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実山椒の痺れるタレ

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 狭いながらも我が家には様々な果樹が植えてあります。ビワの実もだいぶ膨らんできました。少し摘果してやれば大きな実になるのですが、土帰月来の単身赴任ですと、帰宅しても何かと慌ただしく、ゆっくり世話もしてあげられません。小粒だと皮を剥くのが面倒ですが、味には変わりありませんし。^^ ただ、熟し始めますととの戦いが始まりますが、今年はウィークデイにすっかり攻略されそうです。(涙)




 こちらはの実を付け始めたばかりのブルーベリーです。上は大粒で香り豊かな実がなるノーザンハイブッシュ系、下は収穫がやや遅くなりますが丈夫で収量の多いラビットアイ系です。 
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ラビットアイ系ブルーベリーはミカンなどの柑橘類が育つ温暖な気候が適しているとされていますが、宮城県でも十分育ちます。たぶん栽培の北限でしょうね。ブルーベリーは眼によいアントシアニンが豊富で、近年、ブームになっていますが、その効果を得ようとすると毎日、片手一杯くらい食べる必要があります。効能を期待するのであれば、市販の錠剤を服用した方が合理的です。私は朝露に濡れたの実をつまみ食いするのが楽しみで植えています。食べ切れない時は、冷凍庫でストックし、ある程度貯まったら、ジュースやピュレーにしています。

 


 


 さて、こちらが本題の実山椒です。若葉の頃は身欠きニシンの山椒漬けで大活躍しましたが、今は強っぱしく(硬く)なった葉より、未熟なが主役です。
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この実も熟し過ぎますと、中の種が硬くなり歯に当たります。完熟しますと外皮が三つに割れて黒い種が見えるようになります。この時の外皮を粉にしたものが、鰻の蒲焼きに付き物の粉山椒です。因みに陶芸に詳しい方ならご存じでしょうが、割山椒という器がありますが、この山椒の実が熟して爆ぜた様相を表現したものです。




 よく観察しますと、外皮には小さなディンプルが密にあって、ミカンの仲間であることがわかります。
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この実を収穫する時は薄手のゴム手袋を使うことをお薦めします。私は素手で摘み取って、後で手をよく洗っていますが、迂闊にもその前に目を擦ったり、額の汗を拭ったりしますと、強烈なメントールのような刺激に見舞われます。詳しくは書けませんが男性の場合、途中で催して直に触れたりしますと、それはもう・・・。^^




 この実山椒痺れるような刺激も美味しさの一つです。この刺激をタレに移して料理に用います。
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 よく洗った実山椒を醤油、味醂、酒を水で倍に薄めた煮汁で炊いていきます。この痺れる味わいは中国の四川料理でよく見られます。最も有名なのは麻婆豆腐ですね。日本の家庭では唐辛子の辛みしか加えませんが、本場の麻婆豆腐実山椒(花椒)の痺れが加わらないと出来損ないなのです。ちょうど酸味のない酢豚(古老肉)のように。ところで、麻婆豆腐痺れるような辛味を意味しており、麻酔に通じるとされています。




 上記の煮汁でコトコト小一時間炊いていきます。吹きこぼれたり、焦げ付いたりしないように時々見回りましょう。
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 水で薄めた分が蒸発して半量になればよいのです。佃煮ではなく、調味液に実山椒の麻味を移すのが目的です。


 


 こんな感じで出来上がりです。嘗めてみてジーンと麻味が舌を刺激すれば成功です。
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 粗熱が取れるまで蓋をして待ちましょう。





 熱湯で滅菌した瓶に収容します。これだけあれば1年は楽しめます。
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 十分に冷めましたら冷蔵庫で保存します。これをご飯に数滴垂らしてパクつくのは夏の食欲のない時に最適です。





 ご飯に垂らすだけではなく、冷や奴にも刺激が加わって美味しさがアップします。
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 豆腐と山椒の麻味の相性は麻婆豆腐で実証済みですね。




 だし巻き卵には染めおろしとして添えます。この組合せは文化横丁のさかな亭さんで学びました。
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ふんわり優しいだし巻きの味に甘辛麻味が加わって非日常的な美味しさに変身します。




 このタレと出会いなのは脂の強い青魚かも知れません。
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甘辛麻味が脂の強い魚と相性が良いのは、鰻の蒲焼きを思い浮かべれば納得できますね。





