イタリアン de デート

カテゴリー: 外食:その他

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 ここは仙台駅を見下ろすパルコの9階です。ガラス張りの廊下に長椅子が並べられ、この景色を眺めながら時を過ごせるのです。もうすぐ17時になろうとしていますが、ずいぶん明るくなったものです。寒さはまだまだ真冬ですが、太陽は暦通りに向けて運行しています(天動説??)。それにしても、この場所にはカップルが多いなぁ。オヤジが一人で座っているのが実に不釣合いです。^^


 今日は私が仙台駅近くでシンポジウム参加。妻は友達とコンサート。では、落ち合って夕飯でも食べようということになりました。考えてみますと、子育て中はもちろん、子離れしてからも二人っきりで外食したのは、日帰り温泉に行った時の昼食くらいで、ディナーは何年ぶりか思い出せません。妻は全くの下戸なので居酒屋という訳にもいかず、anegoさんにもお知恵を借りて、相応しいお店を探索しました。


 anegoさんご推奨の古拙さんを予約しようとHPを調べると、現在、夜の部はやっていないことがわかり意気消沈。そこで、呑まない人でも楽しめるイタリアンにしました。結婚前から付き合っているイタリア人もいて、夫婦揃ってイタリア贔屓ですし。




  
 選んだお店は東京や横浜で人気のラ・ベルデです。みちのくではここパルコ店だけですね。
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 ラ・ベルデ
はリストランテではなく気取らないトラットリアです。外観はお洒落ですが、直訳すれば食堂みどりかな。電話で予約を入れた段階から対応がエクセレント。実際、お店でも案内された予約席が窓のそばで冷気が背中に降り注ぐため、席を替えてもらうようにお願いすると、すぐに対応して頂けました。店員さんの接客はトラットリアとは思えないくらい心地良かったです。





 コースでお願いしようと思ったのですが、1品1品ボリュームもあるので、アラカルトでオーダーすることに。これは本日のアンティパスト3種盛り。
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 伊式卵焼きフリッタータ、タコのマリネオレガノ風味、スモークサーモン。前菜としては二人で分けてちょうどいい量でした。




 フレッシュトマトが乗ったブルスケッタ。パンがふわふわで意表を突かれます。verde5.jpg
 ブレスケッタ
は普通、カリカリに焼いたパンが出てくるものですが、食パンのようにふんわりしています。しかも分厚い。





 下戸の妻を相手に私はワインをガブガブ。文末のクーポンを持参すればドリンク1杯サービスですよ。
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 フォークを持ったまま手で食べるのは、フレンチではご法度でしょうけど、イタリアではよく見かけます。クロスティーニブレスケッタは当然、手で食べますし、フォーマルなディナーでも小エビのフリットを手で食べたイタリア紳士もいましたね。^^





 こちらは小えびのアンチョビガーリックオイル焼き。スペインのバールならアヒージョ(ajillo)ですね。
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 日本人向きにニンニクの香りも抑え気味です。エビもプリプリでご機嫌な美味しさです。





 これはジャガイモのクリームグラタン。これもイタリアンかなと悩みますが、スイスに近い北イタリアには乳製品を使った料理が多いですね。
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 ところが、これが結構、腹に溜まりました。あの後に響きます。^^





 こちらのお店で一番人気の渡り蟹トマトソーススパ。凄!!!
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 麺量は乾麺重量で170gが標準です。普通、これを一人で食べたら胃袋も決まりでしょうね。甲羅の模様からタイワンガザミだと思われますが、 甲羅の下には脚も丸々一杯分使われています。ソースも抜群で最高なのですが、ベタベタのカニが食べ難い。夫婦だから良いようなものの、恋人時代のデートでしたら、食べるのに躊躇するのではないでしょうか。^^





