春の恵み、メカブが出回るようになってきました。メカブは走りが柔らかくて美味しいですね。茶筒のように発達したメカブは厚みが出ますが硬くなり、口当たりが悪くなります。夫婦別居生活も10日ほど経ちましたが、単身赴任の経験もありますので、何とかやってます。ただ、妻の薄味で野菜主体の惣菜が呑兵衛の体をかろうじて維持させていたのですが、このところ、好きな物だけを食べているような気がするなぁ・・・・。今日は、海の野菜と言うことで美味しく行ってみましょう。。。栄養は全然違うか。^^
ご承知のようにメカブはワカメの茎の根本に発達する繁殖器官です。ここから遊走子が放出されるのです。
ワカメの茎も食べることが出来ますが、根本は硬いので捨てています。茎から包丁でメカブを切り離します。
メカブは粘液を分泌しますのでそのまま切るのは危険です。
そこで、水道水でよく洗ったら、半日ほど風通しのよい所で陰干しして下さい。こうしますと、滑りもなくなり、千切りも楽に出来ます。
今日は頑張って3品作りますので、切り方も千切りに加え小口切りにもしておきます。
量が多い場合は、この状態で袋に入れて冷凍します。解凍せず、そのまま加熱すればすぐに食べられます。
千切りは熱湯をかけて熱を通します。見る見る春らしい緑に変化します。
これに醤油やポン酢をかければ、1品出来上がりです。
一方、小口切りにしたメカブは炒飯の具にしてみます。
今日はキムチを入れた韓国風味の炒飯になります。味付けは塩とナンプラーです。卵は事前に柔らかめのスクランブルにしておきます。
メカブとキムチを胡麻油で炒めていきます。
炒め始めるとすぐにメカブの粘りで鍋にくっつき始めますが、手早く炒めて全部を万遍なく緑色にしましょう。
続いて、温かいご飯と事前に作っておいたスクランブルエッグを炒め合わせます。
お冷やご飯は必ずチンして温めておきます。お冷やご飯はほぐれにくく、こねくると粘りが出る原因になります。ご飯に具が混ざったら、塩とナンプラーで調味して、黒胡椒を振りかけます。
はい、メカブキムチ炒飯の完成です。
胡麻油とキムチの香りが食欲をそそります。メカブの食感と粘りで個性的な炒飯となりました。
メカブとナメコを入れたとろりんスープです。
顆粒の鶏ダシと鶏の挽き肉でスープを取っています。これにかき玉でも加えれば色も綺麗なのですが、昼の弁当に煮卵を入れましたので我慢我慢。^^
シンプルに千切りメカブのポン酢がけです。
おろし生姜と醤油もよいのですが、味のバランスを考えてポン酢にしました。これはご飯によく合います。
この先いつまで続くかわからない一人ご飯。それでも、手を抜かないでちゃんと3食(1食は弁当)作って食べてます。この日は珍しく夜にご飯を食べましたが、普段は惣菜を作って呑んでます。心配なのは味付けが自分好みで少し濃い目なこと。薄味にしなければと思いつつも味見をすると反射的に自分の好みにしてしまいます。そのせいか、血圧が少し高めに経過しています。一人で健康を管理していくというのは大変なことなのですね。^^