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芋煮焼きとはなんぞや???

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 里芋
イタリアンを3篇連続でアップしましたが、やはり、郷愁を誘う和食も恋しくなりますね。今回はみちのく郷土料理を少しアレンジしてみます。上の材料をご覧になれば、誰でもああ、あれだなと想像が付くはずです。里芋牛肉の取り合わせはの味覚です。それでは、さっそく調理に掛かりましょう。




 まずは皮を剥いた里芋を水からゆっくり茹でていきます。
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 煮立つ前に湯を一度捨てて、新しい水を張り、再度炊いていきます。要するに最初の茹でこぼしはアク取りですね。




 里芋が煮える前に他の材料の下拵えです。コンニャク、長葱は微塵切り、牛肉は細切りにします。。。。え”~!!
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 なんでぇ~。山形の芋煮じゃないのぉ??   ( ̄ー ̄) フフフ




 里芋が半煮え状態のところに牛肉とコンニャクを加え、醤油と味醂で調味します。
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 味付けは山形芋煮と同じですが、一体これは。。。。




 里芋が柔らかく煮えましたら、そのまま鍋で冷まし、里芋を取り出します。
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 ますます、わからん。




 さらに、里芋をよく潰して、つなぎに擂り下した山芋、上新粉、卵を加えてよく混ぜておきます。
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 芋煮からどんどん離れて行きます。なんだか、コナモンのような気配が。。。




 牛肉とコンニャクはさらに煮詰めて、味をしっかり染ませます。
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 なんだか、別々の料理に進んでいくような。。。。




 ここで、アルミホイル(幅30cm)を35cm引き出して、4つ折りにし、空き缶などを使って直径10cmの円筒を作り、ステープラーで固定します。
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 今度は工作ですか・・・・


 
 
 ホットプレートに油を敷き、ホイルで作ったセルクル(円筒の型)に先ほどの里芋の生地を流し込みます。
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 なんとなく、見えてきましたね。そうなんです。山形芋煮風味の焼き物を作っているのです。


 
 里芋の生地を流し込んだら固まらないうちに煮染めた牛肉とコンニャクのそぼろを加えて、長葱の微塵切りを散らします。
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 もう一度、生地を乗せて、好みのキノコの貼り付けます。




 裏表がこんな風にこんがり焼ければOKです。
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 途中で味醂の入った牛肉の煮汁が流れ出ますと焦げ付きやすくなりますので、よく水気を切ってから使いましょう。上面となるキノコを貼り付けた方が少し焦げ付いてしまいました。




 ホイルのセルクルを慎重に外し、刷毛で醤油をさっと塗ります。
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 ソースやマヨネーズでは芋煮の風味が台無しです。関西のコナモンではありませんので、ここは醤油に拘りたいところです。




 仕上げに青柚子の皮の擂り下しをパラリと振りかけて供します。
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 オリジナルの芋煮焼き?の完成です。これ1個で食事になる位、ボリュームもあります。




 中はクリームコロッケのようにトロントロン。牛肉の風味が染みた里芋の生地で口の中は夢心地です。
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 牛肉とコンニャクの食感も良い演出効果があります。これは大正解な料理になりました。余った山形芋煮の有効利用にもなりますね。




 実はこのような料理は以前にも伊達焼きとしてご紹介したことがありました。その記事はこちらでご覧になれますが、伊達焼きには以下のような厳しいが課してあります。



◆◆◆ 伊達焼き八箇条 ◆◆◆

一.伊達焼きとは伊達藩の選りすぐった食材を生地で焼き固めた料理なり。
一.但し、城下の庶民が入手出来うる食材を用いるべし。
一.食材を最低限の生地でつなぎ、上方のコナモンとは一線を画すべし。
一.ただ美味なる物を寄せ集めて焼き固めるものではなく、融和を尊ぶべし。
一.西洋醤油や玉酢は用いず、醤油味のタレで食材の風味を活かすべし。
一.主たる食材の脇役者として、必ず香りの物も一点加えるべし。
一.浦・里・山の食材を用いた三様を作りて持て成すべし。
一.食材の旬を出来る限り考慮に入れ、日本酒に合う料理にすべし。




 従いまして、第一箇条にもありますよう、本来の伊達焼きでは山形芋煮を取り込むことは出来ないのです。つまり、今回の芋煮焼きは範囲を少し広げて、みちのく焼きのテリトリーに配属させておきます。肝心の伊達焼きは冬場の牡蠣を使ったものから新規開発がなされていませんでした。秋は食材が豊富にありますので、季節感を盛り込んだ伊達焼き第二弾を急ぎましょう。

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2011/10/27(木) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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