 普通、イタリアのディナーでピッツァは有り得ないのですが、ここはトラットリアですので、食べたいものを頂きます。
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 パスタがトマト系なので、サッパリとベーコンとモッツアレラの白いピッツァ。こんもり盛られたのはルッコラなのですが、我が家で育てている野性味 旺盛なルッコラと違ってサラダ法蓮草のように実に上品。これ、本当にルッコラ? 温室育ちでしょうか。





 さて、肝心のセコンドピアットですが、もう二人ともお腹が一杯で本日の魚貝系料理から一品だけ。スカンピです。
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 スカンピ
は手(鋏脚)が長いので手長エビとよく訳されますが、テナガエビという淡水産のエビがいますので混乱を招きます。 日本ではアカザエビという深海性のエビがいますが、これが一番近いですね。ちなみにフランス語ではラングスティーヌです。この スカンピ、肉は少し水っぽいのですが、味が濃厚。メインディッシュとしても十分役目を果たします。





 話題は変わりますが、ラ・ベルデが入っている仙台パルコの1階には箸専門店、箸ギャラリー門があります。
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 最近、気になっていた多角箸を眺めていたら、妻が遅めのバレンタインプレゼントに買ってくれました。五角から十角までの箸が実際に握って確かめられます。 私は七角がフィットしました。今まで使っていたのも黒檀の四角(右)でしたが、今日からは黒檀七角です。

 


 子供達がいた頃は、レストランや料理屋さんで、夫婦二人っきりの食事など全くあり得ませんでした。育ち盛りの子供達は質より量でボリュームがなければならず、そのような処に縁がありませんでした。^^ いまは賑やかさこそなくなりましたが、それを挽回する時期になったのでしょう。大震災介護里帰り単身赴任で少し先延ばしになっていましたが、これからはこのような機会を積極的に作っていきたいと思います。



 
 

ラ・ベルデ 仙台パルコ店 
 
http://www.la-verde.jp/shopinfo/sendaiparco.html



・所在地  :仙台市青葉区中央1-2-3 仙台パルコ 9F
・電 話  :022-774-8261
・営業時間 :11:00~23:00
・定休日  :無休
・駐車場  :周辺有料駐車場利用
・クーポン :
http://r.gnavi.co.jp/t272901/map/

2012/02/27(月) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

【宮崎県】宮宮コンビの味覚探索レポ(8/8) 郷土料理チキン南蛮とお土産

カテゴリー: 外食:その他

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 宮城県
と間違われやすい宮崎県。東国原知事の時に宮宮コンビを組んで、県産品PRの共闘路線を張って参りました。断続的に相方である宮崎県の美味い物をご紹介してきましたが、あまり、反応がなかったようです。^^ はい、このシリーズも今回で最終回。あとはしばらく地元に専念いたします。上の写真は宮崎空港のターミナルビル、3階までの吹き抜けがダイナミックな光景を展開します。正面の上の方には水平線と朝日が描かれ、日向(ひむか)の国を象徴しています。





 定時になりますと、突然、太陽の下の海が割れて音楽とともに人形神楽が始まります。
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 このからくり人形は、宮崎県高千穂町に伝わる伝統芸能で無形文化財の天岩戸岩戸神楽をモチーフに手力男命(たぢからおのみこと)とうずめの命(みこと)が太鼓に合わせて神楽を舞います。





 お神楽の左手に夢かぐらさんという郷土料理屋さんがあります。
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 フライトまでまだまだ時間がありますので、軽く何か食べておきましょう。これが、宮崎最後の食事になります。



 
 まずは軽く喉を潤しましょう。宮崎の地ビールから綾の地ビールをチョイス。
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 煮豆でまったりとビールを呑んで料理を選びます。綾の地ビールはそば焼酎で有名な雲海酒造さんが醸造する地ビールなのです。これはドイツのケルン地方で醸造されている伝統的なビール、ケルシュです。上面・下面発酵の両酵母を用いながら醸造するのが特徴なのですが、本物のケルシュを吞んだことがないので評価できません。





 このレストランの窓の空からは飛び立つ飛行機を眺めることが出来て、目も楽しませてくれます。
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 カラフルな模様の飛行機も通り過ぎます。おおさんならどこの会社のなんという機種なのかわかるのでしょうね。





