとの意見もあったようです。県は国から維持のための何らかの支援が得られれば、解体延期で町と調整する意向を示しています。岩手県宮古市田老の被災したたろう観光ホテルは遺産としての保存が決まりました。10年20年後を考えれば、宮城にも津波の恐怖を伝える遺構は必要でしょう。




 いまだに野原が広がるかつての志津川の街。これが現在の姿です。
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 地盤沈下もあって、満潮時には所々が水溜まりにまります。




 その野原の山際を魚市場の方に進みますと、突然、幟旗が目に飛び込んできます。 
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 このような場所に食堂でしょうか。




 復興商店街ではなく、自力でこの場所に再建したおおもり食堂さんでした。大盛りじゃありません。この辺りの地名が大森です。^^
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 結構賑わっているようです。ホルモンが売りのようですね。




 震災前、この場所で居酒屋をやっていたマスターの渡辺清吾さんと女将の片岡裕子さんはともにアートがプロ並みです。
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 作品を眺めているだけで時が経ちます。「お父さん もう さがかなくても いいですよ ちゃんと 天国 ついたから」。。。泣けました。




 出来ます物はホルモン丼を筆頭にラーメンや焼き肉系の定食です。
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 ボランティアや土木作業員の方々はラーメンと丼物のセットを食べていますね。これからは体力の他に体温を奪われてカロリー消費しますのでがっつり食べて下さい。^^




 私は初めてなので、目玉商品のホルモン丼をお願いしました。
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 これ相当のボリュームがあります。サラダも添えられているので完全丼ですね。生卵もサービスのようです。




 ホルモン好きには堪らない光景です。焼き肉屋さんの一皿分は軽くあるでしょうね。鮮度も上々です。
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 ただ、直火で焼いたわけも煮込んだわけでもなく、炒めただけなので相当噛まないと飲み込めません。ご飯と同時に口に入れますと、ご飯はホルモンを置いてさっさと自分だけ食道へ消えてきます。




 途中で生卵をかけて流れを変えます。
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 ホルモンはホルモンとして食べて、ご飯はTKGで食べるのもありでしょう。^^




 食後にはコーヒーも付きました。疲れた顎に有り難い。^^
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 これで700円は立派です。今度は柔らかい煮込ホルモン丼に致しましょう。^^




 志津川の食堂と言いますと、さんさん商店街や商工団地の静江館に人が集まりますが、現場で毎日、働いているボランティアや土木作業の方々にとっては近くで昼食を食べられた方が、休む時間も長くなり疲れも癒やせます。実際、こちらのおおもり食堂さんは繁盛していました。もちろんロケーションの問題だけでなく、渡辺さんと片岡さんのキャラクターとホスピタリティーが人を集めていることは間違いありません。




 おおもり食堂


・所在地   :宮城県本吉郡南三陸町志津川大森43-1
・電 話   :非公開
・営業時間  :9:00~14:00
・定休日   :日曜日
・駐車場   :あり

2013/11/21(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【塩竈市】ブレアマリーナでイタリアンディナー

カテゴリー: 外食:その他

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  東日本大震災から2年と8カ月が経過しましたが、いまだに防潮堤の要不要、高さの見直し等の議論が続いています。以前より防潮堤のあった地域ではあまり反対意見もないようですが、初めて建設する地域では今までないものが海との間に出現することになるのでその抵抗も大きいのでしょう。ですが、今回のような巨大津波は数百年に一度でしょうけど、数mクラスの津波は三陸沿岸においては度々やって来ます。




 江戸時代以降に三陸を襲った津波を列挙しますと次のようになります。
津波間隔

 今回と同程度とみられる400年前の慶長三陸津波以降、大体30~80年間隔で津波がやって来ます。現代人の寿命からすると、誰でも一生に1ないし2回は津波に遭遇することになります。防潮堤なしであれば、この間隔で沿岸の街が被災することになります。この表には大きな津波の数年以内にやって来た余震による津波は除いていますが、やはり同様に被災しています。


 三陸沿岸では海溝型とその連動型の大地震が周期的に起こり、さらに地球の裏側のチリ地震による津波も不定期に到達することは体験済みの世代も多いはずです。表中の2011年東日本大震災の直近の海溝型地震による大津波は1933年昭和三陸津波で間隔年数は78年ですが、その間に1960年チリ津波が入りましたので間隔は51年になります。半世紀も生きてきますと50年なんてそんなに長くは感じられません。この後の余生でもう一度津波を体験するかも知れない恐怖感さえあります。




