【青森味探訪】⑤ 県立美術館とピエモンテ

カテゴリー: 未分類

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 青森
2日目の午後は細君の時間です。リクエストの青森県立美術館を観覧します。この巨大なワンコは青森県出身の美術作家奈良美智(よしとも)の作品です。このもの哀しげな表情が心に何かを語りかけてきます。奈良美智というと睨み目の少女が有名ですね。他にも青森で育った成田亨のデッサンも展示されています。成田亨と聞いてもわからないですよね。私もそうでした。彼はウルトラQウルトラマン等のウルトラシリーズのコスチュームや怪獣をデザインされた方なのです。カネゴンやレッドキング、ゼットン。。。覚えてますか???




 ちょうど、訪問した時には横尾忠則の企画展が開催中でした。(下の2枚の写真は美術館のHPより)
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 この美術館を設計したのは同世代の青木淳氏。美術館を取り巻くこの一体が三内丸山遺跡となっており、雪の中での発掘のイメージでしょうか。白と茶色が基調となっています。




 横尾忠則の展示のタイトルは「昭和NIPPON」-反復・連鎖・転移 。(画像は美術館のHPより)
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 子供ながらにも独特の作風が心に残りましたね。なにせ少年マガジンにも取り上げられましたから。昭和を反映した連続性のある幅広い作風は類のないものでした。




 さて、この日のディナーはイタリアンにしました。
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 ホテルのすぐそばにありましたピエモンテさんです。ピエモンテはイタリアの北西端にある州。スローフード運動の発祥地でもあります。バーニャ・カウダザバイオーネが名物料理ですね。




 店内はレストランというよりバーのような感じです。。。
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 黒板のメニューからも完全なイタリアンというよりスペインも含めたラテン系みたいです。




 突き出しのアンティパスト3点盛でスパークリングワインを頂きます。
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 グリッシーニ風の細長い棒は揚げたパスタでした。かなり、塩っぱい。


 
 突き出しの他にアンティパスト・ミストもお願いしました。
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 茸のマリネ、ミミガーのパテ、真鯛のカルパッチョ、プロシュート、蛸の柔らか煮、中央は野菜のマリネでした。




 サラダも1人前ですが、山盛り。
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 揚げた糸切りポテトが良い食感を加えています。




 ロッソに切り替えてさらに呑み進みます。
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 もう少し、注いでくれてもいいのになぁ。^^




 プリモにはフルーツトマト生ウニの冷製パスタをチョイス。
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 これはもう、余計な解説は要りませんね。ご想像の通りです。^^




 セコンドは魚にしました。キソイアクアパッツァです。
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 キソイってなんだろうと思って調べたら、どうもソイの仲間のシマソイのことのようです。味わいは少しライトなキツネメバルでしょうか。周囲の二枚貝もアサリではなくハマグリでした。クリームも使われちょっとゴージャスなアクアパッツァでした。



 本日もよく動き回りました。酔いが体を心地よく弛緩しています。ホテルの窓から青森の夜景が美しい。
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 遠く緑のアスパムと、紫にライトアップされたベイブリッジが見えています。明日は十和田へ移動します。酔いが覚めないうちにさっさと寝てしまいましょう。^^
 



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【青森味探訪】 ① 黒石つゆ焼きそばと三内丸山遺跡
          ② ウォーターフロントと津軽三味線
          ③ のっけ丼と新鮮市場
          ④ 雪中行軍と煮干中華 





青森県立美術館

 

・所在地  :青森県青森市安田字近野185
・電 話  :017-783-3000
・開館時間 :9:00~18:00(10~5月 ~17:00)
・休館日  :第2・4月曜日、12月29~31日
・駐車場  :あり



ピエモンテ 
 
・所在地  :青森県青森市本町2-3-15 百代ビル1F
・電 話  :017-777-0104
・営業時間 :17:00~翌3:00
・定休日  :日曜日
・駐車場  :なし 

