塩竈ほろ酔いツアーの魅力
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
駅前のポストの上で勇ましく泳ぐメジマグロ(マグロの幼魚)といえば、、、仙石線本塩釜駅ですね。このマグロ、一時盗まれたこともあるくらい人気があるのです。さらに塩竈は平安貴族の憧れの地でもあり、かの紫式部の和歌にも登場します。塩竈という地名はかつて製塩が盛んで塩を炊いた竈(かまど)に由来します。また、宮澤賢治は彼の作品「ポラーノの広場」において、この街をシオーモと呼び、主人公の博物館技官を船で上陸させています。魅力満載の塩竈をほろ酔い気分で歩いてみませんか。^^
本塩釜駅の神社参道口を出て、左手には観光案内所がありますので、まず、観光マップを手に入れましょう。その隣はしおがま・まちの駅です。
まちの駅には塩竈や宮城の物産が満載です。駅まで15秒ですので、帰りにお土産を物色するのに最適です。まだ、震災の爪痕が基礎の部分に残ってますね。
もし喉が渇いていたら、駅前ロータリーの反対側に食事処あがらいんがありますので、ビールで少し喉を湿らしましょう。
食事処といってもハリセンボンの春菜似の親方(どんなや!)がいる海鮮料理の人気店です。ランチタイムには海鮮丼やづけ丼を求めて来るお客さまで賑わいます。
このあとも呑みますので、本当に軽めです。^^ 〆さば、蛸の子(海藤花)のからすみ、穴子の天麩羅でビールを。
どこが軽めなんだかと突っ込まれそうですが、二人で食べてますからね。^^ ただ、このあと、鹽竈神社を参拝される方は酒は御法度ですよ。昼時であれば、来々軒や更科本店の中華そばか竹屋のラーメンもしくはあんかけ焼きそばがお薦めです(文末の地図参照)。
さて、喉も潤ったところで、表参道の方へ向かいます。途中でかつての闇市跡を通ります。
ここは魚屋さんがずらっと軒を連ねる市場だったのですが、地震と津波の影響で取り壊されました。幸い庶民の味方ホルモン焼きのひょうたんさんと観光客御用達の寿司屋は残りました。
左手には浦霞の佐浦さんの酒蔵、右に丹六園さんと味噌の太田屋さんを望み、をながめて進みます。
この表参道も年々整備が進み、広々とした道筋になってきました。これからの街づくりが課題ですね。
歩道には人工的な流れが設けられ、塩竈を愛した紫式部の歌も石屏風に刻まれています。
塩竈を詠んだ和歌は実に多くこの歩道の各所に刻まれた和歌を見て回るのも楽しみです。
さて、ここで酒の肴を買うために本通りに平行して走る商店街に移ります。お土産ではありません。今からそれで呑むのです。^^
いつも美味しそうな魚を焼いている松野鮮魚店さん。店内には刺身や鮟鱇の友和え、はらこ飯なんかもありますので、お好きな肴を買い求めましょう。
が、しかーし。この日は日曜日、松野さん休みだったのでした(写真は過日の土曜)。そりゃないでしょう。ほろ酔いツアーは週末しか出来ないのだから、塩竈観光のために平日休んでもいいから日曜もやってよぉ。(●`ε´●)
で、仕方なく駅前に戻り、しおがま・まちの駅でつまみを買い求めてきました。^^
さて、どこで呑むのでしょう。実は酒屋さんなのです。でも、立ち呑みではありませんよ。^^
こちらは松野鮮魚店さんから少し進んだところにある熊久商店さんです。宮城の地酒が満載です。お酒はいくらでもあります。なにせ酒屋さんですから。^^
ちなみに表参道側の入り口はこのような料理屋さん風の佇まいです。
ここだけ見ると酒屋さんの入り口(裏口?)とは思えないですよね。
お店の奥、つまり表参道側から入ってすぐのスペースがサロンになっています。12名位座れましたね。
熊久さんでお酒を買えば、持ち込んだ肴で呑んでも良いのです。食器類も使わせてくれますし、醤油もあります。凄いよねぇ、居酒屋さん真っ青ですよね。^^
駅前のまちの駅で買ってきた肴を広げます。
イカの塩辛に木の屋のさば味噌缶、紫蘇巻きもあります。下は瓶詰めですが、貴重なほやの塩辛です。こりゃ最初からジャパン酒だな。^^
小さなキッチンもありますので、ちょっとした料理も出来ます。で、金屋豆腐店の油揚げをフライパンでカリッと焼きました。
コンロの他に電子レンジもありますので、温め物にはバッチリです。まったく、至れり尽くせりでこちらが恐縮してしまいます。このご恩に答えるためいっぱい呑ませて頂きます。^^
この日は渋谷の公界さん(こちら)率いる牡蠣と日本酒が大好きな皆様と合流しました。
彼らは寒風沢島で酒米を田植えした後、桂島で一泊。翌日、牡蠣の勉強をしての帰り足で塩竈観光をして下さいました。熊久のご主人自ら発泡性日本酒の開け方を実演して下さいました。こうして、帰りの電車の時間までがっつりと呑み交わしたのでありました。ほろ酔いツアーのはずが、もろ酔いツアーになってしまいましたが。。。^^
いかがですか、塩竈ほろ酔い日帰りツアー。鹽竈神社を組み入れる場合は、駅周辺で麺類とえんふぁんさんのジェラートで身を清めてから一森山を登り参拝。その後、一気に下山して、御釜神社を参拝してから松野鮮魚店さんで焼き魚や刺身を仕入れて、熊久商店さんにGO! お好きな地酒を買い求めて、シオーモなひとときを過ごしましょう。ご要望があれば、ご案内も致しますよ。
それにつけても松野鮮魚店さん日曜の午後(13~16時)だけでもいいから、店開けてくれないかなぁ。駄目なら日曜でもやっている仕出し部門でお総菜デリバリーしてくれるとか。。。当面はこの塩竈ほろ酔いツアー、土曜日に実施しますけど、ご検討よろしく願いします。m(..)m
塩釜あがらいん
・所在地 :宮城県塩竈市海岸通14-2 円満堂ビル 1F
・電 話 :022-367-7242
・営業時間 :11:00~14:30/17:30~20:30(日祝 11:00~15:00)
・定休日 :水曜日
・駐車場 :なし(駅前ロータリーに有料駐車場)
しおがま・まちの駅
・所在地 :宮城県塩竈市海岸通5-6(本塩釜駅前)
・電 話 :022-367-9651
・営業時間 :10:00~18:00(日祝 10:00~16:00)
・定休日 :なし
・駐車場 :なし(駅前ロータリーに有料駐車場)
熊久商店
・所在地 :宮城県塩竈市本町11-5
・電 話 : 022-362-0441
・営業時間 :8:00~19:30
・定休日 :水曜日
・駐車場 :なし
松野鮮魚店
・所在地 :宮城県塩竃市本町10-5
・電 話 :022-362-1668
・営業時間 :7:00~19:00
・定休日 :日曜・祝日
・駐車場 :なし
本塩釜駅周辺ほろ酔いマップ
大体の位置関係をつかんで下さい。詳細は案内所の観光マップで。
追加情報です。松野鮮魚店さんの少し駅寄りに言わずと知れた浦霞の(株)佐浦さんがあります。利き酒できます。 (写真はうらかすみ便りよりお借りしました)
酒ギャラリーで浦霞オリジナル猪口(300円)をお買い求めいただくと、3種類のきき酒を楽しめます。営業時間は午前10時から午後5時まで。酒蔵見学もできますよ。お問合せは022ー362ー4165まで。でも、日曜はお休みなのでご注意下さい。