【気仙沼市】あじ蔵で珍味三昧^^
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
気仙沼に懇意の居酒屋があります。同じ年の親方がやっているので、話がよく合います。店に流れるBGMも70年代のポップスです。両方とも一見硬派なのに実はオフコースが好きというのも一致します。^^ 今日はカウンターで独り呑み、親方にお任せで、珍味を色々出してもらってます。
あじ蔵さんは気仙沼の田中前というエリアにあります。大震災で浸水しましたが、建物は無事でした。
店の前に300Kgもある冷蔵庫が流れ着いたそうですよ。
カウンターの片隅に陣取ります。
この店では料理を図解してくれているので、郷土料理でもなんとなくイメージできるのです。親方は忙しそうに電話の対応中。このあと、料理が出される都度、料理談義に花が咲きます。話の途中で何か閃くとすぐにメモを取ります。このいう人って成功するんですよね。^^
まずは突き出しで生ビール。この突き出しも気が利いてます。
左からメカジキの燻製、マグロの千種煮、イカの甘辛煮。どれも材料を無駄にしない心が表れています。
日本酒に切り替えたところでお造りとこわだ(マンボウの腸)の串焼きが出てきました。
実はお酒もお任せで、最初は淡麗辛口に始まりだんだんと芳醇濃厚なものへ移っていきました。こわだの食感は大きな二枚貝の足と似ています。
ド肝を抜かれたのはこの刺身サラダ。。。何だと思います?
白い部分がメカジキで、フープロで攪拌してマヨネーズで調味しております。バチの赤身やコーンを混ぜてポテサラ風に仕上げています。この味は初体験。親方の創造力には脱帽です。これパンにも合いますね。
続いて珍味4連発。
上左からもうかのホシ(ネズミザメの心臓)の炙りをニンニク醤油で、マンボウの肝煎り、塩鰹ライトスモーク、もうかのホシのカルパッチョ。どれも一仕事してますね。
これも酒が進む呑兵衛泣かせの珍味3品。
左上からメカジキの皮の南蛮漬け、自家製塩辛、自家製酒盗。塩辛には隠し味に醤油の搾り粕(右下)を加えているそうです。これも塩辛いけどポン酒のあてになりますね。
気付いたらカウンターはこんな状態に。
この後も親方のカウンター攻撃は続きます。周りのお客さんもたまげたことでしょう。^^
これは3年物のバッケ味噌(蕗の薹味噌)です。
味が熟れて日本酒との相性は抜群です。
モッツァレラとトマトのカプレーゼに見えますが、これは豆腐です。しかも青ばた豆腐。
上に盛られているのは山形のダシ(野菜の細々を醤油や塩で調味したもの)です。次々とよく考え付くものです。敬服しました。
いや~ぁ、堪能しました。酒も定量を超えたかも知れません。これだけ珍味を出されれば呑まないわけには行きません。日々の飽くなき探究心が生み出した親方のオリジナル料理、大変勉強になりました。次の気仙沼ツアーではこちらのお店を一次会場にしたいと思います。秋刀魚や戻り鰹の頃に募集しますね。奮ってご参加下さい。
おまけですが、これはあじ蔵さん自家製の食べラー風ご馳走味噌。
マグロや野菜類を味噌で甘辛く炒めて辣油を利かせています。これはご飯に最適、食べ過ぎてしまいます。
・所在地 :宮城県気仙沼市田中前1-3-6
・電 話 :0226-23-3996
・営業時間 :17:00~24:00
・定休日 :日曜日(ご予約により営業可)
・駐車場 :あり