 さて、宮崎最後の料理は宮崎県民のソウルフード、すっか有名になったチキン南蛮です。
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 空揚げしたチキンを甘酢に浸し、タルタルソースをかけたものですが、ソースがちょっと多くね。@@


 
 こちらのは一枚のもも肉を揚げて切ったものではなく、コロンとした空揚げ4個ほどに大量のタルタルソースがかかっています。
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 この洋食は、元々、延岡市内にあったレストランの賄料理だったとか。半世紀余りで全国的に知れ渡るまでになりました。この料理にはワインよりビールがよく合いますね。結構オイリーなので、炭酸力でリフレッシュが必要です。^^





 さて、フライト30分前。お土産を仕込んで搭乗口へ向かいます。
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 さすが宮崎。宮城に劣らず様々な食品が勢揃いです。





 この飛行機に乗るのですが、翼の先が曲がってますよ。どこかにぶつけたのでしょうか。
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 周りにはこのような飛行機は見当たりません。ちょっと、不安になります。





 よく見ますと、色も塗り分けられていますので、何かの目的があるはずです。垂直尾翼を補助するのでしょうか。
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 自宅に戻ってから、「翼の曲がった飛行機」で調べてみましたら、ありました。BOEING 737シリーズの最新機種-700型と-800型で採用されているウィングレット (winglet)という装置らしい。これを翼端に装着することで燃料効率の向上や航続距離の延伸が図れるのだそうです。




 
 ここは和歌山県の紀ノ川河口の上空です。
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 もうすぐ、大阪の伊丹で乗継です。




 
 色々買ってきましたが、妻が甘い物を控えているので、お惣菜っぽい物ばかり。^^
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 キビナゴ以外はどこでも手に入るようなものに見えますが、下の方の瓶詰が気になりませんか。





 これはねむらせ豆腐と申します。なかなかの珍味なのです。
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 解説を借りますと、  
 『国産大豆とにがりだけで作られた純正生豆腐を、自家製秘伝みそと羅臼昆布に漬込み1年熟成。大豆の栄養がたっぷり詰まった、体にやさしい発酵食品です。濃厚なチーズのような味わいは、まさに「和製ソイチーズ」。動物性の原料や砂糖、化学調味料、添加物は一切使用していません』・・・  
 ですが、チーズというより、形の崩れた沖縄の豆腐ようのような味わい。紅麹は使っていませんが、甘くてネットリした感じが似ています。日本酒より焼酎を追いかけさせた方が合うように思えます。



 全8編でご報告いたしました宮崎シリーズもこれで完結です。宮崎の味覚の1割程度は体験できたのではないかと思っています。まだまだ、紹介し切れない宮崎の味。宮宮コンビが解消されない限り、また、仙台でも味わうことが出来るかも知れません。大震災以降に新宿にあります宮崎県のアンテナショップでは復興キャンペーンを実施して、義捐金を募ってくれました。今後も協力し合ってお互いの知名度を高めて行きたいですね。お送りしました宮崎シリーズ全8編は以下のとおりです。 




【宮崎県宮崎市】宮宮コンビの味覚探索レポ 全8編

(1) 冷や汁とは
(2) 宮崎地鶏を堪能

(3) 夜のスナック肉巻きにぎり
(4) 懐かしの宮崎ラーメン
(5) 神の味宮崎ラーメン
(6) 宮崎神宮と焼きどうなつ

(7) 鬼の洗濯板と中華ランチ
(8) チキン南蛮とお土産




 夢かぐら


・所在地  :宮崎県宮崎市赤江 宮崎空港ビル3F
・電 話  :0985-51-5111(275)
・営業時間 :7:00~20:30
・定休日  :無休
・駐車場  :空港駐車場利用

2012/02/24(金) 05:00 | trackback(0) | comment(8)

