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ダービーパーティーで出張板前

カテゴリー: 未分類

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 今年もまた、ダービー季節がやってきました。本当に一年が経つのは早いですね。呑み仲間の大名マークさんちに集まり、ケーブルテレビとネット競馬を楽しむ会ももう何回目でしょう。私は競馬がチンプンカンプンなのですが、この時ばかりは、広いキッチンで思いっ切り料理をできるのでとても楽しみなのです。回を重ねるにつれて、料理を出すタイミングや順序、ボリュームが少しずつ見えてきたような気がします。




 みなさまが集まる1時間ほど前にキッチンでスタンバッています。^^
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 本日は、今年初めに買った備前新見は武田刃物の名刃(参考記事)を2丁持参しています。いつものように献立表を貼り付けて気合を入れます。


 
 本日のお献立は以下の通りです。木の芽(山椒)がテーマで随所に使われます。


前菜①     手作り燻製盛合せ
前菜②     鰊山椒漬け、木の芽ご飯、花椒豆腐
お造り     4種盛合せ
揚げ物     4種盛合サラダ添え
庄内料理①  えごねり
焼き物     タンドリーチキン 生野菜とマフィンで
庄内料理② 月山筍孟宗汁仕立
焼き物     ハーモニカ有馬焼き 木の芽ソース
口直し     えんふぁんの藻塩アイスに酵母フレーク
〆       グリーンカレーで草香麺を



 まずは、自家製の燻製盛合せです。乾杯はビールなのでこんなツマミが合うかなと考えました。
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 鉄砲串に刺した鶏の砂肝、レバー、鶉卵。周囲に帆立貝、竹輪、チーズ、カシュウナッツの燻製を散らしました。白いのはねのきちファームの情熱クリチに木の芽の細々を振った口直し。



 燻製は前日に仕込んでいます。保存性を目的とせず、軽く燻煙臭を付ける程度のライトスモークです。
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 以前は一斗缶で作ったスモーカーも使いましたが、今は中華鍋でサクサクと燻してます。今回は醤油味の鶏に合わせてのチップを使ってますが魚貝類には、ブナなどすっきりしたチップを使い分けた方が良いでしょうね




 さて、午前11時ですが乾杯です。本日は誰が勝者になるのでしょうか。。。 
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 ダービーの出走は15時過ぎですが、前座の競馬が放映されています。




 お酒は各自持ち寄りがルールです。
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 ラベルやエチケットに持ち込み者の名前を書いて、楽しみます。




 ここでちょっとお腹を作って頂こうと、お凌ぎ替わりの木の芽しらすご飯を中心に鰊の山椒漬け花椒豆腐です。
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 身欠き鰊の山椒漬けは2週間前に仕込んでいます(作り方)。カップは最近、はまっている絹ごし豆腐の食べ方。オイスターソースと醤油を混ぜたものをかけ、それに花椒を足した食べる辣油をちょい乗せしました。




 ぼちぼち、ジャパン酒に切り替えて頂こうとお造り4種盛でございます。
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 本日は生メバチの漬け、〆鯵、銀鮭炙り、甘酢蛸を用意しました。醤油が要らないように味を付けたり、木の芽味噌木の芽サルサを添えたりしてお出ししております。




 競馬そっちのけでダイニングに集う美女達。
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 トルコ旅行のお土産、カッパドキアのワインボトルを持て遊ぶご婦人たち。全くこっちが赤面してしまうよ。^^左の写真はカッパドキアに行って来たなおさんから無断でお借りしてます。それにしても全く不思議な自然現象ですね。何でこういう形で浸食されるのか、だれかきちんと説明してほしい。




 この辺で酒肴もパワーアップします。揚げ物4種盛合せとなります。
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 ボロネーゼ春巻味噌クリチサモサカマンベール天、それに文さんの処の揚げ立てお好み揚げ。熱々を食べて下さいね。春巻の皮を一回り小さく切って、ボロネーゼのフィリングでミニ春巻を作り、残った皮でクリチ味噌を包み、サモサ風にしました。カマンベール天の美味さは説明要らないでしょう。お好み揚げは一次揚げだけをしたものを工場直送で来てますので、まだ温かい。それを二次揚げして色付けます。レモン汁だけで十分美味しい。