2013/09/30(月) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

【青森味探訪】④ 雪中行軍と煮干中華

カテゴリー: 外食:ラーメン

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  全く無礼なタイトルですが、お許し下さい。青森2日目は八甲田雪中行軍遭難事件の痕跡を辿ります。ご承知のようにこの遭難事件は明治時代、旧日本陸軍青森歩兵第5連隊が厳寒期の行軍訓練において激しい吹雪に遭い、210名中、199名が死亡したもので、それまでの世界の軍事訓練においても例を見ない大惨事となりました。新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』を原作とした映画『八甲田山』(1977年)が有名ですが、八甲田山頂を目指したわけではありません。ロシア軍の本土上陸を想定して、行軍が最も困難な冬季に青森から八甲田山麓を横切って、八戸へ向かうためのシミュレーションであったのです。



 今から30数年前、映画『八甲田山』の中で神成大尉役の北大路欣也が言ったセリフ『天は我々を見放した』が当時、大流行しましたね。この映画はあくまで雪中行軍遭難事件を基にした作品であり、鵜呑みにしますと事実認識を誤ります。今日は頭を空にして、八甲田山雪中行軍遭難資料館を見学し、ガイドさんの解説に耳を傾けます。この資料館は平成16年に新しく建て替えられています。多くの遺品だけではなく、時代背景や行軍の目的、経過を詳しく解説するムービーや位置関係がわかりやすい電装ジオラマもありました。




 こちらは資料館の奥にある幸畑陸軍墓地。八甲田山雪中行軍の遭難者の墓地です。
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 ただし、納骨はされておりません。遺骨は家族の元へ送られております。明治35(1902)年としては珍しいアメリカ式の墓地です。




 こちらは文字が不鮮明ですが、遭難した宮城県出身兵士の石碑です。墓地北側の林の中にあります。このような石碑は宮城県のものしかなく、当時の経済力を象徴しています。
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 この石碑は遭難事件が発生した年に建てられています。裏面には宮城県出身者の名前が刻まれていますが、不思議なことに公式に発表されている46人ではなく、45人分しかありません。刻まれなかった方は特定されていますが、仙台市の外記丁にちゃんと住所があったそうです。なにか訳があったのでしょうか。。。


 この石碑は元々青森市の海に近い公園にあったそうですが、第2次世界大戦後、進駐軍に破壊されるのを恐れて、土中に埋めたそうです。その後、昭和40年に青葉会という団体がこの場所に再建しています。




 墓地の南角に小さな社があり、アイヌ犬の狛犬が設置されています。
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 なぜ、アイヌ犬かと言いますと、遭難者の遺体捜索に北海道のアイヌの方々の力をお借りしてるのです。アイヌの実力者、辨開 凧次郎(アイヌ名:イカシバ)さん等が捜索隊を組み、独自の捜索活動を展開したそうです。その捜索を手伝ったアイヌ犬が、こちらで2匹の子犬を産んだそうで、八甲ベンケイと名付けられました。どちらの狛犬が八甲でベンケイか分からないそうですが、ベンケイは辨開さん等と北海道に帰りましたが、八甲はその後、青森屯営(駐屯地)で大切に飼われたそうです。



 ところで、ベンケイという名ですが、弁慶を連想しますよね。実はアイヌには源義経を崇拝する習わしがあるのです。真偽は分かりませんが、義経がモンゴルに落ち延びる際にアイヌ部落に身を寄せ、親交を深めたというのです。実際、女流探検家イザベラ・バードが明治11(1978)年に北海道のアイヌ部落義経を奉る祠を発見したことを彼女の旅行記『日本奥地紀行』に記しています。



 
 突然ですが、青森と言えばリンゴですよね。資料館から雪中行軍の足取りを追って山に進みますと観光リンゴ園が目立ち始めます。
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 リンゴ狩りは食べ放題で200円くらいなのですが、今日の目的はこれではありません。 




 観光リンゴ園の奥にあまり知られていない遭難者の捜索本部遺体安置所が置かれた場所があるのです。
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 このような小さな祠が設置してあります。今でも、地元の方が花を手向けております。夜になると行軍の足音が聞こえることがあるそうです。




