お節料理2011【ちょろぎの漬け方】
カテゴリー: 料理:野菜・果物
明けましておめでとうございます。
本年もご閲覧よろしくお願い致します。m(..)m
みなさまにとって佳い年になりますように。
2011 元旦
今年の初日の出はすっかり寝坊してしまい拝めませんでした。^^
ここ数年、パックの鏡餅が我が家の定番です。でも、トップの柚子だけは庭の生を使っています。
さて、今年の正月は私と老犬だけで慎ましく過ごす予定でしたが、息子が帰って来ることになり、急ピッチでおせち料理を調えました。
我が家は重詰めではなく、食べる分を皿に盛る方式です。
一の重に相当する縁起物は数の子や田作り、叩き牛蒡の胡麻和えやイクラ醤油漬け等々。
昆布巻きは市販の鮭を巻いたものです。
これご存知ですか。正月くらいしか登場しないちょろぎです。今では知らない人の方が多いかも知れません。
梅酢漬けと味噌漬けです。今年はこれも手作りしました。ちょろぎはシソ科の植物で地下茎の所々が膨れ、このような球根のようになります。
我らが釣りの御大将セブン爺さんが育てたちょろぎです。12月初頭に掘り起こして下さいました。
結構前処理が大変でくびれの中に入った泥を何回も洗って取り出します。
漬ける前のちょろぎはこんな感じなんですね。
風の谷のナウシカに出てくるオウム(王蟲)かミシュランのマスコット、ビバンダム君を連想してしまいますね。^^
本漬けの前に塩で下漬け増します。1週間後、水に浸けて塩抜きします。
これによりアクや雑味が抜けるそうです。
梅干しを漬けた時の梅酢と酒で溶いた味噌に漬け込みました。
ちょろぎの味噌漬けは初めての試み。セブンがきっと美味しいだろうなと楽しみにしていました。これは確かに美味い。酒の肴にも良さそうです。
祝い肴も塗皿に盛り付けます。
毎年、大体同じですが、左上から下に山口県の釣り仲間WOKさんより頂きました紅白蒲鉾、帆立の松笠焼き、紅白膾、中央は手作りの伊達巻き、浸し豆、蕪寿司(聖護院蕪と秋鮭)、右上よりペッパーシンケン、鶏の松風焼き、エビチリです。
子供の頃より、これがなくては正月の雰囲気が出ない松前漬けとちょっと手を抜いた田舎風煮しめです。
子供の頃は年末の夜にハサミで昆布やスルメを切らされました。今は千切りの物が市販されていますので便利です。煮染めは妻の役目なんですが、介護のため里帰り中なので、いつもと味が違います。時間もなく、別々に煮るところを割愛して一緒くたに煮てますので味も微妙ですね。^^
せっかく帰ってきた息子に我が家伝来の仙台風雑煮を用意しました。
大根と人参の千切りを茹でてから凍らせたお引き菜が必ず入ります。里芋、凍み豆腐、ずいきも具として入り、芹、蒲鉾、柚子などが上に盛られます。そして、ダシですが・・・・、
もちろん、松島湾の焼きハゼですが、頭だけなんです。正月早々、ちょっと縁起悪いですね。^^
これは、秋に釣ったハゼの身や中落ちは天ぷらや骨煎餅で堪能し、頭だけをオーブンでじっくり焼いて冷凍保存しておいたのです。これでも十分、美味しいだしが取れます。
息子と二人きりの正月となりましたが、帰ってきてくれたお蔭で正月らしい朝を迎えました。
おそらく私一人なら、雑煮と他に2・3品で済ませていたことでしょう。
多少、風はありますが、穏やかな元日となっています。今年一年、穏やかな年になるでしょうか。国際・国内情勢、地球環境とも変動期に入っており、予測のつかないことも起きそうな予感がします。寅年なら然もありなんですが、兎年では脱兎のごとく逃げるが勝ちなんでしょうかねぇ。逃げるより当たって砕けろを選択するまだまだ若造です。今年、無事に乗り切ることが出来るでしょうか。^^ みなさまにおかれましては穏やかでつつがない年となりますよう心よりお祈り申しあげます。 ← ランキングに登録中です。クリックでご声援お願い致します。