 さて、ここでanegoさんの庄内料理ですが、飛び入りが2品。ワラビたたき とワラビの一本漬け月山筍の漬け物。
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 これは嬉しいサプライズ。これらを日本酒以外の酒で食べたら逮捕ですね。ワラビたたきは山のメカブ、味噌と山椒の香りが日本人の遺伝子に共鳴します。ワラビも月山筍も里山の恵みですね。日本人に生まれてよかった。^^




 続いて庄内の郷土料理、えごねりの登場です。
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 海藻から作ったゲル化食品ですが、寒天のように精製されておらず、海藻の味や食感も感じる素朴な味わいが魅力です。酢味噌や木の芽味噌で召し上がって頂きます。




 最初、セーブしていたのですが、いつものキッチンドリンクが本格的に始まりました。
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 後半は酔いながら料理を作るのでよく材料を抜かしてしまったり、調味を間違えたりします。^^




 大名マーク家で開催される競馬観賞会では奥様のタンドリーチキンが楽しみな方も多いのです。
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 かなりホットなのでパンやマフィンに挟んで食べるのが定番化しました。



 
 和洋折衷で進行していますが、ここでまた、anegoさんの庄内名物。月山筍の孟宗汁仕立てです(写真はベガサポ顧問より借用)。
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 これ本当に魅力的な味わいです。本来は孟宗竹の筍を味噌と酒粕の汁で煮たものですが、月山筍の方が上品で酒の肴に合いますね。



 
 ここで、気仙沼から運んできましたハーモニカの料理です。ハーモニカはメカジキのエンガワですね。素材的にはスペアリブでしょうか。
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 エンガワと言ってもスペアリブくらいの迫力があります。これを掌大に切って、塩麹と擂った実山椒で一晩漬けてオーブンで焼き上げました。周りにはクリチ味噌に付けた魚貝類を炒めて散らしています。だいぶ酔ってますので、盛り付けにキレがなくなってます。^^




 ちょっと、口直し。塩竈えんふぁんの藻塩ジェラートにイタリアの酵母フレークをかけてみました。
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 これにブランデーを垂らして召し上がって頂く予定でしたがかかってないな。。。もう完全に酔っているかも




 そして〆ですが、本日はマダム鈴木グリーンカレーで内モンゴルの草香麺を食べて頂きます(写真はベガサポ顧問より借用)。
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 草香麺は水に浸しておくだけで戻る超便利な麺類です。災害時の非常食にもピッタリ、箱で常備しておくことをお薦めしています。保存期間は3年ありますが、他の麺類にない栄養が豊富で、しかも美味しいので日常的に利用しながら買い足しておくのよいでしょうね。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。





 さてさて、午前中から楽しんだダービーパーティーですが、ダービーが終わった後も5~6時間居座ってしまったようで、家に送られて戻ったのが、夜の9時頃でした。従って12時間たっぷり遊んだことになります。これで、すっかりリフレッシュ。次の週も頑張れそうです。何事も全力投球が我がモットー、いつも頑張りすぎといなされますが、頑張れなくなったらユルユルとやります。^^

 

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2013/05/30(木) 05:00 | trackback(0) | comment(8)

【塩竈市】幻の餅料理を体験する

カテゴリー: 外食:その他

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 とある飲食店のご主人と話し込んでいる時に、彼の実家である岩手県一関市大東町ではあるものでおを食べるそうです。おそらくこの食べ方は餅文化圏の本県北部や岩手県南部を探しても他にはないのではないでしょうか。上の写真のように、一見、大根おろしの辛み餅のようにも見えますが、それではになりません。一年中食べるのではなく、この田植えの季節に草餅で食べるようです。さて、岩手県の大東町民は一体何で辛み餅を食べているのでしょうか。Coming out!




 幻の餅を頂くお店はこれも幻の中国飯店、仙台屋食堂埠頭売店さんです。
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 知る人ぞ知る隠れた銘店で塩釜港の倉庫街にひっそり隠れるように営んでおります(関連記事)。ご主人の山ちゃんから幻の餅料理を食べに来るようお誘いを受けました。この日は日頃の放蕩を償うために餅loveな妻をエスコートしました。同じ理由からぶんたろうさんご夫婦もご一緒です。^^




 こちらは凍み餅。正しい発音はすみもづですので覚えておきましょう。^^
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 まず最初にこれを食べてとテーブルに乗せられました。どうやって食べるのよぉ(・・?)と一同目が点。そのままどうぞと山ちゃん。で、恐る恐る口に運びますと、なんということでしょう。(@_@;) 少し硬めですが、落雁のように口の中でホロホロと崩壊します。甘味も付いていて、ピーナッツも練り込んであります。このすみもづ、彼の郷里でも保存食として、このように食べているそうです。最初から意表を突く餅攻撃でした。^^




