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柚香塩麹味噌ホルモン気仙沼風

カテゴリー: 料理:肉・卵・乳

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 味噌味
のホルモンとキャベツの千切りとくれば、言わずと知れた気仙沼ホルモンですが、これはちょっと違います。先日、大震災前に仕込んだ塩麹が1年ぶりに発掘され、白味噌と合わせた西京漬けを作ったところ最強であることがわかりました(関連記事)。そこで、今回はホルモンで試してみようという企てです。





 スーパーでハラミ、カシラ、シロのセットが安かったので買い求めました。
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 気仙沼ホルモンだとレバーやハツ等の内蔵系がもっと入るのですが、今日はちょっと肉っぽくて上品になってしまいました。^^





 まず、塩麹味噌を作ります。塩麹小さじ半分に白味噌小さじ1を酒で溶きながらよく合わせます。
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 分量はホルモンに薄っすらと塗すくらいで、漬け込むようでは塩辛くなりますので要注意。名残の柚子の皮も摺り入れ、風味を楽しみます。気仙沼ホルモンだと普通ニンニクですが、今日は上品ついでに和風で行きます。





 ホルモンに良く混ぜ合わせ、ラップをかけて2~3時間馴染ませます。
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 この間の塩麹の麹カビが産出するプロテアーゼ(蛋白分解酵素)が働きますので、硬い肉も少し柔らかくなります。





 これをフライパンで炒めます。
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 寒い季節は窓も開けられず、家の中で炭火を使うのは気が引けますね。でも、仕上げは炭火で焼いたように香ばしくしますのでご安心を。





 さっと炒めたら、カートリッジガスバーナーで焦げ目を付けて行きます。
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 これで表面はカリカリになります。煙知らずで炭火焼きの美味しさを味わえます。





 春キャベツの千切りをたっぷり敷いた皿にザーッとホルモンを盛り込みます。
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 炭火焼きと違って溢れた肉汁もキャベツに染ませて食べることが出来ます。脂と塩麹味噌が合わさったソースは抜群の美味しさです。もちろん、柚香塩麹味噌で調味したホルモンや肉も程よい甘味と柚子の香りで今までにない味わいです。





 ホルモンの余熱で少ししんなりした春キャベツが最高。
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 気仙沼ホルモンは漁船員のために開発されたホルモン焼きで、航海中の生野菜不足を補うために、ホルモンといっしょに千切りキャベツにソースをかけてワシワシ食べるのですが、今回はホルモンの旨味をキャベツに染ませるところに意匠があります。





 柚子風味塩麹味噌で気仙沼ホルモンを少しモディファイしてみました。ウスターソースでキャベツを食べるのはホルモンとの一体感がなくて、今一、腑に落ちなかったのです。炭火焼きはカリッとした香ばしくさが魅力ですが、滴る旨味を逃してしまいます。これを回収しつつ、香ばしさも加えてという発想からこのやり方に落ち着きました。




 とうとう、貴重な1年物の塩麹を使い果たしてしまいました。また、米麹を仕入れて仕込み直しです。このところお世話になっているのが塩竈の三本木屋麹店さん、こちらの記事で詳しく紹介しています。先日のしおがまイケ麺オリンピック前記事)の際に買っておきました。さっそく、塩麹を仕込みましょう。そうそう、近年の塩麹ブームに便乗して、添加物だらけの瓶詰塩麹もどきが市販されています。買い求める時には原材料表示を確認して下さい。でも、次のように簡単ですので、自分で作りましょう。
 

 





 三本木屋麹店さんの米麹は食用米を使っていますので安心です。約900gで850円になります。
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 これで一年分の塩麹を仕込みます。他の材料は天日干し塩ミネラルウォーターだけです。





 米麹をほぐしてから重量30%の天日干し塩を加え、さらによく揉みほぐします。
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 米麹
と同重量のを加えて、さらによく混ぜ込みます。素手でやった方が上手く行きますね。





 よく混ぜたら蓋付き容器に収容して、この季節なら常温で10日ほど寝かせます。
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 途中、熱湯で滅菌した箸で時々混ぜて熟成の均等化を図ります。初めは水っぽくて塩っぱいだけなのですが、米が水を吸って膨らみ、麹カビの活動で甘味も出てきます。夏は冷蔵庫でゆっくり熟成させた方がよいでしょう。出来上がったら季節を問わず冷蔵庫で保存し、使う分だけを匙で取り分け、雑菌が入らないようにすれば、最低1年は使えることが先日、実証されました(関連記事)。自宅用と単身赴任先用の2つを仕込みましたので、気仙沼の海の幸で色々試してみましょう。

