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【新潟県】越後妻有アートトリエンナーレ2012(2/6)

カテゴリー: 未分類

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 念願の河井継之助の墓前参拝も終え、これから越後妻有アートトリエンナーレ2012の本拠地十日町に向かいます。長岡ICから再び関越自動車道に乗り、3つ目の越後川口ICでおりて県道117号を信濃川沿いに南下しますと十日町市に入ります。十日町は町ではなく、1954年には市制施行されています。



 人口は約59,000人ですが、年々減り続けています。雪で埋もれる冬場の仕事として織物が盛んで、江戸時代には越後縮(えちごちぢみ)として各地に出荷されていました。河岸段丘や山間部の棚田でコシヒカリが栽培されています。今回のショートツアーでは美味しいご飯が食べられそうです。




 大河信濃川もここまで上り詰めると名取川の中流位になります。
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 玉石の多い河原でアユも多そうですが、釣り人を全く見ませんでした。




 眼を疑うような外気温、エアコンを28℃に設定していますが、噴射口から冷気が絶えず勢いよく吹き出し続けています。
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 これは相当厳しい芸術祭巡りになりそうです。何せ大地の芸術祭ですから、多くの展示が屋外にもあります。




 こちらが今回のお宿、ホテルしみずさんです。見た目はえっという感じですが、リーズナブルでご飯も美味しかったです。
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 後に知り合った方々が泊まった駅近くのホテルは、部屋も汚く、飯も不味かったとしきりにボヤていました。^^


 
 
 気温が少し下がった夕方、街を歩いてみました。大地の芸術祭の里という幟旗が主な通りにズラッと並びます。
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 町を上げてのイベントであることが伝わってきます。道で出合う人はみなさん挨拶をされ、話しかけて来られる方もおります。ツーリストを歓迎する心意気も伝わって来るようです。




 これらの彫刻も展示された作品です。
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 町の至る所に作品があり、目が離せません。



 
 これも影祭というコンテンポラリーアート。
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段差のある所も忠実に描いていますね。街にある建物や山間部の廃校なども利用した作品も多いのがこの芸術祭の特徴。



 
 十日町にも融雪用地下水噴射装置が道路に仕組まれていますが、鉄分が含まれないのか道路は赤くありません。
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 正面奥には諏訪神社の鳥居が見えています。高台にある諏訪神社の境内からは市街地が一望出来ました。遠く連なる山並みの手前を信濃川が流れています。十日町市の市街地は信濃川の方と下流の方へ傾斜した斜面にあります。




 街のあちこちにパンフレットが置いてあります。これは主人の似顔絵入りグルメマップ。
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 裏面は地図になっており、大変便利でした。今晩は20番の弥八さんを訪問する予定です。




 酒・肴・茶漬けの店、弥八さん。ホテルの裏手徒歩1分。^^
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 暖簾にはお茶漬けの店とありますが、お茶漬けを前面に出すのは米に自信ありのアピールでしょうか。




 室内は民家風の座敷だけですが、木の衝立で各席が仕切られます。
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 こうなると不思議なものでかえって皆さん、声が小さくなるのです。^^



 
 まずは乾いた喉を潤します。暑すぎてビールより、シンプルな焼酎ハイボールが呑みたくなります。
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 下戸の細君はウーロン茶で。突出しの野菜の和え物はアルコールにしか付きません。当たり前か。^^




 最初にお造り盛り合せ。これで800円ですからお値打ちです。ここでお酒を〆張鶴に変えています。
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 手前から時計回りで真鯛、〆鯖、鬢長(ビンチョウ)、真蛸、鯣烏賊です。さすが日本海に近いだけに真鯛を使った料理が多かったですね。



 
 海鮮サラダにも刺身がたっぷり。かなり被ってしまいました。^^
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 ドレッシングもゴマダレ系とポン酢風の2種類添えてくれ、各自が好みでかけながら頂きます。 




 これは真鯛のかま焼き。
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 たっぷり身が付いていますが、これで500円位だったと記憶しています。




 目から鱗物だったのはこれ。茄子素麺です。
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 たぶん肉質の硬い梨茄子だと思いますが、細く千切りにしてから葛打ちした物を湯がいています。よく冷やしてダシを張って啜りますとツルンとした口当たりが実に涼しく、今までに経験したことのない食感に思わずニンマリ。


 
 
 これも面白い。豚肉のトマト巻揚げ
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 中からトマトがソースのようになって飛び出してきます。




 〆は地元のコシヒカリで作ったおにぎり。
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 さすが米どころ、抜群の美味しさです。米どころから来ているのですが、この美味しさには脱帽です。


 
 
 ホテルに戻って、写真を整理しながら、十全茄子の漬物で軽くビール。
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 この茄子の美味しさと言ったら、ちょっと表現できません。長茄子漬が皮の味わいだとしたら、十全茄子は身の味わい。噛むと旨味が噴き出してきます。越後は米どころでもありますが、茄子どころとも言えそうです。


 風呂から出てきた細君が。。。


 
「え”~、また呑むのぉ」

 「ちょっと、ビールで酔い覚まし~」

 「・・・」



 
 翌朝、ホテルのダイニングで朝食を頂きます。
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 スッキリして衛生的なダイニングで朝から気分よく食事が取れそうです。




 これは1日目の朝ご飯。
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 漬物や野菜の煮物に塩鯖と温泉卵。ヘルシーでボリュームも丁度良い。



 ご飯は当然コシヒカリ。
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新米でしょうか、少し水気を感じます。



 
 そして二日目の朝ご飯。
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 連泊の客には同じものを出しません。糸ウリのマヨネーズ和えもなかなか行けますね。



 
 食べ物ばかりでなかなか芸術祭のレポートになりませんが、次の記事からは作品の紹介もありますのでお楽しみに。^^ それにしても越後は茄子が美味しいなぁ。茄子の食べ方も独特のものがあって大変勉強になります。

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2012/09/19(水) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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