 さて、話変わって、1階部分が被災した塩竈の海の玄関口、マリンゲートにやって来ました。
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 気仙沼でいえば、同じく被災して取り壊されたエースポートに相当します。遊覧船や巡航船の発着所であり、地場産品の販売所やレストランも入っています。




 その一つにイタリアンのブレアマリーナさんがあります。塩釜港が一望できる素晴らしいロケーションです。
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 気軽にピッツァやパスタを楽しむのによく利用しますが、今回はディナーのコースを食べにやって来ました。




 テーブルにはウェルカムディッシュがあり、なかなかのホスピタリティーを感じました。
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 予約をしますと、こんな対応もしてくれるのですね。これって、チューブのチョコレートで書いているのですよね。パンにでも付けて利用したいです。^^



 
 対岸の東塩釜方面のトワイライトを眺めています。
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 遠く仙石線の列車が光りの矢になって走って行きます。シオーモは夜になると結構、素敵な街だったんだぁ。^^




 これはアンティパストミスト(前菜盛合)一人前。
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 カポナータ、サーモンカルパッチョ、プロシュート、何かのパテ、鴨のスモークにルッコラが添えられています。手前のソースはバルサミコを煮詰めた物のように記憶しています。




 インサラータはテーブルの横にワゴンを着けて作ってくれました。
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 クラッシュアイスの上に置いたボールを回しながら、フレッシュな野菜やドレッシングを和えて行きます。スピニングボールサラダというやつですね。これもなかなか気の利いた演出です。



 
 妻はプリモに宮城県産森林鶏とナスのスパゲッティを選択。
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 パスタはフレスカ(生麺)なのでモッチモチの食感です。ナスがちょっとギシギシした歯触りだったかな。




 こちらは私のクリーム系のフィットチーネにしました。もちろんこれもフレスカです。
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 これもコクがあって秀逸です。パスタはスパゲッティ・リングイーネ・フェットチーネから選択できます。



 
 さて、メインとなるセコンドは妻が宮城県産伊達ざくらポークのグリル、マルサラソースを選びました。  Blair12.jpg
 イタリア産の甘口ワイン、マルサラ酒のソースです。照り焼きソースにも共通する美味さです。




 私のセコンドは、ちょっと珍しいアブラボウズのグリルです。良い日に当たりました。
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 アブラボウズはギンタラの仲間の深海魚。私は平気ですが、脂質が多く含まれるので人によっては食べ過ぎると腹を下します。その配慮か、私にとっては切り身が小さすぎですね。こちらのナスもちょっと、ギシギシ。油の使い方が今一ですね。




 最後に、エスプレッソとともにドルチェですが、メインを一つ選ぶとジェラートやフルーツが付いてくるのです。
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 皿にもプチアートが施されています。充実のデザートに大満足。




 ブレアマリーナさんでの初めてのディナーコースItaliano Completo(3000円)でしたが、料理、ホスピタリティー共々満足のいくものでした。何品かは選択の際に追加料金が発生しましたが、まず、リーズナブルと言えましょう。
 

 この日はアブラボウズも食べることが出来てラッキーでした。アブラボウズはその美味しさから、よくクエ(アラ)に偽装されることがあり、5年ほど前、世を騒がせたことは記憶に新しいと思います。あの当時、食品の偽装不正表示があれほど問題となったのに、昨今、また、多くのレストランやデパートで不正な表示が次々と明らかになっています。


 車エビだと思って食べるから、それなりを料金を支払って食べているのに、ブラックタイガーだったら消費者はその思い出までも踏みにじられたことになります。確かにブラックタイガーの天ぷらやバナメイのチリソースでは趣がありません。でも、ブラックタイガーにはウシエビという和名がありますし、バナメイも決して美味しくないわけではありませんので、銀むつ(マジェランアイナメ)や沖ぶり(シルバー)のようにそれなりの和名や商品名を付けて統一すれば済むことです。


 とにかく、消費者を優良誤認(より上位の物と思わせる)させて、不適切な値段を取るのは景表法違反であり、長年やって来たなら立派な犯罪です。この業界から悪しき慣習を撤廃してもらいたいものです。