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2012/03/30(金) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

焼きメカブか、炒めメカブか。。。

カテゴリー: 料理:海藻

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 またまた、メカブの話題です。再生しつつあるワカメ養殖も順調な水揚げが続き、品薄のため高値で推移しています。養殖ワカメも間もなく終盤戦。名残のメカブでどうしても決着を付けておきたいことがあります。


 近頃、メカブを焼いて食べる焼きメカブが家庭にも広まりつつありますね。沿岸域で働く私たちは、焼きメカブと言いますと、浜で養殖業者から長い茎がついたまま1本頂き、茎を持って焚火で焼いて、そのままかぶり付くものです。真水で洗わないのでかなり塩辛いのですが、甘みも湯がいたものより強く感じます。

 湯がいたメカブは粘りが強調されるのでとろろには良いのですが、甘味は少し薄れるように感じます。茹でるのと焼くのは何が違うかと言いますと、同じ加熱でもその媒体がであるか空気であるかという点です。焼きますと空気中には甘味が逃げないし、脱水も進みますので味も濃くなるのでしょう。

 とすると、加熱媒体を鉄板にしても同じメリットが得られないか。。。つまり、炒めるですね。ちょっと、気になり始め、さっそくメカブを買い求めてきました。握り拳位のが3つで200円。あまり大きなメカブは硬いので、これくらいの大きさを選びます。



 よく洗って少し乾かしたメカブはまな板の上に立てて、包丁の刃先で茎と耳(成実葉)を切り離します。
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 この状態のメカブを削ぎメカブと言って、浜から出荷される一形態です。付加価値が付いて丸物より高くなります。洗ったばかりのメカブは粘液でヌルヌルして扱い辛いので少し乾かします。


 今日は焼きメカブ炒めメカブの比較を行います。それぞれの前処理は異なります。
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 焼きは長いままの方が扱いやすく、炒めは一口大に切らない加熱むらが生じます。もちろん焼きメカブも加熱してから、食べやすく切る予定です。



 まずは、焼きメカブから。焚火と言うわけには行きませんので、魚焼き用グリルを使います。
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中火で5~6分を目安として、焼きむらがあるようでしたら、位置や向きを変えてあと1~2分焼いて下さい。綺麗な緑に焼き上がりましたら、一口大に切り分けます。


 続いてこちらは炒めです。味も比較しますので油は使いません。
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 油なしで炒めたのは初めてなのですが、粘液がフライパンに張り付いて乾き、オブラートのようになっています。


 判定です。左が焼きメカブで右が炒めメカブです。
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 見た目は全く変わりありません。ただ、出来立ては炒めの方が少し粘りが強かったのですが、時間が経つとこれも差がなくなりました。食感や食味ですが、目を瞑って全神経を集中させて食べても殆ど差がありません。僅かに焼きメカブの方が甘いようにも思えますが、メカブ自身の個体差の範囲内でしょう。


 結論です。焼きメカブ炒めメカブも水分が飛んだ分、茹でより甘味・旨味も濃くなりますが、焼き炒めとでは食感・食味に差は見られません。と言うことは、フライパンにこびり付いた粘液を洗う手間を考えると焼きメカブの方が調理法としては優れていると思います。



 で、仕切り直して焼きメカブを料理として仕上げます。刻みネギと削り節を天盛りして、甘味なしの薄味ダシ醤油を添えます。
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 これが私の食べ方ですが、気仙沼市民は信じられないものをメカブにかけて食べています。




 気仙沼市民 カミングアウト!!


