鶴が丘の住宅地に面白い蕎麦屋さんがあることをずいぶん前から知っていたのですが、なかなか行く機会に恵まれませんでした。珍しく暖かい休日、久々に冷たい蕎麦が恋しくなってきましたので、早速、行ってきました。
そのお店はSoba Dining 蕎花さんと申しまして、フレンチも修業された若い職人さんが蕎麦を打ってます。
運転免許センターより鶴が丘の方へ左折してヨシケイさんの事業場が見えましたらほどなく左手に黄色い建物が見えてきます。
席に着きますと、まず、そば茶と揚げ蕎麦が出されます。
この揚げ蕎麦、塩加減も絶妙でこれで一杯やりたい衝動に駆られます。^^ 店内は蕎麦屋というより、ちょっとカジュアルなレストランかな。
おや、箸袋を提供してくれています。箸のお持ち帰りを促しているのでしょうか。
箸も上質の竹箸で、確かに1回で使い捨てるのは勿体ないですね。これは是非広げたい習慣ですね。
こちらのお店、当然ながら蕎麦屋さんなので、蕎麦の単品もあるのですが、選択式でフレンチの前菜やデザートを付けることができます。ただ、説明書きが難解で、プラスいくらで何が付きますとは書いてありません。とりあえず、基本のせいろにコース1というのが付いて1600円位だったので、お願いしてみます。
ありゃ~、これは想定外の手の込みよう。懐石料理かとも思える手の込んだ前菜です。
保存性のあるものばかりとは言え、よくぞ、並べてくれたものです。これは女子ならイチコロじゃないですか?
一気に説明され、メモ取る隙も与えてくれませんでした。^^ 怪しげな記憶を辿ると・・・・
◆写真1枚目:左上より時計回りで鴨のハムとテリーヌ風、チーズ豆腐に染め蓮根、蟹のサラダにメルバトースト
◆写真2枚目:上が牛肉のタタキ風、下がシーフード(北米ホッキ、ヤリイカ、エビ、アサリ)のマリネ(アサリの貝殻の下にはマッシュポテト)
◆写真3枚目:左上より時計回りでキッシュに焼きお新香、サーモンのゼリー寄せ小蕪のグリル、鶏の生ハム風マスタードマヨ。。。かな? いずれにしましても、よくぞ、揃えたりですね。
肝心のお蕎麦の到着です。
せいろと雖も焼き物で供されました。せいろという蕎麦用語も今では簀子が敷いてあれば良しなんですね。
蕎麦は粗挽きらしく透明感があります。ホシもちらほらあって、噛み心地が良さそうな気配。
フレンチもやりながら蕎麦もというと、中途半端になりそうですが、なかなか気合が入っているようです。
期待通り佳い噛み心地と喉越しの蕎麦です。
願わくば、つゆがもう少し濃いとちょいと浸けて口の中でちょうど良いのでしょうね。
添えられた浸し豆、、、というより煮豆かな。
これも良い箸休めになりました。
〆にはもちろん蕎麦湯でしょう。
みちのくの春はまだ遠い、冷えたお腹を温めます。ダシが利いたつゆは割っても美味しい。
え~っ、デザートもこんなに付くの!!
これは、ますます、女子にはパラダイスでしょうね。コーヒーも入れ立てで香り豊か。
デザートは全部で5種類です。これもかなり驚きですね。アートも適度で好感が持てます。
左上から時計回りでヨーグルトのアイスクリーム、抹茶のロールケーキ、蕎麦粉入りチーズケーキ、クラッシックショコラ、クレームブリュレ、、、だったと思います。特にブリュレの出来が秀逸でしたね。中には粒餡が忍ばせてありました。憎いよねぇ。^^
さて、フレンチと蕎麦の組合せ。。。賛否が分かれるところでしょうね。蕎麦は出来る前に焼き味噌と板わさで冷酒をキリっとやってザルをささっと手繰って決めるものという江戸っ子には邪道でしょう。でも、休日のランチタイムに軽くフレンチと蕎麦なんてのも今の日本ではありなんでしょうね。日本人は炭水化物で腹を満たさないと落ち着きが悪いし、チマチマとした前菜も大好きだし、食後にはデザートやコーヒーも欲しいなんて欲望を満たしてくれるのがこちらのお店かも知れません。まずは、食べてみてから、皆様のご判断を。^^
Soba Dining 蕎花 http://iki-miyagi.jp/soba/shop/kyouka.php
・所在地 :仙台市泉区鶴が丘1-37-3
・電 話 :022-773-7371
・営業時間 :11:30-15:00/17:30-20:30
・定休日 :水曜日(祝日営業)
・駐車場 :あり