 続いて出されたのが、あんこ餅。このもただ者じゃない。
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 中華の餡のように何か仕事がしてあるようです。黒胡麻が入っているのかなぁ。餅は緑の草餅ですね。これで一人分って、これ全部食べたら、もう決まっちゃうでしょうに。で、味見だけしてお持ち帰りに。




 これも絶品でした。山胡桃(オニクルミ)で作ったくるみ餅です。クリームのように滑らかな餡が夢心地です。
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 私も震災前までは毎年取ってきて、殻から実を出して料理していしたが、大変な苦労が要ります(実の取り出し方)。これは本来、苦労の代償として得られる味わいなんでしょうね。
  

 


 ここでおもむろに山ちゃんが、これを擂ってくれとテーブルに何かを持ってきました。ごぼう???
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 擂るほどに鮮烈な香りが立ち上ります。目にも来ます。これはもしかして、ホースラディッシュ!! 正解です。清流に育つ本山葵に対して、西洋ワサビとか山ワサビとか言われていますね。でも、これは外来植物ですよね。ローストビーフの薬味にされたり、本山葵の代替品としての粉ワサビやチューブ入りワサビの原料とされています。これがなんで岩手の大東町で郷土料理になったのでしょう。




 このように、薄めた麺つゆに混ぜ込んで餅に絡めて頂きます。揮発性の刺激がツーンと鼻腔を貫きます。
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 でも、そのツーンも爽やかに一瞬で消えてしますのです。このようなおろし山ワサビの醤油漬けは北海道ではよく見られるので、だれか北海道出身者が大東町へ伝えたのでしょうか。ともかく、これは癖になる美味しさです。この餅とのマッチングを最初に気付いた人、、、偉い!! \(^〇^)/



 
 ところで、両奥方とも仙台屋食堂さんは初めてなので、だけで帰るわけには行きません。
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 お腹も餅で出来上がっていますので、点心を何品か。まず、金沙のかかった海老マヨと皮も自家製の春巻です。




 千切り生野菜の下から顔を出す海老焼売
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 山ワサビを練り込んだマヨネーズが使われています。




 もうこうなったら、もう赤い悪魔でしょう。^^
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 呑み口の良い塔牌紹興酒、あっという間に2本が空に。
 



 最後に仙台屋食堂名物、豚ロース湯麺。4人でシェアして頂きました。^^
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 よく巷で排骨麺が独り歩きしていますが、排骨は骨付きのバラ肉、すなわちスペアリブのこと。このようなロースの味付け揚げを本来、排骨とは言わないと山ちゃん。




 本日のデザートは自家製のがんづきでした。
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 山胡桃も入っている贅沢な逸品です。でも、お腹いっぱいで苦しい。そりゃそうだよね。餅だけでも、5個くらい食べていますから。^^




 お土産に頂いた山ワサビを自宅で擂って、辛みダレを作ってみます。
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 麺つゆだけだと甘味が強くなるので、醤油と半々にして水で割りました。これに擂り立ての山ワサビをたっぷり入れて。




 さっそく、草餅で試します。擂り立ての山ワサビはさらに強烈。
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 鼻腔を通り越して、後頭部から頭頂部にまで刺激が走ります。それも一瞬だけ。そして、また、食べたくなるこのM的な味わいがこの辛み餅の醍醐味でしょうか。^^




 山ワサビホースラディッシュですから、当然、肉との相性は抜群。
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 藻塩味のポークソテーに山ワサビをたっぷり乗せて刺激的に頂きます。もっと、様々な肉や魚貝類で試してみたくなりました。




 で、山ワサビの栽培を始めました。
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 半日陰のスペースに3株ほど定植しました。いつでも食べられるようになるには何年かかるでしょうか。^^



 山ちゃんの実家がある岩手の大東町。なぜ、この地に外来植物である山ワサビが持ち込まれ、郷土料理、辛み餅として根付いたのかはわかりませんでした。明治以降に本種が日本に導入され、沢水がなくても丈夫に育つので全国の里に広まっていったことは想像に難くないのですが、これと草餅との組み合わせを発案した大東町の先人には頭が下がる思いです。こんな貴重な幻の餅を食べさせてくれた仙台屋食堂埠頭店山ちゃんにも改めて感謝致します。


