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【多賀城市】真心居酒屋ヨイトマケ真で暑気払い

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 ここは新しくなった仙石線多賀城駅です。長らく高架線化工事が行われていましたが、今年(H24)の4月には上下線とも高架に切り替わり、4カ所の踏切もなくなりました。考えてみますと、高架になった多賀城駅に降り立つのは今回が初めてでした。




 ホームも駅舎の外観もを基調にした都会的なデザインです。
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 仙石線というよりモノレールの駅のようで、ローカル線のイメージを払拭しています。

  


 
多賀城
を訪れたのは釣りの師匠である七ヶ浜のセブン翁を囲んでの暑気払いのためです。
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 会場は青が基調の看板のヨイトマケ真さん。駅から歩いて5分のロケーション、電車の時間も気にしないで済みます。ヨイトマケなんて言葉知っている人も少なくなったでしょうね。昔の地固めの道具なのですが、現在はランマーという機械に代わっています。あの自分で跳ねる機械ですね。そう言えば美輪明宏さんが若い頃、『ヨイトマケの唄』を歌ってましたね。って、これも知っている人少ないだろうなぁ。  



 さて、本日は船頭会とサ会の仙塩支部合同暑気払いです。このパターンは午前様必至なので、事前にドーピングしておきます。^^
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 焼け石に水とは思いますが、なおちゃんご推奨の肝機能を高めるとされるヘパリーゼというドリンク剤です。ヘパリーゼって、なにかの分解酵素かと思ったら、造語なんですって。それに効能にも肝臓への作用は一言も書いてありません。信ずれば通ずでしょうか。^^




 みんなが集まるまでおしながきに目を通しておきましょう。こちらは私も今回が初めてですので。
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 写真では字が小さくて見えにくいと思いますが、肴は400~500円台が多く、実にリーズナブルです。ドリンクメニューも多彩です。これの他に本日の地酒も5~6種類手書きされておりました。




 ヨイトマケノさんの突き出しはご覧の通りの三点盛り。しっかり作ってあります。
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 手前から時計回りで、ナスの炒め煮、タコともずくの酢の物、塩炊きカツオに梅肉です。これだけで軽く二合は行けますね。




 豪華絢爛、お造りの盛り合わせ。8品目は盛り込んであると思います。
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 マグロ、カツオ、ハマチ、イワシ、白身?、ホタテ、タコ・・・・あと失念。どれも美味しかったです。魚にはうるさい船頭会ですが、自分で釣れない魚ばかりですので、おとなしく食べています。^^




 さて、刺身と来ればお酒を貰わないわけには行きません。
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 静岡県の臥龍梅(がりゅうばい)から始めます。




 この後はいわゆる居酒屋メニューでガンガン行きます。香の物盛り合わせとタコの空揚げです。
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 タコの空揚げはワインでも良さそうですね。野菜もたっぷり添えられています。




 続いて、人気メニューのトマトのチーズ焼きソーセージ盛り合わせ
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 こりゃワインでなければなりません。トマトのチーズ焼きは溶けかけた熱々のトマトとチーズが混ざり合って、まるで生地なしのピザのようです。




 これも人気のジャンボつくね串です。お決まりの卵黄で頂きます。
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 一つがクリームコロッケぐらいの大きさで、まるで串刺しハンバーグのようですね。肉はいわい鶏を使用しています。




 店内には靴を脱いで上がります。ジャズが流れコンテンポラリーな感覚の居酒屋さんなのです。
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 厨房ではご主人が忙しいそうに動き回っています。奥さんと娘さんが接客担当で、とても家庭的な雰囲気に癒されます。




 トイレの壁には二尾のが。。。夫婦鯉かな。
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 これって、もしかしたらご主人の直筆なのではないでしょうか。




 初めて伺った多賀城ヨイトマケノ真さん。噂どおりの優しく真心を感じる好いお店でした。チェーン店に負けないメニュー構成でいながら手作り感溢れるお料理は食べる側にも真心が通います。駅からも近いので、仙台方面からでも便利ですね。この辺りも砂押川の南側ですので津波浸水域だったはずです。倒壊は逃れても解体せざるを得なくなった古い家屋も多くありました。1年前には想像も出来ないくらい奇麗な町並み 戻ったのは喜ばしい限りです。


 

 

ヨイトマケ真


・所在地   :宮城県多賀城市八幡3-6-12
・電 話   :022-362-8584
・営業時間  :17:00~23:00
・定休日   :月曜日
・駐車場   :なし

