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新作 ヨモギはっと こりゃ美味い!

カテゴリー: 料理:山菜・筍・茸

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 庭のヨモギもワサワサになってきました。正確に言いますと、これはヤマヨモギとかエゾヨモギと呼ばれる北方系のオオヨモギです。宮城県だと本種とヨモギが混成します。両種とも区別されず、餅草として利用されています。


 実はこれ、園芸店から買って、植えたものなのです。ヨモギなんて買わなくたって野原や道端などどこにでも生えていますよね。その経緯につきましては。こちらをご覧下さい。ヨモギ類の見分け方も解説しておきました。

 ヨモギは日本を代表するハーブなのですが、その利用はお灸のモグサは別として、もっぱら草餅にして餡や黄な粉を塗した和製スイーツが定番です。でも、沖縄ではフーチーバージューシーと言って、豚肉を入れた雑炊や炊き込みご飯で食べています。


 あ、そうか!なんで今まで気がつかなったんだろう。草餅フーチーバージューシーの味付けで食べればいいんだ。よし、思い立ったら、すぐ行動!! 行動しながら考えるが私のモットー、失敗も多いのですが。^^




 材料はヨモギの他に豚肉と根菜などあり合わせの野菜、餅粉(白玉粉)すいとん用の粉も使ってみました。出来上がりイメージはフーチーバージューシー味のヨモギはっとです。 
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 汁物にしますのでダシパックと昆布でダシも取ります。味付けは醤油と麺つゆ、炒め油には胡麻油を使いました。豚肉は沖縄っぽくカレー用の角切りにしました。




 最初に胡麻油で細かく切った豚肉を炒め、八分通り火が通ったら、野菜類を炒め合わせます。 
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 その間にダシも取っておきます。




 具材が炒まったら、麺つゆ醤油で濃い目に味付けます。
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 その後、しばらく置いて味を馴染ませ、下に溜まった調味液をダシで薄めて、つゆにします。




 次にヨモギはっとを作ります。ヨモギはさっと湯がいて硬い茎を取り除き、包丁で叩きます。
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 茹でますとひと束あったヨモギが握り拳ほどになります。繊維が硬いので、気長に刻んで下さい。




 続いて、擂り鉢で突き潰してから、擂っていきます。
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 突き潰したら少し水を加えた方が楽に擂れます。2~3mm位の断片になれば大丈夫です。




 白玉粉(右)にすいとん粉(左)を等量加えて餅の粘りにツルンとした食感をだそうと考えました。
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 白玉粉すいとん粉はよく混ぜておきます。白玉粉は小さな塊になってますが、水分を加えてよく練ればこなれます。




 擂り上がったヨモギ汁を徐々に加えながら、よく練っていきます。
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 手でまとめられるくらいの水加減です。打粉をしながらまとめて、さらに練り込んでいます。




 うどんを打つ要領で伸ばしていきます。 
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 この時も打粉は忘れずに。




 伸ばした生地をはっと風に切ってます。一反木綿の世界に紛れ込んだようです。^^ 
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 厚さなのですが、薄ければツルンとした水餃子のような食感になるのでしょうけど、噛む程にヨモギの香りが広がるように、3mm位にしています。




 これを熱湯で茹で上げます。 
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 白っぽかったヨモギはっとに透明感が出て、鮮やかな緑色に変身します。




 茹で上がりましたら、先ほどのつゆに入れ、具材を盛ります。 
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 天にはヨモギの葉先を乗せました。七味洋辛子がよく合いますね。




 ツルンとした食感ですが、白玉粉も使っていますのでモチモチ感もあります。 
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 狙い通り噛んでいるうちにヨモギの香りが口に広がります。このフーチーバージューシー風の味がヨモギはっとよく合ってくれました。これはいい。春の定番料理として、堂々の殿堂入りです。^^




 ヨモギって身近な野草なのに、沖縄以外では草餅くらいにしか利用されてきませんでした。勿体無い話です。沖縄の郷土料理をヒントに新しいヨモギはっとを創製しました。このありそうでなかったヨモギはっと、みちのくの新名物に出来ないかなぁ。ヨモギは若葉のうちに摘んで、茹でて刻んでから冷凍しておけます。料理教室でもやってみるかな。^^

