【南三陸町】懐かしの京極そば

カテゴリー: 外食:蕎麦

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  大震災から3度目の夏を迎えようとしている南三陸町志津川の街。今は残っている建物もほとんどなく果てしなく続く草むらのような状態。保存か撤去か、町民の中でも揺れ動く防災対策庁舎の赤い鉄骨が遠くからでも目に入ってきます。この42名が犠牲となった庁舎の前には多くの献花が供えられ、観光バスも跡を絶ちません。



 若い頃、3年間過ごした志津川の街。あの街並みが今でも瞼に浮かびます。キラキラ丼はまだありませんでしたが、美味しいものが多い街でした。皆さん勉強熱心で技術レベルが高いのです。どの店もハズレた例がないのです。偶然にも震災のひと月前、久々に志津川を訪れ、町並みを撮影し、海鮮丼を食べていました(関連記事)。




 すっかり有名になった南三陸さんさん商店街。被災したお店の方々が集まって仮設店舗での営業を再開しました。
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 平日のランチタイムでもかなり賑わっています。最近は修学旅行の生徒も見かけるようになりました。




 志津川といえば、魚貝類やラーメンも美味しいのですが、非常に個性的な日本蕎麦屋さんがあるのです。
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 そのお店は京極さんといいます。八幡川に近い南町にありましたが、津波で跡形もなくなりました。頑固な職人であった二代目も店とともに帰らぬ人となりました。現在はこの仮設店舗で三代目が店を継いでいます。




 このような商品のディスプレーは二代目だったら有り得なかったでしょう。
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 今は観光客も多く、ひと目で商品のイメージとその値段を伝えて安心感を持たせることが必要ですね。創業昭和3年の蕎麦屋だけでは若い人は警戒します。それにセットメニューも豊富で1000円以内で食べられることを伝えているのも的を得た宣伝ですね。




 本日はざるそば半海老天丼のセット1000円です。
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 普通盛りですが、麺量も多く、相当食べ応えがありそうです。昔はよく天ざるを頂きましたね。懐かしい。



 
 この京極さんには大きな二つの特徴があります。まずはこの天ぷら三代目もしっかり受け継いでいます。
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 決してカリッとは揚がっていないのです。ふんわりもったりとした厚めの衣なのです。初めて京極さんでこれを食べた時、職人気質の主人がなぜこのようなフリッターみたいなものを出すのだろうと疑問でした。蕎麦屋の天ぷらといえば江戸前のカリッと軽い衣と決めつけていたからです。ところが、何回か食べ付けるとこのボリューム感に慣れてくるのです。若かったし、一食で満足感も得たかったしね。徹底的にこだわる二代目が行き着いた衣がこれだったんでしょう。




 続いて、不思議なのがこの蕎麦。以前ほどではないにしろ、うっすらと緑色掛かっています。
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 新蕎麦であれば、このようなこともあるのですが、年中なので、茶そばなのかと思ってしまいます。



 
 さらに不思議なのは、この透明感。更科粉ではあるまいし。。。だったら、もっと白くて角も立つほど硬いはずです。
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 口に含むともっと謎が深まります。目を瞑って味わうと。。。まるで、ざる中華。柔らかめの多加水麺のようで、クニュクニュとした食感です。条件反射でしょうか、ほんのりとかん水のような香りすら鼻腔が感じ始めています。




 そばつゆで甘ったるくなった口をそば湯で洗い流します。
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 いつ食べても不思議なそばです。江戸前のそば通だったら、これを蕎麦と呼ぶことを許さないかも知れません。でも、これはこれで、また、食べたく魅力を持っているのです。このそばはここでしか食べることができない京極そばというジャンルなのです。




 初めて食べた三代目京極そば。私が志津川で働いていた時はまだ、調理を任されていなかったでっしょう。そばの緑色が少し薄くなったかなと感じた以外は二代目との違いを見つけることが出来ませんでした。もったり衣の天ぷらも昔のまんま。既成概念に縛られていると、この天ぷらも認めることができないかも知れません。ここは京極なのです。京極そば京極天ぷらを食べたくて、また、やって来てしまう不思議なお店なのです。^^



 そば処京極


・所在地   :宮城県本吉郡南三陸町志津川字御前下59-1(さんさん商店街)
・電 話   :0226-46-2004
・営業時間  :11:00~17:00
・定休日   :不定休
・駐車場   :あり