2012/08/14(火) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

七ツ森の肉厚しいたけ

カテゴリー: 料理:山菜・筍・茸

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 この素晴らしいプロポーションを見て下さい。実にグラマーなしいたけでしょう。こういうしいたけはあまり手を掛けず持ち味を活かして料理したいですね。しいたけと言えば、路地の原木栽培物が憎むべき原発事故により出荷できなくなりました。もちろん、ほだ木を変えて室内で育てれば原木栽培も可能でしょう。




 それに現在、市販されている菌床栽培物は全く問題はありません。神経質にキノコ類を避けていることは栄養面でも偏りが生じます。さらに被災地の復興も遅らせます。是非、食べて被災地や風評被害で苦しむ産地を助けて下さい。




 このしいたけは、先日の料理教室の際に浅野先生から頂いたものです。
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 先生のご出身地、大和町の七ツ森菌床しいたけです。料理教室でも最後にこのしいたけをご馳走して下さいました。




 今日は先生に習った料理法で楽しみます。
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 ホットプレートに軸を取ったしいたけを引っくり返して並べ、上にクッキングペーパーを被せます。これにより熱効率を高め、水分が飛び過ぎるの防いでくれます。




 決して裏返さず、待つこと10分。しいたけから旨味のエキスが味じみ出た頃が食べ時です。
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 クッキングペーパーにより水蒸気もこもり、エキスの蒸発も抑えてくれます。




 シンプルな味付けにしますので調味料も吟味します。こちらは薬膳料理教室堀先生に頂いた手作り海水塩天然醸造醤油です。
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海水塩は新潟県村上市の笹川流れの海水を15時間煮詰めて作られました。笹川流れは延長11kmに及ぶ奇岩の間を流れる潮流のことです。一方、天然醸造醤油は福島県喜多方市の若喜商店のもので会津産の大豆と小麦、それに自然塩だけで2年かけて醸造されました。添加物は一切使っていません。




 まずは海水塩で試します。
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 ダイレクトにしいたけの旨味が感じられます。弾力のある肉を噛むほどに鼻腔にしいたけの香りが広がります。




 続いて天然醸造醤油で頂きます。 
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 醤油の旨味と香りが加わって、しいたけをマイルドな味わいにしてくれます。どちらも優劣付け難い味わいです。





 やはり、しいたけだけでは淋しいので国産牛のステーキも焼いています。^^ 
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 今年、5月から独り暮らしになった母親を自宅に招いたのですが、お土産にステーキ用の牛肉を持って来てくれました。パワフルだろう。^^ これも自然塩天然醸造醤油で味わいました。




 お酒もこれまた堀先生から頂いた珍しい空芯菜の焼酎とサルナシ酒さるのさけ。完全に頂き物生活しています。^^
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空芯菜の焼酎は大地の味がします。メーカーは福島県郡山市の笹の川酒造です。一方、さるのさけは福島県平田村の若清水酒造です。これは日本のキウイと言われるサルナシの実を日本酒に漬け込んでエキスを抽出したものです。少し甘めなので炭酸で割ると佳い具合です。



 皆様、我が家の食生活にご支援頂き感謝申し上げます。お陰様で日頃味わえないような食品で食生活が豊かになってます。持つべきものは食関係の仕事をする知人ですね。を通じて知り合った皆様は素晴らしい方ばかりです。^^





 おまけですが、最近、魚を煮る時の落し蓋にもキッチンペーパーやクッキングペーパーを使っています。煮汁を少し減らせますし、洗い物も一つ減りますので助かってます。
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 ペーパーには蒸気が溜まらないように所々に穴を開けるようにして下さい。以前からアルミフォイルを落とし蓋に使うのは何か生理的に受け付けられないものがありました。

 

2012/08/10(金) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

【岩手県釜石市】復活した魚河岸食堂

カテゴリー: 外食:寿司・魚貝類定食

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 魚河岸食堂
。。。粋な響きですよね。魚河岸は本来、江戸時代の日本橋辺りの川岸で魚専門に荷揚げする一帯をそう呼んだのでしょうけど、今では魚市場のあるエリアを魚河岸と粋に呼ぶようです。その魚河岸にある食堂ですから、きっと魚料理も多彩にあるのだろうと思うのは早計です。

