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【塩竈市】隠れ中国飯店 仙台屋食堂埠頭売店

カテゴリー: 外食:その他

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 世の中には不利な立地条件にもかかわらず、その味の佳さやCPから口コミで広まる隠れた名店があるものです。今回、ご紹介するこのお店もそのカテゴリーに入りますが、おそらくその中でもトップクラスではないでしょうか。


 正直に言いますとお店も狭いし、大繁盛すると簡単には利用できなくなるのではないかという不安もあって紹介を躊躇っていたのですが、やはり皆様にも味わって頂きたいという気持ちが勝り、書き始めました。^^


 上の写真はその隠れ名店をご紹介頂いたぶんたろうさんが「赤い悪魔」と呼んでいる塔牌紹興酒(宝酒造)です。そうです、隠れ名店は本格中華をリーズナブルなお値段で食べさせてくれる中国料理店なのです。




 そのお店の名前は仙台屋食堂埠頭売店。売店と言っても食堂ですからご安心を。 ^^
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 ただ、その場所ですが、塩竈になります。それも夜には人気もなくなる埠頭の片隅なのです。最寄りの仙石線本塩釜駅からでも約2Kmはありますので、呑む場合は歩きかタクシーになります。ただ、タクシーの運転手さんでも知らない方もいるそうなのです。初めての方は、一応、所在地の地図を持参された方がよろしいでしょう。



 右のイラストはこの店のファンのイラストレーターの方が描いたそうです。ご主人は数々の名店で腕を振るわれ、この地でもホテルで働いていたそうですが、諸事情により独立されました。男惚れする人柄で、みんなからやまちゃんと呼ばれております。




 店内にはテーブルが3つ。通常は定員12名でしょうか。
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 今宵は予約で宴会仕様にセッティングして頂いております。ランチタイムは定食や麺類を求めて、港湾関係者や海上保安部の方々が食べに来るそうです。




 まずは、乾杯。おっ、箸袋にも拘っていますね。
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 今夜は塩竈の食に関する方々が集まり、塩竈ならではの献立を考えます。新作メニューは定期的に仙台で開催する「シオーモな夜」で披露されます。シオーモと言いますのは宮澤賢治が彼の作品『ポラーノの広場』の中で 塩竃をイメージして名付けた架空の街です。モリーオ市の博物局に勤務する主人公が、標本採集のためイーハトーヴォ地方の海岸を旅行するのですが、その途中でシオーモの港に上陸します。引用しますと、、、

 
 【第5章センダード市の毒蛾】より


~そして八月三十日の午ごろ、わたくしは小さな汽船でとなりの県のシオーモの港に着き、そこから汽車でセンダードの市に行きました。~


 センダート市は間違いなく、仙台市でしょう。ここで理科大学の標本を見ることになっています。



 閑話休題




 前菜は3点盛りで、煮こごり、鶏の蒸し物、カニカマや青菜の巻物でした。
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 ここで海月や皮蛋では在り来たりだったのですが、手作りの前菜でのもてなしは心意気が伝わります。




 蝦仁奶油海老のクリーム煮)のようですが、甘めに調味されたパン粉がかかっています。後日、確認しましたら、これは海老マヨでパン粉を金沙と呼ぶようです。
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 海老も大きくてプリンプリン。パン粉を乗せて焼くグラタンはよく見ますが、中華でもこういう使われ方するのですね。




 続いて、鎮江排骨(スペアリブの黒酢煮)と大きな海老焼売
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 鎮江排骨
の奥深い味わいは語るまでもありませんね。 下の写真ですが、千切り生野菜の下から大きな海老が現れました。海老をどけないと焼売であることがわかりませんでした。焼売海老様の座布団になっている感じです。^^




 定番の春巻プロが作ると一味も二味も違いますね。これは手焼きの皮で包んだ仙台曲りネギの春巻きなのです 。
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 皮もクリスピーで軽め。カリトロの美味さです。何も付けずに頂きました。




 さて、ここで赤い悪魔の登場です。旨くて呑み過ぎることから、ぶんたろうさんが命名したようです。
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 確かにすいすい入る。あっという間に4本が空になりました。^^




 宴もたけなわ。既にメニュー会議から宴会モードにシフトしています。 
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 地元塩竈を活気づけようと集まりし勇者たちです。^^



 
 海鮮たっぷりの餡かけ焼きそば。その具の豪華さに目を奪われます。広東風海鮮什錦炒麺でしょうか。ちょっと長いか。。。
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 蟹爪、海老、ホタテ、アメリカウバガイがぎっしり。藻塩で調味された餡の清湯も濃厚なのに上品で、これまた、紹興酒が進みます。




 やまちゃんがやおら卓上でお焦げにジャーッと餡をかけています。 
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 中華料理ならではの見せ場のですね。格好いい!!



 ぎぇ~。。。目を疑うようなフカヒレの量。こ、これは魚翅鍋巴ではないですか。一体今日はなんぼ取られるのだろう。((((;゚Д゚))))
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 最初にホタテや肉などの餡をかけた上に、フカヒレの餡の重ね盛りです。波止場の片隅でこんな贅沢な料理が頂けるなんて、誰が想像できたでしょうか。^^




 デザートは薩摩芋の飴炊き(抜絲紅薯)でした。周りの飴は薄氷のようにパリンパリン、でも芋はホックホク。
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 日本の大学芋と違ってあっつ熱を頂きます。まだ、飴が糸を引きますので火傷しないように気を付けましょう。





 塩竈隠れ中国飯店仙台屋食堂埠頭売店さんでやまちゃんの料理を堪能致しました。気になるお値段ですが、この10品のお料理にビールたっぷり飲んで、12人のうち約6名で紹興酒4本空けて、一人大体5千円ですからビックリでしょう。フカヒレ料理まで食べてですから、まさにのなせる技です。夜の部は完全予約制ですが、二人からやって頂けますよ。



 シオーモな夜のメニューも美味しい酒肴が手伝って、ポンポン名案が飛び出しました。塩竈ってすごい街ですよね。平安時代には貴族の憧れの地であり、多くの和歌に詠われています。その頃は製塩も盛んで、それが地名の由来となってます。きっと宮沢賢治もこの地を訪れたことがあるのでしょう。でなければ、汽車で直接、センダート入りせず、あえてシオーモに汽船で上陸するというストーリーにはならなかったと思います。


 



 仙台屋食堂 埠頭売店



・所在地   :宮城県塩竈市貞山通1丁目6-67
・電 話   :022-363-2125
・営業時間  :11:30~15:00(夜は予約制)
・定休日   :日曜・祝日(予約あれば営業)
・駐車場   :あり

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2013/04/08(月) 05:00 | trackback(0) | comment(5)
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