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【新潟県】越後妻有アートトリエンナーレ2012(4/6)

カテゴリー: 未分類

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 大地の芸術祭
の開催地、越後妻有地区は大きく6つのエリアに区分されています。今日は十日町市の市街地から西へ30分程走り、山間の会場となっている松代エリア松之山エリアを巡ります。松代エリアのメインステージはこの農舞台。もちろん能舞台からのネーミングでしょうね。田んぼの中に4本足で這い蹲っている巨大な動物のように見えます。




 動物をテーマにしているようで、農舞台の周囲はまるで放し飼いの動物園です。
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 よく見ると首がなかったり、穴が空いていたりちょっとシュールな動物園です。ピンクの大蛇は圧巻でしたね。




 近くの丘の上にはラフレシアを思わせる巨大花のオブジェが鎮座していました。あの水玉で有名な草間彌生さんの作品です。
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 後ろに見える列車はほくほく線で、松代駅に停車中です。




 このアングルの写真はよく雑誌などに載せられていますね。
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 四季の農作業を解説した文章が上から吊されており、後方の棚田には農作業を表すオブジェも設置されています。




  建物内の展示室にも沢山の動物がおります。あまりに多すぎて紹介し切れません。
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子犬の笑顔に思わずこちらまでにやけてしまいました。木彫のブルドッグも何か言いたげ。^^ 

 



 この農舞台には素敵なレストランがあります。地元の山菜や野菜が食べられる里山食堂さんです。
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 先ほどの棚田を眺めながら食事が出来ます。




 アートトリエンナーレ開催中はランチがビュッフェスタイルなります。1人1600円也。
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 地元の野菜を中にした料理がずらりと並びます。越後特産の糸ウリの料理も2品ありました。




 第1回戦、多くの種類を食べたいので少しずつ盛り込みます。
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 ご飯は玄米もあります。本当にヘルシーな献立です。




 第2回戦、中央にはポークとビーンズの煮込みを配置。糸ウリの炒めナマスが美味しかったのでお代わり。
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 来週からはダイエット実験に入りますので、たっぷり食べておきます。実験についてはもう既に連載が始まっていましたね。^^




 お腹も満たされましたので、午後は松之山エリアに移動しました。ここは美人林と言われるブナの群落です。美人囃子ではありませんよ。
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 密生したブナ林のため、1本1本がスラリと美しく伸びていることから美人林と名付けたそうです。ネーミングって大切ですよね。美人が付いていなかったら誰も見に来なかったでしょうね。^^




 久々の森林浴。木漏れ日が実に心地よく、林の中は気温も低いので快適です。
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 美人林の入り口のガードに雀が留まっています。ちょっとしたアイディアがブナ林を観光地にしています。




 人が来れば、当然、商売も成り立ちます。美人林の森森市、やりますなぁ。^^
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 釣られて糸ウリとコリンキーを買ってしまいました。これらは自宅に戻ってから料理にして詳しく解説いたします。




 美人林の隣に森の学校キョロロがあります。下は模型ですが、尾を上げた蛇のような建物です。
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 鉄板で固められた要塞のようにも見えます。尾の部分は高さ34mありますが、上まで登ることが出来ます。キョロロって、渡り鳥のアカショウビン(カワセミの仲間)の鳴き声に因んだそうです。




 巨大なフンコロガシがお出迎えしてくれました。
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 フンコロガシはコガネムシの仲間で、その名の通り、動物の糞を転がして玉を作り、その中に産卵します。古代エジプトでは太陽を転がす虫として神聖化されていたそうです。




 森の学校というように自然科学博物館の要素が強いです。
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 周辺の里山で見られる生き物たちが一堂に会します。私はすっかり童心に返って水槽に釘付け。




 トノサマガエルやカマツカなど水生生物のコレクションも見事です。
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 ちょっとした水族館になってます。まさか、芸術祭で淡水魚を見るとは思いもよりませんでした。




 世界のカブトムシ展もやっていて、中南米原産のヘラクレスオオカブトも見られました。
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 昆虫好きの子供には堪らないでしょうね。生き物好きのオジサンも嬉々として見入ってますから。^^

 



 いよいよ、高さ34mの塔の部分を登ります。
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 ところが、中は真っ暗でしかも160段もあるのでもの凄い不安に襲われます。降り注ぐ太陽に熱せられて、中は冷房が効いていません。足腰に自信のない方は止めた方が良さそうです。




 展望台には大きな蜂の巣のリアルな絵があり、里山の風景も見渡せます。
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 ここの気温もかなり高く、辛い登りだったのでじっくり鑑賞する気力が萎えてしまいます。細君は軽い熱中症に襲われたようで下りてからしばらくベンチでクールダウンしておりました。




 3年に一度の芸術祭ですが、会場となっている松代の農舞台と松之山のキョロロは周年見学することが出来、それぞれ、食事、買い物、展覧会、イベントなどが楽しめます。周辺の山間には様々な規模の棚田があり、原日本の風景に遭遇することも出来ます。冬は雪に閉ざされた地域ですが、アートトリエンナーレやこれらの施設のお陰で多くの人々が国内はおろか世界から訪れます。日本でも珍しい過疎化の進んだ中山間地活性化の成功例と言えますね。

 



農舞台(まつだい雪国農耕文化村センター)


所在地  :新潟県十日町市松代3743-1
電 話   :025-595-6688(総合案内所) 
開館時間 :10:00~17:00
休館日  :年末年始、毎週水曜日(祝祭日の場合は翌日)
入館料  :一般500円、小中学生300円
駐車場  :あり


 
 
 
十日町市立里山科学館「森の学校」キョロロ


所在地  :新潟県十日町市松之山松口1712-2
電 話   :025-595-8311
開館時間 :9:00~17:00
休館日  :火曜日(祝日の場合翌日)
入館料  :大人500円、小中高生300円、小学生未満無料
駐車場  :あり
 

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2012/10/08(月) 05:00 | trackback(0) | comment(2)
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