塩麹入り西京焼きと西京蒸し

カテゴリー: 料理:肉・卵・乳

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 冷蔵庫の野菜室を整理していますと、一番底からジップロックのコンテナーが発掘されました。こ、これは。。。大震災前に仕込んだ塩麹の残りではありませんか。その後のドタバタですっかり忘れていました。恐る恐る蓋を開けてみますと、上に茶色い水は溜まっていましたが、香りはそのもの。素晴らしい、1年も放っておいたのに、他の微生物の繁殖を抑え、麹黴ワールドを守り抜いたのです。大した奴です、ニホンコウジカビAspergillus oryzae は。異常がないので大切に使ってみます。




 以前、西京漬けの床に塩麹を加えると、西京いや最強だと誰かに教わったことがありました。^^
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 そこで、西京味噌が近くで手に入らないので甘めで減塩の白味噌塩麹を混ぜ込んで、ギンザケと豚ロースを漬けてみたいと思います。西京味噌は京都で造られる白味噌のことで、地域団体商標登録はされていないようですが、京都府味噌工業協同組合では品質管理のため厳しい基準を設けております。




 宮城県の養殖ギンザケは津波で全部逃げ出しました。この時期ですと脱走ギンザケではなく、チリギンでしょう。
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 豚のロースは所々、包丁で叩き、筋の硬そうなところを断っておきます。




 塩麹白味噌は1:2位で混合し、柚子皮の擂り卸しを香り付けに加えました。saikyou4.jpg
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 このようにストックバッグに薄く塩麹入り西京床を塗った食材を収容します。塩麹が入っていますので味噌が減塩でも塩分は強くなります。厚みにもよりますが、漬け込みは数時間で良いでしょう。




 漬けっ放しだと塩辛くなりますので、すぐに食べない時はこのように味噌床を落としてラップにくるんで冷蔵保存します。こうやって、気仙沼に持って行きます。
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味噌床も2~3回は使えますが、水っぽくなったら諦めて捨てましょう。味も変わってきますし。




 気仙沼の部屋では焼き魚が出来ないので、フライパンで焼いていきます。
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 塩麹白味噌の糖分で焦げやすいので注意しましょう。皮目もフライパンの縁に押し付けて、パリッとさせましょう。




 良い具合に焦げ目が付きました。養殖ギンザケなので結構オイリー、自らのでカリッとソテー出来ました。
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 茹で蓮根の梅酢漬けも家から持って来ました。焼き魚は出来なくても雰囲気だけはそのつもりです。よく、蓮根の穴の周囲だけがやたらピンクの添え物を見かけますが、作り方を想像しますとゾッとします。




 一方、豚ロースはちょっと時間がかかりますので、焦げ付き防止にクッキングシートを敷いてソテーします。
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 こうすると洗い物も楽になりますしね。


 
 温野菜も添えて、独り淋しく頂きます。でも、を呑めばすぐ楽しくなります。 ^^
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 カリカリ焦げた所も美味しいですよね。シートを敷いても焦げ目は十分に付けられます。





 こちらは自宅で作った塩麹入り西京味噌漬けチキンです。
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 鶏ももの骨ごとぶつ切りを数時間漬け込みました。




 漬け込んだ鶏もも白菜と一緒に柚子風味で蒸して行きます。
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 白菜の茎の部分は拍子木に切り、葉はざく切りにして下に敷き詰めます。鶏ももを並べて、柚子皮を3枚ほど散らします。




 20分ほど強火で蒸し上げて、鶏の塩麹入り西京蒸しの完成です。
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 鶏には塩麹白味噌の甘味が食わって、上品なハムのような味わい。白菜にも鶏の旨味が染み込んでまるで煮浸しのようで決して脇役とは言えません。