2013/06/27(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【石巻市】石巻まちなか復興マルシェで三色丼

カテゴリー: 外食:丼・オーバーライス

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 本日は石巻に来ておりました。午前中の仕事を済ませ、移動の途中でランチタイムとなりましたので、まだ、行ったことがなかった石巻まちなか復興マルシェを覗いてみることにしました。復興マルシェは旧北上川中瀬の石ノ森萬画館の向かい岸(旧友福丸そば)に2012年6月に完成しました。魚市場の近くにあった石巻しみん市場も入っているということですし。




 現在の石巻の街中は中里から蛇田の方へ移ってしまいましたが、この周辺がかつての“まちなか”だったのです。
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 江戸時代、内陸部のを江戸へ輸送する中継基地としてこの一帯(石巻市中央地区)が大変栄えました。その後も海運の拠点として、旧北上川に面したエリアからJR石巻駅までの商店街が繁栄したのですが、大店舗の進出、車社会の到来でシャッター通りと呼ばれるまでに衰退してしまったのです。大震災を契機に長い歴史を持つこのエリアに人々を呼び戻そうと、まちなか復興マルシェが開設されました。




 石巻といえば、石ノ森章太郎の漫画キャラが街中に溢れていました。マルシェでも仮面ライダー1号や人造人間キカイダーがみんなを護ってくれてます。^^
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 これらのフィギュアも津波に巻き込まれたのでしょうか。それとも震災後に作り直したものでしょうか。現代のやたらリアルなデザインより、昭和のゆるゆるとした作りにホッとします。



 
 名物石巻焼きそば餃子専門店も入ってます。
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 石巻焼きそばは震災後に姫路で開催されたB1グランプリで、浪江焼きそばとともに上位を占めました。久々に食べようかと思ったのですが、どうしても魚に食指が動いてしまいます。




 どうやらこちらは和食のお店のようです。でも、ソフトクリームがパーラーっぽいですね。^^
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 年配の石巻市民にとって、ソフトクリームはある意味ソウルフードかも知れません。まだ、ここに丸光(デパート)があった頃、家族でショッピングを楽しんだあと、中華楼の中華そばを食べ、デザートにソフトクリームを食べるのが定番でした。




 さっそく、三色丼1300円を頂きます。具沢山のけんちん汁と香の物が付きます。
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 海老や雲丹など10種類くらいのネタが乗った豪快海鮮丼1800円もあったのですが、さすがにランチではそこまで到達出来ません。(TT) 




 お決まりの三方向ビュー。三色はカツオヒラメイクラですが、笹蒲や青菜、乗ってます。
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ご飯の上には錦糸卵と海苔がかけられていました。ネタは日によって変わるようです。 




 食後には被災した石巻しみん市場を覗いてみます。
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 魚市場横の海水浴場背後にあった店舗はまともに被災して壊滅しました。トレーラーハウスでの復活です。




 規模はかなり小さくなりましたが、水産加工品鮮魚類も所狭しと並んでおり、嬉しくなります。
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 イシモチやホウボウなどの地魚の刺身が買えるのも魅力です。




 震災後、久々にお会いした色川社長から新製品の味見をお願いされました。
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 十三浜のワカメを入れた若布餃子です。正直なところ、私はもっとワカメの主張が強くても良いと思いました。皮には米粉も使ってあるようで、透明感があります。ワカメのが透けて見えるのは高得点。^^




 復旧復興の支援に駆け付けて頂いたボランティアの皆さんへの気持ちが示されていました。
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 この度の東日本大震災では、日本中からのボランティアの方々が被災地に集まり、実に献身的に働いてくれました。かたや瓦礫処分の受け入れを頑なに拒否したり、被災地の製品を扱わないことを宣伝した量販店など、人の心の裏表が如実に現れました。




 あえて、かつてのまちなかを選んで開設した復興まちなかマルシェ。長い歴史の中で繁栄してきたエリアには独特な空気が漂います。商業の中心地として再興することは難しいのかも知れませんが、歴史を芯にした街並み造りを進めていけば、人も集まってくるように思います。そのためには中心地に大きな駐車スペースを配置して、1000円以上の買い物で無料にするとかのサービスも必要でしょう。漫画歴史の町で石巻が復興することを願って止みません。 
 
 



石巻まちなか復興マルシェ http://www.fukkoumarche.com/


・所在地   : 〒986-0822 宮城県石巻市中央2-11-13
・電 話   :0225-92-6603
・営業時間  :10:00~18:00
・定休日    :火曜日
・駐車場   :あり