仙台屋食堂さんは本来、中国料理店ですので、餅料理はメニューにありません。なお、夜の部は完全予約制で一日に一組だけとなっております。以前利用させて頂いた時のお料理はこちらでご覧頂けます。




 仙台屋食堂 埠頭売店


・所在地   :宮城県塩竈市貞山通1丁目6-67
・電 話   :022-363-2125
・営業時間  :11:30~15:00(夜は予約制)
・定休日   :日曜・祝日(予約あれば営業)
・駐車場   :あり

2013/05/27(月) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

サエモン式ニラ饅頭の検証

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 ニラ饅頭
は皆様ご存じのことと思います。餡にニラの割合が多い餃子と饅頭の中間のような点心ですね。信州のおやきのような皮もあれば、パリンと薄い物まで日本に伝わってから、かなり変異が生じているようです。


 台湾や中国北部では韮菜盒(ジュウツァイホァ)と呼ぶようで、ニラが入った小箱を意味するそうです。大きさや形、加熱方法には若干違いがあるようで、南米のエンパナーダのように半月形だったり、いわゆる饅頭のように満月だったりします。また、天板でお好み焼きのように焼く場合もあるし、鍋で多めの油で揚げ炒めすることもあるそうです。


 上の写真は以前より手抜きで作っていた餃子の皮ニラ饅頭です。スナックとしてよりもっぱら酒のつまみとして食べるので、皮は薄い方が向いているのです。これはこれで美味しかったので、あまり改良も加えず、現在に至っています。でも、餃子の皮が一番適しているのでしょうか。ちょっとモヤモヤが生じました。これは即座に解決してしまいましょう。



 今回は皮を変えて、仕上がりの比較検討を試みます。
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 従来から使ってきた餃子の皮に、ワンタンと春巻きの皮で比べてみます。



 餡はニラをメインに豚挽肉とエビ(バナメイ)、味付けは顆粒のチキンスープ、醤油、砂糖、胡麻油、胡椒、五香粉に卵白です。
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 台湾や中国ではこれに、炒り卵、春雨、豆腐なども入るそうですが、私はニラのシャッキリ感を楽しみたいのであまり他の具材を増やしません。



 エビは剥き身にして事前に包丁でよく叩いておきます。エビと挽き肉を混ぜ合わせ、調味料を加えたら粘りが出るまでしつこく練ります。
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 そのまま食べるものなので味はしっかり付けておきます。最後にニラを混ぜ合わせ、餡の完成です。



 それでは、皮に包んで参りましょう。まず、定番の餃子の皮からです。
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 小鉢に餃子の皮を花びらのようにずらしながら重ねて行きます。この時、中心部に穴が開かないようにし、重ね目は水溶き小麦粉で接着しておきます。皮の内側に餡を乗せます。



 続いて、餡の上に皮を1枚乗せて周囲の皮を折り込んでいきます。
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 やはり、重ね目は水溶き小麦粉でしっかり接着し、揚げている途中でばらけないようにします。



 最後に手のひらで形を整えます。
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 少し圧をかけて握り、皮が密着するようにしておきます。




 こちらは、ワンタンの皮ですが、包み方は餃子の皮と同じです。
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 かなり薄いので、最後の形成の時に力を入れすぎると破けます。




 一方、こちらは春巻の皮。少し小さく切って使います。
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 春巻の皮だと一枚で包みますので、上と下で皮の厚みに差が出てしまいますね。




 とりあえず、3種類を2個ずつ包みました。
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 左から餃子ワンタン春巻の皮で包んだニラ饅頭です。時間をおきますと皮が餡の水分でふやけますので揚げに掛かります。




 フライパンで饅頭が肩まで浸るくらいの油で揚げていきます。
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 最初、やや低めの温度でじっくり揚げ、後半、火を強くして一気に狐色にしていきます。途中、何回も天地返しをして色ムラを防ぎます。




 まずは定番の餃子の皮。いつも通りに出来ています。
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 皮は厚くもなく、薄くもなく、ちょうど良い具合ですね。




 これはワンタンの皮のニラ饅頭ですが、パリパリと皮が弾けるように割れます。
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 これは饅頭というより堅めのパイのような食感ですね。悪くはないのですが、餡とのバランスが今一なのです。




 こちらは春巻の皮で作ったですが、予想通り、上下で皮の重なりに大きな差があるために、食感が不均一です。
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 それに底の部分は薄い皮が一枚なので、水分でふやけています。これは問題外ですね。やはり春巻の皮の場合は常法の包み方が良さそうですが、それではニラ春巻になってしましますね。




