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クリチバーニャカウダってなんぞや?

カテゴリー: 紹介:加工食品・調味料

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 ここは仙石線陸前高砂駅そばにあるJA仙台農産物直売所たなばたけ高砂店です。今日は重要なミッションがあり、開店早々に駆け付けました。そのミッションとは今、巷で大人気のある食品を入手することなのです。その食品は県内各所の直売所や物産展に出没するのですが、販売開始からほどなく売り切れで、しかも製造が追い付かず、幻の味と呼ばれています。^^




 さすが、JA仙台の直売所だけに野菜の豊富なこと。
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 でも、今日は野菜は置いておいて、ひたすら幻の食品を探し回ります。




 見付けた!!こ、これです。ねの吉ファームさんのクリチバーニャカウダ
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 クリチとはクリームチーズの略称です。バーニャカウダはご承知のようにイタリアはピエモンテの熱いディップソース。チーズホンジュのように卓上で温めつつ、これに野菜を浸して頂きます。バーニャカウダはニンニク、アンチョビー、オリーブオイルから作られますが、それにクリームチーズが混ざり込んできてますので、不味いはずがないのです。




 こちらはねの吉ファームさんの定番。情熱クリチ誘惑クリチです。
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 誘惑クリチはデザートにも使えるようグラニュー糖とバニラビーンズが入っています。厳密に言いますと、ねの吉ファームさんのクリチ非熟成チーズでレモン汁で乳蛋白を凝固させますので、カッテージチーズになります。でも、牛乳の他にヨーグルトやクリームも使われてますので、そんじょそこらのカッテージではありません。上質な豆腐のようにしっとり滑らか。


 そうそう、ねの吉ファームさんのブースで綺麗な店員のお姉さんに「あの~写真撮らせて頂いてもよろしいですか?」と了解を求め、次の瞬間クリチを撮り始めたのでさぞ驚いたのではないでしょうか。できれば、「クリチかよ!」と突っ込んでもらいたかったなぁ。^^




 これが瞬売必至のクリチバーニャカウダ。今日はこれをいじり倒します。^^
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パルマーレ。。。洒落たネーミングですねぇ。 湘南のイタリアンレストランに因んだのでしょうか。




 まずは定番のバーニャカウダ式食べ方で様子を見ます。
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ディップは熱々が鉄則ですので、チンしておきました。すると、凝固した乳蛋白が縮んでオリーブオイルが分離してきました。よく描き混ぜてからディップしましょう。




 ニンニクの香りとクリーミーなチーズが良い具合に引き立て合ってます。
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ただ、ディップにしては塩味が弱いかな。これだとたっぷり浸け過ぎて消費が早くなりそうで心配。^^ バーニャカウダよりクリーミーなので、生野菜もバクバク食べられそう。




 チーズとニンニクとくれば、これでしょう。シーザーズサラダにしてみます。
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 最初に塩とレモン汁を野菜に混ぜてからクリチバーニャカウダで和えて行きます。クルトン乗せて出来上がり。パルメジャーノのように香りも強くなく、穏やかなシーザーズに仕上がっています。野菜との相性は無敵ですね。^^




 今度は炭水化物系で試してみましょう。薄めのトーストに乗せてクロスティーニ風。
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 これは想像通りの美味しさです。トーストにしたのが正解でした。滑らかなクリチにはカリッとしたクリスピーなパンがよく合います。ニンニクの香りもトーストにぴったり。




 続いて、五穀米のおにぎりを醤油で焼いてクリチバーニャカウダを乗せてみました。
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  以前、食べたカマンベール入り焼きおにぎりが絶品だったので試してみました。香ばしい醤油味にもニンニクの香りが合うんですね。こりゃいいわ。




 シーズン到来のホタルイカを合わせてみます。
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 情熱クリチだったら、絶対、山葵醤油で頂きますが、ニンニクが入っていますので、この香りのままで頂きます。一見和風の和え物のようですが、食べてビックリが楽しい話題の一品になるかも。^^




 こちらは温製でクリチバーニャカウダ入りアヒージョ
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 多めのオリーブオイルでホタルイカを低温で温めてからクリチを混ぜ合わせます。高温で炒めるとホタルイカが破裂しますので要注意。こりゃパンにもご飯にもよく合いますわ。トーストに乗せてパーティーのピンチョスにも最適ですな。これから5月までがホタルイカの漁獲時期、クリチとの出逢いを是非楽しみましょう。


 
 

 今年は本当に貴重な名残の牡蠣。ハーフシェルにクリチバーニャカウダを乗せてさっと焼いてみました。
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 殻付き牡蠣は酒で蒸して、さっと熱が通ったら右殻(平らな方の殻)を外し、クリチバーニャカウダを乗せてオーブンのグリルか魚焼きコンロでさっと焦げ目を付けます。生のハーフシェルから焼きますとクリチの下に生臭味が残ります。

 この料理はただのクリームチーズだけだと、たぶん味が呆けたでしょう。ニンニクとアンチョビーがマイルドさをよくフォローしています。 因みに焼き上がってから、チャイブパプリカの細々を彩として飾っています。紅しょうがではありませんよ。^^ 




 あれこれ、楽しませてもらったねの吉ファームさんのクリチバーニャカウダ。あんまり美味いんで一瓶なくなってしまいました。そのまま食べてもちょうど良いくらいなんですもん。やっぱりさ、もう少し塩味を強くしてくれないと、あっという間になくなっちゃいますよ。ただ、焼きおにぎりなんかには薄めの味じゃないと濃すぎるし、消費者が塩味をコントロールしながら食べる方が合理的かな。星野さん、よく考えたね。^^
 




ねの吉ファーム http://nenokichi.com/


・所在地   :宮城県 仙台市若林区伊在字屋敷47
・電  話  :090-5837-6413
・営業時間  :11:00 ~ 17:00
・定休日   :不定休
・駐車場   :なし




JA仙台農産物直売所 たなばたけ 高砂店



 所在地   :仙台市宮城野区福室2-7-30
電 話   :022-388-7318
営業日   : 10:00~18:00
定休日  :水曜日、年末年始
駐車場  :あり

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2013/03/25(月) 05:00 | trackback(0) | comment(8)
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