 

 
  

トラットリアブレアマリーナ


・所在地   :宮城県塩竈市港町1-4-1 マリンゲート塩釜2F
・電 話   :022-361-6132
・営業時間  :11:00~22:00
・定休日   :無休
・駐車場   :共用あり

2013/11/18(月) 00:00 | trackback(0) | comment(4)

久々の釣り穴子三昧

カテゴリー: 料理:釣り魚

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 いま私は何を作っているのでしょう。サンマの刺身とイカの塩辛。。。ではありません。もちろん、それらを作れるくらい鮮度は良好です。実はこれらはアナゴの餌になるのです。要するにこれからアナゴ釣りに行きますので、釣り餌の準備をしていたのです。^^




 途中経過なしでいきなり釣果ですが、3人でたったの9尾でした。 
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 かなり苦戦してやっとこれだけ。とても吟趣康会で30名様に穴子三昧を提供するには足りません。生簀でも用意して3日ほど釣りに通う必要があります。




 サイズは40~50cmの2~3歳魚。食べて最も美味しいサイズです。 
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 自転車のタイヤのようなぶっといアナゴは食べ応えはありますが、骨も硬くなり、大味になります。




 これは手作りのアナゴ捌き台です。まな板の端に引っ掛けて使います。 
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 慣れれば、このような補助器具は要らないのですが、年に何回も捌きませんので。腹側を添え板に押し付けて包丁を入れるので安定します。




 アナゴは大量の粘液を分泌しますので、包丁でよく落とします。
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 水道水をかけながらタワシで擦ってもよろしいのですが、後でタワシが大変なことになります。^^ 

 
 
 アナゴを捌き終わりましたら、煮汁を作ります。
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 日本酒、味醂、醤油を水で薄め、通常の煮汁より淡い味に調製します。それを煮立てて、アナゴの中骨を入れ、旨味を出させます。


 
 この煮汁でアナゴを煮ていきますが、鍋は広くて浅いフライパンが使いやすいです。anago1309-8.jpg 
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 二丁パンでコトコト、柔らかくなるまで炊いていきますが、このようにクッキングペーパーを落とし蓋にします。


 
 30分くらい煮れば出来上がり。
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 ふわふわのアナゴの沢煮に仕上がっています。味は物足りないくらいで良いのです。




 温かい内はとても崩れやすいので、フライ返しなどを2本使って慎重にまな板に岡揚げします。
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 反り返っている部分をそっと押して平らにし、このまま、冷まします。




 この間に詰め(タレ)を作ります。
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 アナゴの煮汁を煮詰めてとろりとさせます。小瓶に入れて保存しますが、冷めるとゼラチンにより固まりますので、使う時に湯煎します。




 これは沢煮の炙りです。
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 山葵で頂きますが、味が薄い場合は先ほどの詰めを少し垂らして下さい。




 こちらはアナゴ丼。詰めをかけて粉山椒で頂きます。
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 関西の焼きアナゴと違って、ふんわりと口の中で溶け、ご飯との馴染みが最高です。




 この日はアナゴ尽くしという程ではありませんが、堪能できました。
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 大震災以前は毎年の楽しみだったアナゴ釣りですが、しばらく自粛してました。久々の釣りアナゴは応えられない美味しさでした。




 アナゴは身近な魚なのですが、以外とその生態は不明な部分が多いのです。ウナギのようにはるか南方で産卵するとされており、透明なきしめんのよなレプトセファルス幼生が春から初夏に日本の沿岸に運ばれてきます。仙台湾では松島湾や松川浦のような内湾の浅海で育ちますが、その頃はもいるのですが、その後、2歳以降になるとが姿を消します。外海でもは見つからないのです。より早く成熟して、南方に向かうとの説もありますが、それなら、通過中で底引き網などに漁獲されても良さそうなものです。中層を一気に移動するのでしょうか。それとも突然、性転換でもするのでしょうか。@@ 




【追記】

 先日、アナゴを釣ったメンバーが我が家に集結しましたので、一気に放出しました。^^  
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 上の写真はその一つのアナゴ押し寿司です。関西風にシャリの間に乾し椎茸の甘辛煮を敷いています。

2013/11/14(木) 05:00 | trackback(0) | comment(2)