岩手三大麺のお土産
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これ可愛いでしょう。SLの正面であることはすぐにお分かりになると思います。小さく岩手と書いてあることから銀河鉄道がモチーフであろうことも想像が付きます。これは、娘の大学のクラスメートが泊りに来た時のお土産です。彼女は東京都町田の育ちなのですが、母方の実家が岩手の一関にあり、そちらを経由して宮城入りでした。
スリムな美人なのですが、中川翔子のような喋り口調でよくここまで一人で来れたなぁという感じなのです。驚いたことに翌日から娘と東松島で被災家屋の土砂清掃のボランティアに行くというのです。8月下旬のことで男でも熱中症で倒れる暑さです。あまりの無謀さに開いた口が塞がりませんでした。
そんな心配も無駄となり、二人で東京に戻っていったのでした。若いということは素晴らしいと言う自分はもう若くない。^^
さて、少し時間が経ちましたが、お土産のSLを頂きましょう。側面と上面はこんなデザインです。岩手の三大麺が入っているようです。
岩手の三大麺と言えば、冷麺、わんこそば、じゃじゃ麺ですね。それらが2食分ずつ入っているそうですが、少し軽いな。
それもそのはず、中には乾麺が入っていました。
蕎麦の乾麺は普通ですが、冷麺とじゃじゃ麺の乾麺は珍しい。さっそく週末の昼飯に細君と味わってみることにしました。
1日目は冷麺ですが、麺が真っ白です。これでは冷麦ですね。
これが盛岡冷麺のように透明感のあるブリブリ麺になるのでしょうか。ちょっと不安になり始めます。
それでも有り合わせの具材をトッピングして冷麺らしく拵えました。
添付の液体スープを氷水で割って器に注ぎ、茹で上げて冷水で〆た麺を盛り付けました。具には同封の辛みダレで作った即席キムチに甘酢漬けのキュウリ、半熟卵にトマト等々。
あの真っ白い麺がしっかり透明感のある冷麺になってます。
食感も盛岡冷麺そのものです。これは便利ですね。冷蔵庫に保存しなくても簡単に冷麺が頂けるのですから。
次の日は乾麺で作ったじゃじゃ麺です。添付の肉味噌には炒めた挽肉を足しました。
要するするにきしめんの乾麺ですね。これは十分あり得ますね。乾麺ながらも弾力があり、生麺との差もあまり感じられません。
じゃじゃ麺の流儀に従い、まず混ぜくります。
ザク切りのキュウリや長葱、おろし生姜に千切り大葉も麺や肉味噌と渾然一体になった和え麺が出来上がります。韓国のピビンネンミョンとも似た食べ方です。
そしてこれも定法に従い、鶏蛋湯(チータンタン)へと移り進みます。
熱々の茹で汁を高い位置から回しかけます。薬味も足して〆の卵スープの出来上がり。この食べ方って、とても環境に優しいと思います。下水処理場がまだ完全復旧していませんし、台所からの負荷は減らしたいですね。もちろん、復旧後にも自分の皿に残ったソースはパンやお湯で綺麗しましょう。
最近の若い者は。。。というフレーズはよく口から出る寸前で留めていますが、被災地ボランティアに来る全国の若者には全く頭が下がります。特に1年が経過し二度目の夏にはボランティアも大幅に減っていますが、それでも真っ黒になりながら汗を垂らしている若者には将来を安心して任せられそうです。
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