 気仙沼市民はメカブに浅漬けの素をかけて食べるのが大好きなんです。




 これです。これはうま造りという浅漬けの素なのです。ベタなネーミングにも好感が持てますね。^^
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地元の(株)平野本店さんが製造しています旨味調味料(1ℓ498円)です。スーパーのダシ醤油の棚でも、このうま造りだけが飛ぶように売れる気仙沼市民の必須アイテムなのです。使用方法の解説にもちゃんとメカブ(芽かぶ)が記載されていました。



 これが気仙沼流メカブの食べ方なのです。市民に「気仙沼以外では、だれもメカブに浅漬けの素をかけませんよ。」と言いますと、「うそだべ!?」となります。^^
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唐辛子の粉が入っているのでピリッとした刺激があり、これも気仙沼市民を惹き付けて止まない一要素かも知れません。添加された甘味がメカブの仄かな甘さを感じさせなくなるような気もしますが、ダシを取る手間が要らず独り暮らしには何かと便利そうです。


本来の使い方はこのような浅漬けなので、さっそく使ってみると確かに佳い具合。yakimeka12.jpg
 
春キャベツにメカブも加えて、少し粘る浅漬けになりました。気仙沼での朝ごはん用にたっぷり作って持っていきます。



 試しにカツオの刺身の余りを浸して漬けにしてみました。
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 ん~、ちょっと微妙かなぁ。複雑な旨味や甘味がカツオ本来の味をわからなくさせます。癖のある青魚の漬込み液としては使えるかも。サバなんかを漬けて焼いたら美味しそう。

 名残のメカブ焼きメカブ炒めメカブを検証しましたが、食味食感とも差がないことが判明しました。炒めメカブはフライパンに焼き付いた粘液の掃除が余計であるとしましたが、を用いた通常の炒め物であれば、そのようなこともなく、炒め物の具合としてメカブは適しています。過去の記事でもいくつかメカブ炒め物を紹介していますので、最後にそれらをご紹介しておきます。




   炒めメカブのオーバーライス               メカブ炒飯
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 作り方
はそれぞれの料理名から掲載記事に飛んでご参照下さい。
   

2012/03/27(火) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

【塩竈市】しおがまイケ麺オリンピック ②

カテゴリー: 外食:蕎麦

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 JR仙石線本塩釜駅前から始まりますが、前記事に引き続き、しおがまイケ麺オリンピックの第2弾です。塩竈市内の麺処2店舗で麺類を食べてスタンプをもらうと抽選所でクジが引けるという趣向です。これは復興支援への感謝セールとのことですが、前記事でお見せしたようにかつての駅前闇市居酒屋横丁はすっかり更地の状態でした。社(やしろ)と魚のまち塩竈は今後、一体どのように再生するのでしょう。水族館の建設も計画されているようですが、中途半端な水族館は赤字の種です。造るのなら規模の大きさよりテーマに独創性がある個性的な水族館が望まれます。





 さて、駅前から神社まで歩き回って腹をこなし、2軒目の暖簾を潜ります。こちらは塩竈一の夜の街、尾島町にあります手打ちそばの角萬さんです。
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 4階建てのビルで格式の高い料理屋さんのようですが、意外と良心的な蕎麦屋さんです。1階は駐車場への導入路と小さなエントランスで初めてですとちょっと戸惑います。





 暖簾を潜るといきなり階段ですが、その脇に和歌が出迎えてくれます。塩がまのうらなれぬらん・・・おっ、和泉式部ですね。
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 いにしえの塩竈を見たかどうかも怪しい平安の女流歌人が、塩竈の海女でも私ほどの辛い想いはしていないだろうという思い上がった歌です。^^





 メニューも蕎麦以外に丼物やセットなど50~60種類はありそうです。
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 こちらも昨今の蕎麦専門店ではありません。中華そばはありませんがうどんはあります。1食目が中華そばだったので今度はさっぱり蕎麦を頂きます。2階は広々した客席で全部で50席はありそうです。日曜の昼時ですので家族連れが多いですね。





  寒い町中を歩き回ったので、冷たい蕎麦でもつゆは熱い鴨せいろ1250円を頂きます。
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 冷たい麺を熱いつゆで食べるいわゆる冷やは蕎麦の食感を残しつつ体が冷えるのを押さえられるので寒い時には好都合。よくわからないのが、右下のそばつゆの徳利。中は普通のそばつゆですが、これをどうしたら良いのでしょう。^^




 
 蕎麦は色白でやや太め。品の良い田舎蕎麦のような感じです。熱々のつゆには厚切りの鴨肉が4枚。
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 鴨せいろのようにたっぷりつゆに浸けて食べる蕎麦はこのくらいの太さがあった方がよいでしょう。鴨汁も十分に味が濃く、吸い口の柚子皮の香りが利いています。





 たっぷりとつゆに浸けて手繰ります。
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 太めの蕎麦に濃いめの甘辛味が良く合います。の脂も蕎麦の旨味を引き立ててくれます。





 そば湯はお願いしないと供されないようです。
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 鴨汁がたっぷりなので、そば湯を飲み干すとお腹も膨れます。^^





 さて、スタンプは2個揃いました。
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 抽選所がある駅前の観光案内所に向かいましょう。



 


 
いままでこういう抽選では最下等のティッシュ以外貰ったことがありません。ところが。。。。
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 白い玉が出てきました。なんと、銅賞の500円券ではありませんか!! 