 日本料理の中で麻味を用いることは、あまり多くありません。薬味としての粉山椒であれば、前出の鰻の蒲焼きを始め、煮穴子、鰤の照り焼き、柳川などに振り掛けて用いることがありますが、むしろ、七味唐辛子の構成員としての消費の方が圧倒的に多いでしょう。


 日本では味の基本を酸味・甘味・塩味・苦味・旨味の五つとしていています。陰陽五行説に基づく中国では酸・苦・甘・辛・鹹を基本五味とし、インドのアーユルヴェーダでも甘・酸・塩・辛・苦・渋の6つのラサ(味覚)に分類するそうですが、いずれも痺れである麻味がカウントされることはないようです。


 本来、辛味麻味、これにメントールのような涼味は厳密には味細胞が受容する感覚ではないので、日本の五味が生理学的に合致した基本味なのですが、日本の料理や食品でも副味として辛味渋味涼味麻味も大切な要素として親しまれてきてのは今さら言うまでもありません。


 もし人間が狼少年のように野生で育ったら、腐敗や毒物の信号である酸味苦味を一生避け続けたことでしょう。学習により遺伝子情報に反した味覚を楽しむのは人間特有な食生態なのです。


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2011/06/29(水) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

東北地方の高速道路無料措置

カテゴリー: 料理:麺類

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 ここは気仙沼市波路上地区。気仙沼湾の湾口に位置し、外海に面しているため津波の影響を直接的に受けています。そのため、倉庫や家屋も跡形もないくらいに破壊されました。それに加え、地盤沈下で海水が溜まり、気温の上昇とともに水質の悪化が目立ちます。写真では伝わりませんが、この周辺には冷凍工場が多かったので、流れ出した冷凍魚が辺り一面に散乱し、それらが腐敗して深呼吸が出来ないくらいの悪臭が漂っています。さらに、これらの腐敗魚を餌として大きなクロバエが大発生しており、大群が飛び立つとヒッチコックの「」を思わせる恐怖感があります。まさに地獄・・・。

 

 後方に見える4階建てのビルは、気仙沼向洋高校の校舎です。もちろん、ここは現在使われておらず、市内や登米市の高校に分散して教育活動を行っています。昨年の全国高等学校野球選手権大会宮城大会で準優勝だった野球部も他の高校のグランドで練習を開始しています。頑張れ!向洋球児




 
 本日は午後から仙台で会議。午前中休みを取って、久々に仙台の街中を散策します。
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 若葉が過ぎて、青葉の季節に移り変わろうとしています。花壇の花々、ケヤキの木洩れ日、まるで天国

 
 

 街は食べ物で溢れ、実に活気に満ちています。
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改めてこの界隈の飲食店の多さに驚きます。以前、この辺りで働いていた頃は、恵まれた環境に有難みを感じていなかったなぁ。脳天気に評論家気取り食べ歩きをしていたことが恥ずかしい・・・。



 
 平日なのに女子高生がカラオケに。きっとテスト明けの憂さ晴らしか何かでしょう。
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 君たちもあの時はライフラインが止まって大変だったでしょう。でも、もう忘れてしまったかな。

 




 同じ県内なのにこの大きなは一体何なのでしょう。どう思う、ハト君・・・。
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 考えてみると、私の生まれる一昔前、今から66年前の1945年7月10日未明、仙台市街地はB-29による無差別爆撃を食らって中心部が焦土と化しました。死者は千数百人、この中に私の祖母や叔母、従姉妹も含まれます。仙台駅から西公園が見えるほど焼き尽くされたそうです。その後は食糧不足に悩まされ、内陸部や沿岸部に満員列車に鮨詰めになって買出しに出掛けたそうです。その時、焼き出された仙台市街地の人々はに溢れた田舎を天国と思ったに違いありません。災害は万遍なく均等にはやってこないのです。



 

 この日、街に出て来る前に役所に寄って罹(り)災証明被災証明の申請をしてきました。
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り災証明は家屋に対する損害の証明で、これは生活再建支援金や義援金の交付に必要です。一方、被災証明は家財や自動車、食器類などの動産に対する損害を証明するものです。我が家は、コンクリートの基礎にヒビが入りましたが、り災証明申請しても一部損壊になるかならないか程度なのであまり期待はなく、屋内の壁の亀裂や食器類、給湯器などの破損が大きかったので被災証明書をもらうつもりでした。