 塩麹白味噌と組み合わせるとにより、西京焼きとも塩麹焼きとも違う新しい味に出会えました。焼き物だけではなく蒸し物も絶品です。考えてみると、味噌塩麹もコウジカビが使われた発酵食品、よく合うはずですね。米の甘味に大豆のアミノ酸が加わった塩麹味噌は日本ならではの最強の調味料と言えるのではないでしょうか。よく市販の塩麹には、甘味料やら酸化防止剤、はたまた旨味調味料まで使ってある物もあり、これでは自然食品の塩麹を使う意味がありません。さえ手に入れば簡単に作れ、この記事のように冷蔵庫で放置しても使えますので、塩麹は自分で作りましょうね。


 作り方は簡単、米麹300gに塩100gをよく擦り混ぜ、水300~350mlでよく溶いて密閉容器に入れ、常温で10日ほど置き、が溶けてきたら使えます。その後は冷蔵庫で保存します。今回は1年物を使ってますが、保存中に異常を感じたら未練なく捨てて下さい。それと、米麹にも色々あります。信頼できる麹屋さんでは、ちゃんとした食用米に麹黴を植え付けますが、いい加減な米麹は屑米を使っていますので、ご注意を。


2012/02/18(土) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

【宮崎県】宮宮コンビの味覚探索レポ(7/8) 鬼の洗濯板と中華ランチ

カテゴリー: 外食:その他

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 この砂浜の少し沖に浮かぶ島は何島でしょう。湘南の江の島よりもこじんまりしていて、島の左右に岩礁帯も見えますね。ここは宮宮コンビの相方、宮崎県で最も有名なスポット、青島です。ここを見ないで帰るわけには行きません。快晴の青空を背景にした緑の小島は実に魅力的ですが、その反面、何か神秘的で厳粛なオーラも発しています。




 青島と言えば、この鬼の洗濯岩があまりに有名。これの成り立ちを一口で説明するは大変です。
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 軟らかい地層と硬い地層が交互に重なった地層が斜めに海に沈降して、波の浸食により断面が削り出された状態です。しかも、その断面には、これまた、波の力により蜂の巣状の不思議な模様も刻まれています。計り知れない自然の力を感じますね。信仰の対象になるのも頷けます。 

 



 弥生橋を渡って、青島に上陸しますと、赤い社が出迎えてくれます。青島神社です。
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 明治時代以前は神聖な場所として、限られた時期にしか一般人の参拝は許されていなかったそうです。




 島のほとんどは熱帯・亜熱帯性植物に覆われています。ここも日本なのですねぇ。
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本殿から元宮へ向かう道はまるでジャングルです。ヤシ科のビロウが約5000本生えているそうで、樹齢350年に達するものもあるそうです。





 打ち寄せられる貝殻をここにお供えすると願いが叶うらしい。
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 解説によると、和歌では貝殻のことを浜の真砂と詠み、先人達は自分の心情にあった貝殻を探して想いと願いを込めてお供えしたとのこと。でも、また、貝殻探しに浜辺に戻るのも面倒なので願掛けは省略。^^




 弥生橋を渡って戻りますと、県立青島亜熱帯植物園があります。入園無料なので散策してみます。^^
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 これはまるでハワイですな。植えられたものとは言え、椰子の林に直面しますと日本を忘れます。





 美しい亜熱帯性の花々。ストレリチア(極楽鳥花)やブーゲンビリアの極彩色が心をすっかりトロピカルにしてくれます。
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 ストレリチア
とはアマゾンや南アフリカに分布する植物群(属名=ラテン語)。南米とアフリカが繋がっていた時代には、既に現在のような花になっていたのでしょうね。英語でも Bird of paradise、っていうか、これを日本語に訳して極楽鳥花ですね。 





 さて、昼時を迎えて、ご飯を食べに参ります。この眩いばかりの白亜の殿堂は青島パームビーチホテルです。
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 曲線を活かしたデザインは圧巻です。青い空に白亜の壁がくっきり浮き上がります。




 で、お昼はホテル内の中国料理レストラン、龍王さんで頂きます。
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 少々緊張気味です。^^