 ニラ饅頭を今まで使ってきた餃子の皮ワンタン春巻の皮も試してみましたが、結論として、もっとも私が相応しいと感じたのは、期せずして餃子の皮となりました。それでも、これはなんちゃってニラ饅頭であり、本物を作るためには中力粉をまじめにこねて薄く伸ばす必要があります。いずれにしましても、油を減らしたヘルシーなタイプがお望みなら、餃子のように最初、少量のお湯を注いですぐ蓋をし、その後両面を少量の油でカリッと焼けば良いでしょう。

2013/05/23(木) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

【気仙沼市】西海岸で豪華ランチ

カテゴリー: 外食:その他

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 いま、気仙沼の市街地を流れる大川の支流、神山川の神山橋から上流の方を眺めています。八重桜もほころび、岸辺の葦(あし)も緑に生え替わる季節です。この時期は日中に潮が引くため、海に近いこの辺りは干潮時ともなると川底が見えてきます。この周辺も一昨年の大震災時には、津波が遡り、両岸の住宅や店舗は破壊されたり、床上浸水の被害を受けています。




 その神山橋の袂に素敵な洋食屋さんがあります。いつも昼前から車が並び大繁盛です。
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 このお店も津波で被災しましたが、5ヶ月後の2011年8月には再開を果たしております。何度も前を通り過ぎているのですが、いつも混んでいるので、なかなか入る決断が出来ずにおりました。最近、FB友達の叔父さんのお店であることを知り、では、行かねばなるまいとやってきた次第です。




 この洋食屋さんはグルメハウス西海岸さんと申しまして、チェーン店とは一線を画す郊外レストランのような佇まいです。
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 こちらのお店では岩手県産の和豚、和牛を使用しており、豚は八幡平ポークだそうです。ハンバーグは特別指定の和牛を使っているとのこと。店内はテーブル・カウンター席の他に座敷のように仕切られた小上がりもありました。土地柄に配慮されたのでしょうか。




 メニューを拝見させて頂きますと、生姜焼き、えびフライ、とんかつ、ハンバーグなどの典型的な洋食屋料理が並びます。
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 牛煮込み定食というのもありますが、これは当然、シチューのことでしょうね。お値段は庶民のランチとしてはちょっとハイクラスかな。でも、岩手の和牛や八幡平ポークですから納得でしょう。




 カレーやパスタも洋食のレギュラーメンバーですね。
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 こちらは1,000円以下で食べられます。ナポリタンって、とても懐かしい響きです。これにボロネーゼではなく、ミートソースがあれば、昭和のテイスト。



 
 あれこれ、悩んでいる最中、店員さんが薦めてくれたのが、数量限定の日替わりランチ850円でした。
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 消費者は数量限定に弱いのですよ。^^ お値段も手頃、これ、いっときます。




 ほどなく、「揚げ物になります。」とフライ2種の盛り合わせが運ばれてきました。
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 白身魚のフライにクリームコロッケのようですね。今日は揚げ物がメインの日のようです。これにライスと味噌汁が付いてこそ洋食ですね。あわよくば、これにもう1品副菜が付けば嬉しいなぁ。。。。。




 と、その時、運ばれてきたのが、トマトソースがかかった分厚いポークソテー!! なんかの間違いだろうか。。。。
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 これ、私の手の平くらいありますので、15cmを優に超えています。それに厚さも15mmはあるでしょう。フライがメインだと思ったら、なんと副菜でした。久々の豪華ランチに感動しました。




 全部揃いますとこんなんなりました。すごいでしょう。これで850円はのなせる技。^^
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 日頃の私の昼食(手作り弁当)の3日分はありますね。今日は何も考えないで、無心に頬張ります。^^




 この厚さ、まさにポークソテーと言うよりポークステーキ。八幡平ポークは脂も甘い。
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 トマトソースも爽やかで最後まで飽きないで食べることが出来ました。



 
 小鉢には厚焼き卵
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 こんなところも洋食屋さんの魅力ですね。




 食べ終わりまして、パンパンのお腹を擦りながら立ち上がろうとしましたら、待ったがかかりました。^^
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 なんと、食後には珈琲まで付くのです。@@ 凄いよねぇ。珈琲だって数百円は取られますからねぇ。




