仙台銀座おやどでプチ青森(中央@仙台)
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
東北新幹線青森開通記念美味探索ツアーまであと一週間となりました。 少しでも青森の情報を得ようと青森ご出身の女将さんがやっているお店で青森とゆかりの深いお方にお付き合い願い、呑みながらも情報収集に努めました。そのお店は仙台銀座のおやどさんです。おやどと言っても宿ではありませんよ。
仙台銀座は仙台駅間近のビルの谷間に残された呑兵衛のサンクチュアリです。^^
どういう時代になってもこのような昔ながらのエリアは温存したいですよね。何でも近代的なビル街にしたら、日本や仙台の特色がなくなってしまいますよ。
さて、おやどさんの献立ですが、津軽の郷土料理はこちらのように7品。
定番の貝焼き味噌や切り込みや飯寿司もありますね。これは楽しみです。メニューには帆立貝味噌焼きとなってますが、これでは味噌を付けながら焼いたホタテのように思われますが、青森名物の卵味噌の一種です。
お通しも青森の郷土料理、生姜味噌おでんです。
これの歴史は意外と浅く、戦後からと言われています。青函連絡船を待つ人に温まってもらうため、温を上げる効果のある生姜がたっぷり入れた味噌でおでんを食べさせたのが始まりと言われています。
こちらはホッケの飯寿司です。ニシンが切れていてホッケとなりました。まずはじょっぱりで始めます。
あら、これは干物のように硬いですね。塩乾品のホッケを麹に漬けたのでしょうか。でも、噛むほどに深い味わいが染み出てきますね。
続きまして、身欠き鰊とキュウリの相盛りです。
キュウリは季節外れですが、この身欠き鰊の口直しにはぴったり。身欠き鰊もこのようにそのまま切ってつまみになるのですね。スルメのように噛み締めながらお酒と合わせます。
それでは、少し温かい物も。青森の郷土料理でも人気ベスト3に入るホタテ貝焼き味噌です。
味噌味の汁でホタテを炊き、そこへ溶いた卵を流します。親子丼のようにそのまま固めるのではなく、よく撹拌して、ふんわりとした感じに仕上げます。これ、ご飯にかけたら絶対美味い、間違いない。
これは赤蕪と菊芋の漬物。
青森から送ってもらっているそうで、菊芋のパリパリとした食感が爽やかでした。
じゃ~ん、なぜか突然ワインです。^^
実は女将さんは大のワイン好き。ワインの目利きも確かです。これはシチリアのCORVOのロッソ、大衆的な価格ですが、酸味、渋味、甘味も良くこなれて佳いワインです。
ワインのあてはこれです。味噌味のピッツァ。
これが実に生地に合うのです。味噌はチーズとも合いますので、上手い具合に取り持ってくれています。
青森遠征の準備として、仙台で青森の郷土料理を頂ける居酒屋さんを探していてこちらのお店を探し出しました。バンド活動をしている物静かなご主人とやり手の女将さんが良いコンビでした。付き合い頂いたお連れ様からも、女将さんからも青森の貴重な情報を頂きました。20時頃にはお客さんも増えて席も埋まりました。青森ご出身の方々でしょうか。みなさま、楽しそうに呑まれていましたよ。
津軽の休み処おやど
・所在地 :仙台市青葉区中央3-9-18 蕉風ビル2F
・電 話 :022-263-3750
・営業時間 :17:30~23:30
・定休日 :日曜日
・駐車場 :なし ← ランキングに登録中です。クリックでご声援お願い致します。