 同じ日の午後3時頃、腕時計が止まっていることに気付きました。
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 12時40分
を指していますが、上の祠を撮影した時間とピッタリ一致していました。これは事実です。




 さらに雪中行軍の後を追い、出発した明治35年1月23日の目的地田代の少し手前にある銅像茶屋にやってきました。
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 青森第5連隊
は目的地の約2km手前で吹雪の中、露営を余儀なくされます。悲劇はこのあと本格化します。翌日以降も吹雪は止まず、視界の利かない山野を彷徨い、連隊はバラバラになって行きます。兵士は凍傷と戦いながらも、次々と衰弱して倒れていきました。従って、雪中行軍遭難の地は一カ所ではなく、数キロに及んでいます。




 銅像茶屋から250mなだらかな丘を登ったところに直立したまま仮死状態で発見された後藤伍長の銅像があります。後藤伍長宮城県栗駒の出身です。
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 発見されたのは出発から4日目の1月27日。直立したままとされていますが、胸くらいまで雪に埋もれており、倒れることも出来なかったのでしょう。その後、捜索隊の軍医が蘇生させ、後藤伍長の口から事態の概要が初めて伝わります。当時(1902年)、無線通信はイギリスで開発されたばかりで、日本の軍隊にまでは普及していませんでしたからね。



 後藤伍長は神成大尉とともに青森駐屯地への帰路を探索している途中で力尽きたようです。神成大尉は後藤伍長の100m後方で発見されましたが手遅れでした。後藤伍長は凍死したとしても発見されやすい所を選んで立っていたそうです。彼はこの後、退役して故郷である宮城県栗原郡姫松村に帰り、村会議員も勤めました。




 丘を下って、銅像茶屋に戻りますと、話し好きなご主人に捕まり、雪中行軍談義が始まりました。
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 話が盛り上がって、展示室の中まで丁寧な説明を受けました。世には伝えられていないたくさんの裏話も聞けました。この周辺はその道のマニアが心霊スポットとして騒ぎ立てていますが、ご主人はそのような現象に一切出遭ったことがないそうです。^^






 さて、話題はガラッと変わって、遅めの昼食となります。青森と言えば、煮干中華を外すわけには行きません。
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 前回の青森旅行でも何軒か回りましたが、煮干しの香りが鼻に抜ける青森のラーメンは好みなんです。こちらは新青森駅近くに本店のある長尾中華そば浜田店さん。喜多方ラーメンも取り扱っているのが、ちょっと気になるのですが。。。




 基本は煮干し中華ですが、白湯豚骨スープも合わせたコク煮干しもあります。
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 鳥中華や鳥つけ麺など、鳥系にも力を入れているようです。暖簾のロゴも魚と鳥の合わせ文字ですし。このロゴは同じ長尾グループでも店舗毎に異なります。




 こちらが煮干しの中650円です。シンプルながら惹き付けられる魅力があります。
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 ナルトやノリもないのが潔い。スープも濃厚で、もちろん煮干しの香りが鼻に抜けます。




 麺は中細ストレートです。も懐かしいですねぇ。。。
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 このスープにして、この麺ありと言わせるほどのベストマッチ。




 一方こちらはコク煮干し手もみ麺中700円。
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 見るからにこってり。豚骨と煮干しの組み合わせが現代的。




 コク煮干しの手もみ麺は極太でかなり硬め。インパクトがあります。
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 縮れがスープを乗せています。かなり噛まないといけないので、手もみの配慮は有り難いです。以前、二郎インスパイアな大二郎というラーメンも出していましたので、この麺が使われていたのでしょうか。近くに大二郎の専門店をオープンさせたので、こちら店からはなくなったそうです。




 本日は雪中行軍の痕跡を辿ってみましたが、資料館のガイドさんや銅像茶屋のご主人から多くの裏話を聞くことが出来ました。実は青森から出発した青森第5連隊と平行して、弘前第31連隊は弘前を3日早く出発し、十和田湖の南側を回って、後藤伍長が発見された頃に遭難場所を通過して青森に向かっています。当然ながら遭難の状況も見てきたはずですが、捜索には加わらず、弘前に帰還しています。恐らく情報統制があったのでしょう。弘前第31連隊の復命書にはこのことが触られていませんが、隊員の手記には記されています。やがては全世界に広く知れ渡るのですが、初動の判断が生存者を減らした可能性もあるとのことでした。