2013/05/14(火) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

イタリア人でも食べられる田楽と草香麺

カテゴリー: 未分類

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 今回の記事は内容が複雑です。で、結論から申しますと、イタリア人が食べられる田楽非常食に成り得る草香麺料理開発です。現在、NPO法人ファイブ・ブリッジさんを中心に、慶長遣欧使節団出航からジャスト400年を記念して、宮城(伊達)とイタリアとの新たな交流を模索しています。


 東日本大震災の翌年にはイタリア北部地震が発生して、17名が亡くなっています。イタリアと日本は一緒に戦争に負けただけではなく、地震国・火山国としても類似性が高いのです。それに両国民とも麺食人であり米食人ですしね。^^



 私は食文化の交流という側面から、この活動に参加させて頂いていますが、当面のテーマは二つ。


 ① 宮城の特産である笹蒲鉾や揚げ蒲鉾(薩摩揚げ)をイタリア人に食べてもらうこと(関連記事)。


 ② 非常食と成り得る茹でる必要がない草香麺をイタリアにも普及させること(関連記事)。


 これらのことをイタリアにお住いの日本人の方々と、FaceBookやスカイプミーティングを通じて煮詰めています。5月中旬にはメンバーの一部がイタリアのイベントに参加します。その際、①・②の試作品を持参してもらいます。今回の記事は、その試食会の報告です。会場は三越南の居酒屋なかなかさんですが、こんな我が儘を聞いてくれるのもこのお店ぐらいしかないでしょうね。


 蒲鉾類については、ダシで炊いた伝統的おでんイタリア人に食べさせたいのが、私の正直な願望ですが、多くの食材を持ち込んだり、現地で材料を集めるのが大変です。そのような事情から、第一弾として味噌田楽ということになってきたのですが、イタリア人は甘味をデザートと認識しますので日本の田楽味噌は通用しないのではないかという懸念もあり、イタリア人でも食べられる田楽サルサの検討が始まりました。




 試食会の前にイタリアで市販されている各種サルサと田楽の相性をチェックしておきました。
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 用意しましたのは、BLACK PESTO(黒リーブのサルサ)とPESTO Genovese(ジェノバ名産バジリコのサルサ)で、これらを茹でた揚げ蒲鉾、豆腐、蒟蒻、小蕪で試します。




 感想ですが、このような感じです。あくまで日本人の感覚ですが。。。

食材\サルサBLACK PESTOPESTO Genovese
揚げ蒲鉾
豆  腐
蒟  蒻××
小  蕪

                  
        
 揚げ蒲鉾はしっかりした味がついているので、あまりソースに左右されません。油も使われていますので、爽やかなバジリコの風味のGenoveseとも合いますね。困ったのは蒟蒻、ソースを弾き返す感じで口の中でソースだけが直ぐになくなります。下味がなくただ、茹でただけなので、後半が味気ない。蒟蒻はイタリア人好みのブロードでよく味を染ませておくか、日本の練り味噌のようにまつわり付くサルサが適しているようです。


 豆腐小蕪は自身の味が淡泊なのでPESTO類との馴染みも良いのですが、なにか、物足りません。むしろ、もっとナッツ類を多く含むコッテリとしPESTOだと合うかも知れません。でも、日本人の味覚で判断していますからねぇ。やはり、早くイタリア人の評価も頂かないと駄目でしょう。



 
 
 田楽サルサの一つとして、オリーブとケッパーとアンチョビーのサルサを前回の反省を踏まえて改良しています。
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 このソース、酸味が効いてパンチがあるのですが、脂の多い肉や油を使った料理には絶大ですが、淡白な田楽には少し強く感じました。そこで、オリーブやケッパーの酸味を水出ししてから使いました。さらに、玉葱と大蒜少々を加えて攪拌してから、粉チーズ、アンチョビー、蜂蜜を加えて円かにします。



