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【石巻市鮎川浜】牡鹿半島・・・旬の地物生うに丼

カテゴリー: 外食:丼・オーバーライス

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 仙台
と言いますか、宮城の好きなところは、ビルの建ち並ぶ街中からでも車で30分も走れば、アユやヤマメが釣れる渓流があり、同じく30分も走れば、水平線が見える海岸に立つことができるところです。25歳まで東京の住宅密集地で過ごしたアウトドア指向人間にとってはこのパラダイスのような環境が堪らなく良いのです。自然が豊かだと言うことは、自然の恵みにも溢れていると言うことで、食いしん坊としてもこれまた桃源郷なのです。

 

 まもなく、夏休み、宮城の中でもダイナミックな山と海が同時に楽しめる牡鹿半島へのドライブは如何でしょうか。大自然が残る急峻な山々とコバルトブルーの透き通るが待っていますよ。仙台北部道路や仙台東部道路と三陸自動車道を組み合わせれば、約2時間で牡鹿半島先端の鮎川まで行くことが出来ます。もうすぐ夏休み特集として半島方面のお薦め食堂とともに全3編でご紹介致します。

 







 牡鹿半島には石巻市渡波から石巻湾側を海岸沿いに鮎川まで走る県道2号(石巻鮎川線)と女川町から外海側を走る県道41号(女川牡鹿線)の2本に加え、半島の背骨を通る県道220号(通称コバルトライン;無料)があります。
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 コバルトラインからは石巻湾と金華山が浮かぶ外海側の両方を鳥瞰することができます。山の稜線を走る道路だけに景色も雄大です。半島も先端の方までディープに入りますと、木々も鬱そうとして道路に得体の知れぬ小動物もよく飛び出します。それに夜間は増えすぎた鹿がよく道路の脇まで降りてきて、数頭のグループで餌を啄んでいる光景に必ず遭遇します。

 






 

 牡鹿半島の先端に近い鮎川浜はかつて捕鯨で栄えた町です。おしかホエールランドでは捕鯨の歴史やクジラの生態が学べますよ。 
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 先日、モロッコで開催されたIWC(国際捕鯨委員会)の年次会合では、長年の膠着状態を脱するべく、日本の南極海における調査捕鯨を捕獲頭数を大幅削減して容認する議長提案が出されました。さらに、日本沿岸でのミンククジラの捕獲も年120頭で容認するものでした。

 
 しかし、あまりに斬新な決議事項だけに、反捕鯨国は面食らったようで、議論は次年へ先送りされました。今までの議論にならない機能不全のIWCからすれば、今回は双方妥協の道を提案できたように思えます。少なくとも排他的経済水域内のクジラは自国の貴重な資源として徹底した管理の下に利用できる時代への第一歩を踏み出せたようです。

 

 
 


 


 鮎川を基地として、毎年、沿岸のミンククジラの調査捕鯨が行われています。胃内容物調査から仙台湾におけるミンクの摂餌生態が解明されつつあります。
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 調査後の鯨肉は有効に利用されています。鮎川にはミンククジラの販売店やクジラ料理のお店が軒を並べます。


 



 


 本日は今が旬の生うに丼の美味しいお店をご紹介します。よこやま食堂さんです。
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 もちろん、クジラ料理や麺類も食べることが出来きますよ。駐車はお店の前に市営パーキング(有料)があります。

 




 


 まだ、夏休み前なので休日でも12時前に入ればこんなにゆったりとしています。
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店内はテーブル席と座敷が半々。50席以上はありそうなので、団体でも受け入れられそうですね。まず、予約は必要でしょうけど。
 

 

 

 

 こちら人気商品は生うに丼の他にも、アワビ、ホタテ、イクラなどの海の幸を使った丼物各種です。
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 アナゴの名産地、表浜にも近いのであなご天ぷら定食もありました。


 





 
 あっという間で出てきました生うに丼1500円です。
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 なにせ、半島の回りは全てキタムラサキウニの漁場ですから、当然、地物です。


 

 

 
 
 ワカメの浸し物と茎ワカメのピリ辛漬けです。
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茎ワカメのピリ辛漬けはセルフサービスですが無料です。刺激的な辛さで後を引く美味しさでした。

 

 

 

 

 茎ワカメの甘煮と香の物。味噌汁もワカメです。
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 なんかこうもワカメが続きますと、ワカメ定食のようですね。


  
 
 


 

 今が旬の地元のウニ。ミョウバンを使っていませんので雑味や苦味がありません。甘さが舌でとろけます。
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 キタムラサキウニもお盆を過ぎますと産卵が始まり、白く溶け始めます。ですので、5月から8月中旬が一年で一番美味しいシーズンです。


 



 

 醤油を垂らしながら掻き込みます。なんとも口福な時間が流れます。
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 冷凍の輸入物では絶対に出せない自然な甘さが口いっぱいに広がります。ご飯は酢飯ではなく、普通の白飯ですが、私は生うににはこちらの方が合うと思います。


 





 
 鮎川へは地物の生うにがたっぷり載った丼を食べに行くだけでも価値がありますが、捕鯨や鯨に関する正しい知識を子供達に教えるのにホエールランドは最適です。実際に活躍していた捕鯨船にも乗れますので、大人も楽しめますよ。見学のあとはクジラ料理に舌鼓を打つのもよろしいでしょうし、秋から春でしたらカキ料理も様々登場します。あとから気付いたのですが、よこやま食堂さんのHPには料理1品サービスのクーポンがあります。食事のあとに時間があれば、金華山や網地島に渡るのもよいでしょう。


 





 よこやま食堂
http://home.384.jp/yokoyama-shokudou/index.html



所在地  :宮城県石巻市鮎川浜南69 
電話        :0225-45-2168 
営業時間 :8:30~17:00頃 
定休日    :不定休(1月中旬~3月中旬休業)
駐車場    :なし(向かいに市営パーキング)







おしかホエールランド
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/osika/sangyokanko/sisetu/whaleland.jsp



所在地  :宮城県石巻市鮎川浜南61 
電話        :0225-45-3149
営業時間 :9:00~17:00(7・8月~18:00)
定休日    :火曜日(祝日の場合は営業)
入場料  :大人700円、学生500円 、子供(中学までまで)300円、ファミリー(4名まで)1600円
駐車場    : あ り 







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2010/07/04(日) 05:00 | trackback(0) | comment(2)
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