 かくして、満足度120%ランチが終了致しました。仮設の事務所からも歩いて行ける範囲なので助かります。ただ、毎日食べたら、減らした体重が2週間で元に戻ってしまいそうです。^^ 肉が食べたいなぁと体が要求したら、朝飯を抜いて望みましょう。^^ 数量限定のランチは肉料理と揚げ物の組み合わせのようで、メインはポークソテーだけではなく、生姜焼きであったり、ハンバーグであったりするらしいのです。気仙沼は水産物とラーメンとホルモン、、、と思っていましたが、素晴らしい洋食も食べられる街であることを赴任して2年目で知りました。もっと、早く入るべきでした。。。




グルメハウス西海岸


・所在地   :宮城県気仙沼市赤岩舘下64-3
・電  話   :0226-24-3200
・営業時間  :11:30~15:00/18:00~20:00
・定休日   :水曜
・駐車場   :あり 
 

2013/05/20(月) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

自家焙煎 珈琲まめ坊(米ヶ袋)

カテゴリー: 外食:その他

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 この竹林越しの広瀬川の眺めを見て、「あ、あそこだ!」とわかった方はきっとかなりの珈琲好きではないでしょうか。こちらは米ヶ袋でも広瀬川の河岸段丘の上に位置する珈琲まめ坊さんです。珈琲は不勉強であまり詳しくないのですが、珈琲好きな妻と帰郷中の娘を連れて伺いました。




 まめ坊さんの青木さんは料理教室「七つ森」さんで開催する三陸海の幸勉強会にいつも来て頂き、美味しい挽きたて淹れ立ての珈琲をご馳走して下さるのです。
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 もっと早く、顔を出さねばと思いつつ、ついつい時間が経ってしまいました。




 高原のロッジを思わせる外観はまだ、の多いこの界隈によく溶け込みます。
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 片平キャンパスが隣ですので、学生や教職員の利用もきっと多いのでしょう。



 
 店内では自家焙煎の珈琲豆も販売されておりました。
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 突然の訪問でしたので、青木さん最初、「どっかで見たようなオッサンが来たなぁ。」という顔をされておりました。まだ、2回しかお会いしておりませんし、お話もろくにしていませんでしたからね。^^




 窓辺の席がちょうど空きました。
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 木漏れ日の中で飲む珈琲はきっと格別でしょう。ヤブツバキの茂みから広瀬川が垣間見れます。こんな時には時間を忘れたいですね。



 
 オリジナルブレンドは数種ありますが、「まめ坊」は以前、豆を頂いて飲んだ記憶があります。
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 私はミディアムローストの「広瀬川」、妻はフレンチローストの「片平」を、娘はカモミールティーをオーダーしました。ついでにチーズケーキも。^^



 まめ坊さんではコーヒーカップも選べるのです。
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 私は小鹿田焼のカップを選びました。「広瀬川」は仄かな酸味を感じる爽やかな珈琲ですね。




 妻の「片平」は、適度な苦味と深い香りがあります。
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 たぶん、こちらの方が私の好みのようです。




 驚いたのはカモミールティー。花も形のまんまでわんさか。
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 甘い香りがテーブルの上に広がります。珈琲専門店でハーブティーを頼むのはどうかと思ったですが、驚きました。珈琲以外へのこだわりも尋常ではありません。




 とすると、このチーズケーキも期待できそうです。
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 やはり、期待を裏切りませんでした。三人でシェアしましたが、想像以上に濃厚なので、二口くらいでも満足感が得られます。




 
 これはご主人手書きのオーダー表(図?)兼請求書です。
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 これで注文品の配置もわかり、「チーズケーキのお客様は?」と尋ねる手間がありません。右上のサエモンさんに笑ってしまいました。



 の原産国にまで勉強に行く研究熱心な青木さんと優しい旦那様の二人三脚で、美味しい珈琲を提供して下さるまめ坊さん。仙台でも珈琲通に知れ渡っている専門店です。残念ながら私は珈琲を語れるくらい勉強しておりませんので、何がお薦めとか書くことが出来ません。これから自分の舌と鼻にあった珈琲が、この世にどれくらいあるのかを数えて行きたいと思います。




自家焙煎 珈琲まめ坊 http://www.mamebou.com/


・所在地   : 仙台市青葉区米ケ袋 1-1-12
・電 話   :022-738-8066
・営業時間  :12:00~19:00
・定休日   :木曜日(祝日営業)
・駐車場   :あり(店の前4台)


2013/05/16(木) 05:00 | trackback(0) | comment(8)