 
 ここで登場するのが秘密兵器。イタリアで密かなブームの食用酵母フレークです。
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 イタリアのMidoriさんに送って頂きました。そのまま、食べると納豆のような香りと仄かな苦味があるのですが、料理に加えますと、味に深みが増してきます。




 事前に出来上がった改良サルサに加えて対照区と比較します。
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 よく混ぜて口にしますと、圧倒的大差で酵母フレーク入りの勝ち。この味をイタリア人が好むということは今後の料理開発に極めて重要な情報です。



 
 早速、手短なもので改良サルサとの相性をチェックしてみます。
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 揚げ蒲鉾との相性は過日のシオーモな夜でチェックしており、今回はその反省を踏まえて作ってますのでチェックしなくても大丈夫でしょう。前記の市販のイタリアンサルサ同様、蒟蒻はサルサを弾き返します。酸味を押させて円やかになり、酵母フレークでコクも出したのですが、茹でただけの豆腐やキノコのような淡泊な味の食材には、どうも口の中で味わいがぼんやりするのです。段々、不安になってきます。




 こちらは草香麺用のアラビアータソースを作っています。これにももちろん酵母フレークをコソーリ使います。^^
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 辛みもただの唐辛子ではなく、旨味を伴ったかんずりを使っています。この他にコトルのひゃく料理長には冷製用のソースをお願いしており、アジアンテイストとして冷やし中華風や上海焼きそば風の調味料や具材も準備しています。




 さて、試食会当日。皆様がお集まりになる前になかなかさんの2階へ食材を運び込みます。
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 2階は淡い赤を基調にした空間で12席ほどでしょうか。若いご主人の父上は陶器類に精通した方とのことで、センスの良い食器を揃えていらっしゃいます。今回は図々しくも使わさせて頂きます。




 様々に取り揃えられた田楽のネタ。揚げ蒲鉾はぶんたろうさんの会社の製品です。
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 これらを皆さまに和・伊各種のサルサで試して頂きます。今回はイタリア人を招くことが出来ませんでしたが、イタリアの大学を出て、現在、翻訳・通訳の他にイタリア語とイタリア料理を教えておられるNorika先生が参加して下さいました。イタリアに精通した先生の感想がおでん・田楽のイタリア普及にとって重要な鍵になるでしょう。これにつきましては、最後に取りまとめて記載します。




 今回も色々組み合わせてみましたが、ますます不安が高まります。
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 お湯だけで温めた田楽ですので、味の付いていない食品はイタリア系サルサでは味わいがぼんやりします。かといって、日本の田楽味噌では料理に砂糖を使わないイタリア人には、たぶん受け入れられないでしょう。


 ただ、世界で人気のTERIYAKIソースはイタリア人も好むらしいのです。甘味が強いこの醤油味が受け入れられるのは、このソースを肉に付けながら焼くことで香ばしさ(メイラード反応による香気成分の生成)が加わり、さらに肉のが上手くまとめてくれるからではないでしょうか。


 私の友人のイタリア人も、日本では味噌汁は飲めないのに、味噌ラーメンは大好物なのです。味噌や醤油でもニンニクや油が加わると受け入れられるのです。これをヒントにひゃく料理長にはレモン味噌ねの吉さんからはクリチ味噌などをご提供頂いてチェックしています。両方とも抜群に美味しいのですが、やはりイタリア人による評価を急ぐ必要がありますね。今回の訪伊チームにはこれらを持参してもらい、現地で試して頂きます。




 続いて水で戻る草香麺ですが、取扱会社ユームさんの佐藤さんと手戸さんが自ら持参して下さいました。ありがとうございます。
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 これは最近、日本と同様、地震が活発化しているイタリアでも日常食、非常食として普及するものと期待しています。



 
 用意してきた冷製用のソースや炒め麺で試します。
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 ひゃく料理長の用意されたカッペリーニを想定したタコとトマトのソースは秀逸でした。仕上げにバジルのソースを一垂らしすることで、非常食ではなくご馳走の部類にランクインです。炒め麺類も調理に水を使わないので燃料消費も抑えられて、寒い季節の非常食にイタリアでも受けるでしょう。



