ゴーヤーで夏向きおつまみ三品
カテゴリー: 料理:野菜・果物
今年はゴーヤーを栽培しなかったので、食べたいなぁと思っていたところ、職場のスタッフが自宅で作ったゴーヤーを持って来てくれました。ゴーヤーの表面って、爬虫類を彷彿とさせますよね。イソアワモチという軟体動物にもちょっと似ています。イソアワモチもちょっとグロいけど、沖縄では味噌炒めなんかで食べていますね。話をゴーヤーに戻して、今日はこれで夏向きのおつまみ三品を作ってみます。
もういきなり下拵えです。本日はゴーヤーチップス(奥)とゴーヤーの竜田揚げ(左)にゴーヤーの塩麹漬け(右)を作ります。
チップスは2mm位の薄い輪切りにして少し干します。竜田揚げは3~4mmの輪切りにして麺つゆ(濃縮)に浸します。香り付けに五香粉を少々。塩麹漬けは4~5mmの半月に切って、塩麹と鷹の爪の輪切りを塗しておきます。
チップス用の輪切りは炎天下に数時間曝しておきますとかなり水分が飛びます。
キッチンペーパーに綺麗に並べて、電子レンジの500wでまず5分、一旦取り出し、風乾させてから、再度2分くらいチンします。二度目の加熱中は目を離さず、茶色になり始めたらすぐに取り出します。よく乾かしたら塩を振って出来上がり。
油を使わないゴーヤーチップスです。苦みのあるチップスでとても個性的。
これすごく湿りやすいので、湿度の高い日は食べているうちにしなっとしてきます。保存は乾燥剤入れて密封しましょう。
続いて、竜田揚げですが、揚げる直前に片栗粉を袋で塗します。
180℃位の油でゆっくり揚げます。表面がカリッとして来たらOKです。
周りはカリッとして中はほっこり。ゴーヤーの苦みが油っこさを中和してくれます。
ほんのりと五香粉の香りが爽やかさも出しています。これお薦めの一品です。散らした葉っぱはセージの空揚げです。これも風味豊かでイケますよ。
こちらはゴーヤーの塩麹漬け。甘味、塩味、苦味、辛味が混在する不思議な漬物になります。
塩麹は塩分が強いので漬けっ放しにしないで、頃合いを見て取り出します。塗した塩麹も適当に落として盛り付けます。
さて、今日も暑かった。一風呂浴びてゴーヤーをあてに冷えたビールを流し込みましょう。
ゴーヤーだけの前菜ですが、調理法が異なるので決して飽きません。ビールの苦みともシンクロして口の中は涼しくなっています。苦味を美味いと感じるのは人間だけなんでしょうね。
日除け用のゴーヤー栽培もブームで10株位植えておられるお家も見かけますが、ゴーヤーの実はきっと食べ切れないでしょう。ゴーヤーのお惣菜も10種類くらいは覚えておかないとゴーヤーチャンプルーだけでは飽きてしまいますからね。今回の乾・揚・漬以外の調理法では佃煮や味噌炒め煮などがお薦めです。料理名のリンク先にレシピがありますのでご参照下さい。