 
 みなさまご承知のように6月20日から一年間、東北地方の高速道路無料措置が開始され、り災被災のどちらかの証明書があれば、一部を除き東北地方から乗り降りすれば、通行料はタダになるのです。詳しいルールはNEXCO東日本HPをご覧ください。自宅と気仙沼の往復に大変有り難い措置なので、証拠写真や修理に関係する領収書を揃えて窓口に並びました。


 
 ところが、窓口の説明では被災証明は行っておらず、り災届出証明書を発行してその代用としていました。ですが、これって、り災証明の査定に時間がかかるので、その間、届け出が受理されたことを証して繋ぐ措置だったはず。従って、家屋の損壊がない場合は、査定の段階で届出証明書も失効するのですが、驚いたことに、り災物件を選択する欄には、家財・機器・自動車。。。と記載され、最初から家屋を対象としていないのです。これじゃ、被災証明と同じじゃないですか。だったら、こんな変則的なことをやらないで被災証明書を出せばいいのに・・・。 それに証拠となる写真や領収書も必要ないというのにはまたまたビックリ仰天。@@  

 

 被災証明は市町村で取り扱いが異なる一般的な行政証明なので、やはり国の基準に裏打ちされたり災証明を少しいじって運用した方が混乱がないと踏んだのでしょうか。ところが、これでも、市町村によって対応はバラバラで、混乱が生じています。被災の確認が不可能と判断した市町村では、住民誰でもOKという大盤振る舞いに出ています。地域格差が広がる前に、いっそのこと国として地震の被害があった東北地方に住居を有する国民全てを対象にするとか、東北地方の有料道路は誰でも一年間通行無料と定めてくれればスッキリするのではないでしょか。第二次補正予算ではそのような噂もありますが、果たしてどうなるやら。いずれにしろ、そのツケは税金に跳ね返るのでしょうけど。
 


 

 

 ともあれ、使ってみましょう。今までの癖でETCレーンに入りそうになりましたが、一般レーンでチケットを受け取ります。
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 自動車道
を使って気仙沼に行くには、仙台の街中からですと、東北自動車道を北上して一関ICから、国道284号(気仙沼街道)を東進するルートと自宅からだと三陸自動車道の終点(2011年現在)登米東和ICから国道346号(西郡海道)と国道45号(東浜街道)で行くルートがあります。今回は後者で向かいます。




 三陸道は鳴瀬奥松島ICまでが有料です。さっそく、り災届出証明書と本人確認のための運転免許証を提示します。料金所で慌てないよう、証明書はクリアーファイルに入れて、グローブボックスに入れるかコンソールボックスの脇にでも立てておきましょう。
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 本当に大丈夫かと不安がありましたが、すんなり無料で通過できました。通常、ここまでは一般道を走りますので、20分くらいの時間短縮になりました。現地では仕事前に各部門の代表者によるミーティングがありますので、早朝に出発しなければなりません。この時短は大きいですね。

 




 通常、休み明けには朝5時に家を出ますので、朝飯抜きです。20分のゆとりが出来ましたので、気仙沼の自分の部屋で朝ごはんが作れました。
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小さな電熱器と30cm四方位のシンクしかありませんので、煮るか茹でるかしか出来ません。この日は朝から暑いので冷麦を茹でました。





 冷蔵庫がないので常温で保存できるものしかありません。山葵だけのぶっかけ冷麦ですが、ここちよく喉を通過します。
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 まだ、6月だから水道水も冷たく感じますが、夏になったらが欲しくなるでしょうね。それに夜中に喉が渇いた時に冷たい飲み物がないのも辛そうです。昨年の夏のような酷暑になったら大変です。やはり、小さな冷蔵庫を買いましょう。単身赴任は何かと物入りです。^^




 混乱はありましたが、高速道路無料措置の恩恵で気仙沼に行き来する時間が短縮できました。朝飯を食べなければ、20分も遅く起きれます。これは冬になって日の出が遅くなってきた来た時には有り難いことです。ただ、家を失い、避難所や仮設住宅住まいの方々や親戚縁者に身を寄せる本当の被災者の方々とって、この措置は有効だったのでしょうか。避難している何人かに聞いてみましたが、車があってもせいぜい石巻まで買い物に行くくらいだそうで、この区間の三陸道は既に無料です。それに、家も建てなくてはならないのに遠くに旅行に行くゆとりはないとのこと。有料道路がタダでも、ガス代や宿代はかかりますからね。