 

 
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【青森味探訪】① 黒石つゆ焼きそばと三内丸山遺跡
         ② ウォーターフロントと津軽三味線
         ③ のっけ丼と新鮮市場





八甲田山雪中行軍遭難資料館


・所在地  :青森県青森市幸畑字阿部野163-4
・電  話    :017-728-7063
・開館時間 :9:00~18:30(11~3月 ~16:30)
・休館日  :12/31、1/1、2月の第4水木曜日
・駐車場  :あり


長尾中華そば 浜田店


・所在地  :青森県青森市浜田豊田150-14
・電 話     :017-739-4174
・営業時間 :10:30~21:00(土日祝 7:00~)
・定休日  :月曜日(月曜が祝日の場合は火曜休み)
・駐車場  :あり

2013/09/26(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

万願寺唐辛子の豚肉と炊いたん

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 これなんだかお分かりになりますか? 外見は青唐辛子そのものなんですが、甘いのです。そうです獅子唐(シシトウ)と同じ仲間の甘唐辛子グループに属する願寺唐辛子です。唐辛子と名前についても辛くはありません。獅子唐だって、正しくは獅子唐辛子ですからね。広い意味ではピーマンやパプリカだって、甘唐辛子ファミリーに入りますが、普通は唐辛子のような細長いものを甘唐辛子と呼んでいます。主に京都で品種改良され、万願寺の他にも伏見唐辛子山科唐辛子などがあります。これらの甘唐辛子も完全に熟すと真っ赤になって唐辛子と区別が付かなくなります。




 この万願寺唐辛子は大変丈夫で作りやすく、草丈1m位に成長し、100個以上の実を付けます。
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 今月上旬、秋冬野菜の種を播くため、全部、引き抜いたのでいっぱい採れました。いつもですと、ジャコと実山椒の佃煮で炊き合わせにしてきましたが、今回は豚肉と炊いてより馴染みやすいお惣菜にしてみます。材料は万願寺唐辛子の他に豚の薄切りと胡麻油に麺つゆです。




 甘唐辛子を加熱調理する際には、必ず串や楊枝で刺して穴を開けます。
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 特に揚げ物などをする場合は爆発することもありますのでそのまま調理は危険です。今回は炒め煮ですが、穴を開けないといつまでもパンパンでしんなりしません。




 最初に胡麻油で豚肉の細切りを炒めてきます。
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 弱火で塊にならないようにほぐしながら炒めます。




 続いて万願寺唐辛子を加え、蓋をして蒸らします。
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 この時に日本酒か水を大さじ2杯ほど加えます。




 10分も蒸らしますと柔らかくなってきますので、麺つゆをさっと回しかけます。manganj6_20130922200543a1a.jpg
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 さらに10分くらい炒め煮にして、しんなりと柔らかくなってきたら完成です。




 万願寺唐辛子の炊いたんです。正確には炒め煮ですけど。^^
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 豚肉の旨味が万願寺唐辛子の甘味とタイアップしてご飯や酒の進むお惣菜となりました。京都ならお番菜ですね。




 万願寺唐辛子は辛くない甘唐辛子ということなのですが、たまにビリっと辛い実に遭遇することがあります。
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 同じ株から採れた実でも辛さに差があるのはどういう事なんでしょうか。環境や遺伝的な要因とは考えにくいのですが。。。そんなのに当たった時はルシアンルーレットとは考えず、宝くじに当たったと考えましょう。^^




 我が家の菜園も秋冬野菜に植え替えが終了しました。広い畑があれば、同時進行も可能なのですが、現在の面積でも暑い日の耕耘は応えるようになってきていますし、子供たちも巣立ったので、食べ切れないこともあります。のローテーションを計画的に行なって効率よく使っていけば、季節季節の野菜への乗り換えもなんとかやっていけそうです。