 
 市販のパスタ用レトルトソースでも試してみましたが、十分美味しく食べられました。
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 作って持参したアラビアータソースも問題なし。結論として、草香麺はどのような麺料理にもフィットすることがわかりました。まだ、試していませんが、ざるそば風にそばつゆで食べても美味しいとのことでした。イタリアにもレトルトや瓶詰のソース類はあるので、草香麺とセットで常備してもらえればよいでしょうね。大変美味しいし、栄養価も他の麺類よりはるかに高いので、日常的にも利用してもらいたいです。パスタ文化が根付いていて、ヘルシー志向が高まっているイタリアでは、ヒット間違いなし。




 最後に、これもイタリアから送って頂いた葉巻風のチョコレート。デザート代わりです。
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 ミラノのTomokoさん、Midoriさん、ありがとうございました。さすが、イタリアはカカオ佳い産地を押さえていますね。




 本日、ご協力頂いたなかなかさんは気の利いた肴や焼き鳥で気軽にお酒を楽しめる居酒屋さんです。
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 本日は開催趣旨をご理解頂き、イタリアワインをご用意頂きました。最後は月山から持ち込んだお神酒まで飛び出し、いつもの宴会となったことは言うまでもありません。^^


 さて、今までの何回かの試食で草香麺は無問題なのですが、イタリア田楽には不安がますます高まります。甘味を使ったレモン味噌味噌クリチは、日本人としては滅茶苦茶美味しいのですが、イタリア人にはどうでしょう。それとイタリア系のサルサも揚げ蒲鉾や魚貝類には合うのですが、味の淡い食材では、何かピントがずれているような気がしてならないのです。




 そんな悶々とした気分の時、Norika先生から大変有難いメールを頂戴いたしました。概略をご紹介させて頂きますと、

 
・ 日本で日頃食べている「おでん」を「おでん」として紹介するのがやはりベストだと思う。
・ 「おでん」に練り芥子ではなく、いくつかのサルサを添えるのは、オリジナルも味わえるし、味の調整も出来るのでよい。
・ イタリアでも薄塩味の茹で肉に好みのサルサを付けて食べる料理(Rivolito)があり馴染める。
・ ただ、今回はどのサルサも合うような、違うような曖昧な印象。
・ お湯で茹でただけの野菜や蒟蒻にサルサは難しい。
・ 甘い味付けはイタリア料理にはない(料理に砂糖は使わない)。
・ 日本の田楽味噌はたぶん苦手、ただ、肉味噌にしたらいけるかも。
・ 魚貝類にレモンオイルやバジルソースが合うのは当然。これは日本料理ではない。
・ 味噌とチーズの組み合わせは悪くない(甘味が問題か?)。
・ イタリア料理はワインに合うことが前提。
・ 揚げ蒲鉾はオリーブオイルでカリッと炒めて、レモン汁で食べるのが好まれそう。
・ サルサは手作りが一番。瓶詰めは香りが飛んでいる。



 これらの貴重なサジェスチョンで、私のモヤモヤがすっかり晴れました。やはり、味の淡い食材は下味と旨味添加が必要。茹で田楽ではなく、伝統的おでんで行くべきなのです。ただ、イタリアから事前情報で昆布などの海藻系の香りは好まれないので、イタリアのブロードか鰹節と鶏ガラベースのスープに薄口醤油と塩で調味した透き通ったツユで炊けば良いのではないでしょか。


 今後、イタリアのイベントでは日本から持ち込めるだけのネタ(蒲鉾類や蒟蒻)と現地の野菜や魚貝類でなんとかおでんらしくすることは出来るでしょう。それにハーブを利かせたサルサを何種類か添えて提供するのが良さそうです。


 本格的なイタリアでのおでん普及には、水産加工品の対EU輸出が面倒だし、鮮度も低下しますので、現地で作るしかないでしょう。そうすれば、イタリア人にも揚げ立てのすり身の美味しさを提供できるし、その横でパイロット店としておでん居酒屋をやってみるのも面白そうです。なんちゃって日本料理店が多い海外、少しでも日本の本物の美味しさを食べさせてあげたいですしね。