 支援物資を輸送するトラックやボランティアの方々の車は大体、災害派遣等従事車両に登録されてますので、何も変わりません。一体この措置は誰のためなのでしょう。つまり、ライフラインが止まって不自由した軽い被災者へのいわゆるバラマキなのでしょうか。それにしては、この恩恵に被れない地域では、ETC車両の休日上限千円もなくなり、不満も大きいと思います。何かものすごく場当たり的な感じが・・・。


2011/06/25(土) 05:00 | trackback(0) | comment(12)

トロっと甘い葉玉葱

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 5月中旬、被災地支援で家を留守にしがちだったため、野菜箱の玉葱がどれもを吹き出していました。捨てるのも勿体ないので、ちょうど定植が終わったトマトの苗の間に1個ずつ埋めておきました。その後、気仙沼転勤となり、週末にしか帰って来れなくなったのですが、知らないうちに玉葱が立派な葉玉葱となり、しかも塔立ちを始めています。これを逃すと硬くなってしまいますので、早速、収穫します。後ろの方で巨大な斑入りの葉っぱが暴れていますが、これはズッキーニです。


 

 葉玉葱を引き抜きますと、まだ玉葱が残っていますが、完全にスカスカです。
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 玉葱の部分を取り去り、良く洗いますと、根元の膨らんだ長葱のような容姿となります。


 


 まずは湯がいて、酢味噌を添えてぬたで味わいます。
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シンプルな料理ですが、葉玉葱の滑りと甘味を味わうのに最適です。葉先を切らないで茹でますと中の空気が膨張して湯の中で弾けますので要注意です。


 


 もちろん食べる時は酢味噌を混ぜ合わせます。ぬた沼田から来ているようにまみれじゃないと美味しくありませんから。
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葉の部分のチャキチャキとした食感と白い根元のトロリとした味わいが対象的で堪りません。酢味噌は時間がない場合は、白味噌を市販のポン酢で溶いて作ります。


 


 続いて、葉玉葱炒め物を作ります。今日はコチュジャンを使った韓国風
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葉玉葱は味噌と合いますので、コチュジャンと仙台味噌を合わせます。味醂と酒で溶いて合わせ調味料を作っておきます。葉玉葱以外の材料は、豚肉、厚揚げ、シメジなど。

 


 特に大したコツはありませんが、葉玉葱は根元に近い硬い部分を先に炒めます。炒め油は胡麻油でもサラダ油でも構いません。
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厚揚げは崩れないように貼り付けるように焦げ目を付けていきます。最後に葉先の部分を加え、合わせ調味料を回しかけて、さっと炒め合わせたら出来上がりです。


 

 葉玉葱コチュジャン炒めの完成です。
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ご飯にもお酒にも合うお惣菜です。炒め物には長葱より葉玉葱の方が合うんじゃないかなぁ。


 

 続いてもう一品。味噌味が続きましたので醤油味柳川です。
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今日は登米の油麩を組み合わせます。アナゴや鶏肉でも美味しそうです。市販のつゆを薄めて使いますので、ダシは取りませんでした。


 

 一方の卵は、最近、珍しい双子でした。昔は結構あったのですが、現代は選別されているようですね。
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何か良い事が起りそうな気がします。^^


 

 一人前の柳川を作るのに普通のフライパンでは大き過ぎるので卵焼き器を使ってます。
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これもやはり、葉玉葱の根元を先に煮て、最後に葉先を加えます。卵も黄身の一部を取り分けておき、仕上げに加えるのがテクニック。

 
 

 ふんわりとトロリを兼ね備えた柳川です。
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 油麩も普段は輪切りですが、ちょっと気分を変えて縦に切っています。こうすることで今までにない食感に巡り合えます。


 

 もう一枚アップで。^^ 溶き卵の二段添加が利いてます。
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 これ、丼飯に乗せても絶対に美味いでしょうね。いわゆる油麩丼葉玉葱が入ったものですから。


 


 今日も一人晩餐会の開宴です。^^
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 さすがにこれは食べ切れませんので、タッパーに詰めて単身赴任先にも持って行きます。

 



 葉玉葱は畑がなくても、バケツやビニール袋に土を入れても育てられます。母である玉葱の栄養で育ちますので肥料も要りません。が伸びてしまった玉葱はこうやって美味しく食べてみては如何でしょう。長葱とはまるで違う美味しさに出会えますよ。根付きの三つ葉や芹も活けておけばまた、楽しめます。キッチンに置ける可愛いプランターがあれば、パセリやチャイブなどのちょっと使う香辛野菜もいつでも手軽に使えますよ。