2013/09/23(月) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

【青森味探訪】③ のっけ丼と新鮮市場

カテゴリー: 外食:寿司・魚貝類定食

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  昨晩、うお旬さんで津軽三味線に心を打たれ、震災直前に伺った芸術居酒屋小栗さんに再訪し、しこたま呑んだのですが、佳い酒は残りません。今朝は6時半にホテルを出て、青森駅近くの魚菜センターまでゆっくり散歩。魚菜センターで最初に迎えてくれたのが、大きなマグロの頭。じっくり時間をかけて、兜焼きにしたいなぁ。身をほじくりながら、塩胡椒で食べるのが好きです。そう言えば、西洋人はこういう目の付いた料理が苦手ですね。




 魚菜センターといえば、知る人ぞ知るのっけ丼の発祥地。
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2年半前もこちらでのっけ丼を楽しみました(こちら)。あの時は雪が積もる季節でしたが、夏の青森はどんな味覚で溢れているのでしょう。




 のっけ丼のルールですが、初めての方は入口近くの案内所で店内マップを貰うかたがた、説明を受けることをお薦めします。
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 要するに、丼のネタを買い巡りながら、オリジナルな海鮮丼を完成させるのです。現金での取引もできますが、丼を持って財布から出し入れするのは面倒です。そこで、100円券が綴られたチケットが販売されており、便利です。一人で1000円分も買えば、十分でしょう。余ったチケットでドリンクも買えますし。



 
 まずは最初に丼飯を購入します。入り口近くにご飯を販売するお店が配置されています。
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 ご飯は無料で寿司飯にすることが出来ます。お願いしたら、市販のすし酢を丼に振りかけ、ささっと掻き混ぜるだけでしたけど。。。このお店でもチケットは購入できます。



 
 さぁ、好きな物を選んで自分好みののっけ丼を作り上げましょう。
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 ネタは100円から300円が多いですね。どれも小皿サイズか一切れ単位です。お店の方が適当に盛り付けてくれますが、自分のデザインにこだわるののなら、「ここにお願いします」と場所を指定しましょう。




 完成しましたら、食堂がありますので持ち込みます。
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 冷水がセルフで頂けます。冬は温かいお茶があったように記憶しています。味噌汁は1杯100円で買えますよ。




 卓上には醤油、山葵、割り箸などが用意されています。
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 お漬物は100円でした。大葉(青紫蘇)は一枚10円、これで締めて810円也。




 ネタは手前から時計回りで、イカそうめん、甘エビ塩辛、活ホタテ、ニシンの飯寿司、サケの飯寿司、マグロです。
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 冬ですとイクラやタラコも乗せて、華やいだ景色になるのですが、夏は涼しさを求めますね。って、呑兵衛の本能で酒の肴に最適なものばかり選んでいるように思えます。^^




 魚菜センターのそばには有名なAUGA(アウガ)がそびえ立ちます。
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 青森の109的存在のアウガ、青森市民は「アウガで合うが」となるそうです。ホンマかいな。^^




 地下は鮮魚、加工品、酒類、青果、菓子を扱う店舗や食堂など87軒が入っている新鮮市場です。
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 元々、この周辺に発生した青空市場を収容したので、プロも仕入れに来る仲卸市場的存在です。ですから朝は5時からやっています。菓子類もありますので、お土産物を物色するにも好都合。




 こんなものも売ってます。
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 左はもちろんサザエさんですが、右はフジツボですよ! 大型になるミネフジツボです。フジツボは甲殻類ですから、味はカニとそっくり。塩茹でして、身をほじくるか、汁物にすると良いダシが出ます。でも、高いよね。そういえば、南米のチリにも、握り拳くらいになるフジツボがいて、ピコロコと呼ばれてました。SOPA(スープ)で食べましたが、身はかなり柔らかかったですね。




 新鮮市場には7軒の食堂や寿司処があります。
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 のっけ丼を食べてきたばかりなので眺めただけですけど。。。