 なかなか


・所在地   :仙台市青葉区一番町4-7-7
・電 話   :022-263-7090
・営業時間  :17:00~翌1:00
・定休日   :日曜(日、月連休時は月曜休)
・駐車場   :なし

2013/05/11(土) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

五橋おれの花道で軽く?一杯

カテゴリー: 未分類

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 先日、五橋でイタリア在住の日本の方とのスカイプミーティングがあり、時間調整と事前打ち合わせを兼ねて、五橋の「おれの花道」さんに寄らせて頂きました。この店のご主人は3月に浅野先生の料理教室『七ツ森』で三陸の魚貝類料理勉強会を開催した際、いらしてくれたのです。プロの料理人に素人が料理を教えるのって、とってもいずかった仙台弁:その場に居続けられない様子)です。^^





 地下鉄五橋駅北4番出口を上がるとすぐそばのおれの花道さん。 
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地酒も豊富にありそうですが、今日はこの後に仕事が控えてますので軽く行きましょう。ただ、メンバーがぶんたろうさん、りらくの志津さん、コトルのひゃくさん。なんとなく、結末が予測されます。あちらでも、同じことを言っているでしょうね。^^




 店内はこぢんまりとしていて、やや暗め。そのためか非常にくつろげます。
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献立は居酒屋チェーン店のように多くはありませんが、厳選されている感じですね。カウンター背後の壁にお薦めが貼り出されています(クリックで拡大します)。




 やってくれました。突き出しががっちりハートをつかみます。 
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 ブリの胃袋の明太子和えと今が旬の生コウナゴ(しらす)のポン酢です。呑兵衛殺しの逸品です。これでちょっと火が付いてしまいましたね。




 これも凄かった。マグロの頬肉の炙りです。
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 まるでレアのステーキですね。炙ったことで食感の変化が得られるばかりでなく、香ばしさも加わり生臭みも全くなくなってます。オニオンスライスとよく合います。添え物の海藻クリスタル、初めて口にしましたが、パリパリしていて面白いですねぇ。




 新筍のサラダです。水煮で流通している筍じゃこの食べ方は出来ませんね。 
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宮城も今月中旬くらいから筍が顔を出しますね。この食べ方、頂きました。^^




 本ます(サクラマス)の西京焼きです。
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 サラダを添えてくれるのって、ちょっと斬新ですね。醤油ベースのタレも良い具合。パリパリの皮も頂きました。




 こちらは牛赤スジの塩煮込み。赤スジって肉の多いスジのことらしい。
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テールスープを飲んでいるようなさっぱり感。スジもよく煮込まれてフルフル。



 
 あ~、禁断の日本酒にも手を出してしまいました。大丈夫か、スカイプミーティング。。。
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 それにしてもこの徳利と猪口のデザインが素晴らしいではありませんか。透明感と輝きがあって、最初、ガラスかと思ってしまいました。




 日本酒ならこれがなくっちゃ。。。って、もう知らない。 
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 バクライ(赤海鞘の塩辛)、鮭のトバメロードの干物。。。メロードも発酵して熟れた香りがします。酒で言えば老香(ひねか)ですね。この香りは日本人の遺伝子に共鳴します。かつての朝の台所からはこのような香りが流れて来たものです。最近の塩鮭は甘塩の冷凍保存なので、このひねかがありません。焼いていると塩が噴出してくるような塩鮭が懐かしい。血圧が気になるなら少量食べればよいのです。^^




 さてさて、この後どうなったかと言いますと、ちゃんと会場には定時に行き、イタリアとのスカイプミーティングにも参加してきました。ただ、少し、ハイテンションだったかも知れません。でも、イタリア在住の日本人はテンションの高いイタリア人に囲まれて、生活していますので、ちょうど良かったかも知れません。今度から一杯引っ掛けてから参加することにしますか。^^ 冗談です。


