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復興祈願 三陸磯らーめん

カテゴリー: 料理:海藻

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 これらの海藻はどれも被災の激しかった三陸から常磐の海で採れたものです。手前のフノリは震災前に十三浜で採れたものを地元の方から分けて頂きました。奥のワカメは雄勝に支援に行った際、知合いの漁師さんから防波堤に残った天然ワカメを頂き、それをボイル冷凍しておきました。右の青海苔は以前、松川浦に行った時に買ったものを冷凍しておいたものです。今日は復興を祈願してこれらの海藻を使った海のらーめんを作ってみます。荒れ狂った海を食べ返します。

 


 今日はスープも海に拘ります。3種類のスープを混ぜ合わせるトリプルスープになります。
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 ベースとなるのは昆布ダシですが、野菜の甘みも加えます。それに、ギンとした風味の煮干しも加え、濃厚な旨味のアサリのスープも合わせます。ちょっと贅沢でしょう。これだけ使えば、鶏ガラや豚骨がなくても十分美味しいのです。


 

 まずはそれぞれのスープを取っておきます。
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 煮干しは半日水に浸しておいてから煮出します。アサリは酒蒸しにしてスープを濾しておきます。


 

 続いてメインの具材となります海藻類の下拵えです。
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 戻したフノリとワカメには出し汁と醤油で薄味を付けておきます。青海苔はさっと炙って香りを引き立たせます。本日は脇役のエビとイカと殻付きアサリもさっとボイルしておきます。吸い口に玉葱の微塵切りを用意しました。

 


 麺は市販の細縮れ麺です。
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 茹で時間は1分ほどなので、伸びるのも早そうです。その後の作業を頭に描いて準備を進めます。

 


 麺を茹でている間に3種類のスープを合わせて海の塩で調味します。
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 醤油は使いたくないので、塩は必ず旨味のある海水の天日干し塩を使いましょう。

 


 復興への願いを込めて入魂の1杯、完成です。
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伸びないうちにテーブルへ運びましょう。

 


 海の幸の饗宴が始まります。スープも具材もの香りでいっぱいです。
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 それぞれの海藻の産地を思い浮かべながら、味わっていきます。コンブと煮干しとアサリの旨味が口に広がります。また元のように豊富な海藻が生産できる日を待ち望みながら 貴重な海藻の味を舌に刻みます。



 
 その後、気仙沼や南三陸の磯を歩いてみましたが、フノリはあまり被害を受けていないようでした。ワカメは生産者の皆様の懸命な努力で例年の3割ほどは種が揃ったようです。松川浦は地形もかなり変わってしまい、海水の流動も大きく変化したものと思います。青海苔養殖は復活できるでしょうか。福島第1原発からも直線距離で40Km余り、越えなければならない障害も多そうです。ちょっと複雑な心境で頂いた海藻らーめんでした。

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2011/11/27(日) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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