 青森2日目の朝はのっけ丼から始まりました。今日もハードなスケジュールになりますので、これくらい食べておかないとね。。。と正当化しています。^^ 青森市は県庁所在地であり、陸海の交通の要所です。近代的な街の中にこのような市場が存在するところが魅力的ですね。ただ、北海道新幹線が開通するすると、青森に途中下車する人が減るのではないかとの予測もありますが、ねぶたのっけ丼がある限り、健在でしょう。^^
 


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【青森味探訪】① 黒石つゆ焼きそばと三内丸山遺跡
         ② ウォーターフロントと津軽三味線




 
青森魚菜センター本店 http://www.acci.or.jp/nokkedon/


・所在地  :青森県青森市古川1-11-16
・電  話  :017-734-1367
・営業時間 :7:00~17:00(店によって異なる)
・定休日  :火曜日、年始1月1~2日
・駐車場  :あり(店の向かい側)




新鮮市場(アウガ地下1階) 
http://www.auga.co.jp/shinsen.html


・所在地  :青森県青森市新町1-3-7
・電  話 :017-721-8000
・営業時間 :5:00~18:30(店によって異なる)
・定休日  :不定休
・駐車場  :あり 522台

2013/09/19(木) 05:00 | trackback(0) | comment(8)

【青森味探訪】 ② ウォーターフロントと津軽三味線

カテゴリー: 未分類

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  青森からのレポート第2弾は陸奥湾のベイサイドからです。青森市を代表する景色となった青森ベイブリッジ。遠くからも目立ち、車や鉄路の車窓からこれが見えてくると青森にやってきたんだという実感が湧き上がります。全長が1219mもあり、デザインにもかなりこだわりが見られ、橋桁が青森の頭文字であるという形になってます。この写真の左手はシードルを生産販売しているAファクトリー、右手の茶褐色の建物はねぶたを展示してあるワ・ラッセです。




 ベイブリッジの展望室から青い海の公園やアスパム方向を眺めています。
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 青森市のウォーターフロントは実に充実しています。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(下)から、対岸のアスパムへはベイブリッジに登る必要がなく、平行して海面を渡る歩行者専用橋ラブリッジで渡れます。この橋、手前の一部が陸側へ引き込める構造となっており、船の通過も可能です。




 ウォーターフロントを散策して喉が渇きましたので、Aファクトリーで喉を潤します。
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 シードル(右)とモヒート(左)ですが、残念ながら車なのでノンアルです。(-_-)




 投宿するにはまだちょっと時間もありますので、ワ・ラッセで今年活躍したねぶたを見学。
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 上のねぶたが今年の青森県知事賞を受賞しています。大迫力ではありますが、デザインが今風のリアルではなく、どこかのどかさが残った感じが郷愁を誘いますね。




 さて、今夜の酒盛りは津軽三味線の生演奏が見られるうお旬(旧名いぶし銀)さんです。
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 青森県の海の幸も楽しみです。キンキン(キチジ)も激安とのことですが、庶民にはちょっとなぁ。。。




 店内は板張りで正面には大型スクリーン。
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 生演奏の合間にはスクリーンで津軽三味線の競技会や大合奏が映されていました。




 突き出しには生牡蠣が出されました。この季節だと成熟の遅い北海道産かな。
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 それでも、さすがに9月、成熟してドロンとした食感でしたね。これがイワガキなら成熟していても旨味成分が温存されますが。。。




 こちらはホテルで頂いたサービス券を利用して無料提供された大間産マグロの握りです。
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 クロマグロのトロですが、砂ずりの部分でしょうか。脂そのものを食べている感じです。

 



 お酒は青森の地酒、豊盃の特別純米酒を頂いています。
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 青森は地酒の種類はあまり多くありませんが、どれも美味しいですね。



 
 こんな津軽の郷土料理に巡り合えました。
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 茄子の赤紫蘇巻きです。赤紫蘇で甘味噌を塗った茄子の縦切りを包み、フライパンで炒め蒸したそうです。こういうの大好きだなぁ。同じ紫蘇巻きでも、津軽、宮城、福島(いわき)では、全く異なるのですね。