 セットメニューですが、豪華絢爛。本格中華を味わいます。
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 手前右から時計回りで酸辣湯、揚げ物二品、炒飯、干焼蝦仁、パンナコッタ風の杏仁豆腐、春雨の酢の物でした。




 揚げ物は春巻き白身魚ですが、盛り付けた器も春巻きの皮を揚げて作ってあります。
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 この器も食べたかったのですが、お腹がいっぱいで手が付けられませんでした。^^





 20数年ぶりで青島を散策しましたが、以前と全く変わりありません。ところが、その間にこっちは滅茶苦茶変わってしまいました。悠久の時の流れの中で人生なんてものは一瞬の出来事なんですね。。。なんて妙に感傷的になってしまいます。宮宮コンビの相方、宮崎県の旅もいよいよ終盤です。次の記事が最終回となります。

2012/02/15(水) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

生姜エキスで防寒対策

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 これなぁ~んだ。。。乾し芋のようにも見えますが、もっと薄くてカリカリです。これは、生姜の薄切りを乾燥させたものです。何かまた変わった料理でも考え付いたのかと思われそうですが、実は寒さ対策なのです。立春は過ぎたとは言え、2月の寒さは体に応えます。特に野外での仕事や海中では手足の指先のみならず、骨までじーんと冷やされます。冷たさが痛さに変わると集中力も低下して危険なのです。そこで、体を速攻で温める必要があります。「ならば、だべ。」という訳には行きません。^^



 私は昔から生姜には反応しやすい体質で、お寿司屋さんでガリを摘まむとこめかみ辺りからつっーと汗が落ちますので即効的な体温上昇血流促進が期待できそうです。でも、極寒の現場でガリを摘まむのも奇人変人の類と思われそうだし、何か良い方法はないかと徹底調査して行き着いたのが生姜エキスです。ドリンクとしてなら現場にもスマートに持って行けそうです。



 生の生姜のあの辛味はジンゲオールという成分によるもので、末梢の血管を広げ手足を温める働きがあるそうです。ただ、体の深部体温は逆に下がるそうで、解熱効果もあるとされます。さらに、ジンゲオールには免疫力を高める働きもあり、風邪の予防にも最適です。ところが、生姜を加熱しますと、ジンゲオールの一部がショウガオールという成分に変わるそうです。これは、胃壁を刺激してを作り出す働きがあるとのことです。従って、厳寒期の現場で体を温めるには両方の成分を摂った方がよいという結論に至ります。それでは早速、生姜エキスを作ってみましょう。


 

 生姜エキス作りは手間も掛かりますので、1回に2週間分くらい仕込みます。
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 国産生姜を買い求めます。中国産の生姜からエキスを抽出するのは不安があります。高知県産の生姜は2袋で約250グラムありました。




 生姜はスライサーで薄切りにします。この後、乾燥から抽出の工程に進みますので薄い方が有利なのです。
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 スライサーがない場合は丁寧に薄切りにして下さい。皮は剥きませんので良く洗って泥を落としておきましょう。




 薄切り生姜はザルに乗せておけば、冬でも室内で一週間で乾し上がります。お急ぎの方には、以下の方法をお薦めします。
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 電子レンジを使って乾燥させます。生姜は水分が90%を占めますので、500Wで3分も加熱しますと、レンジ内は水滴でいっぱいになります。これを扇ぐか拭くかして乾かして、加熱を3~4回繰り返します。




 レンジ加熱4回目の状況ですが、まだ、若干湿っぽさが残ります。
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 でも、このまま室内に放置すれば、2~3日で、ストーブの前に置けばその日のうちに乾し上がるのでしょう。




 それも待てない方は、さらにオーブンでさらに100℃15分くらいコンベクション加熱します。
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 最初からオーブンでやったことはないのですが、やはり水分が室内に充満するでしょうね。電子レンジで最後までカラカラに乾燥させても良さそうですが、乾燥を超えて発火した事例があったそうです。危険ですのであまりお薦めできません。