2011/06/22(水) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

癒しのせせらぎ

カテゴリー: 外食:その他

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 被災地にもの空が広がります。入梅直前の晴れ間は真夏より空気中の水分が少ないのでギラギラが強く感じられますね。かつて、5月に紫外線が最も強くなるとされていましたが、それは紫外線A波のことで、メラニンを生成するB波はやはり真夏に強くなります。ただ、A波は波長が長い分、肌に深く入り込み、シワやタルミの原因となりますので、中年親爺には危険なのです。^^






 魚市場の復旧が全力で行われている気仙沼漁港には津波の際に発生した火災で黒こげになった漁船が今でも係留されています。
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 湾岸にある燃油タンクがいくつも破壊され、大量の油が海面を覆いました。やがて、それが発火し、湾奥の鹿折地区を中心に大火災となったのです。津波と火災は相反するように思えますが、北海道南西沖地震(1993年)の時も燃えた漁船が奥尻島の漁村に突っ込み、やはり大火災を起こしています。





 毎日、悲惨な光景を見ていますと気が滅入ってきます。そんな時はここで癒されることにしています。
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 気仙沼郊外にある大川せせらぎ公園です。自然の景観を活かして整備された河原です。





 気仙沼市内を流れる大川は市民の憩いの場となっています。
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 大川は岩手県の笹森山や室根山を源流として水を集め、田園地帯を穏やかに流れますが、宮城県に下ると素晴らしい渓谷となります。かつて、治水・利水目的のダム建設の計画がありましたが、四半世紀に亘る協議の末、建設中止となり渓谷は守られました。このせせらぎ公園はそれよりずっと下流になります。
 




 緑の中を流れる浅瀬には魚影も走ります。
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 津波により河口から4Kmほど上流まで濁流が遡ったそうですが、川底の石にはアユのはみ痕表面の珪藻を削り取って食べた痕)が確認できます。若アユが今年も遡上してくれたようです。もしかしますと、漁協で放流した稚アユかも知れませんが・・・。





 自然の中で食べる昼飯は最高です。今日はやきめしです。seseragi6.jpg  
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 宮城県では味噌焼きにぎり飯のことを焼き飯と呼ぶ地域があるようです。私は仙台生まれですが、育ちが東京と神戸なので、戻ってくるまで全く知りませんでした。しかも、味噌焼きにぎり飯だけではなく、それが拡大して普通のにぎり飯焼き飯と呼ぶ人もいました。実は関西焼き飯というと炒飯の類となります。




 
就職で宮城に戻ったばかりの頃、職場の先輩と釣りに行くことになり、その前日。。。。



 「先輩、弁当はどうします?」

 「やきめしでもあれば、いいんでねぇ。」


 「えっ、炒飯ですかぁ?」

 
「ちがうてば!やぎめすだ、や・ぎ・め・す!!」

 
「はあぁ。。。。 ?(゚_。)?(。_゚)? 」





 そのやきめしに冷たいお茶があれば、この上なし。これぞ美味究真。^^ 
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 おかずは青葉せせらぎです。こうやって小一時間も過ごせば、心も癒され、頭がリフレッシュします。また、キリッとして沿岸部へ戻れるのです。




 川のせせらぎを眺め、聞き入っているうちに、無性に釣りがしたくなってきました。ここ十数年、海釣りばかりに傾倒していましたが、それ以前は渓流釣りに相当のめり込んでいました。もちろん、この大川にも月一度は通っていた時期もありました。震災以来、しばらく、海釣りは自粛しようと思っていたところだったので、それに替わって、かつての渓流釣りをまた復活してみようかと思い始めています。こちらでの生活にも何か気分転換は必要ですからね。今度、帰ったら震災でゴチャゴチャになった物置をひっくり返して、昔の愛竿を探してみましょう。^^




2011/06/18(土) 05:00 | trackback(0) | comment(6)

夏は冷たい肉そば

カテゴリー: 料理:麺類

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 梅雨入り前でも晴れた日には真夏のように暑くなることがありますね。こんな時には山形県の肉そばが無性に食べたくなります。山形県以外で肉そばと言いますと、豚肉を甘辛く煮たものが具として乗っている温かいお蕎麦ですが、山形県河北町発祥の肉そば鶏肉を使い、冷たい蕎麦がスタンダード。ただ戦前は馬肉だったそうな。