 



 銅賞の500円券1枚は全部で500本。何人参加したのかわかりませんが、確率的には高いのかも知れませんね。
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 まさかと思いますが、集客の呼び水としてもれなく500円券は貰えるのでしょうか。 まっ、いいか。^^





 かくして、半日かけて塩竈の麺類を2杯食べて、500円券を頂きました。これで、被災した地域の活性化に少しでも役立てば幸いです。塩竈には絶滅危惧の古典的中華そばも生存しています。寿司だけではなく素朴でレトロな味も楽しむことができますよ。これも一つの観光資源として、新しい社と魚の町塩竈に蘇ることを心から祈っております。
 




手打ちそば角萬



・所在地  :宮城県塩竈市尾島町19-7
・電 話  :022-362-7754
・営業時間 :詳細不明(昼は14時過ぎまでやってます)
・定休日  :水曜午後
・駐車場  :有り

2012/03/24(土) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【塩竈市】しおがまイケ麺オリンピック ①

カテゴリー: 外食:ラーメン

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 マグロ
のオブジェ越しに見たJR仙石線本塩釜駅です。1階部分は津波が通り抜け、1年経った今でも完全復旧しておりません。みどりの窓口も本当の窓口だけでやってます。塩竈は松島湾内に位置しており、三陸沿岸や仙台湾岸のように津波の破壊力をまともに受けることはありませんでしたが、それでも、市街地に流れ込んだ海水は車を押し流し、建物の中を貫きました。


 本塩釜駅前の闇市や商店街の現在の様子はこの記事の最後にご覧頂きますが、これまでの復興支援に感謝してこの街の麺処18店舗がイベントを行いました。もう期間は過ぎてしまいましたが、一種のスタンプラリーで麺類を2店舗で食べると抽選で賞品が当たるというものです。




 そのイベントは「しおがまイケ麺オリンピック」と言います。
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 麺類であれば、ラーメンでも、蕎麦でも、うどんでもOK。2店舗で食べて、スタンプをもらって、駅前の観光案内所で抽選に参加すれば、以下の賞品が当たります。

 
 金賞:参加店全店分の500円券(10本)
 銀賞:参加店どこでも使える500円券5枚(20本)
 銅賞:参加店どこでも使える500円券1枚(500本)

 



 そんでまず、作戦を考えました。イベント期間が1週間しかありませんので週末の1日で決行します。最近は連食できる気力・体力・食欲がありませんので、、、



  ①朝食を抜く
  ②午前中早くからやっている店で遅めの朝食
  ③駅前や神社を2時間ほど散策してから昼食



 という行動計画です。塩竈の麺処は以前にほぼ全店制覇しておりますので、味・量・雰囲気はだいたい把握しています。参加店で早くからやっているといえば、あそこでしょう。^^




 そんな訳で、全面改装してすっかり様変わりしてしまった更科(本店)さんです。
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 以前から生蕎麦が看板なのですが、半数以上の方が中華そばを注文します。お昼は分店さん共々、かつ丼や親子丼とのセットメニューが人気で営業マンやサラリーマンで賑わいます。駐車場はお店の左手と向かい、右側にも3台ほど止められます。




 店内も以前の面影はなく、明るくウッディーでモダンな食空間となりました。
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 小窓があるスペースが厨房で、客席を見回すことが出来ます。10時半頃に入店しましたが、常連さんが2名ほど中華そばをすすっていました。




 いわゆる町の食堂的なお蕎麦屋さん。うどんもあれば、丼物もあり、人気の中華メニューは9種類。
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 本日はこの中華ニューには記載されていない裏メニューを頂きます。^^