 今度はしっとり感もなくなり、表面も乾いてカサカサしています。
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 ずいぶん電力を消費してしまったようでちょっと心苦しさが残りますね。やはり、待てるのであれば、大きなざるに広げて1週間自然乾燥させましょう。ただ、このような加熱乾燥をさせた方がショウガオールは多くなるそうです。




 重量を測定しますと、約50グラム。材料の20%になりました。
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 これだけ乾燥させても、まだ、10%の水分が残っていることになります。その後、1週間かけた天日乾燥やストーブを使った室内乾燥では15%まで乾し上げることができました。




 引き続きまして、抽出工程です。金属製の鍋は使わない方がよいというサイトもありましので、耐熱ガラスの鍋を使っています。
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 加える水は乾燥生姜25gに対し、200mlとされていますので、今回は400ml加えます。水分量が半分になるまで弱火で煮詰めて行きます。このような、平らな鍋よりコーヒーポットが適しているのですが、妻から使用を断固拒否されました。^^ 炊飯用土鍋なら生姜の香りが移っても大丈夫かも知れませんね。苦労して乾燥させたのに、また、水分を吸わせるのはちょっと虚しさも感じます。




 重ねたガーゼか布で漉して完成です。250グラムの生姜から200ml生姜エキスが出来ました。正確には生姜成分の煮出し汁ですね。
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 薄茶色に濁っていますが、静置しますと埃のようなものが沈殿し、透明な上澄みと分離します。ちょっと舐めてみますとビリリと強い辛味が舌を刺します。なんか、凄く効きそう。^^




 湯煎して滅菌した瓶に入れて冷蔵保存します。10日から2週間で使い切ります。 
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 抽出が終った生姜も齧ってみますと、まだ風味が残っています。千切りにして炒め物に使えます。後でわかったのですが、出がらし生姜を刻んで長めに二番煎じすれば、若干薄くなりますが、倍増できました。




 さて、生姜エキスの効果ですが、そのまま飲むと喉を痛めそうなので小さじ一杯を10倍ほどのお湯で割り、蜂蜜を少し垂らして試飲です。
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 いわゆる生姜湯の味ですね。悪くはありませんが、体がピクリとも反応しません。そこで、30%位の生姜湯をコップ半分くらい一気に飲んでみました。




 するとどうでしょう。喉から食道にかけてがカァーッとして、顔も熱くなってきました。体温の変化を測定しますと0.2℃もアップしています。
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体温も然ることながら、指先の赤味が増していますね。指先もポッポして熱く感じます。お腹も温かくなってきました。こりゃ、現場でも効果を発揮しそうです。仕事の前後に飲めば、さらに効きそうです。




 以来、現場仕事の時は、朝に湯を沸かし、蜂蜜入り生姜湯をサーモスに入れて携行しています。沸騰した湯で作れば、氷点下の現場でも午前中いっぱい熱々です。これで、防寒と冷えた指先を癒すことができ、モチベーションも維持できています。この生姜エキスを利用して、半月ほどになりますが、やたら体が軽いのです。体重は減っていませんので、内部からも温めて血行も良くなっているため、筋肉を動かしやすくなったのでしょか。しばらく続けて、体調の変化を追ってみます。





 おまけですが、体の軽さはこれも影響しているのかも知れません。100円ショップで見つけた筋トレグッズです。
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 硬質スポンジの玉ゴム製エキスパンダーです。これがなかなか馬鹿に出来ない。握り玉はハードタイプですが、半分ぐらいに握り潰すには、腕だけではなく肩の筋肉まで震えます。エキスパンダーは通常の使い方以外に足にかけて、腕をクイクイとか、両足にかけて股開きとか色々な使い道があります。呑みながら、はたまたテレビを見ながら寝転がってやってます。ゴム製なのでがしないのが有難い。鉄アレーや本物のエキスパンダーなら床に置いただけでも響きます。隣り部屋の住人は二人とも私と違って物音も殆ど立てないジェントルマンなので。^^


2012/02/12(日) 05:00 | trackback(0) | comment(4)