韓国料理で望年会
カテゴリー: 外食:焼鳥焼肉・ホルモン
先週の土曜日はいつもの呑み友の望年会でした。忘年会ではありません。望年会なのです。今年のことは忘れてはならず、子々孫々へ正確に語り伝えて行かねばなりません。過去の大震災と異なり、膨大な量の画像やデータがネットで世界に発信され、保存され、歴史的な記録として残されるはずです。そして何よりも大切なのは復旧に当たって、何が効果的で何がまずかったか。これらのことも併せて次の世代に継承していくべきですね。さて、望みを来年につなげる望年会。いつもは和食から始まるパターンが多いのですが、今回は流れを変えて韓国料理にしてみました。
仙台駅東口、ヨドバシカメラの南に位置します韓国家庭料理の扶餘(プヨ)さんです。青い看板が目印になります。正面は占い屋さんの方が目立ってますね。^^
扶餘さんは以前、宮町で百済という名前で営業されていました。昼に何度か冷麺や定食を食べに行ったことがありました。こちらに移ってからは初めて利用させて頂きました。以前に増して人気が高まっているようです。
表と違って店内は明るく小奇麗です。掘り炬燵式のテーブルはリラックス出来そうです。
木造りの仕切りで小部屋の感覚があります。壁には韓流スターのポスターが貼り巡らされて、今風の韓国料理屋さんになっています。ターゲットは韓流スターに想いを寄せる女性なのでしょう。従いまして、お客さんの90%は女性ですね。
シャンパンを持ち込ませて頂きました。これは大名マークさんからの差し入れで、モエ・エ・シャンドンのアンペリアル、それもアイソスーツを着飾っております。
グラスが相応しくないのですが、ご容赦下さい。さて、乾杯で開宴です。ベガサポ顧問は少し遅れてユアスタから駆け付けてくれました。雨の最終戦、勝って良かったですね。
さて、前菜はナムルとキムチの盛り合わせです。
韓国なら小皿に盛られてテーブルを埋め尽くすのがパンチャンの作法ですね。韓国の食文化については昨年、韓国でリサーチしてきました。パンチャンについても総括篇で愚考しています。韓国料理を食べる前に是非ご一読を。こちらが目次になります。
こちらはすっかり有名になりましたチヂミです。表面がカリッで、中がフワッ。上手に焼けてます。
日本のお好み焼きに例えられますが、チヂミはチヂミです。小麦粉で作ったらこのふんわり感は出ないでしょう。
お酒は生マッコリ、韓国スタイルで甕から柄杓で取り分けます。
日本でも微炭酸の生マッコリが呑めるようになったのは嬉しい限りです。寿命が短いので、知名度がないうちは扱いにくいお酒です。韓国では缶入りの生マッコリもありました。こちらのお店ではペットボルル入りを移し替えていましたね。
韓国料理もどんどん出てきます。韓国を代表するファストフード、トッポッキと春雨の炒め物、チャプチェです。
トッポッキは韓国の市場で韓式おでんとともに露店でよく売られていましたね。米粉で作ったトックをコチジャンや砂糖で甘辛く炒め煮にしたスナックです。チャプチェも太めの韓国産春雨を使っています。
だんだん盛り上がって真露がどんどん空になっていきます。
韓国なら空になったボトルを自慢げにテーブルに並べていくのですが。
韓国式の海苔巻きキムパブです。酢飯ではなく胡麻油風味のご飯です。巻かれる具材も日本と似たり寄ったり。
キムは海苔、パブはご飯のことです。日本ではキンパとかキムパとか呼ばれています。この起源は諸説ありますが、元々、冷たいご飯を食べる習慣のない韓国でこれだけが唯一冷たいご飯料理なので、日本人が伝えたという説が有力です。
さて、メインの一つ、焼き肉です。トントロやカルビ。。。中性脂肪も気にせず、今晩はバクバク行きます。
頼めば骨付きカルビも出してもらえたのでしょうけど、もう、お腹がかなり応えております。^^
そして、本日のメインのその二、参鶏湯です。鶏のお腹に餅米や朝鮮人参などを詰めて炊いた料理です。
本来は一人一羽で崩しながら食べていくのですが、今日はみんなで取り分けます。もっとも、とても一人一羽を食べるお腹はもう残っておりません。みんなも食べられるか不安がっています。^^
ところが、どうでしょう。あまりの美味しさにみなさん、無言で箸を動かしております。
コラーゲンたっぷりで女性はお肌に良いと言ったのが利いたのかも知れません。いや、確かに美味い。なおさんが胡椒が欲しいと言ったのがよくわかります。柚子胡椒でも合うでしょうね。
久々に呑み仲間と楽しい時が過ごせました。みんなで韓国に行きたいねと、一つ大きな目標が出来ました。その前に韓国食聞録をよく読んで勉強しておいて下さいね。^^ 百済さん改め扶餘さんは想像以上に素敵なお店になっていました。今日の満腹コースいくらだと思いますか。たったの3野口なんです。参鶏湯と焼き肉を適当に見繕ってとお願いしましたが、あとはお店任せでまとめて頂きました。しこたま呑んでも5野口で上がりましたので、どんだけリーズナブルなんでしょう。韓国の持て成し精神が感じられるお店です。店員さん達も韓国の方なのでひと時日本を離れたような気もしました。
韓国家庭料理 扶餘 (プヨ)
・所在地 :仙台市若林区新寺1-2-13 渡辺ビル1F
・電 話 :022-295-1045
・営業時間 :11:00~14:00/17:00~23:00
・定休日 :日曜日
・駐車場 :あり