 魚市場にある食堂は本来、市場で働く人たちの食事処であり、いくら水産関係者でも毎日見ている魚はちょっとと言う人も多いのです。ですので、見学者や観光客も受け入れる食堂は海鮮丼や刺身定食にも力を入れますが、利用者が市場関係者に限られる食堂の場合はビックリするほど魚料理が少ないのが普通です。




 さて、一年ぶりで岩手県の釜石市を訪れています。
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 正面の釜石大観音様は昨年の大津波をどのような心境で見下ろしておられたのでしょうか。




  こちらは復旧してから1年が経過した釜石魚市場です。旧魚市場から約1km湾口寄りの新浜町にあった第二市場を修復しています。
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 ヤマト福祉財団の支援も受け、製氷施設や滅菌冷海水製造装置等も復旧させました。地盤沈下も数十センチあり、その分を嵩上げしています。昼時だったので水揚げは終わっていました。





 魚市場の裏側で日替り定食や食事処の幟旗を発見。この辺の嗅覚には自信があります。^^
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 人が多数働く所には食事処がなくてはならないのです。奥のプレハブは漁協や関連会社の事務所が入る仮設施設ですが、食堂もあるようです。





 プレハブの1階にありますこの食堂は、、、えっ、魚河岸食堂さん! も、もしかしてあの魚河岸食堂さん?
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 飛び込みますと、ご主人も奥様も元気でした。あの日、遅いお客様がいて14:30の閉店を遅らせて対応していたところに地震が発生、それから店を閉めて速攻で逃げたのだそうです。ですが、お店は跡形もなくなってしまいました。



 
 こちらが、震災前の魚河岸食堂さんです(2008年8月)。

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水色の看板がよく目立つ平屋建てでした。4年前の夏、ここで飛び切り新鮮なイカ刺定食を頂きました。その時の様子はこちらをご覧下さい。




 発券機がなくなり、メニューも減りましたが、、麺類、定食、丼物まで一通り何でもあります。
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 市場関係者の方はラーメンに丼物やチャーハンを組み合わせていました。ご覧のように定番メニューには魚はありませんが、壁に焼魚定食の文字を発見。





 そこで焼魚(丸干いわし)定食卵焼き付き650円をお願いしましたところ、なななんと、納豆は付くわ、冷や奴が付くわでとてつもないボリューム!!
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 これで650円はすごいですね。恐るべし、魚河岸食堂。。。




 大羽イワシの丸干し2本にそれに負けない卵焼きがどーん。サラダもしっかり付いています。
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 卵焼きはオムレツのように見えますが、中身はありません。卵2個はしっかり使ってあります。





 丸干しイワシはいつも頭から丸かじり。骨の一欠片も残しません。ワイルドだべぇ。^^
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 頭も良く噛んでいると骨から旨味が出てきます。内臓の苦みも大人の味わい、熟れたイワシの香りも堪りませんね。




 納豆だって冷や奴だって普通に一人前ですよ。
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 これだけだってご飯が2膳は食べられます。




 味噌汁にも豆腐がたっぷり。
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これに漬け物も付くのですから価値ある650円ですよね。





 なんと言っても最大の迫力は、この丼飯。しかも山盛り。
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 奥さんが「足りなかったら、言ってねぇ」だって。全部残さず食べられるか困っているところに追い打ちをかけられました。^^





 釜石魚市場魚河岸食堂さんは典型的な市場関係者用の食事処ですが、遠方より営業でやって来た方なども利用しています。出来ることなら日替りの刺身定食だけは以前のように残して欲しかったです。もしかしたら、お願いすればやって頂けるのかも知れませんが、復興したばかりなので無理は言えませんね。ラーメンも自慢のようですので、今度は挑戦してみましょう。写真は撮っていませんが、食後のコーヒーはセルフですが、無料です。どこまでもすごい魚河岸食堂さんでした。




魚河岸食堂


・所在地   :岩手県釜石市新浜町1-4 釜石市新浜町仮設施設1F
・電 話    :
・営業時間  : 6:30~14:30
・定休日   :休市日
・駐車場   :あり

