【山形県米沢市】日帰り温泉と米沢ラーメン
カテゴリー: 外食:ラーメン
前記事のように米沢で野菜たっぷりのmoto 808さんのランチを頂いた後は町内を散策して、汗ばんだ頃に温泉に浸かります。ここ鷹山の湯は米沢を貧困から救った上杉鷹山に因んでいます。沸かし湯ですが、光明石と言われる天然鉱石を使って沸かしており、天然温泉と同等の効果があるそうです。それに14種類のお風呂があるそうで、午後をゆったり過ごせそうです。
米沢市街の北部に位置する鷹山の湯。この立て看板が目印です。
国道13号線の交差点にありますので難なく見つかるでしょう。平日は大人400円、休祝日でも500円ですので有り難いですね。光明石の効能は8つほどあるらしく、神経痛、リウマチ、腰痛、痔、冷え性、肩のこり、産前産後の冷え性、疲労回復とのこと。
休憩場所は食堂兼用で広々としてゆったりできます。露天風呂も太陽を燦々と浴びて気持ちが良かったです。
バイブラバスやジェットバス、微電流を感じるサンダーバスなんかもあって、結構楽しめます。湯に浸かっていると突然、逞しい女性が二人浴室に堂々と入ってきました。一体何が始まるのかと戦々恐々としていましたら、「アカスリのお客様~」と声をかけて、浴室内にあるマッサージルームに入っていきました。こちらには韓国垢すりがあったのですが、ビックリしましたよ。^^
米沢と言えば、米沢ラーメンは外せないですよね。鷹山の湯近くにある熊文さん立ち寄ります。
温泉にゆったり浸かっていましたら、もう夕刻です。最初から早めの夕食を取って帰る計画でした。米沢ラーメンと言えば、川西食堂、ひらま、喜久家、さつき食堂、山大前やまとや・・・などが有名店となっていますが、こちら熊文さんも素朴な美味さを貫いており、ファンも多いお店です。
店内は太い木の梁がむき出しとなった山小屋風の造りですが、スッキリと衛生的な印象を受けます。
メニューはシンプル。味噌ラーメンやタンメンもありますが、中華そばを基軸にトッピングで4種類に派生します。夏にはこれらに冷やしやざるが加わります。
こちらが基本の中華そば550円。典型的な中華そばの出で立ちですね。
煮豚、メンマ、ナルト、海苔・・・これに青菜が乗れば大昔の東京の中華そばにも似ています。
巻きバラの煮豚はちょっと迫力不足。
夕飯替わりだったのでチャーシューメンにしたかったのですが、煮豚が切れてしまったそうです。中華そばとは違った煮豚を使うのでしょうか。それとも、残りの煮豚で少しでも多く商売をしたいのでしょうか。
秀逸なのはこのスープ。鶏と煮干しなどの魚でダシを取っていますが、野菜の甘さも感じます。
表面にうっすらと小油球が散っていますが、スープ自体は透明度が高く、実にクリアーな味わいです。いつまでも飲んでいたくなるような優しい味で体に染み渡る感じがします。
米沢ラーメンの最大の特徴はこの麺。やや色黒で細くてチリチリに縮れています。
麺の腰はあまり強くないのですが、この縮れが独特の食感となります。やはりこの優しいスープにはこの麺がベストマッチングなんでしょうね。
こちらは娘の頼んだ味噌ラーメン700円。
これも優しい味かと思いきやしっかりパンチの効いた味でした。麺は同じ細縮れ麺でしたが、このスープには合ってます。挽肉や野菜もたっぷりでボリュームも申し分なし。
山形盆地に沈む夕陽です。今日も一日よく楽しみました。
上杉神社の桜、米沢牛のメンチカツ、moto808さんの有機野菜料理、温泉と締めくくりに米沢ラーメンと一日で米沢をたっぷり堪能いたしました。
米沢のラーメンは全国的に有名になってきましたが、お店により個性も異なるようです。しかし、あまり発散的になると米沢ラーメンってなに?という事態に陥ります。味噌や塩への変化は時節柄やむを得ないにしても、無添加の細打ちの縮れ麺だけは掟として守ってもらいたいものです。そういえば、ラーメン店同士で米沢そんぴん会を結成していたはずですが、町中でも特に幟や表札のような物は見なかったですね。一時はそんぴん会公認のカップラーメンや袋麺まで売り出される勢いでしたが、その後の活動が気になります。
鷹山の湯 http://www.omn.ne.jp/~youzan/
・ 所在地 :山形県米沢市中田町若宮491-1
・ 電 話 :0238-37-7526
・ 営業時間 :10:00~24:00
・ 定休日 :毎月1回不定休(HPで確認)
・ 駐車場 :あり
・ 入浴料 :大人400円(土日祝日500円)
熊 文
・ 所在地 :山形県米沢市春日5-2-52
・ 電 話 :0238-24-3522
・ 営業時間 :11:00~15:00/16:30~19:00、日・祝日11:00~19:00
・ 定休日 :木曜・第3金曜
・ 駐車場 :あり

