【気仙沼市】お気に入りの唐やで暑気払い
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
ここ数年、暑さというより熱さを感じるようになりました。以前は暑いのは何ぼでも平気で、冬が大嫌いでしたが、年かさが増すとともに、冬は精神もシャキッとして過ごしやすく、夏の暑さは命の危険すら感じるようになりました。今年は1回、プチ熱中症もやらかしてしまいましたし・・・。 暑気払いも何度もやっていますが、さっぱり効き目がありません。それでも気を取り直して、気仙沼で私が一番お気に入りの料理屋さんで本命の暑気払いを繰り広げましょう。
そのお店は大川の支流神山川に近い気仙沼の上田中にあります唐やさんです。
知る人ぞ知る料理のレベルが高い和食屋さんですが、リーズナブルなランチでも有名なお店なのです。客室のスタッフはみな若いのですが、礼儀正しい対応ができています。
こちらの名物竹筒豆腐で宴は幕開けとなります。
濃厚な豆の味を強く感じる豆腐です。特製のタレで頂きますが、この店出来るなと感じさせる味わいです。
先付け3点盛りです。この日はばくらい(赤ボヤの塩辛)とだし巻きに枝豆でした。
ばくらいの下には大根おろしが忍ばせてあり、味加減を自分で変えられます。これを生ビールで流し、火照った体をクールダウン。
続いて、旬のマンボウなのですが、湯引きしてありますので、醤油の絡みもよく食べやすくなってます。
マンボウと言いますと、酢味噌が一般的なのですが、湯引きにより山葵醤油でもすんなりと受け入れられます。ここでお酒は八海山純米吟醸に切り替えました。
さっぱりと青菜の浸しですが、蟹足が2本添えられ、糸かつおが天盛りされています。
ダシの利いた浸し汁と蟹により青菜がご馳走になってます。
お造り盛り合わせも見事な演出。
ホタテ、ボタンエビ(スポットシュリンプ)、スズキ、メバチ、カツオの5点盛りです。どこから見ても美しい。
お酒もここで気仙沼の地酒、男山の特別純米酒蒼天伝に。
かろうじて大津波の被災から逃れた男山の蔵。以前と変わらぬ味を守り抜きました。
旬の鮎塩焼きです。
みなさん箸で身を崩しながら、格闘していますが、私はワイルドなので頭から丸かじりです。^^
宴席では最初から出ていることの多い茶碗蒸しですが、頃合いを見て供されます。
だいぶ酔ってきましたが、一ノ蔵にごり酒も追加注文。
料理はまだまだ続きます。揚げ野菜田楽味噌と旬の岩ガキです。
だんだんお腹が張ってきました。これ以上入るか不安になりますが、味の変化も絶妙でついつい食べてしまいます。久しぶりの岩ガキ、やはりクリーミーですね。
出ました、気仙沼名物のメカジキハモニカ煮付け。
漁師料理もこのように盛り付けると立派な和食の逸品になりますね。
やっと〆のぶっかけ蕎麦、なんとかゴールまで棄権せずに辿り着きました。
蕎麦も極細で呑んだ後の体に優しく入ります。
このあと、デザートにメロンも付きました。全部で12品です。この凄まじい和食のオンパレード、一体いくらでしょうか。なんとたったの4500円、実に良心的ではありませんか。食の細い女性や高齢者には、この量は多すぎます。3000円くらいで様子を見られた方が安全です。気仙沼と言いますと、魚料理主体の居酒屋かホルモン屋のイメージが強いのですが、このようなお洒落な和食屋さんもありますので、状況によって使い分けています。^^
唐や
・所在地 :宮城県気仙沼市上田中1-8-4
・電 話 : 0066-9670-94654(予約専用、通話料無料)
0226-24-1525(問い合わせ)
・営業時間 :11:15~14:00/17:30~22:30(LO20:30)
・定休日 : 月曜
・駐車場 :あり