2012/08/07(火) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

【塩竃市】ディープなエリアに品格のある居酒屋発見

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 びーえむあい
さんと本塩釜のひょうたんホルモン焼きを楽しんだあと、次は冷えた日本酒で魚でもとヨサゲな処を思い出すため、海馬大脳皮質辺りを行ったり来たりしているのですが、近年はアクセス速度が一段と遅くなったようです。ましてや酒が入ると混線も生じます。えい、駄目だと塩竃の夜の女王なおちゃんにメールで助け船を求めました。すると、すぐに尾島町の花宴という店に席をとったから直ちに向かえとの指示が帰ってきました。実に頼りになる人です。それにしてもこの速さは何なんだ。^^


 尾島町でも45号線に近いこの辺りは津波の被害でやめてしまうお店も増えています。馴染みの居酒屋さんも別なお店になっていたり、空き地も目立ちます。そのような中でこの横丁は早々に復興してくれたようです。それにしても二次会なのにまだ明るい。日の長い季節はこれが辛いですね。^^





 花宴さんは夜の塩竃でも最もディープな尾島町のまた奥に位置します。
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 国道45号線に近い場末(失礼)の呑み屋街にあるのですが、品格を感じさせるお店です。




 店内はL字カウンターと仕切られた小部屋が3つほど。
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 威勢の良い大女将と美人の若女将のコンビで小気味よい接客をされています。。。。と思ったら、大女将バイトさんでした。^^




 なおちゃんも駆け付け、まずはお通しで冷えたKIRINクラッシックを一煽り。
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 タコ酢
は夏の前菜に最適。加減酢も飲んで美味いと感じさせないといけません。やたら甘いのや酸味が尖っている店は他の料理も想像が付いてしまいます。最初に頼んだばくらい(赤ボヤの塩辛)も旨味の塊ですね。




 本日、薦めの刺身は金目鯛。宮城県では漁獲されないので憧れの魚です。
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 相模湾や駿河湾だと釣り船も出ていて、結構、ポピュラーな魚なのですが、みちのくでは店頭でもあまり姿を見かけません。ほんのり脂の乗ったピンクの身が美しい。松皮造りだと皮の美しさも楽しめてなお好いのですが。





 津波の後には色々な水産物の成長が速まると言われていますが、アサリもそうです。早速、酒蒸しで味を確認。
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 松島湾では早くも5月頃より身が弾けそうなくらいに肥えて産卵も早まりました。今はもう産卵の後ですが、例年の夏アサリより身が詰まって味も濃い。



 
 こちら花宴さんは洋食もお上手で、このカニグラタンなおちゃんがぞっこんとか。
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 仰るとおりカニの身たっぷりで、ベシャメルも滑らか。ワインも欲しくなりますが、綿屋乾坤一で口を直しています。




 続いてこれもなおちゃんご推奨。大きな大きなエビフライです。
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 こんな大きなエビフライも久しぶりです。それに熱の通し方が絶妙でエビの弾力に硬さが加わる手前で止めています。タルタルソーを乗せながらかぶりつきます。




 こちらはさっぱりとイワシの味噌煮。郷愁を誘う美味しさがありますね。
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 こういうベーシックな料理が上手くできるお店は安定感があります。


 



 夜もだいぶ更けてきたのですが、なおちゃんがまだ働いているスーパーさっちゃんを呼び出してしまいました。
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 噂にはかなりの日本酒好きだとは伺っておりましたが、夜も遅くしかも残業でお疲れのところ、酔っぱらいオヤジのいる席にやって来る女性なんかいるはずないだろ、、、、、って、本当に来ちゃったよ。これにはこちらが恐縮して一時酔いが覚めてしまいました。相田翔子似の若女将、いや女将さんも可愛いですね。美女そろい踏みですが、いつも主役のなおちゃん、なぜか霞んでますよ。^^





 今宵はなおちゃんのおかげで、びーえむあいさんにも佳いお店をご紹介できました。被災地にもこのような品が良くリーズナブルなお店が復活したのですね。これからも支えて行きましょう。それにしても、スーパーさっちゃん、噂以上にエネルギッシュ。松島湾に浮かぶ寒風沢島ご出身で私の島の知人とも間接的な知り合いでした。その後は当然ながら、大盛会で他の店も回ったのですが、撮影なんてすっかり忘れてしまいました。秋のハゼ釣りオフ会には是非参加頂き、寒風沢に上陸してガイドをお願いいたしましょう。^^





 花 宴


・所在地  :宮城県 塩竈市尾島町23-3
・電 話  :022-367-7557
・営業時間 :17:00~ ?
・定休日  :日曜、祝日
・駐車場  :なし

2012/08/03(金) 05:00 | trackback(0) | comment(12)