山形の在来作物を掘り起こし、その伝承を図るために制作された映画よみがえりのレシピ。久々の感動でした。その余韻に浸りながら、山形からの帰路に着きます。なんてこと言いながらも帰路のバスでもしっかり飲んでいるのです。他のお客様に迷惑が掛からないよう、離れた一番後ろの席でこそ〜っと反省会やってます。^^ このお酒は先日、おおさんから頂いた麒麟山の手拭い包み越淡麗吟醸。いつ開けるか、考えながら過ごしていましたが、今がその時です。やはり、日本酒♡な方と呑まねばなるまい。^^
呑むことを想定して用意されたとしか思えないanegoさんの鶏燻製。
青森県の製品とのことですが、レバーと砂肝、どちらも秀逸です。特にレバーがとろけるようで見事。もしかしたら、軍鶏ロックの白レバーでしょうか。
バスを広瀬通で降り、我らの母屋に向かいます。^^
この二人、酒が入るにつれて活性化します。燃料は酒らしい。それは誰でも同じか。。。
国分町のコトルさんで反省会の続きです。
席に着くそうそう、映画の感想発表会。4月に仙台でも上映されるから是非見てねと、執拗に勧めまくります。
前菜はスープと野菜スティックから選べます。
スープはミラノのミネストラのようで具沢山。ワインはがっつりフルボディなやつを選んでもらいます。メニューは2013年2月末現在。
コトルさんの看板、野菜のおばんざい(お惣菜)。これは5点盛りです。
それぞれ、材料も味付けも違っているので、箸を付けるごとに舌が喜びます。一見、家庭料理のように見えますが、そこはひゃくさん、いわゆる野菜のおばんざいをモディファイしているのですが、弾け過ぎないよう絶妙な制御をしています。今まで出逢ったことのないおばんざいとスパイスの融合は誰でも出来るものではありません。カフェランチで培った技術とセンスなんでしょうね。
これは凄かった。ホタルイカの塩辛です。
ちゃんと目と嘴も取ってあって、ごく少量の腑を集めて作ってあります。こりゃ日本酒でしょう。
ということで、天遊琳の特別純米酒。塩辛には至高のマリアージュ。
三重県のタカハシ酒造さんのお酒です。伊勢神宮に奉納する御神酒も謹醸している伝統のある蔵元です。
これも日本酒に最高。焼き明太子です。
そう言えば、しばらく焼いたタラコを食べていなかったような気がします。子供の頃の弁当に入っていた懐かしい味です。黒皮の辛味大根と合わせると塩味が和らぎますね。
〆はカオマンガイというタイのご飯もの。カオはご飯、ガイは鶏です。
茹で鶏と野菜がオーバーライスされ、エスニックな風味のタレがかけてありました。東南アジアでは広く見られるご飯もので華僑が多い地域では海南鶏飯と表記されますね。
反省会は途中からぶんたろうさんも参戦し、壮絶な時が経過したようですが、いつものように最後の方は記憶が途切れとぎれです。でも、よみがえりのレシピの感動は時が経った今でも薄れることはありません。在来作物の伝承を通じて、地域の絆と伝統文化の大切さを改めて考えさせられました。
世界中がアメリカナイズされていく中、日本の文化に誇りを持って守るべきものは守っていきたいものです。たぶん、来月の仙台上映も観に行ってしまうかも知れません。とすれば、映画館リピートは大学受験直前の燃えよドラゴン(リピート3回)以来です。
それって、アメリカ映画やろが。。。(正確には香港のコンコルド・プロダクションとワーナー・ブラザーズの合作ですけど。 ^^)
Home Bar kotor (コトル)
・所在地 :仙台市青葉区一番町4-4-3あむーるビル2F
・電 話 :022-395-9968
・営業時間 :18:00~24:00
・定休日 :日曜・祝祭日
【追 記】
その後、再訪いたしました。その時のアルバムです。ほんのりクミンの香りがする和え物や野菜の彩にひゃくさんの磨かれた感性が伺えます。飾り付けも過剰じゃなく、本当に毎回、勉強させられます。
この夜は各界で活躍される魅力的な方々との会食。自分の業界とはまた違った刺激や情報が得られます。友人は幅広く持つに限りますね。などと言いつつも最後は大虎集団になってしまうのですけどね。^^