宮城のお魚勉強会in美里町
カテゴリー: 料理:買い魚
美里町は宮城県北部に位置する町で鳴瀬川の北岸に沿って細長く貼り付いたような形をしています。2006年に小牛田町と南郷町が合併して美里町になりました。バラや苺・梨などの生産も盛んな地域です。以前の記事でご紹介致しました花野果(はなやか)市場も美里町でしたね。
美里町は大崎平野の田園地帯。稲穂もたわわに実っていました。
美里町の米の出荷は昨年の段階で解除になってますね。
三連休最終日の17日、美里町中埣地区公民館が主催します中埣自由塾において、ギンザケとワカメの調理実習を行って参りました。
調理実習室は実習台は全部で4セットですが、綺麗に整えられています。
ところで、中埣はなかぞねと読みます。宮城県の北部には埣(そね)が付く地名が多いのですが、調べますと、この埣は痩せた土地を意味するようです。中埣のように埣が後に付く場合はぞねと濁ります。河川に近く肥沃な土地と思われるのに痩せた土地とはどういうことでしょう。
同じそねでも曽根は河川の氾濫などで自然に出来た堤を指すそうです。宮城県北部は北上川水系や鳴瀬川水系に囲まれた土地が多いので、こちらのそねの意味の方がスッキリするような気がしますが、石がゴロゴロした河原が広がって農作に向かない土地が多かったのかも知れません。
さて、本日のお献立は志津川ギンザケと三陸ワカメを使った5品です。
これを一班5人で1時間半で拵えます。結構、闘いです。この時期、ギンザケもワカメも水揚げ時期ではありませんので、南三陸町志津川のヤマウチ鮮魚店さんから、冷凍フィレーとボイル塩蔵ワカメを前日に代引きで送って頂きました。
この日も暑く、皆さま汗をかきながらの調理となりました。
体育会系料理教室にお付き合い頂き、皆さま本当にありがとうございます。
次々と料理が出来上がっていきます。
料理のレシピはこちらの記事をご参照下さいませ。http://bimikyusin.blog109.fc2.com/blog-entry-436.html
公民館主催の教室ですと、空いてさえいれば和室などの他の施設を使えるのが利点です。
出来た料理から次々と食卓に並べられていきます。これが、一般のイベントですと二部屋の使用となり、経費も二重に掛かります。
さて、お楽しみの試食会ですが、こういう座敷で頂けるのは大変有り難いですね。
内陸部ということもあり、皆さまギンザケ料理は珍しかったようで好評でした。今回はギンザケの刺身も召し上がって頂きました。
勉強会の後に、是非、このギンザケやワカメを家族に食べさせたいとのご希望が湧き上がり、その場で注文が殺到しました。今回もお世話になった南三陸町志津川のヤマウチ鮮魚店さんにお願いしましょう。公民館さんでまとめて発注し、到着し次第、連絡してくれるそうです。まとめて注文すれば送料も折半で済みますしね。今回は養殖復興支援への内陸部の皆様とのパイプを作れたような実感があります。次回はカキやホタテでやろうということで解散となりました。^^