うどん餃子ってご存知ですか
カテゴリー: 料理:麺類
いま、一生懸命、野菜(キャベツ、長葱、ニラ等)を刻んでいますが、はたして私は何を作ろうとしているのでしょうか。料理心のある方なら大体、察しがつくと思います。でも、今回はちょっと、違うんです。^^
この材料構成であれば、普通あれですよねぇ。
ちなみに味付けは塩胡椒と胡麻油です。となると、ますます、あれですよね。でも、なんで小麦粉が入るのでしょうか。
あれ、なんでうどんまでが入るのでしょう。ニラも長いし・・・。実はこれは大阪の高槻市で古くから親しまれているうどん餃子という食べ物を作ろうとしているのです。
うどん餃子は通常の餃子餡に小麦粉を加えて、粘りを出し、そこへうどんを短く切ったものを加えてよく混ぜ合わせます。これが原料です。ニラは微塵切りでも良いのですが、後々の見た目を考えて5cm程に切りました。
さて、加熱調理に入る前につけだれを準備しておきます。
通常の餃子に使う辣油入り酢醤油の他に浅葱入りポン酢も用意します。
これは副菜の叩き胡瓜コチュジャンマヨネーズ掛けです。
収穫の始まった菜園の胡瓜を叩いて、マイブームのコチュジャンマヨを合わせます。叩き胡瓜には南蛮酢も良いのですが、今日の料理には味が被ります。
いよいよ、焼いていきますよ。
スプーンですくってホットプレートで焼いていきます。弱火でじっくり焼き上げます。
焼き上がりはこんな感じです。一口サイズのお好みにしか見えへんがな・・・。
そうなんです。うどん餃子とは早い話がうどんと餃子餡が入ったお好み焼きと思っていただければよいでしょう。
これが、通常の餃子ダレでも美味しいのですが、ポン酢とよく合うのです。
辣油入り酢醤油だと口の中で普段の餃子感覚になってしまうのですが、ポン酢だと新鮮な味わいとなります。誰が考えたのか知りませんが、大阪人は掛け値なしに美味いものをよく作り出しますね。この点だけは敬服します。^^
大阪は高槻市の家庭料理、うどん餃子。余った餃子餡の有効利用なのか、お好み焼きのバリエーションとして考え出されたのか、その起源はよくわかりませんが、確かに美味しくて楽しみながら食べられます。簡単そうに見えますが、いくつかのポイントがありました。気付いた点を書き出しておきますね。
(1) 生地は餃子の餡より少し緩めにする(水分補給)。
(2) 粉は粘りが出るまで加える。
(3) うどんは茹でて柔らかくしておく。
(4) ニラは見た目重視なら長く、食べやすさなら細かく。
(5) じっくり弱火で焼き上げる(固まるまで手を付けない)。
(6) 美味しいポン酢を用意する。
お好み風に仕上げるのなら、揚げ玉や紅生姜も良いのですが、ソースで食べたら餃子の個性はなくなりますね。これには、やはりポン酢を推奨いたします。 焼き立てにビールの組み合わせは、最強のタッグだと思います。^^