 こちらはサラダなのですが、十和田名物、バラ焼きが乗ってます。
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 明後日、十和田にも回り、本場のバラ焼きを味わう予定ですが、これは予告編というで。。。




 これも嬉しかった。のスジの煮込みです。
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 こんなの熊本以来です。馬の産地、青森ならではの料理に感激です。




 青森と言えば、ホタテですよね。ホタテの殻焼きです。
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 プリプリの食感に溢れる甘さ。暫し沈黙。実は後出の貝焼き味噌と間違って頼んでしまいました。^^




 津軽三味線の生演奏が始まりました。南こうせつ風の演奏家ですが、じょんがら節には心を打たれました。
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 演奏の後、弾き手が各席を回り、津軽三味線の解説をしてくれます。実は今宵、青森大学の田村教授と呑んでました。




 これが秋田から青森にかけて伝承される貝焼き味噌です。
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 味噌味のスープに卵を落として掻き混ぜます。これは酒の肴にはもちろん、ご飯にぶっかけても堪らないでしょうね。



 
 〆は青森で盛んに栽培されるニンニクをふんだんに使った炒飯です。
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 明日のことは考えないでむさぼります。なかなか上手に仕上がった炒飯でした。




 まだまだ、続きます。震災の直前に訪れた青森屋台村さんふり横丁の芸術家居酒屋小栗さんを再訪します。その時の様子はこちらをご覧下さい。
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 ギャー、店の中が空っぽになっている。この横丁から、小栗さんが消えていました。どうなったんだべ。。。 携帯ですぐに連絡を取ります。




 安心しました。小栗さんは横丁を離れ、独立した店を構えたそうです。タクシーで直行。
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 いやぁ~嬉しい。小栗さんがお店の看板を出しています。2年で出世しましたねぇ。




 かつてと同じように店内にはご主人が釣った魚の魚拓やご自分の作品が飾られていました。
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 油絵かと思ったら、パステルで描いて、ラッカーで表面を固めるそうです。




  今回もまた名刺替わりのミニ色紙を頂きました。
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 厚紙に野菜の葉や皮を貼って描くのが小栗さんの特徴。左は前回来た時頂いたものです。あれからずっと財布の中に入れていました。




 先付にもこだわりを感じます。
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 左から山独活のかき揚げ、肉豆腐、マグロの含め煮です。




 これはオリジナルの山芋のコロッケ。
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 ジャガイモとは異なり、粘りながらもクリーミーな食感に魅了されます。




 ちょっと、黒めですが、これが小栗さんの一番人気、伝宝焼きです。
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 通常の貝焼きと違って、卵の素(酢を使わないマヨネーズ)で和えたホタテなどの具材を焼き合わせます。青森の創作新味覚です。さっぱりとしたグラタンのような味わいになります。




 今日もハードに動き回りましたが、青森の料理に癒されました。青森宮城と同じように四季折々多種多様な水産物に恵まれますが、宮城県人よりもよく食べています。特産のリンゴやニンニクを使った焼肉のタレも数多く販売されていました。前回、訪れたのは歩道に雪が高く積まれた1月でしたが、同じ市街地をガラッと変わった夏の景色と比較できたのはよい経験でした。明日も早くから巡り歩きますので、今宵はこれにて。田村先生、お付き合いありがとうございました。




バックナンバー

 
【青森味探訪】① 黒石つゆ焼きそばと三内丸山遺跡 





うお旬 (旧店名:いぶし銀)


・所在地   :青森県青森市本町2-5-7
・電 話   :017-775-5355
・営業時間  :17:00~23:00
・定休日   :無休
・駐車場   :なし


料理と絵の店 元禄茶屋 小栗


・所在地   :青森県青森市堤町1-1-9
・電 話   :080-6042-4196
・営業時間  :17:00~23:00
・定休日   :第2・4月曜日
・駐車場   :なし 

 

2013/09/16(月) 05:00 | trackback(0) | comment(2)