 これです。裏メニュー天中華(天ぷら中華そば)850円なのです。
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 こんなことが出来るのは、お蕎麦屋さんの中華そばだからでしょうね。更科さんのスープは上品な節の香りが漂う優しい薄味ですから、天ぷらと素晴らしいマッチングを見せてくれます。煮豚も脂のない薄味で噛み応えがあるタイプ、メンマも色白で細く上品な味付けです。これがコテコテのラーメンだったらマツコ・デラックスみたいになってしまうでしょう。^^




 この大きなエビ天は注文が入ってから揚げますのでサクサで高温です。
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 最初は熱くて手が出ません。スープを吸った衣がばらけはじめた頃に麺と一緒に味わいます。中心部の親指位の太さがあるエビはまだまだ熱く怒っており、もう少し先に回します。



  
 最大の特徴はこのストレート麺。麺硬めでお願いするとちょうどよろし。
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 ストレート麺としてはやや太目。塩竈の古典的中華そばはどこも麺が柔らか目です。長年、地元の年配者を相手に商売してきたからでしょうか。硬めでお願いしますと麺が生きてきます。


 余談ですが、更科本店・分店さんには四半世紀前、冷やしたぬきそばという商品がありませんでした。東京から戻ったばかりの頃の暑い盛り、たまたま、入った分店さんで冷やしたぬきは出来ませんかとお願いしますと、なんですかそれ?という顔をされました。



 その当時はたぬきそば花そばと呼んでいたように記憶してます。主人に東京では当たり前の冷やしたぬきそばについて、具材から盛り付けまで詳しくお伝えしたところ、次に寄った時にはちゃんとメニューに載っていて、痛く感激しました。少し遅れて本店さんでも扱うようになりました。今は昔の物語。



 さて、しおがまイケ麺オリンピック第2回戦に向けて、食欲回復とカロリー消費のために市内を徘徊します。震災以来、まだ立ち寄ったことがなかった気になるエリアに潜入します。^^




 観光客様御用達のすし鉄さんの奥は闇市がある横丁でした。なんだか、奥が明るいぞ。
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 闇市には鮮魚販売店が軒を連ね、そに隣接して味わいのある居酒屋が何軒もありました。まさか、全壊???




 すし鉄さんの回復ぶりとは裏腹に2本の横丁があったエリアはすっかり更地になっていました。
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 横丁の中ごろにあったホルモン焼きのひょうたんさんから眺めた光景ですが、正面の寿司屋しらはたさんのビルを残し、あらまし撤収してしまったんですね。大好きだった居酒屋さんもなくなってしまいした。 

 


 横丁エリアに隣接する大通りのアーケード商店街まで一部なくなっています。
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 シャッター通りどころか、シャッターが店ごと消えてしまいました。




 このエリアのダメージは想定外の規模でした。闇市には古くて小さな木造の店が肩を寄せ合うように並んでいたので、浸水でも再開は難しかったのでしょう。もしかすると再開発に向けて一致団結して一時立ち退いたのかも知れません。塩釜神社へ向かう参道は近代的な門前町としての風情が整いつつあります。この界隈も魚屋さんと居酒屋さん、寿司・中華そば、土産物を核とした清潔で情緒のあるおかげ横丁として復活することを切に望む次第です。


 しおがまイケ麺オリンピック第2弾は次の記事でご紹介いたします。果たして賞品は当たったのでしょうか。^^ 
  


  

生蕎麦 更科(本店)


・所在地  :宮城県塩釜市北浜1-4-67
・電 話  :022-362-1638
・営業時間 :10:30頃~19:00
・定休日  :水曜
・駐車場  :有り(店の周囲に分散) 


2012/03/21(水) 05:05 | trackback(0) | comment(2)

【塩竈市】かき小屋で今年の初牡蠣

カテゴリー: 外食:寿司・魚貝類定食

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 3.11東日本大震災の追悼式の前日、石巻市雄勝町の公民館の上に乗っかっていたバスが降ろされました。なんでこの日なのか、よくわかりませんが、1周年を前にけりを付けたかったのでしょうか。自分の目で見ておきたかったのですが、所用があり、雄勝に向かうことが出来ませんでした。これはテレビの映像をお借りしています。