 うまいもん屋 http://is-umaimonya.com/

2013/06/24(月) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

【復興祈願】気仙沼ショートツアー後編

カテゴリー: 外食:その他

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 気仙沼ショートツアー
の2日目です。みなさま元気に集合場所で再会。一路、陸前高田に向かいます。長部の漁港を過ぎ、気仙中学校の川向かいに奇跡的に残った一本松が見えています。すでに枯れていて、幾つかに分割した後、樹脂で固め、元の姿に復元されました。このに対する陸前高田の皆様の熱い想いがひしひしと伝わります。気仙川に沿って5kmほど遡りましたが、その先まで被災した家屋が残っていました。




 陸前高田から唐桑半島に戻ってきました。途中、砂子浜で休憩。
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 この浜は砂利浜なのですが、ミルフィーユのように地層が刻まれた小石がよく見つかります。箸置きや水槽の飾りに使えそうです。




 唐桑半島の先端にあるビジターセンターにやってきました。
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 6月上旬ですが、まだ、鯉のぼりが飾られています。こちらでは5月ではまだ柏の葉が出ていないので6月に節句を祝うのだとか。最近の鯉のぼり、金兜のような光り物もあるのですね。黄金色の体側が眩いほどです。




 津波体験館では津波を映像とともに音響と振動で体感できます。
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 生々しい震災関連のパネル展示も多くありますが、風化させてはならない貴重な記録です。




 気仙沼の市街地に戻る途中、早馬山の漁り火パークにちょっとだけ寄りました。
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 時間があれば山頂の展望所から大パノラマが眺められるのですが、中腹からチラッと眺めて頂きます。夏から秋の夜ならイカ釣りの漁り火が海に浮かびます。




 さて、お昼です。田中前に戻って、北かつまぐろ屋さんでまぐろ料理を楽しみます。
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 北かつとは宮城県北部鰹鮪漁業組合の略で北かつ商事株式会社がまぐろ屋を営んでおります。震災前はシャークミュージアムのある魚市場隣にありました。




 まぐろ屋さんと言えば、各種のまぐろ丼。どれも美味しそう。
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 みなさま、次の日なのにまたまたビール。さすが、強者揃いです。




 上から三色丼三色丼(上)イクラねぎとろ丼になります。
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 三色丼はメバチとビンチョウにネギトロの3色です。上になりますとメバチが赤身から中トロになります。




 こちらは豪快なまぐろのかまステーキ
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 塩胡椒が利いていますが、ポン酢も添えられました。




 お腹を擦りながらお店を出ますとお向かいに変な車が。。。
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 補聴器屋さんでしょうか。ハート三浦電気と書いてありますね。後でわかったのですが、なんと、手品師のマギー審司さんのご実家だそうです。こんなんなっちゃいました(大笑)




 さて、次はリアスアーク美術館です。こちらも地震の影響で全館がフルオープンしたのは今年(2013)の4月でした。
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 斬新なデザインのエントリー。オブジェも所々に展示されます。




 中央の通路の突き当たりはガラスで囲まれた飛び込み台のようになってます。
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 先端まで行きますと床にガラスがはめ込んであって、はるか下の地面が見えます。先端近くはやや下りのスロープになっているので恐怖を感じます。こんなはめ込みガラスの仕掛けが他所にもありましたね。




 現在、「東日本大震災の記録と津波の災害史」が常設展示されています。
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 パネルだけではなく、山内学芸員が集めてきた、瓦礫と呼ばれる生活物資の一部や折れ曲がった鉄骨や乗り物の一部なども展示してありました。震災前からの歴史・民俗資料室も見応えがありました。「食」をキーワードに地域文化を縄文時代から現代までの産業の変遷とそれにともなう習俗、文化なども学習できます。




 2日間の気仙沼ショートツアーも最終ラウンドを迎えます。気仙沼の水産物の見学とお土産の購入です。
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 さかなの駅も1年半が経過し、すっかり軌道に乗ったようです。それにしてもこのホヤぼーやの売り込みはすごいなぁ。どこに行っても見かけます。ここまで本気でやらないと定着しないのですね。




 駅内には鮮魚や冷凍魚だけではなく、加工品や酒、青果、肉類を販売する店舗も入っています。
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今人気のさんの帆布縫製品も各種ありました。