 単身赴任先の住まいはワンルームで形だけの調理スペースはありますが、周辺の状況を考えますと、本格的に料理を楽しむ気にもなれず、やや欲求不満気味でした。そこで、週末、帰った時ぐらいは好きな物を作って憂さ晴らします。





 山形でも肉そばはお店ごとに個性がありますが、西川町のまるきやさんをイメージして作ります。まずは、鶏もも肉を味醂、日本酒、醤油を水で薄めた煮汁で炊いていきます。
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 今日は鶏キンカン(卵巣内の卵黄)が手に入ったので、これも一緒に具にします。生姜を効かせて、青葱などと身が締まるまで煮含めます。まるきやさんでは噛み締めるほどに味の出る老鶏を使っているようですが、ちょっと手に入らないのでよく煮染めて硬くします。


 

 小一時間、煮染めましたら、そのまま室温まで冷まします。
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 晩酌用に味のよく染みた鶏キンカンをいくつか取って置きます。^^


 

 


 冷めましたら、煮汁と具を取り分けます。ここがポイント。
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この煮汁はいわゆるかえし代わりに使うのですが、完全に冷めますとが白く鶏肉にまとわり付きます。そこで、煮汁鶏肉を別々に冷蔵庫で冷やします。鶏肉も冷やした方が薄く切りやすくなりますし。


 


 冷蔵庫で冷やした煮汁はすっかりゼリー状になり、上にはが白く固まります。
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 ここで、表面の固まったを取り去ります。冷たい蕎麦の汁に白いが浮いているのはあまり気持ちの良いものではありません。冷やしラーメンでもそうですが、動物性の脂対策が美味しく作る鍵になります。


 
 



 ゼリー状になった煮汁に通常より薄めに調製したそばつゆをブレンドします。そばつゆは市販の物でも結構ですが、ダシ汁で割った方が数段美味しくなります。
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ダシを取る場合は鰹節の香りがあまり強くならないようにします。鶏の味わいを阻害しますので。味は少し濃い目になるようにブレンドします。最後に取り残した脂をキッチンペーパーで吸い取ります。

 


 

 蕎麦は喉越しの良い色白細打ちではなく、いわゆる田舎そばが正統です。 
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 蕎麦を打っている時間がないので、市販の田舎そばを使います。更科も大好きですが、このような噛み締めて食べる田舎も蕎麦の味を満喫出来るのでよく頂きます。 

 


 
 茹でて冷水で絞めた蕎麦を冷やしたそばつゆに入れ、具材を乗せます。 
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 さらし葱はたっぷり乗せましょう。ナメコも乗せてちょっと豪華な肉そばとなりました。鶏キンカンが入りますと冷やし鶏モツ蕎麦のようにも見えます。これには山葵ではなく、七味唐辛子がよく合います。今日はちょろりさんから頂いた香り豊かな生七味を使っています。


 


 日差しが照りつけていますが、ウッドデッキ木陰で頂きましょう。副菜はオクラとシメジと豆モヤシの芥子ぽん酢和えです。 
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 やはり、夏は冷たい肉そば冷やしラーメンだなぁ。山形県民は酷暑の中でも美味い料理をよく知っています。肉そばをじっくり味わって、命の洗濯が出来ました。現地では平日に毎朝、ミーティングがあります。朝5時の出発もつらいので、晩酌用の鶏キンカンの煮付けを持って、いそいそと三陸沿岸の住まいに戻ります。



 ところで、本当に暑くてどうしようもない時に食べたくなる麺類って、一体何でしょう。素麺冷麦も涼しげで佳いですね。人それぞれの嗜好も異なりますので一概には決められませんが、日本でも記録的な暑さを打ち出します山形盆地では、この記事のような冷たい蕎麦冷やしラーメンを生み出しています。気温の高い東南アジアから中近東にかけては酸味辛みを際立たせた料理も見受けますが、日本の風土ではそのような耐暑料理は発達しませんでした。私は仙台生まれですが、酷暑凌ぎには甘酸っぱい冷やし中華(仙台発祥)より断然、キリッとした山形の冷やしラーメン派なんです。 ゴメンナサイ ^^

2011/06/15(水) 05:00 | trackback(0) | comment(10)
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