メカジキのトマトソース焼き
カテゴリー: 料理:買い魚
妻もだんだん普通食が摂れるようになってきましたので、少し元気の出る料理を作りたいと思い、仕事帰りのスーパーを物色しました。すると、メカジキの端切れが格安で売ってましたので、さっそく買い求め、翌日、トマトソースで焼いてみることにしました。そしたら、なんということでしょう。二人で食べ切れないくらいのご馳走がワンコイン以下で出来ちゃいました。^^
メカジキは血合や皮目などの端切れなのですが、こんなに沢山でたったの200円でした。
メカジキの皮はサンドペーパーのようにザラつきますので、こそげ取るように剥いでおきます。その他の材料はトマトの水煮缶と玉葱、ニンニク、パン粉、パルメザンチーズ、オリーブオイルなどです。
メカジキは二口大位に切り分け、塩とおろしニンニクを塗しておきます。
端切れですから、薄っぺらい身が多いですが、これを美味しい一品に仕上げるのが楽しみなのです。
さて、基本のトマトソースを作りましょう。ニンニクと玉葱の微塵切りを炒め、透明になったらホールのトマト水煮缶とローレルを加えます。
あとは焦がさないように時々底を掻きながら煮詰めていきます。ドロリとした濃度が出てくれば出来上がりです。塩胡椒で味を整えておきます。このトマトソースがイタリア料理では基本のトマトソースになり、パスタやオーブン焼きなどに広く活躍します。
下味の付いたメカジキは、小麦粉を塗し、油を敷いたフライパンで表面に焦げ目を付けます。
グラタン皿にトマトソースを敷き、メカジキを並べて、その上にもトマトソースをかけます。
表面にパン粉とパルメザンチーズ、パセリの微塵切りを振りかけてオーブンで焼きます。
大体200℃で20分くらい。表面にほんのり焦げ色が付けば十分です。
こんな感じで出来上がりです。
トマトソースがグツグツ沸き立っています。熱々を食卓で頂きましょう。
久々に落ち着いた夕食です。ワインは私だけですが、妻は元々呑めませんので、気兼ねなしに頂きます。^^
これにサラダやスープを付ければ、夫婦二人のクリスマスにも十分ですね。
それにしても200円のメカジキの端切れが豪華なトマトソース焼きになるのですから料理は楽しいですよね。
トマトソース焼きはカジキ類に限らず、サンマやイワシなどの青魚でも美味しいですよ。ボリュームを出す時は茹でたジャガイモや炒めた玉葱で底上げします。食欲旺盛な子供たちがいた頃はチキンのトマトソース焼きという名のポテトグラタンチキンのっけでしたよ。^^
金曜日の夜のスーパーでは、鮮魚類は翌日の商品入れ替えのために、何としても売り尽くすようです。中には半値以下で売られている商品もよくあります。庶民にとってこれは出漁の潮時です。安けりゃ何でも良いってわけじゃありませんが、ちゃんと目利きが出来れば、週末のご馳走ネタが破格のお値段で仕入れることができますよ。今回ご紹介しましたように、端切れやアラはお宝ですね。煮付けたり、鍋や汁物にしたり工夫次第でご馳走に変わります。さぁ、フライディズナイトスーパーに出漁しましょう。^^