 気仙沼らしい水産物といえば、やはりメカジキでしょうね。それもハーモニカは他ではちょっと手に入らない。
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 ハーモニカはメカジキの背びれの付け根です。いわゆる縁側ですが、骨込みなのでスペアリブのような感じですね。これを煮付けたり、下味を付けてオーブンで焼いたりしますと佳い酒の肴になります。




 さて、皆様。2日間、本当にお疲れ様でした。気仙沼を堪能できましたでしょうか。まだまだ、お見せしたく、食べて頂きたい物も沢山ありますよ。^^
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 仙台・盛岡方面までは2時間以上掛かります。疲れも出る頃ですので、ドライバーさんは十分に気を付けて運転をお願い致します。




 最後に私から皆様へのお土産です。市内の障害者施設、松峰園さんで作っている胡麻煎餅です。
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 松峰園さんでは木工や手芸などの他に、このようなお菓子も作っております。




 この胡麻煎餅、シンプルな胡麻黒胡椒(上)、青海苔カレー(下)の4種類があります。
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 どれも紙のように薄く、でもパリンパリンに硬くて佳い歯応え。皆様には香り豊かな青海苔とスパイシーなカレーのセットをお持ち頂きました。この胡麻煎餅は一般に市販されておりませんが数量がまとまれば、送ってくれるそうです。送料を考えると、何人かで組んだ方が良さそうですね。お問い合わせは、こちら松峰園まで 0226-23-9922 。




 とても2日間では巡り切れない食べ切れない気仙沼。こちらの元気な皆さんを見て、2年と3ヶ月前にあの巨大津波で壊滅的な被害を受けたことを感じなかったと思います。みんな必死で頑張っていますが、遠くから来てくれた方々を笑顔で精一杯もてなしてくれるのです。気仙沼水産都市でもありますが、観光地でもあるからでしょう。ところが、海辺のエリアは今でも更地が延々と続いています。不便な仮設住宅で生活しながらも、みんな復興を目指して生き抜いています。今後も多くの方々を三陸エリアにお呼びして、被災地の正しい認識とご支援をお願いしたいと思っています。


 
 

唐桑半島ビジターセンター津波体験館


・所在地  :宮城県気仙沼市唐桑町崎浜4-3
・電  話  :0226-32-3029
・開館時間 :8:30~16:30
・休館日  :毎週火曜日(但し、当日が祝日の時は翌日)
・駐車場  :あり
・入館料  :大人370円、高校生260円、小中学生160円
      ※10名以上で団体割引(大人300円、高校生210円、小中学生130円)


北かつまぐろ屋 田中前店


・所在地   :宮城県気仙沼市田中前1-3-18
・電  話   :0226-24-7010
・営業時間  : 11:00~14:00/17:30~20:30 
         (第二・第四日曜日は昼のみ営業)
・定休日   : 月曜
・駐車場   :あり


リアス・アーク美術館


・所在地   :宮城県気仙沼市赤岩牧沢138-5 
・電  話   :0226-24-1611
・開館時間  :9:30~17:00
・休館日   :月・火曜日、祝日の翌日、年末年始
・駐車場   :あり
・観覧料金  :常設展一般300円(2013年無料)


さかなの駅


・所在地   :宮城県気仙沼市田中前2丁目12-3
・電  話   :0226-21-1231
・営業時間  :8:30~18:00
・定休日   : 無休
・駐車場   :あり

2013/06/20(木) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

【復興祈願】気仙沼ツアー前編

カテゴリー: 外食:その他

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 3.11東日本大震災
から早や2年3ヶ月が経過しました。被災地で生活し、被災地を見続けていますと、その変化がかえって見え難くなるものです。瓦礫の処分は目途が立ちましたが、南三陸気仙沼ではまだまだ茶色い平原が広がっています。この風景、ずっと前からこうだとような錯覚にさえ襲われます。



 そのような中でお店を再開させたり、仮設店舗で頑張っておられる方々の姿を少しでも多くの皆様にお目にかけたくて、1泊2日の気仙沼ショートツアーを企画しました。仙台、塩竈、盛岡方面から11名の皆様が参加されました。



 皆様、車に分乗して気仙沼の田中前に集合。昼時なので早速、めん八珍さんでランチです。
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 めん八珍さんは、サンマの煮干しでダシをとった気仙沼ラーメンで有名です。




