【気仙沼市】18年ぶりのあじ蔵
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
今日は大変懐かしい気仙沼の居酒屋さんで宴会です。その店は主人が本物、手作りにこだわり、一見加工品に見えるものも国産の食材から作っています。もちろん緑提灯もぶら下げていますよ。さらに無添加、無農薬、有機栽培の食材で料理するよう努めているそうです。ハーモニカなどの気仙沼の郷土料理が食べられるのも魅力です。
かつて、県外から気仙沼のサメ漁業を調査に来られた方々にサメのコース料理を食べさせようと多くの店に相談したのですが、全て断られました。それも当然で当時、気仙沼ではもうかのホシ(ネズミザメの心臓)は食べても、肉を食べる習慣はほとんどありませんでしたから。諦めかけていた時にこのお店から電話がありました。「自分も研究してみたいので挑戦させて下さい」。嬉しかった。
そのお店はあじ蔵さんと申します。大震災の時はおそらく床上浸水だったはずです。
気仙沼に来てからもなかなかお邪魔する機会ができず、18年ぶりのご主人との対面となりました。果たして覚えていてくれたでしょうか。^^
厨房の奥の方にチラッとご主人の姿が見えます。帰り際に驚かせましょう。^^
この店は座敷で宴会をやるより、カウンターでご主人と食材を語りながら、気仙沼の郷土料理でやるのが適しています。
本日は5000円で飲み放題。となると、どうしてもこういう料理も出てきますね。
揚げ物も全て手作りですから、加工品より優しい味付けですね。
刺身の盛り合わせは文句なし。画像が若干ブレてしまいました。m(..)m
ホタテも活貝ですし、メカジキの鮮度も抜群です。
こちらは、青菜の巻き物にまぐろの串焼き。
家庭料理のようなホッとする味わいです。
豚トロ炒めと鉄火巻き。豚トロは豚の頬から肩にかけての肉ですね。コリッとした食感が面白い。
鉄火巻きには、とろみを付けた詰めのようなものが掛けてありました。そのまま食べられるようにの配慮でしょう。醤油じゃシャリがふやけてしまいますからね。
自家製の餃子とマグロの春巻き。
これらも優しい味です。餃子がカリッと焼かれていなかったのが残念。。。春巻きの中はすり身のマグロ、ソーセージのような食感でした。
こちらのお店の楽しみは、こういう飲み放題メニューではなく、気仙沼独自の郷土料理を頂くことです。
壁に貼られたメニューの数々。どれも一度は食べてもらいたいですね。
メカトロ、あざら、もうかの星にハーモニカ。。。これに夏はマンボウ、冬はドンコなんかも加わりますね。
もしかしたら、以前のようにサメ料理もやってくれかも知れません。
宴会が引けてから、ご主人の内海貞夫さんと18年ぶりに会いましたが、ちゃんと覚えていてくれました。隆生丸の親方と同じく、拙著も大切に使っていてくれており、こっち方が感激してしまいましたよ。今度は一人で来て、カウンターでじっくり蘊蓄聞かされながら、ハーモニカやあざらで地酒をチビチビやりたいですね。
・所在地 :宮城県気仙沼市田中前1-3-6
・電 話 :0226-23-3996
・営業時間 :17:00~22:00
・定休日 :火曜日
・駐車場 :あり