桂苑でびっくり仰天(二日町@仙台)
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
こちらは北四番丁近くの奥州街道(県道22号)に面した酒彩蕎麦 桂苑(かつらえん)さんです。以前は麺Dining 桂苑という店名で玄蕎麦やえごまラーメンを前面に出したお店だったのですが、女性向きのランチとお酒のお店に変身していました。以前の麺Dining 桂苑の記事はこちらです。この桂苑さん、山形県南陽市の出身とのことで、山形の食材がよく使われます。宮城県内にも3軒ほどありますね。
さて、本日はブログおとしぶみのanegoさんとこちらで呑みながらの打ち合わせです。彼女は仕事と家事を精力的にこなす魅力的な女性です。それだけではなく、重い病児を抱えた家族やその兄弟姉妹を支援するボランティア活動もなされていて、女神のような方でもあるのです。今回は、その活動に共感し、ほんの一部をお手伝いすることになりました。私としては庄内で生まれ育った彼女から庄内の食文化について、じっくり取材できる絶好のチャンスでもあります。いつものオフ会では酔いともにメンバー入り交じって、ゆっくりお話をすることもままなりませんので。
いつもランチしか利用したことのない桂苑さんですが、本日は夜の部です。
anegoさんも夜の部を楽しみにしていたそうで、期待が高まります。奥に座敷もありました。さっそく上がり込みます。
まずは、火照った体を生ビールで潤します。
最初の一杯はクーポン券でサービスになりますのでお忘れなく。そして、おもむろにメニューを眺めて楽しみます。
どうやら、セットメニューがちょっとお得そうです。蕎麦や芋煮が組み合わされた3種類のセットがありますが、初回なので基本の晩酌セット1300円で様子見です(メニューはクリックで拡大します)。
つまみも二人で計四品を選ぶことができ、下の画像のように大体一品380~480円、これにつきだしと飲み物1杯が付きますので、確かにお得です。どのみち、これでは酒が足りませんので、地酒を別に発注することになるでしょう。
突き出しは山形らしく、ゲソ天でした。
山形では蕎麦や麦切りだけじゃなく、ラーメンにも付いてくることがありますね。大量のゲソが山形で消費されるのですが、胴の部分は一体どこで消費されるのでしょう。ゲソほど見かけないような気がするのですが。
おつまみ一品目はクリームチーズの山葵和えを選択。
これ当たりでしたね。コクのあるチーズに山葵のピリッが実に良いアクセントになっています。見栄えが淋しくなりますが削り節がない方が味が鮮明になるように思えます。
おつまみ二品目にはニシンの棒煮、いわゆる甘露煮ですね。
京都のニシン蕎麦にはこれが乗ります。こっくり甘辛に炊かれた身欠きニシンは古くから山間、内陸部のご馳走だったのでしょう。
各自好きなお酒を発注していきます。一合が片口の焼き物で供されます。
升にグラスで波々というのも好きですが、こちらの方が呑むペースが少し遅くなって有り難いです。^^
さて、テーブルの隅に、こんな物を発見。どう見てもささらですよね。
普通、ささらは魚の背骨沿いの血合(腎臓)を掻き出したり、釜の焦げ付きを掻き取る時に使いますが、これはかなり小型です。ランチタイムに活躍するらしく、二日前にこちらでランチしたanegoさんはわかっているようです。しかし、クイズの出題者に成りきって、なかなか正解を教えてくれません。
たぶん、蕎麦の山葵を摺り下ろした際、おろし金に残った物を払い出すために使うのだろうと答えたのですが、近いけど、Boooo・・・・だそうです。結局、この日は教えてもらえませんでした。正解はanegoさんのブログでどうぞ。^^
続いて、三・四品目のつまみは、だし巻き卵とえごま餃子です。えごまシリーズは桂苑さんの目玉商品です。
ボリューミーなつまみを選んでます。^^ お腹も空きますので、このようなつまみがセットで選択できるのは嬉しいですね。
ボランティア関係の話も済んで、食べ物談義、さらにはブログを通じて知り合った仲間の話題へと途切れることなく続きます。そして、ユケチュウさんの話題となったまさにその時・・・・・・
なんと、目の前の通路をユケチュウさんご本人が通り過ぎようとしているではありませんか。これには、二人ともど肝を抜かれました。私は酔いが回って生き霊を見ているのかとも思ってしまいましたよ。^^
ユケチュウさん 「なーーぜぇー、どうしてここにぃーーー???」
anegoさん 「背筋がゾクッとしたわよぉ~!!」
サエモン 「この確率は極めて低い (((( ;゚Д゚))) ガクガクブルブル」
ユケチュウさんも以前より桂苑さんの夜の部が気になっていたそうで、今晩は仕事帰りに一人で一杯やっていたところだったそうです。まずまず、いつもの呑み仲間です。座敷に席を移してもらって、いつものように盃を交わし、食べ物や酒の話でさらに盛り上がります。食べ物に真摯に向き合っていらっしゃる方々と食べ物談義をするのは無上の喜びです。美味い不味いよりその成り立ちや作り方に関心が集まります。
こうして、お二人を前に酔った頭で愚考しますと、anegoさんは大柄な小林聡美の雰囲気で、はつらつとした明るい太陽の女神。一方、ユケチュウさんは小柄なワンピースのニコ・ロビン、理性的で躾もきちんとされていて、物静かな月の女神に見えてきます。この巡り合わせは、宇宙の神秘的な力が働いたに違いないと酔いに任せて妄想を始めています。^^ このお二人、片や執筆業、片や人の命を救うお仕事をされており、ともに溢れる教養をお持ちなのですが、それを前面に出さず、さりげなく会話のスパイスに使われる品の良さも兼ね備えております。
いつまでも話題が途切れません。お酒も各自、優に3合は超えています。
時間も矢のように過ぎていきました。HNサエモンの謂われと庄内との関係もお話ししてしまったような記憶があります。
さて、此処で出会ったのも何かの因縁あってのこと、このめでたい機会をこれで終わらせてなるものかと、次のお店へと繰り出すのでした。桂苑さんを出た途端、活動的な太陽の女神はすぐに二次会場の探索を開始します。^^
To be continued.(つづく)
酒彩蕎麦 桂苑
所在地:仙台市青葉区木町通2-1-55 第八丸昌興業ビル1F
電 話:022-718-8476
営業時間: 11:00~15:00/17:00~23:00(土、祝日11:00~22:00)
定休日:日曜日
駐車場:なし