 こちらはサンマのつみれが増量されたつみれ気仙沼ラーメン。 
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 サンマのダシにサンマのつみれ。サンマ好きには堪らないラーメンです。でも、サンマー麺ではありませんから。。。^^




 こっちは豪華なフカヒレ餡かけ炒飯ミニ気仙沼ラーメンのセット。ボリュームも満点。
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 フカヒレとサンマで気仙沼を堪能できますね。運転手さん以外は早々ビールで乾杯。^^




 私は無性に野菜が食べたかったので、一日の野菜麺塩味です。 
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 一日分の野菜が摂れるという意味なのでしょう。いわゆる野菜たっぷりの湯麺なのですが、スープが上品で最後まで飽きません。めん八珍さんはレモン入りのCCラーメンとか、ネーミングが非常に面白いのです。




 麺は極細のやや縮れ。気仙沼ラーメンもこの麺でした。 
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 多加水麺なのでしょう、極細の割にはあまり伸びません。




 さて、お腹も落ち着いたところで被災の激しかった南気仙沼から朝日町を回っていますと、マグロ延縄漁船蒔きに遭遇。 
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 これから出港するのでしょうか、それとも大漁で入港したのでしょうか。いずれにしましても、餅3個ゲット。キメが細かくて良い餅でした。ありがとうございます。




 南気仙沼から鹿折方面に回ります。すっかり観光スポットになった330トンの巻き網船第十八共徳丸。 
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 この船を大震災のモニュメントとして残すか否かが議論されて参りましたが、船主側の強い意志で解体される意向です。確かに被災された方々の感情も癒えておりませんし、維持経費も膨大でしょう。でも、20年後を考えた場合、この船があることにより、気仙沼が受ける恩恵は計り知れないものがあると思います。




 鹿折地区に出来た仮設商店街、復幸マルシェにも立ち寄りました。 
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 ふかバーガーを紹介したくて、うめねすさんを訪ねたのですが、製造販売を休止してしまったようです。みなさま、フカヒレスープやサンマの佃煮などお土産を調達されました。いっぱい、お金落として行ってね。^^




 鹿折から気仙沼湾が一望できる安波山に登ります。
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 ドラゴン伝説が語り継がれるこの地域を象徴するように、夫婦?の龍が狛犬のように配置されています。この龍の階段を上りますと展望台「日の出のテラス」に行き着きます。




 その後、進路を南に向けて、岩井崎にやってきました。ドラゴン松を参拝します。^^ 
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 津波でズタズタになりながらも残った松に多少手を加えてあるようです。ドラゴン伝説の街ですから、これも佳い復興のシンボルになりますね。




 電車のプラットホームのように見えますが、レールがありません。 
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 これは被災したJR気仙沼線の所々をバス専用路線にしたBRT(bus rapid transit:バス高速輸送システム)です。現在、路線の復旧見込みが立っていない気仙沼と登米市津山町柳津間を数台で往復しています。乗車体験をして頂きました。




 私は車で追いかけますが、もちろん専用道路は走れません。 
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 一般道でやっと追い付きました。最後部座席からVサインを送ってますよ。^^




 さて、皆様にはホテルにチェックインをして頂き、復興屋台村気仙沼横丁にご案内致します。
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 このあと、福よしさんで本番ですので軽めにお願いしますね。^^




 まだ時間も早く、やっている居酒屋さんも少ないので、休憩スペースに陣取り、そこへラーメン店あたみ屋さんから生ビールとつまみのデリバリーをお願いします。 
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 このスタイルだと持ってきたお酒も呑めますしね。(でも、いいのかな。。。)途中、集中豪雨に見舞われますが、全く気にせず呑み続けます。




 さて、福よしさんに歩いて移動。すっかり雨は止んでいます。
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 晴れ女雨男が来ていますので、天気の移り変わりが激しいのです。福よしさんは言わずと知れた焼き魚の名店。魚料理全般が素晴らしい。





 本日もいつもの3,000円コースでお願いしています。お造り盛り合わせも豪華です。 
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 とにかく鮮度が抜群。ホタテやホッキガイはもちろん活物です。




 甲羅に目一杯詰まったカニの身。思わず笑みがこぼれます。
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 キュウリに添えられた煎り味噌も秀逸です。




 これこれ、福よし名物、イカの腑味噌焼きです。
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 一見、塩辛に見えますが、イカの身を腑と味噌の和えて十分に熟成させてあります。焙烙で煎りながら、熱が通ったら、すかさず匙で掬い上げて頂きます。