 これは昨年の5月、被災地支援で雄勝に入った時に目にした光景です。その時の詳細はこちらをご覧下さい。
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 よくこういう被災地に取り残された船やこのようにビルの上に置き去りにされたバスなどをモニュメントとして残そうという発想がありますが、被災地に住む方々は毎日見て暮らさなければならないのです。原爆ドームと違って、これを維持していくには相当の経費も必要でしょう。それに、このバスの会社だってあまり気分の良いものではないでしょう。




 追悼式の前日、とんぼ返りで自宅に戻るとが春休みで戻ってきていました。毎日ゴロゴロしているのかと思ったら、なんと、七ヶ浜町の被災地でボランティアをしているらしいのです。大学の社会学習ではなく、自分でボランティアセンターを調べて一人で志願したそうです。これには一本取られました。大人になったものです。仕事は七ヶ浜瓦礫が混じった畑でフルイを使って取り除く作業とのこと。


 ちょっと感銘を受けて、何か御馳走すると言ったところ、牡蠣が食べたいと言い出しました。これにも驚きました。私が大好きなので以前よく買ってきたのですが、子供の頃は「絶対無理!」と言って、箸も付けなかったのでした。酒でも呑むようになって、嗜好が変わったのでしょうか。それとも食いしん坊の血筋なのでしょうか。この日は休みとのことでしたので、さっそく、昼飯に牡蠣を食べに出掛けます。





 こちらは塩竈のかき小屋さんです。牛たんのたん助もやっている五光食品さんが経営しています。
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 松島のかき小屋さんは、品薄のため完全予約制で、すでに今月は埋まっていました。





 店内には津波による浸水の水位を表示してありました。
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 発災から4日目にこの周辺を見回りましたが、道路には車と船が入り混じって散乱し、戦場のような状態でした。上の赤い線は店外の水位ですが、大人の肩ぐらいあります。かき小屋さんは修復に半年を要し、昨年の9月に再開したそうです。





 かき養殖もまだ一部で再生したばかり。以前のような食べ放題はやっていません。
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 娘は渋く浜焼き定食。牛たんも食べたいと言うので、私がかき小屋セットを注文して、牛たんを提供します。^^





 こちらが浜焼き定食1450円。大振りな牡蠣が5個焼かれています。
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 震災前に比べると、お高く感じますが、まだまだ貴重な牡蠣なのです。





 焼き具合は中心部にさっと熱が伝わったくらいで絶妙。肉汁も殻に溜まっています。
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 1個頂きましたが、久しぶりの牡蠣に舌も大喜び。牡蠣をこんなに有り難く感じたのは初めてです。毎年、この時期のよく肥えた牡蠣で燻製を作るのですが、2年連続でお預けです。





  一方、こちらはかき小屋セット980円。とてもお値打ちです。
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 カキはフライで2個だけですが、牛たんや蕎麦まで楽しめます。牛たん定食に付き物なとろろもありますが、麦飯ではありません。





  カキフライも大振りです。私はソースではなく、芥子にレモン醤油派です。^^
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揚げ立ての熱々で中から熱い肉汁が溢れます。やけどに注意。^^





 牛たんは利久系の厚切りではなく、ちょっと小ぶりな太助系統の古典的な焼き方です。
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 観光で松島方面に来られた方には有り難いセットでしょうね。牡蠣牛たんのコンビネーションに当初、違和感があったのですが、こうして定食として出されると満足度の高い食事になります。





 この蕎麦も美味しかった。もちろんそば専門店ではありませんのでつなぎの多い太麺ですが、しっかり熱く、量も十分。
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 ちょこんと小さなかき揚げも乗っています。副菜である蕎麦にも手を抜いていないのがわかります。





 見かけは変わりませんが、すっかり成長したに少し嬉しかったりして。。。親バカってこういう状況なのかなと思い始めています。やはり、にとって宮城は故郷なのです。震災時も以降も東京にいて復興になにも貢献できないことに少し心苦しさを感じていたのかも知れません。


 七ヶ浜に来ているボランティアさんは全国から集まっているそうです。春とはいえ、まだ寒いでひたすら作業に打ち込んでいます。中には春休みを利用して青森から沿岸域を復興支援しながら、南下している学生さんもいるらしい。きっと、このの将来を背負って立つ、頼もしい大人になることでしょう。ヒステリックに瓦礫の受け入れを拒む人もおりますが、このの住人は本当に素晴らしい。

2012/03/18(日) 05:00 | trackback(0) | comment(0)
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