【岩手県一関市】世嬉の一で餅御膳
カテゴリー: 外食:その他
餅大好き人間の妻が一関に餅街道があるから行きたいと言い出しました。餅なら宮城でもあるだろうと思ったのですが、調べてみますと一関の蔵元であるあの世嬉の一さんでも食べられるではありませんか。これはしめしめ、餅よりもひやおろしや地ビールを買って帰れるぞと速攻で出発しました。^^
世嬉の一さんは酒蔵や倉庫を博物館やレストランに改装し、まるでテーマパークのようです。
大正時代の建物とのことですが、どれも綺麗に改装してあって、まるで新築したようです。正面の蔵は酒の民族文化博物館となってます。http://www.sekinoichi.co.jp/kuramoto/
コンパクトな庭園には酒の仕込水がこんこんと湧き出しています。
これは甘露甘露。。。。ペットボトルに入れて持って帰りたいです。^^
さて、目的の餅ですが、こちらにも餅街道ののぼり旗が立ってました。なんともほのぼのとしたキャラクターですね。
蔵元レストランせきのいちは、かつて酒米を蒸していた建物だそうです。
中に入ってビックリ、どこの部屋も団体様用の配膳がなされてます。一般客には入り口近くの数テーブルが用意されているだけです。
開店と同時に飛び込みましたので、何とか座れましたが、12時過ぎたら空いてなかったかも知れません。それに団体客が来店すれば、店内は戦闘モードになるはずです。
メニュー眺めもそこそこにお目当ての餅膳と私ははっと膳を注文しました(メニューはクリックで拡大します)。
団体客が入ってくる前に作ってもらわないと、いつ食べられるか不安でしたので迷っている暇はありません。^^
こちらが細君の頼んだ餅膳1300円。見た目はなかなかよさげです。
4種類の和え餅と雑煮が付きました。それに小鉢やデザートも付いています。
副菜には茄子の味噌炒め煮やキュウリとアカモクの酢の物です。
これに野菜の煮物とデザート代わりのヨーグルトが
メインのお餅は手前から時計回りで大根おろし、あんこ、ずんだ、くるみです。
中央の小升には口直し用に甘酢の大根おろしが添えてあります。
雑煮は鶏のダシで胸肉とシメジが入っています。あっさりした上品な雑煮です。
一口頂きましたが、餅が妙に柔らかい。ダシ汁に浸け過ぎたのかと思ったのですが、細君に聞くと和え餅も啜れるくらい柔らかいのだそうです。こちらの地域ではこのような柔らかい餅が好まれるのでしょうか。それとも、大多数の人数をこなす関係上、硬くなりにくい餅を使っているのでしょうか。もっちりタイプの餅が好みの細君はちょっと不満げです。
こちらは私のはっと膳1200円。餅膳よりちょっと豪華に見えますが、こっちが褻(ケ)の食事で、餅が晴れの食ですね。
これに後から小鍋立てのはっとがやってきます。
副菜は餅膳と大体同じですが、野菜の煮物には凍み豆腐が入り、大根の鶏そぼろ餡と野菜の浅漬けも付きます。それにキノコの炊き込みご飯も付きました。
茄子の味噌炒め煮や酢の物、デザートのヨーグルトは共通です。
メインディッシュかと思える味噌漬け鶏もも肉の炙りです。
これは肉汁も残っており、焼き加減も上手でした。
いわゆる宴会鍋形式のはっと鍋です。
卓上で固形アルコールに点火します。焼き物のカップに活けてあるのは韮の花です。
こちらも雑煮と同じようにあっさりした鶏のダシです。
亀甲形に形成されたはっとは残念ながら直前に生の生地を茹でた物ではなく、茹で上げて保存された物のようです。はっと特有のコシは残念ながら感じられません。
う~ん、餅街道に惹かれて折角やってきたのですが、団体客をこなす食堂では突き立ての餅や茹で立てのはっとを 期待するのは無理なのかも知れません。餅街道加盟店の中には餅専門で朝、突いた餅を食べさせてくれるお店もあるのかも知れません。細君にはがっかりさせてしまいましたので、もう少し事前情報を精査して再度、一関を訪ねて見ましょう。
え~申し訳ないのですが、私はしっかりと目的の物を仕入れました。
世嬉の一酒造さんの製品が色々販売されていましたが、期待していたひやおろしはありませんでした。まさかと思い、店員さんに伺ったのですが、存在はするらしいのですが、こちらの販売店にはないとのこと。でも、生酒と地ビールをちゃっかりキープしました。^^ 帰って呑むのが楽しみです。
( 続 く )
世嬉の一酒造http://www.sekinoichi.co.jp/
・所 在 地:岩手県一関市田村町5-42
・電 話:0191-21-1144
・営業時間:レストラン11:00~14:00/17:00~21:00( 土日祝11:00~21:00 )
・定休日:無休
・駐車場:あり