 お酒はオリジナルラベルの福よしです。
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 腑味噌焼き
には、やはり日本酒でしょう。^^




 これも福よし名物、魚貝類の串カツです。
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 本日はイワシ+玉葱でした。4,000円コースの時はエビでしたね。^^




 ここで口直しにイカのぬたです。
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 揚げ物の後にこれを出してくれるところが憎いです。




 本日のメインは炭火で焼いたシマホッケです。 
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 シマホッケと言えども侮るなかれ。表面は油で揚げたようにカリカリでも中から肉汁が溢れます。皮はもちろん骨まで食べられます。どんな高級魚にも引けを取りません。これが福よしさんの凄いところ。

 


 福よしさんにはピアノがあるのです。で、ピアノの先生である小川さんに演奏をお願いしました。 
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 さすがドイツ仕込み。圧倒されました。ピアノは間近で聞くとこんなに迫力があるものなのか。。。おらも、幼稚園の時はヤマハオルガン教室だったけど、いつも逃げ出して虫取りに行っていったなぁ。^^




 全くの偶然ですが、今宵のお客様には音楽に精通された方が多かったのです。 
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 ご自分の楽譜をお持ちになられている方もおり、レベルの高い演奏会となったのです。このままノーブルな夜で終わるのかと思いきや。。。




 三次会はまたまた気仙沼横丁に戻り、スロットル全開のあたみ屋の大友母ちゃんと鳥徳さんで乾杯。 
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 あたみ屋の大友さんは震災前は階上で五右衛門ラーメンをやってました。被災して店を失いましたが、明るく元気で、この屋台村の村長的存在です。新店名は、(明るく)(楽しく)(皆様へ未来へ)屋だそうです。




 かくして、タイトなスケジュールの気仙沼ツアー1日目は終了致しました。明日は陸前高田方面にも足を伸ばします。被災地はどこも元の街とはかけ離れていますが、生き残った皆様は逞しく復興へ向けて頑張っています。津波の被害を受けなかった地域では、大震災が過去の物となりつつあるかも知れません。ところが現実はまだまだ復興途上なのです。記憶が風化しないように時々、沿岸部に足を運んで現状を見て頂き、買い支えて頂きますよう、切にお願い申し上げます。




めん八珍  http://bimikyusin.blog109.fc2.com/blog-entry-388.html


・所在地  :宮城県気仙沼市田中前1-3-6
・電 話  :0226-23-2448
・営業時間 :11:00~23:00(日祝~21:00 )
・定休日  :無休
・駐車場  :あり


気仙沼鹿折 復幸マルシェhttp://bimikyusin.blog109.fc2.com/blog-entry-473.html


・所在地   :宮城県気仙沼市中みなと町107-1
・電 話   :事務局080-5225-5151
・営業時間  :店舗によって異なります。
・定休日   :       〃
・駐車場   :あり



復興屋台村気仙沼横丁事務局 http://bimikyusin.blog109.fc2.com/blog-entry-428.html


・所在地  :宮城県気仙沼市南町4丁目2-19
・電 話  :080-1692-8000



福よしhttp://bimikyusin.blog109.fc2.com/blog-entry-505.html

・所在地  :宮城県気仙沼市魚町1-6-7
・電  話  :0226-24-0284
・営業時間 :17:00~22:00
・定休日  :日曜日(祝日の場合は営業)
・駐車場  :あり

2013/06/17(月) 06:11 | trackback(0) | comment(0)

【塩竈市】やまちゃん餃子の夕べ

カテゴリー: 外食:その他

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 隠れ中国飯店でお馴染みの仙台屋食堂埠頭売店さん。その外観は波止場のよろず屋か立ち食い蕎麦屋にしか見えません。そもそも、塩竈にあるのに何で仙台屋食堂なんだろう。。。先日、この謎が解けました。つまり、仙台屋食堂という店名は塩竈市内にある仙台屋製麺所さんの支援を受けて営業しているお店に付けられるのです。ですから、本塩釜駅前の尾島町にも仙台屋食堂が存在します。それと、この建物は以前、仙台屋製麺所さんが港湾労働者のために生蕎麦屋をやっていたのです。その後、自販コーナーなりましたが、やまちゃんが本格中国料理店として復活させました。