 がっつり呑んでしまった「おれの花道」さんでしたが、非常にくつろげる空間と若いながらも真面目で大人しいご主人に癒されます。少人数で美味いを味わいながら、じっくり地酒を嗜むのに最適なお店ですね。


   
 
 おれの花道


・所在地   :仙台市青葉区五橋1-6-8 遠藤ビル 2F
        (地下鉄五橋駅北4番出口、五橋交番そば)
・電 話   :022-223-5827
・営業時間  :17:30~0:00
・定休日   :日曜、祝日  
・駐車場   :なし


2013/05/09(木) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

長葱の漬け物に挑戦

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 最近、長葱の漬け物の美味しさに目覚めました。過日、加美町の利蔵庵米澤屋さんでお蕎麦の前に出された漬け物盛り合わせに美味しい長葱の漬け物が入っていました。世には市販品もありますが、これを自分でも作ってみようと思い立ちました。あの長葱の食感は多少加熱してありますよね。生でしたら、あの甘味やねっとり感は出ないはずです。そこで、漬け込む前に最適な加熱手法を検討してみました。




 電子レンジで加熱できれば簡便なので、15cm位に切った長葱をラップにくるんで600w、20秒、40秒、60秒でチンしてみました。
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 長葱は乾燥した外皮は必ず剥いて下さい。実際に漬け物を作る時は、もっと量が多くなりますので、加熱時間もさらに長くなるでしょう。今回は食感の確認という意味でやってます。




 それぞれの加熱後の状況。左から20秒、40秒、60秒。
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 さすがに1本だけですので40秒以上の加熱ですと、水分が飛び過ぎて萎び始め、食感も硬くなりました。ラップに包んでいても電子レンジは水分を奪いやすいのかも知れません。20秒だと何とか好い感じですが、これを何本も同時に処理すると、きっとムラも出てくるでしょうね。




 茹でるのは均一性が確保できそうですが、温度と時間がまだ未知です。茹ですぎたらシャッキリ感がなくなりますので少し低めの温度で様子を見ます。
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 そこで、熱湯ではなく、70℃前後に温度を下げて、とりあえず、10分、20分、30分で試してみます。




 その結果ですが、どの時間でも水分が奪われることはありませんが、20分以上ですと、ちょっとヘタレて、シャッキリ感は薄れます。
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 そこで、最適茹で時間は70℃の場合、10~15分という結論に達します。ただ、長葱の太さにもよりますので、横に冷却用の水を用意して、10分過ぎたら、実際に噛んでみてシャッキリ感を確かめましょう。

 



 それでは漬け物作りを始めます。多めのお湯に浸していきます。
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 一旦、湯温は下がりますので、80℃位に設定しておいた方が良いかも知れません。下漬けをしませんので、1%前後の塩水で茹でても良いでしょう。あとは、70℃を維持するように火力を調節して下さい。




 漬け込み液は和洋2種類作ってみようと思います。
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 和風は麺つゆ、塩、醸造酢、蜂蜜を水で薄め、濃い目の吸い地くらいに調製し、生姜と鷹の爪で味のアクセントにします。洋風はコンソメの素を使い、やはり、塩、醸造酢、蜂蜜で調味して、ローレル、イタリアンパセリ、ニンニク、クローブ、黒胡椒などで香り付けします。




 それぞれ一度、煮立てて冷ましてから漬け込みます。
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 漬け込み液の量はネギが浸かるくらい、、、適当です。^^



 
 このようなフリージングバックを使うと便利です。
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 とりあえず、一昼夜、冷蔵庫で寝かせて様子を見ましょう。




 まず、これは和風。う~ん、いいね! ホッとする味です。シャキシャキ感も佳い具合です。
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 市販品よりは淡い味付けになりましたが、血圧のためにもこれくらいで我慢しましょう。^^ 仄かに感じる酸味が決め手かも。




 一方、こちらは洋風。オリーブオイルを垂らし、黒胡椒を降りました。
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 漬け物というより、マリネだと思えば、納得いく美味さです。アンティパストの一員として活躍してくれそうです。




