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【新潟県】越後妻有アートトリエンナーレ2012(3/6)

カテゴリー: 外食:その他

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 ダイエット記事と交錯しますが、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2012のレポも同時進行で続けます。いよいよ、作品の凄さをご紹介するのですが、上手くお伝え出来るか不安です。まずは宿泊地であるホテルしみずさんから歩いて行ける越後妻有交流館キナーレから行ってみましょう。キナーレって、「来なされ」という方言と十日町の特産品である着物を「着なされ」に因んで命名されたそうです。2階部分が越後妻有里山現代美術館となってます。



 キナーレアートトリエンナーレ2012の展示場の一部にもなってますが、十日町市街地にありますのでメインステージのようにもなってます。
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越後の奥地にある町ですが、古くから織物で栄えた地域でもありますので、伝統の中に新たな発展を期待した斬新さが感じられます。

 



 まず、圧倒されるのは入場した瞬間に迫り来るこの光景。心臓の鼓動もスピーカーから大きく鳴り響きます。
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 広場一面に敷き詰められた9トンの古着。そして前方では小高い丘のように積み上げた古着をクレーンが坦々とつかみ上げては落とし、つかみ上げては落としを繰り返しています。これは東日本大震災の被災地から来た人間には身に迫るものがあります。日常見ているガレキ処理より、さらに生々しい物を感じます。




 どこから見ても圧迫感があります。このインスタレーションは No Man's Land といい、フランスのアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーの作品です。
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 ボルタンスキー
には生と死をテーマにした作品が多いのですが、これは人間の死というか、滅亡を感じさせます。その中に生の記憶を感じさせるのが彼の狙いではないでしょうか。でも、正直気分が悪くなりました。




 回廊のようになっているキナーレの展示スペースにはたくさんの作品がありました。
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 これは原木を丸々、炭にして掘ったものです。周囲にも越後妻有の木々を配置して原生林の雰囲気を醸し出すインスタレーションです。




 こんな愉快な作品もあります。理髪店のサインポールの中を歩いているようです。
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 このトンネルの壁は回転しており、異様な感覚に陥ります。長くいると酔ってしまいそうです。




 これはキナーレの常設展示だと思うのですが、地場産品のパッケージングへの取り組みです。
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 公募企画「Roooots 越後妻有の名産品リデザインプロジェクト」でデザイナーの黒柳潤氏がパッケージをリデザインした地酒特別本醸造天神囃子(魚沼酒造株式会社)が2010年度アジアデザイン賞の金賞を受賞したそうです。豚ジャーキーは今年の公募で採用されたデザインで高貴な豚さんというコンセプト。豚に見えないところが、いいのでしょう。




 吹き抜けとなった回廊には廃品を集めて作られた作品が吊るされていました。etigotumari3-11.jpg 
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 昆虫のような物もあれば、得体の知れない物もぶら下がっています。ボルタンスキーのインスタレーションで受けた動揺が大きく、早くこの心臓の鼓動音から解放されたくなります。




 キナーレの隣にはクロステンという道の駅があります。
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少し気分をリフレッシュさせましょう。




 吹き抜けの七夕飾りのように見えるのは巨大な吊るし雛です。
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 ギネスブックにも登録されたそうです。この物産販売スペースでは越後の美味しい物が探せます。



 
 越後名産笹団子。小豆餡の他にきんぴらが入った物もありますね。
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 笹の葉の香りと防腐効果を活かした先人の知恵ですね。




 これはビックリ。新潟県民のソウルフード、イタリアンがスナックになってます。
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 みかづきさんか、はたまたフレンドさんとの提携でしょうか。そう言えば、途中の長岡でフレンドさんのイタリアンを食べ損ないました。桜飯でお腹いっぱいでしたので。^^




 越後は米どころでもあり、どころでもあります。
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 今度のオフ会用に1本仕入れましょう。




 なおさんから、近くに鶴齢青木酒造さんがあるから寄って来いとメールが入りましたが、時間が取れず、ここでこれを仕入れました。
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 鶴齢の純米吟醸にごり酒です。10月のハゼオフ会まで呑まずに保管できますでしょうか。^^




 職場のお土産には生煎餅を買ってみました。パッケージデザインも悪くないですね。
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 試食してみたら、生八つ橋を厚くして肉桂(シナモン)の代わりにきな粉を塗したものでした。魚沼産コシヒカリ5%使用。。。喜んでいいのか。。^^


 

 歩き疲れたのでカフェで冷たいものを頂きましょう。
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 manma and cafe... 考えてますねぇ、マンマと飯をかけてます。それに雪+妻有 (つまり)ユキツマリ、さらにと言う字を左右反転させて、ユキマツリ(雪祭)。実に凝ったネーミングとロゴです。感動した。




 店内のインテリアや照明にも神経が行き届いています。
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 先に十日町に着いた細君はここでランチも食べたらしい。玄米と野菜たっぷりの惣菜が美味しかったそうです。




 これも野菜たっぷり。緑黄色野菜と豆乳のフローズン雪室人参ジュースです。
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 ほとんど野菜の甘味だけなのでスッキリしています。フローズンは使われる野菜が日によって変わるようでこの日は南瓜でした。




 テラスにも席があり、緑を眺めながらのランチも出来ます。
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 35℃の外気温で体が火照っており、フローズンが骨身に染みます。



 明日からは山間部を中心に作品を見て参ります。9月上旬のことですので、連日の猛暑は止まることを知らず、過酷なツアーになりました。美味いと旨いをいっぱい食べて乗り切ります。




越後妻有交流館キナーレ http://kinare.jp/page_kinare.html#kinare_m


所在地   :新潟県十日町市本町6丁目
電 話    :025-752-0117
営業時間 :10:00 - 22:00
定休日   :毎週水曜日(祭日と重なる場合は営業)
駐車場   :有




道の駅クロステン 
http://cross10.or.jp/index.htm

所在地        :新潟県十日町市本町6丁目
電 話        :025-757-2323
営業時間  :9:00~18:00(11-3月;~17:00)
定休日    :毎月第2水曜日(8月無休)
駐車場    :有

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2012/10/03(水) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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