初ハゼの天ぷらを頂きました。
カテゴリー: 料理:釣り魚
まだ、暑さが絶好調の週末に帰省中の娘が突然ハゼ釣りに行きたいと言い出しました。釣り好きの私もさすがにこの暑さでは熱中症になるのでは、としばらく行っておりませんでした。まあ、娘と一緒なら、いざという時は救急車を呼んでもらえるだろうと安心して出かけました。でも暑いですねぇ、風があるうちは良いのですが、止むとむわっと熱気に包まれます。早いところ、天ぷら用のハゼを釣って帰りましょう。
第一投目からマハゼが釣れ、第二投目でマゴチも掛かり順調な滑り出しです。その後も飽きない程度にハゼが揚がります。
最後におまけのイシガレイを娘が釣って納竿です。実釣2時間半、日差しもきつくなってきましたので、早々に退散しましょう。
ハゼ釣りに行ったのですが、今日は嬉しい外道に恵まれました。
まずまずの型のマゴチとイシガレイ。今日はハゼの天ぷらと決めていたので、これらも揚げ物にしてみます。
お目当てのハゼは全長16~18cm、まだ少し小ぶりですね。天ぷらには20cmはあって欲しいところです。
でも、この時期にこのサイズのマハゼが釣れるのは松島湾の魅力です。関東以西ですとほとんどが1年で成熟して寿命を全うします。こちらでは水温の低さから成長が遅れ、満2年で成熟するのでこの時期に型の良い越年魚が釣れるのです。
それぞれの魚を揚げ物ネタに捌いていきます。
ハゼは背開き、コチは三枚に下します。イシガレイは五枚に下して、尾頭付きの中落ちも串を打ってうねり揚げにします。
まずは、イシガレイの空揚げ黒胡椒風味姿盛りです。イシガレイの身はキリッと締まって筋肉を感じます。
うねって揚げたイシガレイの尾頭付き中落ちを器にして、4枚のフィレーの空揚げを盛り付けました。カレイの身には塩とピリッとするくらいの粗挽き黒胡椒で味と香りを付けてあります。黒胡椒の香りが暑い時でも食欲を湧かせます。
こちらはマゴチの天ぷら。アナゴのように細長く切ってます。
マゴチは外見に似合わず、柔らかい身。獰猛だけど、どちらかというと待ち伏せ型の捕食なので、身が締まらないのかも知れません。イシガレイはカレイ類の中では距離を泳ぎ、活発に餌に飛び掛かる方なので筋肉質なのかも。
本日のメインはマハゼの天ぷらです。まだ小ぶりなので、精進揚げに埋もれてしまいます。
衣に包まれたマハゼの真っ白な身は口の中でほろほろと崩れ、溶けながら喉を通過します。キスでは味わえない食感ですね。私は専ら天ぷらをレモン醤油か山椒塩で頂きます。95%酒の肴なので。^^
もちろんアラも大切に使います。一度湯通しして粘液をそっと洗い流してから、野菜の端切れと煮込みます。
3人分でコチュジャンを大匙1杯と醤油少々で味を調えます。
韓国で覚えてきたアラ汁、メウンタンです。真っ赤ですが、辛さはほどほどです。
ニンニクは使わず、季節のミョウガと大葉の香りで頂いてみます。
さて、食卓に運んで初ハゼの天ぷらを頂きましょう。
手前の片口中鉢はジャンボキュウリのスライスを塩揉みしたものです。腕や顔も真っ赤です。暑かった海を思い出しながら初ハゼを味わいます。
暑い一日でしたが、娘といっしょに釣ってきた初ハゼ。マゴチやイシガレイのおまけもついてけっこう豪勢な夕餉となりました。自分達で釣った魚をこうして家族で食べられるのは幸せです。毎年、ハゼ天を食べる頃はゆく夏を惜しみつつという雰囲気なのですが、まだまだ盛夏真っ只中という暑さですね。これからハゼももっと大きくなります。柔らかい竿で釣り上げると釣趣満点です。さあ、また今年も松島湾洋上ハゼ天オフ会を盛大に開催しましょうね。 ← ランキングに登録中です。クリックでご声援お願い致します。