 自家製ネギの漬け物を加熱手法の検討からはじめましたが、長葱の太さや収穫されてからの時間で加減は必要でしょう。ともあれ、葱には硫化アリル、特にアリインが豊富で、体内でアリシンに変化して強力な殺菌作用を発揮します。そればかりか。硫化アリルは血栓の生成予防、血中コレステロールの増加抑制、インスリンや胃液の分泌促進、発汗促進、免疫機能の向上、癌の予防などにも役立つとされており、一日、1回は食べたい野菜ですね。今年は例年より、少し多めに植え付けました。^^

2013/05/06(月) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

【気仙沼市】18年ぶりのあじ蔵

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 今日は大変懐かしい気仙沼の居酒屋さんで宴会です。その店は主人が本物、手作りにこだわり、一見加工品に見えるものも国産の食材から作っています。もちろん緑提灯もぶら下げていますよ。さらに無添加、無農薬、有機栽培の食材で料理するよう努めているそうです。ハーモニカなどの気仙沼郷土料理が食べられるのも魅力です。


 かつて、県外から気仙沼のサメ漁業を調査に来られた方々にサメのコース料理を食べさせようと多くの店に相談したのですが、全て断られました。それも当然で当時、気仙沼ではもうかのホシ(ネズミザメの心臓)は食べても、肉を食べる習慣はほとんどありませんでしたから。諦めかけていた時にこのお店から電話がありました。「自分も研究してみたいので挑戦させて下さい」。嬉しかった。




 そのお店はあじ蔵さんと申します。大震災の時はおそらく床上浸水だったはずです。
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 気仙沼に来てからもなかなかお邪魔する機会ができず、18年ぶりのご主人との対面となりました。果たして覚えていてくれたでしょうか。^^




 厨房の奥の方にチラッとご主人の姿が見えます。帰り際に驚かせましょう。^^
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 この店は座敷で宴会をやるより、カウンターでご主人と食材を語りながら、気仙沼の郷土料理でやるのが適しています。




 本日は5000円で飲み放題。となると、どうしてもこういう料理も出てきますね。
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 揚げ物も全て手作りですから、加工品より優しい味付けですね。




  刺身の盛り合わせは文句なし。画像が若干ブレてしまいました。m(..)m
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 ホタテも活貝ですし、メカジキの鮮度も抜群です。




 こちらは、青菜の巻き物にまぐろの串焼き。
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 家庭料理のようなホッとする味わいです。




 豚トロ炒めと鉄火巻き豚トロは豚の頬から肩にかけての肉ですね。コリッとした食感が面白い。
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 鉄火巻きには、とろみを付けた詰めのようなものが掛けてありました。そのまま食べられるようにの配慮でしょう。醤油じゃシャリがふやけてしまいますからね。




 自家製の餃子とマグロの春巻き。
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 これらも優しい味です。餃子がカリッと焼かれていなかったのが残念。。。春巻きの中はすり身のマグロ、ソーセージのような食感でした。




 こちらのお店の楽しみは、こういう飲み放題メニューではなく、気仙沼独自の郷土料理を頂くことです。
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 壁に貼られたメニューの数々。どれも一度は食べてもらいたいですね。




 メカトロ、あざら、もうかの星にハーモニカ。。。これに夏はマンボウ、冬はドンコなんかも加わりますね。
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 もしかしたら、以前のようにサメ料理もやってくれかも知れません。




 宴会が引けてから、ご主人の内海貞夫さんと18年ぶりに会いましたが、ちゃんと覚えていてくれました。隆生丸の親方と同じく、拙著も大切に使っていてくれており、こっち方が感激してしまいましたよ。今度は一人で来て、カウンターでじっくり蘊蓄聞かされながら、ハーモニカあざらで地酒をチビチビやりたいですね。




あじ蔵 http://ajikura.org/


・所在地   :宮城県気仙沼市田中前1-3-6 
・電 話   :0226-23-3996
・営業時間  :17:00~22:00
・定休日   :火曜日
・駐車場   :あり

2013/05/02(木) 05:05 | trackback(0) | comment(2)