 仙台屋食堂埠頭売店のメニューには焼売はあっても餃子はありません。でも、あの凄腕から作られる餃子は相当な物だろうといつも想像していたのです。今回、無理言ってやまちゃん餃子を食べる会を開催する運びになりました。いつも、無理を言うのはぶんたろうさんの役目です。^^




 本日の前菜はチキンロールの冷製と煮こごりです。
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 ビールはキリンの一番搾りを樽で搬入。ビヤガーデンの雰囲気で開宴しました。




 秀逸だったのはこの鶏レバー。しっかり味が染みているのに中がしっとり。燻煙臭はありませんので燻してはいないようです。
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 下味を付けてから、遠火で焼いたのでしょうか。それとも、低温の調味液で炊いてから表面を軽く炙ったのでしょうか。作り方を聞くのを忘れてしまいました。これは是非、習得したい料理です。




 今日の主役はもちろん餃子ですが、これも準主役の鰹の土佐造り。特製ポン酢も美味かった。
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 カネシゲ(干物製造)の高嶋さんが仕入れてくれた鮮度抜群の鰹です。彼は所用により参加できませんでした。それにしても中国料理店で鰹を作らせてしまうぶんたろうさんの凄さ。。。




 そして、この手羽元の空揚げの素晴らしさ。表面はカリカリなのに中は自然に柔らかい。
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 不自然なフライドチキンが横行している昨今ですが、佳い鶏に普通に調味して揚げれば自然に美味しいという見本ですね。




 さらに、もう一つの準主役。今朝、ぶんたろうさんが釣った尺上のネウ(アイナメ)です。空揚げにして南蛮酢で頂きます。
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 うねりが高くかなり怖い釣りでした。なんとか釣り上げた貴重な1尾でした。ふわっとした白身で優しい美味しさです。下顎の方から見ると、ちょっとエイリアンぽいですな。。。




 まだまだ、餃子は出てきません。定番のエビマヨエビ焼売です。
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 金沙粉が掛かったエビマヨと野菜たっぷりのエビ焼売は仙台屋食堂の人気点心です。転勤していった港湾労働者の方から、またエビ焼売が食べたいから送ってくれとのオーダーが入るほど。




 やっと、本日の主役と巡り会えました。やまちゃん手作りの焼き餃子です。
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 手作りの皮がモチモチしていて堪りません。餡も粗く叩かれた肉に鶏の軟骨も入っていて食感の対比が面白い。タレも普段の辣油+酢醤油ではなく、飲める位薄味のタレでした。ですから、半分囓った餃子の断面を浸けて大丈夫です。こういう配慮もあるんですねぇ。φ(._.)メモメモ




 やまちゃん餃子の作り方を教わりましたので、彼のFBの写真(無断借用御免)とともにメモしておきます。
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 粉は普通に市販されている強力粉120g、薄力粉80gに熱湯100mlを加え混ぜ合わせます。ぼそっとしていても濡れ布巾を被せて保湿しながら寝せることで均一化します。柔らかめより少し硬めの生地の方が伸ばしやすいそうです。断面が500円玉くらいの棒状にし、9gに切り分けた生地を餃子用の麺棒(サトー商会)で伸ばしていきます。よく、真ん中を厚く、周囲を薄くとか言いますがどうでもよい。餡は挽き肉に叩いた豚肉、鶏軟骨の細々、ニラ、白菜だと思います。味付けは薄め。飲めるくらいの薄味のタレはダシが利いて、あまり酸味は強くありません。唐辛子を始め数種の香辛料が使われている様子。酔っ払っていても料理のことだけは忘れないんだよねぇ。他の記憶はぶっ飛んでも。^^




 塩竈が誇る隠れ中国料理店、仙台屋食堂埠頭売店やまちゃんにはすっかりお世話になりました。いつものように“赤い悪魔”=紅琥珀を何本も呑み倒して行きますが、午前中は釣りで神経を使い果たし、眠気がどっと襲ってきます。最後の方は瞼が勝手に下がってきます。それにしても、美味しい餃子でした。餃子粉料理であることが実感できた夕べでした。




仙台屋食堂 埠頭売店


・所在地   :宮城県塩竈市貞山通1丁目6-67
・電 話   :022-363-2125
・営業時間  :11:30~15:00(夜は予約制)
・定休日   :日曜・祝日(予約あれば営業)
・駐車場   :あり


2013/06/13(木) 05:00 | trackback(0) | comment(4)