日に日に秋の気配が濃くなっていますね。池の畔のシュウメイギク(秋明菊)が可憐な花を咲かせ始めました。強い草花で勝手にどんどん増えています。その割に品格もあり、蕾もまん丸で可愛いのです。
ヤブラン(藪蘭)も穂のような淡い紫の花を立ち上げています。秋到来のサインですね。
なんだか、蕾が九重(仙台銘菓)みたいで、食べられそうですね。^^ 花が終わると黒っぽい実を付けますが、こちらは小鳥の餌になってます。
これ何の花だかわかりますか。小さくて黄色い花が疎らに咲いています。
これはモロヘイヤの花なのです。逞しい野菜にしては控えめな花です。
やっと、唐辛子が色付いてきました。
一株植えておきますと、実が20~30本採れます。よく乾して一年分の唐辛子として保存します。なお、葉っぱは先日の記事のように佃煮にして楽しみます(作り方)。
今年は残暑が厳しく、秋冬野菜の播種も遅れました。
大根や蕪がやっと双葉を出し始めました。
30cm間隔に5~6粒播けば良いのですが、種が余るの10位植えています。でも、すぐに間引きしないとカイワレ大根のようになってしまいます。
丈夫そうな芽を4本ほどに残して抜き取ります。この後、本葉が出た頃に1本に絞り込みます。なんだか、一次試験、二次試験みたいで切ないですね。^^
間引いた芽も立派な野菜ですので大切に頂きます。
大根、聖護院蕪、つぼみ菜、ルッコラ等が混ざっています。私の子供の頃はこのような間引いた芽をつまみ菜として、八百屋さんの店先にも水の張った桶に入れられて売られたものでした。母親がよくこれの味噌汁を作ってくれました。カイワレ大根などが出回る前のことです。
で、さっそく、昔懐かしつまみ菜の味噌汁を頂きます。
シャッキリした歯触りが子供の頃の記憶を呼び起こします。あんまり野菜は好きではなかったのですが、これは、また作ってとよくせがみましたっけ。
カイワレ大根と違って地面で太陽の光をたっぷり受けて育っていますので味も濃いですね。
当然、無農薬栽培だからこそ、安心して頂けます。その代わりヨトウガ(ヨトウムシ)やカブラハバチの幼虫との戦いが始まるのです。
農業として栽培する場合は、害虫退治をいちいち手で摘まんではやってられません。そのため、播種と同時に薬剤の粒を撒きますので、つまみ菜の残留農薬も気になります。もっとも種子も伝染性の病害を防ぐために薬剤処理がされていまので、スプラウトにするのは不安ですが、野外で育てたつまみ菜ならまず大丈夫でしょう。